此木秀司のBlog -10ページ目

電力小売、出光が完全撤退

いつの頃か、


大号令で始まった電力業の自由化ですが、


もともと既存電力会社の力が強すぎる上、


ここに来て原油価格の高騰もあり、


バタバタと廃業、縮小しているようです。


日経新聞記事によれば、


自由化のない家庭用でも20%程度の料金引き下げがあった、


と言うことで一定の効果があったとのことですが、


電力料金、


まだまだ高いですよね。


記憶が定かではないですが、


シンガポールは1年中エアコンつけっぱなしですが、


日本よりかなり安かった記憶があります。


ネットで軽く調べてみても、


日本の電力料金は、


世界最高水準にあるようです。


競争を促進、


なんて言いながら、


実質的には国の保護がまだまだあるのでは、


と東京電力の有価証券報告書を見てみると、


やはり役員だけでも天下りのかたが2名いらっしゃいました。



私が思うにこの手のインフラビジネスは、


もともとインフラ部分を国が立ち上げてきたことから、


いくらの民営化、自由化と言っても、


戦う土俵に差がありすぎ、


うまくいかないのが現実ではないでしょうか。


通信分野は自由化がかなり進んでいますが、


最終的な各家庭への配線はNTT(元電々公社)が握っており、


更なる価格競争のネックになっているようです。


やはりこのインフラ部分と言うのは、


切り離して競争させないと、


実質的な自由化は進んでいかないのではないでしょうか。


蛇足ですが、


東京電力、東京ガス、・・・


学生の就職先として大変人気が高いそうです。


公務員と同じくらい安定していて、


公務員より給与が高い、


と言うのが理由らしいですが、


このあたり自由化が進んでいない、


ひとつの指標なのかもしれません。

新年度、新入社員

早いもので、

もう4月、

新年度入りです。

会社の方は3月、及び

年度の〆でバタバタしていますが、

私の気持ちは既に新年度、

そんな気分で外を歩いていたら、

満開の桜の下、

新入社員とおぼしき

(不思議とスーツの着こなしでわかりませんか?)

人たちが歩いているのを見かけました。


ふと、

私がもうすぐ新入社員と言う頃のこと、

少々気が遠くなるように感じたことを思い出しました。

それは中学校、高校、大学、と

数年毎に節目というべく「卒業」がありましたが、

社会人になると、

もう数十年も社会人続けるんだな、

と言う現実の重さだったような気がします。

また、

お金を払うこととお金をもらうことは

大違いだぞ、

なんて脅された?覚えもあります。


そんなことを思いながら社会人になりましたが、

社会人になってみると、

随分イメージが違いました。

まずは「卒業」がない、と言う話、

そんなことありませんでした。

会社で任された仕事に対して、

自分で目標を定めて、

「卒業」していけば良いのです。

そもそも会社には異動や転勤があります。

そのある程度決まった期間で

自分が何を学びとれるのが、

何を達成できるのか、

イメージしながら過ごしていくことで、

大きな達成感を得ることが出来ます。

「卒業」がない、と言うのは大きな間違いでした。

もちろん転職と言うのも一種の卒業だと思っています。

従って私は仕事がいやだから転職する、

と言うことはしませんし、

そういうことを考えている人がいたら大反対します。


またお金を払うこと、もらうこと、の違いについては、

そんなに大きな違いはありませんでした、

そもそも人生において、

学校で勉強することも、

会社で仕事をすることも、

学ぶことによって自分の知力を高めていく点では同じです。

学生は書物から学びますが、

社会人は実践から学びます。

何事も実践が好きな私としては、

むしろ会社に入ってからの方が良く勉強したくらいです。


と、数十年前を思い出して、そんなことを考えていました。

今年の新入社員はデイトレーダー型だ、

なんてどっかの調査会社が名づけたようですが、

なんだかナンセンスですよね。

私のときも新人類なんて言われて、

何か突飛なことをするたびに、

あいつらは新人類だから、なんていわれた覚えがありますが、

なんだか年寄りのヒガミのようにしか感じませんでした。


今年は人手不足だから、

なるべく辞めて欲しくない、

そのための牽制でデイトレーダー型なんて呼んでるのではないか、

なんて勘ぐってしまいます。


何がともあれ、


世の中の新入社員のみなさん、

がんばってください!

200704021243000.jpg

桜、桜、桜、です

桜、桜、桜、一気に開花しましたね。

会社の近所の目黒川です。

桜はとてもきれいなのですが、

川はとても汚く、

臭い、、

経済大国の日本

こういうところも改善したいですね。

景気、なお安定軌道

今朝の日経新聞によれば、


景気は緩やかな安定成長の軌道を維持している、


とのことです。


景気は完全に回復し、


安定成長の軌道に乗っている、


ということだと思いますが、


みなさんどうお感じでしょうか。


日本の好景気で安定している状態って、


こんなもんなんでしょうか。


確かに給料は少々上がるところが多く、


ボーナスも多くなるようです。


でも子供の教育費、住宅ローン、、


そして老後への備え、


なんて考えていくと、


ちょっと旅行して、


少々の貯金で終わってしまいそうです。


もっとゆとりのある生活、


実現されないのでしょうか。


日本は世界有数の先進国と言われ、


おそらく国民のほとんどがそう思っているはずですが、


生活のレベルというか、


ゆとりと言う意味では、


相当下位レベルではないかと


私は思っています。


ひとりあたりのGDPが日本の2/3しかない、


シンガポール、


私はこの国に7年ほど住みましたが、


日本よりよっぽど豊かな生活をしています。


まず家族世帯で住居の広さが100㎡以下というのは


まずありません。


普通でも150㎡くらいの家に住んでいます。


毎朝苦労の通勤にしても、


課長クラス以上であれば、


大抵自家用車、


そうでなくても住居から数分歩いたところにバス停があり、


通勤に1時間以上かかる人というのは


聞いたことありません。


またバスや地下鉄に乗っても、


人の体に触れるということがまずありません。


そして何よりも労働時間の違い、、


多忙な時期を除き、


大体定時近くに終わりますので、


家族の夕食前に帰宅、


ゆったりと家族での時を過ごします。


国民のほとんどがこんな生活をしていますが、


ちゃんと国が成り立っています。


なんでシンガポールに出来ることが、


日本には出来ないんだろう、


よくそう考えます。


格差社会なんて言っていますが、


そんなことを考える前に、


生活水準を上げていくこと、


豊かな生活が送れるよう、


この国の指導者は考える必要があると思います。


こんなことを実現してくれる人


出てこないですかね。







青い目で金髪だったら駄目よ

日本の外交を背負う、


麻生外相の講演会でのお言葉だそうです。


どこから見ても人種差別、


しかも下劣な感じがする発言ですね。


先日の「産む機械」発言もそうでしたが、


政治家と言うのは何でこんな不用意な発言を


するのでしょうかね。


あまりに世間知らず?


そうでなければ趣味の悪い売名行為なんでしょうか。



企業人である私の立場からすると、


こんな小さな会社、


社員も少なく


社会的な影響力もごくわずかであっても、


会社の代表としての発言には非常に気を遣います。


これはおそらくかなりの会社の代表の方も同じだと思います。


発言によって不当に苦い思いをする人はいないか、


差別的ではないか、


傷つけることはないか、


等よくよく考えます。


それはなぜか?


それは会社の社長の言葉は、


会社全体、会社の社員の総意を示している、


と思われるからです。



この場合外相と言うのは


日本の外交に関する社長みたいなものですから、


外国からみれば、


日本人は人を判断する際に、


目の色とか、


髪の色を、


判断基準にしている、


しかもそんなことを口に出して堂々と言う、


ような人種と見られるわけです。


何だか恥ずかしい話ですよね。



麻生さんと言えば先般の首相候補にも挙がっていた方、


確か麻生セメントというオーナー企業の御曹司だそうですが、


やはり庶民とは相当感覚が違うのではないでしょうか。


そういえば首相の安倍さんも首相の家系をもつ、


御曹司、


なんだか御曹司ばかりが政治の舵取りをしている、


と言うのは少々疑問に感じますね。


わたしも「苦労していない」なんてよく言われますが、


彼らよりは間違いなく苦労を重ねているはずです。


産業は一流、政治は三流と言われる日本、


これはと言う政治家の登場はないでしょうか。

「退職します」

当社は人の定着がよい、


と言われますけど、


ベンチャー企業なので


やはり人の入れ替わりは結構あります。よって、


「退職します」と言う相談を受けることがたまにありますが、



自分がやりたいことが明確にあって、


当社ではそれが実現できず、


新しい道を歩もうとしている人は、


残念ですが、素直に応援する気持ちになります。



しかし仕事がきついから、


また給与や待遇に不満だから


と言う人に対しては、


そんな理由でやめても自分のキャリアに傷がつくだけ、


と思ってしまいます。



仕事というのはどこで、


どんな仕事をしても


きついものだと私は思っています。


逆にきつくなければ、


それは仕事になっていないわけで、


そんな仕事は長続きしませんし、


また自分を成長させることにつながらないと思います。


また給料や待遇が悪い、と言う人、


そう言う人に限って


給与に見合った仕事が出来ていないケースが


見受けられます。



私としては全社員公平に評価して


給与や待遇を決めているわけなので、


そのバランスを崩すことで、


他の人が割を食うことは良しとはしません。



ただし、、


かく言う私も人間ですので、


たまに弱音を吐きたくなることはありましす、


仕事がきつい、、


給料がもっと欲しい、、


なんて思うことはあります。


そういう時は同じことを自分に言い聞かせて、


前向きに前進しているつもりです。

メールの弊害

メールを使って仕事を進める、、


当たり前のことのようになっていますが、


私が社会人になりたてのことを思い起こしてみると、


まったく想像がつかないことです。


机にはダイヤル式の電話がひとつ、


書類はもちろん手記入で、


カーボン紙で複写、というのが


わたしの社会人1年生でした。


それがいつの頃か、


コピー、ワープロ、PCと次第に進化し


メールで仕事をするようになりました。


こんな便利なものはない、


と思ったものですが、


最近会社を見ていると、このメールによる


コミュニケーションの不足と言うのが


散見されるようになってきました。


メールによる指示を受けたのに


メールを見落としていた、なんていうのから、


メールによる説明不足による誤解、


そこから生じるトラブル、、ひいては


メール上のちょっとした言葉遣いからの


感情的なトラブル、、


お互いに顔を突き合わせて話していれば、


まったく問題なかったことが、


メールによるコミュニケーション不足により、


トラブルを生み出しています。


メールの良いところをうまく利用しつつ、


必要であれば顔を突き合わせての打合せを


行っていく、、これが業務運営を円滑に


する第一歩だと思います。


私が社長になってから、


常勤役員とは一日おきに


業務開始30分前に打合せを行うことを


続けています。


お互い忙しい身ですから、


話し合うことは極力この朝会に集中させ、


時間を効率的に使っているつもりです。



銀座企業再編の波

本日の日経3面の記事です。


銀座企業とはよく言ったものですね。


不二家、サッポロ、松坂屋


全てに共通することは、


創業が古く、銀座等に広い土地をもっており、


伝統にしがみついている、


ということを言い表しています。


今このような会社がM&Aの対象となり、


同業者の参加入りしていますが、


なぜこのようなことが起こるのでしょうか。



このような会社は本業を頑張らなくても、


土地などの資産を切り売りしたり、


賃貸することで十分利益をだしていける、


と言う大変うらやましい会社ですが、


そのような会社は往々にして成長性に乏しく、


株価は将来の成長に期待してつくものなので、


株価が低くなります。


すると、その会社の株を全部買った場合の費用


(=時価総額)


がその会社の持っている資産全ての価値を


下回る、


と言う現象が発生します。


つまり、土地として買えば1億円のものが、


その土地を持っている会社は5千万円で買える、


と言うことになります。


ここに目をつけるのが俗に言うファンドで、


投資家から預かった豊富な資金や銀行からの借入により、


対象となる企業の株を買い集め、


全て集まれば会社を切り売りして利益を出します。


またそんな面倒なことをしなくても、


会社を切り売りされては困る人に、


自分が買い集めた値段よりだいぶ高い価格で、


転売します。


なんともうまい商売で、先日の明星食品の件でも


数十億円の利益を上げたそうです。


なんだか納得がいかない感じもしますが、


これもまた資本主義の歪であり、


また自動調整機能なんだと思います。




オリコ、最終赤字2000億円超

2000億円の赤字とは、


すごいですね。


原因は利息制限法への対応で、


高金利で貸していた案件への


引き当てだそうですが、


なんだかこの利息制限法、って


納得がいきません。


金融の理屈で言えば、


金利と言うのは、返済が行われるか、


と言うリスクに対応して決まるものですので、


金利を制限してしまう、


と言うことは、リスクが高い人には


お金を貸さない、と言うことになります。


そもそも消費者金融というのは、


銀行などでお金を借りにくい=リスクが高い


人がお金を工面する場所であったと思います。


今後こういう人たちはどうなるんでしょうか。


もちろんアイフル等で報道されたとおり、


脅しによる返済強要は問題外です。


でもそれって金利が高かったから起こった


問題でしょうか。


金利が高いことばかりがクローズアップされ、


肝心な問題が解決されていないような気がします。


お金を借りることの意味合い、


そしてそれを返すにはどのような負担がいるか、


返せない場合どうしたらよいか、


ここをしっかり説明することが、


必要なのではないでしょうか。


もちろん業者側にも問題があると思います。


貸す際にその人の返済能力をキチンと見極める、


ここが十分出来ていないのではないでしょうか。


とにかく貸してしまってから回収を考える、


全ての業者がそうではないと思いますが、


金融業の基本に立ち返る必要があると思います。


ーーとは言っていても、もう決まってしまったこと、


この悪法が却ってもぐり業者を増長させることのないよう、


祈っています。

6ヶ国協議合意文書

6ヶ国協議合意文書が出て、


少しでも進捗してよかったな、


と思っていたら、臨時停止とのニュース、


本当に信じられないですね、


北朝鮮と言う国は。


ただこれだけ世界の国々を相手に、


交渉をうまく進めている様子をみると、


トップダウンによる指揮命令の迅速さ、


首尾一貫性が感じられ、


行ったり来たりでなかなか進展のない、


日本の政治と比較すると、


頼もしい感じはあります。


ただこのトップに全てが握られていること、


トップがおかしくなれば、全てがおかしくなること、


の怖さの象徴でもあります。


これは会社でも同じですね。


前職はトップダウン一色の会社で、


トップのOKさえ取れば何でも進められる、


またトップ以外であれば、


部長でも役員でも何も決められない、


と言う会社でした。


大企業から移った私としては、


そのスピード感に酔いしれましたが、


組織が大きくなってくると、


いろいろな弊害も感じるようになりました。


一番大きいのは、組織が育たないと言うことです。


トップ以外の全員がトップと向き合って仕事をしています。


またこのような状況になると、


いかにそのトップに近づくか、


その争いが激しくなり、足の引っ張り合いが始まります。


またトップがミスを犯した場合、


だれにもそれを制止することが出来ません。


トップと言えども人間、


やはり全てを把握して正しい答えを出すのは


難しいようです。


組織をうまくつくりあげること、


それをうまく運営していくことが、


重要ですね。