昨日は、 東京都交響楽団・大阪特別公演を聴きにフェスティバルホールに行ってきました。

指揮は、音楽監督の大野和士さん、プログラムはマーラーの交響曲・第7番でした。

都響の大阪特別公演、時々、やっているようですし、以前、チラシ等も見たことがあるんですが、他の公演とバッティングしたりと機会に恵まれず、今回が初となりました。やっぱり、東京都のオケですから、ずっと聴いてみたいとは思っていたので、楽しみではありましたが、演目のマラ7というのが初めてだったし、しかもマーラーの交響曲の中では最も難解と、東京の定期演奏会に行かれた方々のブログに記載されているのを拝読して、不安も一杯ありました。

また、指揮者の大野さんは関西で客演される頻度はかなり低いんではないかと思われ、僕は2019年7月にびわ湖ホール・東京文化会館・新国立劇場・札幌文化芸術劇場で提携されたオペラ公演「オペラ夏の祭典2019-2020 Japan⇔Tokyo⇔World」()のびわ湖ホールでのオペラ『トゥーランドット』でバルセロナ交響楽団を指揮されたのを観たことしかありません。このオペラは舞台装置が大掛かりで、電気負荷がホールの許容値を越えたのか途中で停電してしまい、演出を変更して上演を継続させるハプニングがあったこと、最後にトゥーランドット姫が自死するという驚くようなびっくり変なストーリーになっていたことが強烈に記憶に残っているので、大野さんの指揮については全く印象に残っていません。

 

  出演

指揮:大野和士
管弦楽:東京都交響楽団

 コンサートマスター:山本友重

 

  プログラム

マーラー : 交響曲第7番 ホ短調
 第1楽章 Langsam-Allegro risoluto,ma non troppo
 第2楽章 Nachtmusik:Allegro moderato
 第3楽章 Scherzo:Schattenhaft
 第4楽章 Nachtmusik:Andante amoroso
 第5楽章 Rondo-Finale:Allegro ordinario

オケの編成は16-14-12-10-8。休憩なしの公演です。

ホールに到着して、プログラム冊子を見たら、京都大学の岡田暁生先生が解説で、「最も謎めいた交響曲」で上演機会も極めて少ないと書いておられる。奇怪な行進曲(第1楽章)、セレナーデ(第2楽章)、幽鬼のようなスケルツォ(第3楽章)、そしてまたセレナーデ(第4楽章)、突如として爆発する「ニュルンベルクのマイスタージンガー」のようなバロック的祝典(第5楽章)・・・一体これをどんな「大きな物語」として理解すればいいのか、だって...
その後も各楽章について詳細に記載されているけど、全然、頭に入りませんでした。
で、やっぱり聴いてみると、第1楽章~第3楽章はなんとなくつかみどころがない感じがして、午後コンということもあって、時折、眠くなったりzzzと、僕には難解すぎましたショボーン
1時間ほど経過してだんだん目が覚めてきて、第4楽章のセレナーデが美しく思えるようになった後、突如として爆発するメラメラ最後の第5楽章は凄い迫力で金管と打楽器が鳴りまくって、素人の僕でも楽しめましたウインクチョキ
まだまだ、マラ7を充分に楽しるほど、聴いていないし、音源等で聴きこなそうと言う気にも、正直、現時点なってないけど、また、機会があったら聴いてみるつもりではいますニコニコ
そして、他のオケでこの曲を聴いたことがないからわからないけど、最後のクライマックスの演奏で都響の凄さをなんとなく感じることが出来たような気がしますグッ!!
カーテンコールでの客席からの拍手喝采拍手とブラボーはまるで第5楽章のように凄まじく、コロナ禍以降では最も大きかったのは間違いありませんキラキラ
 
開演14時、休憩なし、終演15時35分。
プログラムが「最も謎めいた交響曲」だったためもあってか、1階後方両サイド等空席も目立ち、70%程度の入り。制服姿の高校生が多数いたのも特徴的でした。
 
凄まじいブラボーに驚かれたオケの方々のtweetリンクを貼っておきます。