クローバー宝石ブルー こんにちは 宝石ブルークローバー

 

 

30年以上悩んで克服した経験から伝えられることがあります。
カサンドラ症候群・家族関係専門カウンセラー 紺よう子

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文章の句読点の位置を変えるだけで、全く違う意味になる文章を

「ぎなた読み」と言うそうです。

 

ご存じでしたかにっこり

 

 

 

例えば…下矢印下矢印下矢印下矢印

 

「あくまのぬいぐるみ」

 

右矢印悪魔のぬいぐるみ

右矢印あ、クマのぬいぐるみ

 

 

「くるまでまとう」

右矢印 来るまで待とう

右矢印 車で待とう

 

「いぬがきょうけんかした」

 

右矢印 犬が今日ケンカした

右矢印 犬が狂犬化した

 

「おれにくいやだな」

 

右矢印折れにくい、矢だな
右矢印俺、肉嫌だな

 

 

このように、句読点をどこに打つのかで、文章の意味が大きく変わってしまいます驚き

 

 

これを心理学で「パンクチュエーション」と言います。

(英語でPunctuation)

簡単に言うと
「どこで区切るか。どこに句読点を打つか」
という意味です。
 
 
 
心理学や家族療法では、
このパンクチュエーションがとても意味をもちます。
 
 
上に挙げた例とは意味が違うのですが、
 
下三角親子間でエスカレートする暴言のやりとり
 
息子「テスト40点だったよ」
母 「なんなのこの点数は!あなた普段から勉強が足りないのよ!」
息子「がんばってるよ。でも今回は体調が悪かったんだ」
母「きちんとやってればこんな成績にはならないでしょ?!だいたいあなたは…爆弾
息子「うるさいなむかっパンチ!それより俺の体調の心配はないのかよ、くそババアムキー
 
下三角夫婦間での売り言葉と買い言葉の応酬
 
夫「冷えたビールが楽しみだったのに切らしてるじゃないか!」
妻「わたしはあなたのビール補充係じゃないのよ!」
夫「なんだと?お前は専業主婦でひまなんだから、それはお前の仕事だろう!ムキーメラメラ
妻「専業主婦だってヒマじゃないのよ!やることだってたくさんあるんだし
それにあなたが飲むビールなんだから自分で管理してよムキー爆弾
 
など…
 
2人のやりとりで、
「いけないのはどっち?」
「悪いのは誰?」
「原因はどこにあるの?」
といっても、意味がありません。
 
 
人間関係で起こることは、ニワトリとタマゴのようなもので、
どちらが先か、何が原因で何が結果かは分かりません。
 

そこで、会話のどこかで句読点を打って、
コミュニケーションに区切りをつけることが大切になります。
 

 
ぎなた読みと、心理学のパンクチュエーションが示すものは違うと思いますが、
物事は句読点の打ち方によって違うものに見えてしまう
というところが面白いと思ってご紹介してみました。
 
 
 
こじれている家族関係においても、
こじれたポイントにだけ焦点をあててクローズアップしないで、
もっと引いてみると、
全然違った意味が浮かび上がるかもしれませんし、
句読点をどこに打つかで、意味が大きく変化するかもしれません。
 
 
自分が家族に打っている句読点を見直してみるきっかけになり得るセッションを行っています。
とてもおもしろいものですので、
いずれこちらでもご紹介していく予定ですニコニコ音譜
 
また読んでいただけますと幸いですラブラブ