昨日は、在職中の仲間が武庫之荘から、びわ湖ホールに来てくれて、一緒に<マーラー・シリーズ>沼尻竜典×京都市交響楽団 マーラー 交響曲第7番「夜の歌」を聴いてきました。

前びわ湖ホール芸術監督(現桂冠芸術監督)の沼尻竜典さんが、京都市交響楽団とマーラーの交響曲を演奏するシリーズを在任中から継続されていて、今回は第4弾。第1弾は、コロナ禍の中、プログラムを変更、舞台上の奏者間の距離をとり、客席も市松模様の座席配置で20年8月に開催され、交響曲 第4番「大いなる喜びへの讃歌」が演奏されました()。そして、第2弾は、21年9月、当初、第1弾で予定されていたプログラムの交響曲 第10番~アダージョと交響曲 第1番「巨人」が演奏されました()。第3弾は今年の3月、交響曲第6番「悲劇的」が演奏されたのですが、こちらについては、小澤征爾音楽塾のオペラとバッティングしたので、僕は聴いていません。

で、今回が第4弾ということになっていますがシリーズと称する以前に、沼尻さんと京響は18年9月に、びわ湖ホールの開館20周年記念特別公演でマーラー交響曲第8番『千人の交響曲』()を演奏されているので、マーラーの交響曲を演奏されるのは、5度目ということになるはずです。

 

  出演

指揮:沼尻竜典(びわ湖ホール桂冠芸術監督)
管弦楽:京都市交響楽団

 コンサートマスター:豊嶋靖嗣(京響・特別名誉友情コンサートマスター)

 

  プログラム

マーラー : 交響曲第7番 ホ短調「夜の歌」

 第1楽章 ゆっくりと(アダージョ)
 第2楽章 夜の歌 - アレグロ・モデラート 
 第3楽章 スケルツォ - 影のように
 第4楽章 夜の歌 - アンダンテ・アモローソ
 第5楽章 ロンド・フィナーレ

 テンポⅠ(アレグロ・オルディナーリオ)

 テンポⅡ(アレグロ・モデラート・マ・エネルジコ)

 

僕がマーラーの交響曲第7番を生で聴くのは、今年の4月、大野和士さん指揮・東京都交響楽団・大阪特別公演()以来、2度目。

マーラーの交響曲の中で、「最も謎めいた交響曲」と言われているだけあって、前回は苦痛ではなかったし楽しめるところあったけど、僕には難しい曲との印象が残りました。

 

今回もオケの編成は16型。ハープ、ギターやマンドリンもあり、カウベルや大太鼓など打楽器も多数、ステージ一杯に広がっていましたびっくり

前回の都響と比べて演奏がどうかと言えるほど、この曲を聴いていないのでコメントできませんが、今回もやっぱり前半はメロディが分かりにくい印象は変わらず、第3楽章ではまたしても眠くなってしまいましたzzz

でも、第4楽章のセレナーデでは、前回よりもマンドリンやギターの音も良く聴こえ、ほんわかした雰囲気が心地よく感じられましたニコニコ

そして第5楽章の爆発のような凄い迫力の金管の鳴りでは盛り上がれたメラメラし、カウベルの音なんかも前回よりしっかり聴くことができましたグッ

フィナーレでは、会場からもブラボーが多数拍手

 

総じて言うとオケによる演奏の違いには言及できないけど、前回より曲を楽しむという観点では進歩があったように思いますグッ

演奏機会の少ない第7番「夜の歌」ですが、またチャンスがあれば聴きに行こくつもりですびっくりマーク

 

開演14時過ぎ、休憩なし、終演16時40分。客入りは、60%程度とやや低調だったのが少し残念です。

終演後は、武庫之荘から来てくれた在職中の仲間と聴きにきていた地元同級生の親友と共にホールのカフェでワインを飲んで休憩してから、京都三条のdining HARIMAYAでの食事会に向かいました。

 

ホールと京響・ハープ奏者の松村さんのTweetのリンクを貼っておきます。
 

 

https://twitter.com/MieldOr8/status/1695357989371416629?t=tJKjmGTjVKd4ytQNhPau2Q&s=19