Science and Law in Society (SLS)~~中途半端も極めれば専門さ~~ -6ページ目

瀬名さん(パラサイトイブ作者)講演・有本さん授業・

Science and Law in Society (SLS)~~中途半端も極めれば専門さ~~


僕もすっかり名前を忘れていたのですが、

パラサイト・イブを書いた方は東北大学の薬学博士の方なのです。

そしてその方の講演が授業の一環であったので、その内容を下に載せておきます。



瀬名さんの講演はコンサルタントと広告代理店のプレゼンを合わせた感じ。

予想以上にうまくてびっくりしました。

内容は置いておくにしても、あのプレゼン手法は久しぶりに新しいと思いました。

いつか自分がプレゼンするときには真似しようと思いました。



ちなみに、中身についてもなるほどーって思う部分いっぱいありました。

コミュニケーションについてはもっと深く勉強したいです。

深くって言っても、人にちゃんと説明できるくらいにってことで。





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土曜日の必修では有本さんという元某省の局長まで務めた元官僚の方。

今まで30人近く官僚出身の人のプレゼン聞いてきたけど・・・・ぶっちぎりで1番でした。

今の日本の抱える問題点を、科学の観点だけでなく産業や歴史も含めて熱く語ってくれました。

特に、大学の抱える問題を指摘したのが新しかったと感じます。

2時間じゃ足りないのでもっとディスカッションしたかったな。

簡単なメモを下に。基本的には手書きでメモってしまったので。



最近トモヤが

『日本の外に出ないと日本のことがよくわからない』

ということをよく語っていて、僕もその通りだなって思う。

去年ロースクールの隣のクラスで、今は寿中退してしまった女の子がいて

『あなたみたいな人は海外行った方がいいわよ。こんなとこいないで』

みたいなことを言われたのを、トモヤの日記を読んでは思い出します。

ま、僕にはまだそんな器はないだろうけどね。





こう言っては失礼かもだけど、インプリの人であの授業を聞いて心底実感できた人はどれくらいいただろう。

PBIや経済学部の授業にも近い感じだったし。

インプリは学術的にはおもしろいけど、産業の観点から言うとレセプターが欠損しているかもなーと最近は感じてしまう。

インプリは最近興味を持っている人が多くなってきて、来年になればもっとおもしろい人が入ってきたかもなのに・・・・・終わってしまうのが残念です。

代替のプログラムとして、グローバルCOEが機能することになるのだろうか。







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インプリの授業の一環で、高校生の出張授業についていくというのがありました。

今回お邪魔したのは埼玉の名門の浦和女子高校。



実は僕の祖母の母校なので是非行ってみたいと思い、グロッキーな体を引きずりつつ行ってきました

(インプリで行けるのが僕1人だったのもあるけど)



浦和女子高校はスーパーサイエンススクール、いわゆるSSHに指定されているらしく

理科が好きな高校1年生に対しての授業でした。

内容は『デジカメの原理~モワレ現象を例にして』

まあ、平たく言えば物理の干渉に近いものを実験を通して体験してもらうというもの。



数式は難しいので実験で体験してもらうのが目的だったのかな?





何人かにインタビューしてみて、みんな理科が好きだけど共通していたのが

『数学は苦手』

ということ。まあ、そりゃあそうだよねって思いました。







写真も撮ってきたのだけど、今回もコードがないのでアップができませぬ、、、、









あと、出張教室は琵琶湖の水をスプーンですくうような地道な作業だって思いました。









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今年のインプリの授業は基本的におしまい。

来年は2月以降になるかもだし、もしかしたらこのブログはしばらく休止するかもです。
アップした画像はアマベさん作。
やれどもやれども終わることない日々の仕事について。
きっとみんな共感しますわな。。


僕もやることたくさーーーん。



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以下、講義録抜粋。


黒田先生
松坂の初勝利の新聞報道について
・敵地、本拠地?
・収容人数と普通の観客の数は?
・特殊事情(相手は万全だったかどうかなど)はどうだったのか?
・新聞によって全然報道の様子が違うし、ニューヨークタイムズはどのように報道されていたのか

瀬名先生
・基調講演→機長講演 リードする講演
・パイロットとインタープリターは似ている。
パイロットがいつでも心がけることは?
→安全に空を飛ぶこと!
→他の管制塔・他のパイロットとコミュニケーションを取ること

①これから何をするかみんなに知らせよう!
②いよいよテイクオフ!どんなルートで飛び立つのかを知らせよう!
(ドイツ語のNOと紛らわしいので、ナインではなくナイナーと呼ぶ)
③他の飛行機に注意する・・・



安全に空を飛ぶには?(インタープリターに似ていることをここでも強調)
・飛行機が飛ぶ仕組みをしっかり勉強!
(飛行の原理だけではく、機体がどんなものなのかについてもできれば把握してほしい)
・天気を知ろう。最新の気象情報を聞いておく!
・航空英語をマスターしてコミュニケーション。菅制塔やまわりのパイロットが助けてくれるぞ
(免許証に英語レベルのグレードまで載っている)
・いつでも飛んで、腕をみがくこと!
・パイロットは最後まで絶対にあきらめない!


ふたつの文化って??
・C.P、スノー『2つの文化と科学革命』
→敵意と嫌悪が隔てている

・スノーは物理学出身、科学者、科学政策官僚
・スノーのいう溝っていうのは作家である自分(理系出身)と、出身である作家業界との断絶だったのでは?
・評価されない嘆き、今読むと小説は全然おもしろくない


『定義』の一撃
・情報:シャノンによる定義
・知能:チューリングによる定義

・コミュニケーション
→シャノンやチューリングに相当する振り子の一撃をまだ経験していない
→生命も同じであろう


『発達する知能 知能を形作る総5 インテリジェンス・ダイナミクス』
コミュニケーションを定量的に測る方法は?
→誰かがキュリオに触れているとき!
→これを論文として出すことができないのがもどかしい



生命科学者とは何をする人なのか?

コミュニケーションの定義を見いだせないままに科学技術インタープリターの発展が進む。
生命科学と似ている?
物質帝国→→エネルギー、エントロピー→生命王国
この中間項に何を持ってくるかで、その研究者の『生命観』がわかってくる
シュレディンガーは上にこれを持ってくる

シャルガフはおもしろいことを言っている『不可解な秘密』




最相葉月・瀬名秀明 往復書簡エッセイ
カンザシをさした蛇の伝説


星新一の最初の本
→生命・・・
→少国民の
→ショートショートで生命を語る世界へ


最後に応援
・常に飛行機の高さを知っておく必要はない
けれども、1回飛んでみないと空の高さはわからない


文系と理系





12月20日(土)有本健男先生特別講義
科学技術政策
―時間・空間・人・知識・価値―
・グローバリゼーションから振り子で、、、鎖国するのは良いのではないか?という議論がある
→先生は絶対に鎖国はできないとのこと

・分析機器
→中曽根政権時代の失敗??
日本はハードをアメリカから輸入しておいてソフトで加工してもうけている。それはけしからんということで圧力をかけてきた。
車はいいけれども、分析機器をアメリカから買ってくれと言ってきた。これに従わざるを得なかった。それで分析機器(スーパーコンピューター、人口衛星など)は開発力を失った。
・インドのタタという自動車会社
→10年後にはトヨタを抜く!!と言っていた。
・インドは民主主義を貫徹するために、、、住民運動にてこずりまくっている
→タタは住民運動の反対にあいすぎていて、結局工場をつくることができなかった
→裏に中国の共産党員が関与しているとの噂。中国がインドを発展させないために

・日本の社会科学者の失敗
→日本は非欧米諸国で成功した国。アジアはみんな日本を尊敬の眼差して見ている
→それにも関わらず、せっかく日本を参考にしたくってもドキュメントが残っていない。
日本のソフトパワーの賜物なのにも関わらず、大失態である。

『ターニングポイント』1-2@フカツコウキ

再び記事を依頼されたので喜んで書きました。

僕なんかはまだ何も語る時期じゃないのは承知なのだけれどもね。

本当の内面は排水溝の方に出てるのは、、、一部の人はよく知ってるよな笑

トモヤからお褒めの言葉を頂きました。あと、嵯峨君からも。



区別をはっきりしろと言われたので、ここには今思うことは書くまい。



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以下、抜粋

http://blog.livedoor.jp/todai_guidance/



医学部に行けなかったことを書いたのは前の通りですが、
それで次は法科大学院へ進んだのは何故だと?
医学部から弁護士だなんて真逆もいいところではないかと。
いろんな人から聞かれます。本当に。


軽めの理由としては、歴史を感じる勉強をしたかったなーということがあります。
弁護士というのは医者と牧師と並んで3大聖職の1つなのをご存じでしょうか。
歴史があるのはどの職業も同じだとは思うのですけれども、
専門職独特の倫理感というか考え方というか、そういうものを感じられることを勉強
したいなと感じたのがまず1つです。

医者でいえばヒポクラテスの誓いがありますよね。
弁護士にこのような『誓い』みたいなものがあるとは聞いたことはありませんが、
同じように独自の倫理観があります。

それに、日本の有名な学者の晩年の随筆?のようなものは読みごたえがありますね。
法律を扱ってきた人間が最後に行き着く悩みなどはぐっときますね。


それよりも大きい理由がもう1つ。
これは抽象的でわかりにくのでちょっと長く書かせてもらいますね。



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東京大学の学生が選ぶ進路というのは流行り廃りがあります。
特に就職活動でそれが顕著に現れるのですね。
僕が学部3年生前後から今に至るまで、一貫して人気があるのが
・外資系の金融
・外資系のコンサルタント
・日本商社
大体この3つです。他の大学であればテレビや広告などが人気の筆頭でしょうが、
東京大学ではこんな感じです(主観)

東大生はみんなから人気があるところが大好きですから、
こぞってこれらの企業に入るためのの勉強を始めます。
学生団体の中にはこれらの企業に入るための面接対策をしたり、
これらの企業に入社できた学生を呼んで講演をしたり、
学部3年生の夏休みor修士1年生くらいから一生懸命勉強するわけです。


僕がこれらの企業に入れる能力があるかどうかは別として、
こんな様子の学生を見て僕は違和感を感じていました。
『そんなみんなが群がるところへ行ってどうする』と

笑えるようで笑えない話として
『東京大学から人気がある企業はすでに衰退しつつある』
というのがあります。某企業の人事から言われたことですけど。
あと、その人事の方が強く言っていたことは
『日本の就職流行ってのはアメリカの数年遅れで入ってくる。日本で人気がある
外資系コンサルや金融は人気がなくなりつつある。今のアメリカではグーグルのような企業や
環境に関係する企業が人気がある。きっとこのトレンドは日本にも入ってくるはずです』
なるほどねって思いましたけど、不思議には思いませんでした。


学生団体の代表を務めていたりして行動力があったり、語学ができたり、
自分を表現するのがうまかったり、分析力があったり、
そういう典型的な優等生が上に挙げた3つの企業のどこかに行ったりするわけです。
僕の仲がいい友達のうち何人もがこれらの企業に行きました。



彼ら彼女らの進路を否定するつもりなんて全くありません。
誤解がないように強調しておくと、僕は彼ら彼女らととっても仲良しですよ笑
むしろ、そんな企業に入れるなんてすげーなーって思います。
僕にはきっと無理でしょうから。

ただ、僕は違和感を感じるのですね。
その友達たちのようにスマートで人間的にもできた人が多い空間というものに。

彼ら彼女が入る企業なんて優秀すぎるほどの人であふれているでしょう。
考えていることに多少のズレがあるとはいえ、大体は阿吽の呼吸です。
貢献することに意識があって、自助努力も怠らない、素晴らしい人たちの集まりです。
僕も一緒に飲んだり遊んだりして、思い出に残る学生生活を過ごしました。自慢の友達も多いです。


けれども、こう思いました。
『ああ、俺はこの空間に身を置いたらきっと駄目になるな』
と。



ーーー



僕みたいな人間はもっと苦労をした方がいい。
毎日『俺ってどうなっちゃうんだろうなー、このまま終わるのかなー』
それくらい苦しい場所に身を置いた方がいい。
そんな風に今も昔も考えていました。

上に書いたような空間はあまりに居心地がよすぎると思いました。
そんな場所に身を置くとしてももっと先で十分だろうし、
若いうちは泥水を飲むような這いつくばる毎日がちょうどいい思いました。
若い頃からチヤホヤされる場所に行くとロクなことがない。
何となくですけど、僕はそう感じてました。

いや、社会人になったらどこに行ったって大変なことには変わりはないのですけどね。
社会に出たら努力なんて必要ないですから
『努力しなくていいから結果出してね』
そんな世界です

とにもかくにも、僕はあまり注目されない世界で淡々と過ごしたいなーって思ったのです。
グローバルに活躍するために、社会に貢献するために、自分に力があれば将来はそんな仕事
に携わりたいと思いますが・・・・そのためにはまずは自分とほんのわずかな距離にいる
友達や後輩に元気を与えられる、そういう人間になる方が先だなと思ったのです。
あまりつながっているようには思えないかもしれませんが、そのためには、僕はいわゆる優秀な
人が進む道に行くのではなく、もっとひっそりと積み重ねる進路が合ってると思ったのです。


あと、小宮山総長の言葉がしっくりきています
『他流試合を多く行うこと』
つまりは、自分とは違うタイプの人間の中に身を置くことの重要性ですね。

僕はいつだって自分がビリな場所から出発して成長してきましたから、
これからもそうして行きたいなと。



そんなこんなで進路を悩んでいたところ・・・ロースクールがあったのです。
基本的には法律を勉強するだけの毎日。
多様性は失われて未修者コースなのにクラスの半分以上は法学部出身。
新司法試験の合格率は下がる一方
(未修者東大だと現役で合格するのは30%前後)

自分にはぴったりだと思いましたね。
僕は苦労したかったので。


運よく入学することができて、今は楽しく苦労しています。




ーーー



この文章を読んでどう思いますか?
ただの天の邪鬼に思われてしまうのでしょうかね。

抽象的な言い方になってしまいますが、僕は違和感を大事にして進路を選んできました。
ずっと前の僕のブログにも書いた気がしますが、
『自分にとって何が正しいかはわからないけど、何が合わないのか・良くないのかはわかる。』
もっと端的に表現すれば
『大事なのは何をやらないのかを決めること』

僕はそうやって進路を選んできました。


違和感を感じた進路は選ばないでいたら、、、こんな進路になった感じです。
いくらでも後付けで理由は言えますけど、正直に話をすれば違和感を頼りに選びました。

正直なところ、特に理由はありません。


ーーー


さて、繰り返し僕は『楽しく過ごしています』と書いてきましたが。
深津が不安に思うことなんてないのでしょうか?

もちろん毎日不安だらけです。
もしかしたら自分には法律は向いていないのではないか?
就職した方がよかったのではないか?
早くに社会に出た人に追い付けないのではないか?


そんなんばっかですよ。本当に。
あげくの果てにはたまーにですけど
『ローなんてやめてさっさと就職した方が深津君にとってはいいんじゃない?』
なんてことも言われます。




そんなこんなで僕が最近思うことは
『辛かったり不安だったりするのはみんな同じなのだから、違うとすれば口に出すか
出さないかだな。』

やるべきことはやって、ダメだったら潔くあきらめようじゃないか。
そんな心境で過ごしてます。



ーーー



あまり参考にならなかったかもしれませんね。


高校生が読むことも考えてもっと端的にまとめれば
・今人気がある進路が正解とは限らない
・どの道を選ぼうと、行ってよかったと思えるようにするには努力するしかない
・苦しいときが来るのはみんな同じ。魅力的な人はそれを口にしないだけ



学部生向けに記事を書いている感じになってしまったかもしれないことは許してください。



ターニングポイント。
多くの人がわかってるとは思いますが、実はターニングポイントかだったかどうかは
かなり先にならないとわからないものですよね。

自分自身、何がターニングポイントなのかよくわかってないでしょうけれども
今の僕が思うところはこんな感じです。



元彼女から離れられない私

インプリのライティング論を取っていて、

サイエンスポータルというところに記事を投稿することになりました。


以前、『私にとっての科学事件』というタイトルで書けって言われたから書いたのだけど

あまりにモヤモヤした内容で没になってしまいました。

(興味ある人は前の記事を読んでくださいましー)


個人的にはすっきりしている文章だと思ったのだけど、

『読んでいる人が希望を持てない』

『結局、どうして科学を離れたのかがわからない』

『モヤモヤして気持ち悪い』

という評価を受けました。


ってか、1200字前後じゃそんなん無理!!とか思ってたところ

受講生(僕以外全員女性。先生も女性)から総突っ込みを受けました。


『深津君ってなんでインプリ活動やってるの?』

と、先生に突っ込まれて

『生き残るため』とか『将来こういう仕事するから』とか『自分は中途半端な人間だから中途半端を極めとこうと思って』とかいろいろ答えたのだけど

別な先生から

『そんな昔の女ひきずってるんじゃないわよ』

みたいなこと言われて。。。。。。



それだー!!

ということで下のような記事になりました。

まだ下書き段階だからどうなるかわからないけど。

結構笑える記事になったのではないかと。




というわけで抜粋




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僕と彼女との出会いは両親が用意してくれた。植物や昆虫がたくさんいる場所、体の仕組みがカラフルに理解できる本、リトミック、実体こそ目に見えないけれども僕はごくごく自然と彼女に魅かれることとなった。


 彼女と付き合うことを決めたのは高校3年生のとき。担任の先生に『あいつと付き合うのはやめとけ。お前は出世できなくなるし、収入も低くなるぞ』と言われたけれども、僕の彼女に対する愛情は変わらなかった。大学に進んで薬学というフィルターを通して彼女とそこそこ深い仲となり、このまま結婚するのかと思われていた矢先、僕は別れ決意した。薬学とは学部で決別し、法科大学院へと進学して法律という新しい彼女と付き合いだしたのである。


 僕の元彼女は科学。学部を卒業するときに男らしく潔くと別れを決意したはずなのに、僕は今でもサイエンスインタープリター養成プログラムで昔の彼女の面影を追うような勉強をしている。元彼女の魅力とは何なのだろうか。未練たらたらの僕の様子を見て、インタープリターの担当教官が『そんなに未練があるなら未練と向き合いなさい』というのでこうして文章で振り返ってみることにした。


 まず、元彼女の大きな魅力は言葉を使わずに現象を通して言葉を語ってくれることだろう。ある薬を飲むと病気が治る、AとBを混ぜると蛍光を発する、磁石のNとSは引き合う、元彼女は背後にある原理・原則をうまく隠して現象の一端を見せてくれる。その現象はあまりに魅力的で僕たちはその背後にある何かを表現したくてたまらなくなる。この魅力は一度はまると抜け出すのは難しい。恐らくは僕も抜け出せない男の子の1人に違いない。


 もう1つ、僕が特に好きだった元彼女の一部分は病気で困っている人を助けていたということだ。希少疾患のように治療法がない人のために薬を作ろうとする元彼女の一部分(つまりは薬学)に、僕は尊敬と美しさとの両方を感じていたように思う。


 こんな風に愛していた元彼女の魅力は、実は社会にあまり知られていないのではないか?もしくはもっと社会に貢献する魅力が創れるのではないか?そう考えて僕は科学技術インタープリターに参加したのであった。


 ここまで書いたならば僕の未練もそこまで悪くないと思ってもらえるのではないだろうか。要するに、別れたとはいえ今でも大切に思っている科学の魅力をできるだけ社会に伝えたいだけなのである。


 最後に、そんなに大切に思っている元彼女とはどうして別れたのだ?という質問に対して。恋愛と結婚は違うの一言で語ってもいいし、高校の担任の先生の言葉に従ったということにしてもいいのだけれども。実は私はその理由について恐ろしく明快な分析をしたのであるが、それを語るには字数が足りなさすぎる。そういうわけで今回はご勘弁を願いたい。