からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜 -241ページ目

たまには半径5センチ

懸垂が好きなんだ。逆手順手もう説明出来ない。回数を稼ぐ懸垂、大きい懸垂、速い懸垂、ゆっくり懸垂、すぐ離したり、キープしたり。猿に憧れてるからかな。とにかく懸垂が好きなんだ。ぐいんぐいんしてるとなんか幸せ。もいんもいんしてるとなんか幸せ。もうぶら下がり健康器は大分古くなったから高さ調節の棒が役割を終える時期も近いと思う。懸垂中ついにおれの体重に耐えきれなくなり一気に下がる棒、壊れる棒、自由落下するおれ、しこたま頭を打つおれ、背中を、腰を、脚を、そんな不安も幸せのサイクルで。ぐいんぐいん。もいんもいん。懸垂なんかクソだ。やめてしまえ!

途中で投げたボツ台本

「途中で投げた」


『おれ最近走り始めたんだよね』
「走り始めたってジョギングのこと?」
『そうだけど、癪だから夢に向かって走り始めたことにしようか』
「意味がわからないよ!なにが癪にさわったんだよ!」
『いや、自分の中で毎日ジョギングしてるおれが癪なんだよ』
「そんなら走らなければいいだろ!」
『でもね、体重は維持しないといけない。おれ長い競技生活で膝と腰がボロボロだからね、元々生まれつき関節に難があるんだけどさ。負担は減らさないと』
「あー、お前一時期腰のヘルニアで苦しんでたもんな」
『いや、そこじゃなくて長い競技生活の方に注目してくれるかな』
「あ、悪い、そういやお前なんかスポーツしてたの?」
『特にしてないよ』
「してねえのかよ!なんなんだよ!」
『まあ強いて言えばレスリングを10年ぐらい』
「それだよ!めちゃくちゃしてるじゃねえかよ!」
『もう膝と腰がボロボロでさ。もう基本的に動きたくないわけ』
「まあそうなるかもな」
『膝なんか歩いてるだけで痣だらけになるんだから』
「うわ、それは嫌だな」
『でも』


ここで投げた。
いや溜まってんのよボツ台本シリーズは。10作ぐらい。でもケータイ操作がよぉ、面倒くさいんだよぉ。時間ねえしよぉ。気分どんよりモード入っちゃったしよぉ。本当の理由は今までポツポツ打ってた時間にGTAを………

ボツ台本ほまるによ

「ポニョ」


『ポニョですね』
「まあポニョだよな」
『観ましたか?』
「いや、まだ観てない」
『私も観てません』
「じゃあポニョについて話すことないな」
『もちろんさ!』
「そんな元気ハツラツに答えられてもな」
『確かに“崖の上のポニョ”について語る資格をおれ達は持っていない』
「うん」
『でも、“坂上田村麻呂”については語ることが出来る!』
「語んなくていいよ!」
『おれ半分は東北の血が流れてるからさ。坂上田村麻呂は微妙』
「いや、だから語んなくていいって!」
『じゃあ大阪人の差別意識について語ろうか』
「やめろ!なんで今そんなの語るんだよ!」
『ポニョついでにさ』
「どこもついでになる要因ないだろ!そもそもポニョ観てないし!」
『そうでした。ポニョ。まあジブリ作品にあまり興味が無いんですけど』
「もうなんなんだよ!」
『批評は散々みたいですね』
「ああ、そうみたいだね」
『観た人が言うにはなんだかわけのわからない作品らしい。批評した人はさ、もうトトロのような作品を期待できない、とか、教育上よろしくない、とかがあったな』
「まあ観てないからなんとも言えないな」
『こんだけ散々だとおれとしては庇いたくなるね。駿は悪くない!』
「駿って言うなよ!で、どう庇うっていうんだよ」
『まず、トトロのようなものは期待できないってことだけど、そんなの卑怯だろ!?仮にも駿はクリエーターだよ!?トトロ観たけりゃトトロ観ればいいんだよ。お前の思い出にいちいち付き合う必要なんてない。思い出と争ったって誰も勝てないんだよ!』
「なるほどな。確かに駿はトトロ2とか、そんなの作る気なんてないだろうし、いちいち昔の作品と比べられるのはお門違いかもな」
『そもそもトトロがそんな大層な作品かっていうところもあるしね、まあおれはトトロをちゃんと観たことないけど』
「あ、そうなの?珍しいな」
『だから新鮮な気持ちでポニョを観ることが出来たんだ』
「観てないんだろうが!でも思い出との闘いってのはやっぱり大きいだろうね。というか駿自体が思い出化してるみたいなとこあるからね」
『おもひでぽろぽろですからね』
「つまみ食いすんな。しかもあれは駿は特に関わってないだろ」
『まあ駿のアニメも似たようなのばっかだしな』
「おい!そんなことないだろ!」
『そうだろ!?みんな女の子が走るだけのアニメだろ!?』
「いや確かに宮崎走りって言われるように走るシーンはひとつの見せ場だけどそれだけってわけじゃないだろ!」
『あとババアが良い奴で、ハエみたいな飛行機があって、豚が空を飛んで』
「そうだけど!お前、ジブリ作品に興味ないにしては詳しいな!」
『まあ全部友達から聞いた話だよ』
「そういう場合日本では大概本人のことなんだけどな」
『それにしても、特徴を並べてみると駿の性的嗜好が出てるよな』
「え?」
『まあ何かを創り出すってのは自分のリビドーとの兼ね合いだからしょうがないけどさ。明らかにアレだろ、駿』
「まあそれは言わない約束だろ、国民全員知ってるからつまびらかにするのはやめようよ」
『駿にいい作品撮らせたかったら毎年少女を生け贄に捧げなきゃな』
「やめろ!村の外れに住み着いた鬼じゃねえんだから!ただでさえアレのことは厳しいんだから!」
『少年でもよし、かな』
「やめろって!」
『ババアでも、最悪パンダでも』
「パンダで何させる気だ!」
『そんなこと言えるか!国際問題になっちゃうだろ!』
「じゃあもうなにも言うなよ!」
『急にアニメから実写になったりしてな、もう妄想する余地が無くなっちゃうわけだから』
「しまいには怒られるぞ!」
『じゃあやめます。今度はアンチポニョ派に怒ります』
「それもそれで叩かれそうだ。第一ポニョ観てない野郎だし。ていうか今までも一応駿を庇うつもりだったんじゃないのか!?」
『教育上よろしくないって批評を見ちまったんだけど、どう思う?』
「うーん、色々思うところはあるけど、お前はどう思うんだ?」
『いいだろう。まず教育上という概念を通して映画を観るのはどうかと思うぜ。そりゃ天下のジブリ作品だから子供がメインターゲットなんだろうけど、駿は子供の教育の為になんか映画を作るわけないんだ。そんな理由で映画を作る奴なんていないよ。頭ん中でジブリ作品に関わらずいくつか映画思い浮かべてみろよ。プロジェクトAだろ、ポリスストーリーだろ、スパルタンXだろ、カンフーカルトマスターだろ、みんな殴り合いの映画だぜ。教育上よろしくない!』
「思い浮かべたものが大分偏ってるけどな」
『それにまあそいつが何故ポニョが教育上よろしくないと判断するに至ったかは一旦置いといて、今までのジブリ作品だってさ、そんなこと言ったら教育上よろしくないやつばっかだぜ?』
「そうかな?」
『そうだよ、トトロなんて、まず森にあんな生き物いない!そんな非科学的なこと子供によくない!熊をトトロだっつって子供が近づいていったらどうすんだ!めいちゃんの単独行動もよくない!子供が迷子になって池にサンダル浮いてたらどうすんだ!』
「まあなあ、てかトトロちゃんと観たことないにしては詳し過ぎないか?」
『カリオストロなんてそもそも泥棒と独裁者で偽札造ってる奴らの話だ!あんな犯罪集団の話が教育上いいわけない!国家に楯突く奴を育成しちまうぜ!ドンパチするしさ!ピストル撃つは、刀で斬るは、もう大変だぜ!魔女の宅急便のマネして子供がほうきに跨って屋根から飛び降りたらどうすんだ!自転車で下り坂突っ込んでガシャンてなったらどうすんだ!紅の豚観て豚肉食えなくなったらどうすんだ!まだまだたくさんあるけどきりがないからやめる!』
「まあ見方によってはなぁ、ていうか他にもたくさんあるならやっぱりお前ジブリ作品観てるんじゃないのか?」
『大体教育上よろしい作品ってなんだよ!ふざけんなよ!そんなこと言だしたら世の中にあるものほとんどが教育上よろしくないぜ!まず全部のテレビ番組アウト、ニュースもドラマもバラエティーも教育上よろしくない!もちろん映画もアウト、新聞もアウト、小説もアウト、絵本だって危ないぜ、ゲームもアウト、外で遊ぶのも危ないからアウト、街を歩けばきちがいや、野良犬や、棺桶に片足突っ込んだ爺婆や、野良犬や、手足のない奴らや、アル中や、野良犬や、ホームレスや、野良犬がうじゃうじゃしてるから教育上よろしくない!学校に行かせるのだって危ないぜ!だろ!?』
「野良犬をリズミカルに挟むのになにか意味あったのか!?今時なかなかいないよ野良犬。まあ子供は色々と体験しながらものの善し悪しを学んで大きくなっていくわけだからな」
『そうだよ!おれなんかガキの頃トンボとかセミとか殺しまくってさ、あの頃はそれが楽しかったけど、今なんか毎晩トンボとかセミに殺される夢を観てはうなされるんだぜ!?』
「それとこれとは関係ないんじゃないか?」
『トンボの羽持って体を左右にまっぷたつにするとシーチキンみたいな肉が出てくるんだよな。食ったらうまかったぜ』
「食ったのかよ!?それこそ教育上よろしくないよ!殺すのも食うのも!変な寄生虫とかいたらどうすんだ!」
『まあいいじゃねえか、おれ本当は食ってないし』
「わけわかんねえよ!もうほんとわけわかんない!」
『まあ要するにポニョはわけがわからなくてつまらなかったってことが言いたいんだろ?』
「そういうことだよな」
『なら、つまらないって言えばいいのに、理由をつけたがるんだ。とんちんかんなことになってるんだよ。ポニョを金魚だと思った少年が水道水にポニョを入れるのはよくない!とかさ。確かにいきなり水道水に金魚入れるのはよくないけど蛇口から出てくる水が全て水道水とは限らないぜ。井戸水かもしれない。海で拾ったポニョを真水に入れるのはおかしいってのも五才の少年のやることだぜ?金魚だと思い込んだらむしろ海水じゃおかしいだろ。映画ってのは説明との闘いだからね、いちいち“これはこうだからこうしよう”なんてことは言えないわけ!?母親を呼び捨てにするのがよくない、子供がマネしたらどうするんだ、とかさ、そんなこと知ったこっちゃないだろ!?アニメ作品だぜ?フランクな民主主義ってなんだよ?民主主義と呼び捨てになにか関係あんのか?いちいちアニメに現実持ち込むなよ!駿だって、んなこたぁ知ったこっちゃないんだよ!』
「作り手側の思いはそうかもな、特にファンタジー系の、わけのわからない、現実では起こり得ないものを描く時は説明してたらきりがないからね」
『伏線でもなんでもないただの気紛れを伏線と思ったりな、そんなもんまで説明しないといけないの!?って駿は思ってるよ』
「そうかもな」
『まあ結局おれは観てないから多分にとんちんかんなこと言ってるんだろうけどね。ごめんなさいね』
「謝っちゃったよ!まあ観てないならしょうがないけどね」
『ゴーメンナサイヨォ』
「なんでアンディ・フグのマネした!?」
『まあこれからも絶対に観ないけどね』
「いや、こんだけ言ったんだから責任持って観ろよ!」
『あんな悪夢になって夢に出てきそうな映画観たくないよ、教育上もよろしくないらしいしさ』
「散々教育上ってのを否定しといてそれか!お前もう教育上とか言う年齢じゃないだろ!もういいよ!」


終わり ひどいなぁ、投げやり感ひどいなぁ。あっ、歌に触れなかったな…もったいがあるのかないのか、それは永遠の謎なのです。

読んだら損する「運命はテイクアウト」(24)

「いや、ごめんね、ちょっと待ってて」
そう言って小山さんは軽自動車から蛇腹を伸ばすように這い出た。後ろに回りトランクを開ける。トランクが、バン、と大きな音を立てて閉じられるとバックミラー越しに小山さんが花束を持っているのが見えた。距離感と小山さんのでかい体のせいで、いまいち花束の大きさがわからない。多分かすみ草とひまわり。
小山さんは律儀に、少し遠回りして入口から公園に入ると、ドーナツトンネルの中へと入っていった。何もない、まっさらな薄闇。子供連れの母親達が何組か公園内に居る、といっても居るのはドーナツからは大分離れた、公園をヒラメにたとえるとエンガワの部分なのだが、そのうちのある母親は小山さんを見て露骨にギョッとした顔をして子供を呼んだ。殺人事件、巨漢、花束。驚き、警戒するのもしようがあるまいし当然だ。しかしあの顔、ギャグ漫画の誇張を誇張ではなくしてしまう勢いのギョッ顔。なかなかいいものを見た気がする。
一分程で小山さんは穴の中から出てきた。少し驚いたことに、小山さんは花束を持って帰ってきた。まあなんとなく理由はわかるが。
小山さんは花束をトランクにしまうと蛇腹を折りたたむように車へ。ドア側一杯に体を寄せる僕。
「あの、お見ま……あの、ご苦労様です」
「ははは、いや気を使わせて悪いね。たまにこうするんだ」
小山さんは、“何て言ったらいいかわからない様子の僕”に笑いかけた。僕はもう一言一句集中するモードに入ってる。
「花束…交換してきたんですか?」
そう、素直に。出来るだけ引かない。
「いや、置かなかっただけだよ。公園だからね、花束が置いてあったら気味悪いだろう?家族の方がそう決めたのだけどね」
「ああ、なるほど」
大体僕の想像通りの理由。とりあえず会話終了。ここは所謂気まずい空気が漂うのが普通だ。後は家までの気まずいドライブ、今の僕にとっては気楽なドライブを楽しむ、いや、するだけだ。
しかし、なかなか小山さんは車を発進させない。発進させるつもりがないらしい。それは空気を通してひしひしと僕に伝わってくる。ということは何かをするなり言うなりするつもりだろう。イメージトレーニングを思い出せ。表情には出さずに集中力を高める。
「健一君が、一昨日だったかな」
きたよ、きた…。
「この公園を通った時もこうしていたんだよ。といっても、あの時は彼女の家から公園を見ていたのだけどね。車も家の近くに停めていたから健一君は気付かなかったのかな」
「はぁ、まあ見かければ気付いていたかもしれませんね」
僕があの時あなたに気付かなかったのがなんなのだ!くそっ。普通にしろ。いちいち感情の起伏を感じるな。平坦に。ただの世間話。自分とは関係ない世界の世間話。適当な相槌を打つだけでいい。
「ほら、あそこだよ。あの団地の三階の右から二番目…」
小山さんが指した場所に目を向けると、ベランダに学校指定のジャージがかかっていた。
「はぁ、あの、ジャージが」
「そう。あれは多分妹さんのだね。一昨日あそこから公園を見ていたら健一君が通ったんだよ」
僕は間髪を入れず、
「ああ、あそこは視界に入りませんでしたね、見られていたとは気付きませんでした」
と、言った。
「見られていた、とは人聞きが悪いね、はは」
小山さんの目は笑い声に反して虚無のような、少しどんよりした目をしている。うん、いい感じ。あえて仕掛ける。あえて引っかかる。だからこそ疑いが晴れる。
「え、いやいや、そんな。小山さんも見かけたなら声を…って、う、あ、すいません。そんな気分じゃなかったですよね」
僕は少しだけ頭を下げる仕草をした。一瞬、「やりすぎかな」と、思ったが、すぐに、「このままやり通そう」と、思った。
「ははは、確かに声を張る気分じゃなかったね。…実は、僕がたまに…いや、ほぼ毎日、かな、僕がここに来るのはね、ひょっとしたら犯人がここに戻って来るんじゃないかと思ってね」

最近のメモ

塚田真希はりあるドラえもん。青い胴着来てコロコロ動いてるのを見てるとかわいい。

そういや最近かいわれ大根食ってないな。まったく食ってない。管直人はいまだに食らいついているのだろうか。

いつになったらヒゲが生えそろうんだろうか。

あの娘おれに惚れてんじゃなかろかルンバ。

金と同じと書いて銅、みたいなことを全国で三億人の人が言ってるみたいだから気をつけなきゃ。