元彼女から離れられない私
インプリのライティング論を取っていて、
サイエンスポータルというところに記事を投稿することになりました。
以前、『私にとっての科学事件』というタイトルで書けって言われたから書いたのだけど
あまりにモヤモヤした内容で没になってしまいました。
(興味ある人は前の記事を読んでくださいましー)
個人的にはすっきりしている文章だと思ったのだけど、
『読んでいる人が希望を持てない』
『結局、どうして科学を離れたのかがわからない』
『モヤモヤして気持ち悪い』
という評価を受けました。
ってか、1200字前後じゃそんなん無理!!とか思ってたところ
受講生(僕以外全員女性。先生も女性)から総突っ込みを受けました。
『深津君ってなんでインプリ活動やってるの?』
と、先生に突っ込まれて
『生き残るため』とか『将来こういう仕事するから』とか『自分は中途半端な人間だから中途半端を極めとこうと思って』とかいろいろ答えたのだけど
別な先生から
『そんな昔の女ひきずってるんじゃないわよ』
みたいなこと言われて。。。。。。
それだー!!
ということで下のような記事になりました。
まだ下書き段階だからどうなるかわからないけど。
結構笑える記事になったのではないかと。
というわけで抜粋
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僕と彼女との出会いは両親が用意してくれた。植物や昆虫がたくさんいる場所、体の仕組みがカラフルに理解できる本、リトミック、実体こそ目に見えないけれども僕はごくごく自然と彼女に魅かれることとなった。
彼女と付き合うことを決めたのは高校3年生のとき。担任の先生に『あいつと付き合うのはやめとけ。お前は出世できなくなるし、収入も低くなるぞ』と言われたけれども、僕の彼女に対する愛情は変わらなかった。大学に進んで薬学というフィルターを通して彼女とそこそこ深い仲となり、このまま結婚するのかと思われていた矢先、僕は別れ決意した。薬学とは学部で決別し、法科大学院へと進学して法律という新しい彼女と付き合いだしたのである。
僕の元彼女は科学。学部を卒業するときに男らしく潔くと別れを決意したはずなのに、僕は今でもサイエンスインタープリター養成プログラムで昔の彼女の面影を追うような勉強をしている。元彼女の魅力とは何なのだろうか。未練たらたらの僕の様子を見て、インタープリターの担当教官が『そんなに未練があるなら未練と向き合いなさい』というのでこうして文章で振り返ってみることにした。
まず、元彼女の大きな魅力は言葉を使わずに現象を通して言葉を語ってくれることだろう。ある薬を飲むと病気が治る、AとBを混ぜると蛍光を発する、磁石のNとSは引き合う、元彼女は背後にある原理・原則をうまく隠して現象の一端を見せてくれる。その現象はあまりに魅力的で僕たちはその背後にある何かを表現したくてたまらなくなる。この魅力は一度はまると抜け出すのは難しい。恐らくは僕も抜け出せない男の子の1人に違いない。
もう1つ、僕が特に好きだった元彼女の一部分は病気で困っている人を助けていたということだ。希少疾患のように治療法がない人のために薬を作ろうとする元彼女の一部分(つまりは薬学)に、僕は尊敬と美しさとの両方を感じていたように思う。
こんな風に愛していた元彼女の魅力は、実は社会にあまり知られていないのではないか?もしくはもっと社会に貢献する魅力が創れるのではないか?そう考えて僕は科学技術インタープリターに参加したのであった。
ここまで書いたならば僕の未練もそこまで悪くないと思ってもらえるのではないだろうか。要するに、別れたとはいえ今でも大切に思っている科学の魅力をできるだけ社会に伝えたいだけなのである。
最後に、そんなに大切に思っている元彼女とはどうして別れたのだ?という質問に対して。恋愛と結婚は違うの一言で語ってもいいし、高校の担任の先生の言葉に従ったということにしてもいいのだけれども。実は私はその理由について恐ろしく明快な分析をしたのであるが、それを語るには字数が足りなさすぎる。そういうわけで今回はご勘弁を願いたい。