迷いが出たら終わりだ
一週間ほど前までは調子良かったんだが
練習以外のことが原因で身体が悪くなった。
毎年のことだが、生きていくためには必要不可欠なことだが
突き詰めて考えれば不要なことでもある。
一週間を迷いながら中途半端な練習を繰り返す。
出るのか、出ないのか、自分への問いかけを続ける。
コロナ前2年間は本番前に体調を崩していた。
コロナと故障で5年マラソンをまともに走っていなかった。
去年から復帰したが、大会が本当に行われるのか半信半疑で
ジョグ程度の練習しかしていなかったので恥をかいただけだった。
試合への未練を断ち切るために
半年以上前から予約していた宿を捨てる。
ゼッケン引換証を握り潰しゴミ箱に投げる。
本番は迫っているので、脚の落ちを極力小さくするため
休まず走り続けることにはした。
走れるんじゃないか。
緩く走っているだけだから
そう感じるだけなんだろうが、気持ちが動く。
ゴミ箱の底の方から引換証を見つけだす。
宿を探すとバカ高いが取れる状態。
それでも予約を入れて、参戦の準備をする。
金曜日の夜遅くに宿を捨てたが、翌朝に再び宿を取る。
土曜日に旅券を買うと宿と合わせ5万円ほどになる。
ここで諦めがついた。
半端な状態で試合に出ても、わかり切った結果で終わる。
走り切れる状態であることも、かなり怪しい。
無理して今シーズン全てを失くすかも知れない。
選手誰もが想うだろう欠場の迷い
次戦に賭ける