【青梅マラソン】24歳の頃に難病で出場できなかった60歳ランナー、36年越し青梅路で優勝「諦めなければ何とかなる」
スポーツ報知
◆報知新聞社主催 第57回青梅マラソン(16日、東京・青梅市 日本陸連公認コース)
男子10キロ60歳代の部は、関島桂さん(60)=真勇会=が、37分58秒で制した。
関島さんは24歳の頃に難病を患った。「死ぬ前に何かやらないといけないなと思った時に、スポーツ報知を読んで、青梅マラソンの募集を見つけた。死ぬ前に一丁やってやろうと思った」と青梅路を駆けることを目標に掲げた。しかし、練習を始めて1週間ほどで、体調を崩してしまい、そのまま入院。青梅マラソンへの出場はかなわなかった。
それから4年間の闘病生活もあって、奇跡的に復活。持ち前の運動神経を生かすべく、48歳の時にマラソンに挑戦した。瞬く間に国際大会などで活躍をするようになったが、そんな関島さんの心残りが青梅マラソンへの挑戦だった。後輩の後押しもあって福岡から出場。「マラソンを走っているから、足が重かったけれど、そういう難病の時の気持ちもあった。ここは一発勝つしかないなと思った。諦めないでやればなんとかなることを伝えたい」と、36年越しの思いを抱き、青梅路を駆け抜けて見事優勝を果たした。
レース後は「このような前哨戦のような大会は、練習で出ていたが、本格的なのは初めて。改めていい大会だなと出てみて思った」と、かみ締めるように語った。

