電力小売、出光が完全撤退 | 此木秀司のBlog

電力小売、出光が完全撤退

いつの頃か、


大号令で始まった電力業の自由化ですが、


もともと既存電力会社の力が強すぎる上、


ここに来て原油価格の高騰もあり、


バタバタと廃業、縮小しているようです。


日経新聞記事によれば、


自由化のない家庭用でも20%程度の料金引き下げがあった、


と言うことで一定の効果があったとのことですが、


電力料金、


まだまだ高いですよね。


記憶が定かではないですが、


シンガポールは1年中エアコンつけっぱなしですが、


日本よりかなり安かった記憶があります。


ネットで軽く調べてみても、


日本の電力料金は、


世界最高水準にあるようです。


競争を促進、


なんて言いながら、


実質的には国の保護がまだまだあるのでは、


と東京電力の有価証券報告書を見てみると、


やはり役員だけでも天下りのかたが2名いらっしゃいました。



私が思うにこの手のインフラビジネスは、


もともとインフラ部分を国が立ち上げてきたことから、


いくらの民営化、自由化と言っても、


戦う土俵に差がありすぎ、


うまくいかないのが現実ではないでしょうか。


通信分野は自由化がかなり進んでいますが、


最終的な各家庭への配線はNTT(元電々公社)が握っており、


更なる価格競争のネックになっているようです。


やはりこのインフラ部分と言うのは、


切り離して競争させないと、


実質的な自由化は進んでいかないのではないでしょうか。


蛇足ですが、


東京電力、東京ガス、・・・


学生の就職先として大変人気が高いそうです。


公務員と同じくらい安定していて、


公務員より給与が高い、


と言うのが理由らしいですが、


このあたり自由化が進んでいない、


ひとつの指標なのかもしれません。