からだに恥をかく体操〜えんぴつみがき〜 -14ページ目

恋愛小説

を書くのです。いつかコテコテでピュアな恋愛ものを書いてやろうと思っておるのです。恋愛小説読者に求められている要素などもおおよそ把握してはいるのです。私の技量はさておき、知識経験嘘妄想などは準備できているのです。


ただぼんやりとそれについて考えると…どうしても……男の方の主人公が……段々と肩が長くなっていったり……ハエを箸で捕まえようとするあまりに三年ぐらい修行のために山籠りしたり……オオサンショウウオに精神を乗っ取られていったり……ヒロインはヒロインで鶏を生きたまま噛みちぎったり、噛みちぎった血と羽毛と雑菌まみれのその口で誰かとキスするんだろうなあ……首を噛みちぎられた鶏はその後もしばらく生き続け、その鶏が産む卵を食べたオオサンショウウオに男は呪われるんだろうなあ…

なんて考えてしまいます。そういった邪念に私が打ち勝ったあかつきには、甘すぎて歯茎が腐れ落ちるような恋愛小説を書くとここに約束する次第です。


とにもかくにも今のアレを終わらせねば…見切り発車もいいとこだろアレ…

ダメだこりゃ

ひょっとしてプロローグすら終わってないんじゃないかこれ…
\(^o^)/






こんなものとっとと終わらせねば…

勇者と段々崩壊していく世界

そんな間抜けな僕に残された手段はひとつしかない。彼女を巻き込んでやる。我ながら女の腐ったような奴だと思うが、もういい、道連れにしてやる。命が終わるその時まで、怯えながら生きていくがいいさ。
…君は前回、相手が金をだしてくれるからつい遊んでしまうと言ったね。でも仮に俺が定職に就いていたとしても、これと同じことにはなったよね?。あの時にはこうも言った。同じ仕事をしてるから話が合うんだ、俺に仕事のことを言っても理解できない、と。
彼女の耳に僕の喋ることのどこまで聞こえているのかはわからない。枕に伏せた顔をたまに上下に動かしてうなずいているような素振りを見せることから、まったく聞いていないというわけではなさそうだ。しかし、どうして彼女は泣くのだろう。そっちの方が僕にはまったく理解できない。
俺が何かをしていればこの事態は防げたのかな?。僕はそうは思えないけど。
このままだとネチネチと恨み言が何時間も続いてしまいそうだったので、僕は彼女の世界を崩壊させる肝心要の話を切りだした。
でもま、いいよ。そんなことはもうどうだっていい。そんなことより、今日はちょっと話があるんだ。さっきの話なんだけど。いいか?
少しして彼女はかすれるような声で、ごめん、といいながら全身全霊で号泣したあとの子供のようになった顔をあげた。その顔を見ても僕にはやっぱり彼女の感情がなぜそんなにもあふれ出しているのかわからなかった。
そうだな、ああそうだ。一緒に見て欲しいものがある。それのが手っ取り早いだろう。
僕はリュックから小箱をだして、中のものをとりあげた。一般的な手帳程の大きさの本だった。
なにこれ?
これは…きっと、いや、冒険の書、と呼ばれるものだ。
冒険の書?
トッツクポーリからの、フナムシからのメッセージだよ。
それから僕は彼女に今日起こったことを話した。最期の手紙の内容と大便の件は話さなかったが、ベランダの死体のことも話した。
家に死体って…大丈夫なの?
俺が下手人じゃないことは確かなんだから問題ないに決まってる。まさか、俺がやったと疑ってる?。やってませんから!
そうだよね…うん。わかった。
部屋の整理などここ最近とんとしていなかったことが幸いし、部屋を出る時にひっつかんできた彼女から送られた手紙の中に、フナムシからの手紙も三通すべて混ざっていた。僕は彼女にそれらを見せた。僕に身の危険が迫っているであろうことは言わなかった。最期の手紙を最後に見せて、逃れられぬ絶望に落としてやろうという寸法だ。
普通の人ならばここまでの会話や手紙の内容だけで容易に僕の身に危険が迫っていると推察するだろうが、すっかり泣き止んだ彼女はそうしないだろうと僕は確信している。
僕達は冒険の書を開いた。最初のページから読んでみる。フナムシの手紙である程度内容は掴んでいた。まさしくその通りだった。そして彼女がそれを見た瞬間からもう彼女の世界は昨日までだ。
とっとと先を読みたい彼女は流し読みをして、書かれている報告の一文一文から事の裏を読もうとする僕があとから追いつく形になった。
中程までしっかりと読み込んだが、フナムシから知らされた事実以上のことは書かれていなかった。またウエノ国が冒険の書を兵士に書かせる目的も、兵士による日報、と言われてしまえばぐうの音も出ない内容だった。
最後まで、おそらく部隊からの連絡が途切れる前日まで報告は続いていたが、特に何か秘密が隠されているような部分は読み取れなかった。なにせ魔王の手によりトッツクポーリの住人が異形な姿に変えられ、魔王の兵として機能している、といった内容さえ、驚きの様子をもって書かれていた。少なくとも下っ端の兵士はそのことを知らなかったに違いない。兵士は、おそらく兵士ら国との連絡員は、それら魔王によって姿を変えられた元人間や動物、植物のことを魔物と記すことにしたようだった。何度か魔物との遭遇や戦闘の記録が書かれていた。だがそれらは、僕と彼女がすでにそのことをある程度知っていたとはいえ、果たして命を懸けてまで僕に託すような情報なのだろうか。何かある、と目をさらにして書かれている文字だけでなく装丁などにも探りを入れるが、結局その何かはわからなかった。
ただおかしな点があった。フナムシからの三通目の手紙には、馬でもあれば
すぐにトッツクポーリに入ってやる、と書かれていた。これは僕とフナムシとであらかじめ決めていた暗号のひとつ、「う」から始まる文は嘘、に当てはまる文だ。僕はこれを、何かの事情によりすぐにはトッツクポーリに入れない、と読み取っている。だが、冒険の書においてフナムシパーティにトッツクポーリ近くで足留めを食らった形跡はない。むしろ街道を行く先発隊と合流した日の次の日には、フナムシパーティはトッツクポーリへ進撃している。トッツクポーリ内に侵入した後のことは幾度か魔物との戦闘があったようだが冒険の書にさえあまり書かれていない。ひょっとしたら兵士が死んだのかもしれない。
なにやら真剣な顔をしている彼女を無視して僕が頭を抱えて悩んでいると、はたとあることに気づいた。馬でもあればすぐにトッツクポーリに入ってやる、この文はもとからトッツクポーリに入れないことを意味しているではないか。それが嘘なのだから、フナムシは自らの意思によらずトッツクポーリに入らされたのだ。僕は本当になんて間抜けなんだ。
おそらくトッツクポーリから手紙を出すことは、ベランダで死んでいた剣士のようなメッセンジャーでも使わない限り不可能だろう。ということは、三通目の手紙は二通目の手紙を書いた直後に書かれたものだ。
三通目の手紙の結びには、もう一度くらいは手紙をのこせる、とあった。手紙を書いている時にはフナムシはすでに剣士、もしくは自らがメッセンジャーになる腹づもりだったのではないか。どちらかが死んだ時のために。そうなってくると兵士の存在が気になりはじめる。彼はその時その間どうしていたのか、どうなったのか。そればかりではない。次々と新たな疑問が浮かび上がってくる。なぜ最期の手紙でフナムシは僕に逃げろと残したのか。本当のことを報せる、の本当のこととは一体何なのか。僕は一体どうすれば良いのか。

勇者と段々崩壊していく世界

ずっとになるかもしれない。今はなんとも言えないけど、その可能性は低くない。
声こそ荒げていないが、乱暴な調子で僕は言う。
なんで?どうして?海の仕事なの?
…違うよ。
ここまできて彼女に、ニュースにもなったどころの騒ぎではない勇者部隊壊滅の可能性の報からフナムシの安否への連想が為されないのは、状況が状況とはいえありえないだろうと僕は思う。彼女とフナムシに面識は無いが、親友が勇者部隊に入ったことは少しだけ彼女に話したはずだ。フナムシの安否まで気が回れば、僕が実際に置かれた立場まで推測することは不可能だろうが、この時分に遠くへ行くと言い出した僕が何処に向かう予定であるかぐらいは察しのつくことだ、とイライラしながら思っていると、
トッツクポーリに行くの?
と彼女が言った。僕はようやく線が繋がり始めたことで、次の段階に進むことにした。
それは言えない。
僕はあからさまに話をはぐらかした。矛盾するようだが、このぐらいはっきりとはぐらかさないと、彼女は話に食いついてこないことをよく知っていた。
なんで?
いよいよ話の核心に迫ってくる彼女の、頭の悪さが滲み出るような一言に、話を次の段階に進ませよう とした僕だが、少し、嘘や事実の統合性などを考える時間が欲しくなった。具体的には、彼女をいま僕が陥っている状況の関係者にしてやるか否か、が大きな問題だ。当然僕の陥っている状況の関係者になれば、彼女に何らかの危険を背負わすことになる。それでも構わない、と考える僕と、さすがにそれはまずい、と論理的に思考する僕が僕の脳内で論争を繰り広げている。どちらに転ぶか転ばせるか、彼女の知らないところで僕は彼女の命運を握っている、そう思うと心に大きな遊びがうまれた。
そんなことより君の話だ。
僕はもはやそれほど興味のない話を唐突に彼女に振った。いや、もともとこっちの話が主題になるはずの状況だ。
なんにもしてない!、飲みで疲れたから休んだだけ!
彼女は鼻で笑うような笑顔を作って明るく言い放った。僕はその仕草をよく知っている。身に沁みてわかっている。彼女には言っていないが、それは彼女が嘘をつくときの癖だからだ。はっきりすぎるくらいわかりやすい癖だった。
へえ、なんにもしてない、ねえ。
そうだよ。ただ寝て…睡眠をとっただけだよ。
やってないと?
正直キスされたぐらいはあったけど、ごめん。
彼女のこの言葉も、彼女が嘘をつく時の癖だ。おそらく、一欠片の事実をおおっぴらにすることで話に真実味を帯させようとしているのだろう。が、彼女にそういったタイプの嘘をつくことはまるで向いていない。彼女はきっと、一欠片の事実を中心に論理を築こうとしているのだろうが、ろくに本を読まず、嘘でない話であっても話に一貫性を作れない彼女にはそのタイプの嘘は甚だ向いていない。ましてや僕は彼女が嘘をつく際の癖をあと一つ二つ知っているのだから、僕にとってもはや彼女は生ける嘘発見器だ。いや、生ける嘘発覚機、か。
やってないんだ。
その一方で僕は彼女の嘘を倫理的に破ることを諦めた。確かめる術があるし、面倒くさいからだ。そんな僕の考えていることを知ってか知らずか、おそらく何も考えていないだろうが、彼女は、
うん!信じて!
と言い放った。こうなれば僕が取るべき手段はひとつだ。
じゃあ服を脱げよ。
え?
脱げばわかるだろ。
彼女は僕とホテルに入るべきではなかった。入らざるを得ない事態だった、と言えなくもないが。
なんもしてないんだろ?、だったら君の股は汚いまんまだろ?、見ればわかるよ。きれいだったらアウトだよね。
…ごめん。お湯は浴びた。疲れてたからさっぱりしたくて。ひとりでだよ!
彼女のその言動から嘘と知りながら、つまり彼女は勝手に自らゲロしたわけだが、僕はさらに追求した。
君は知っているかわからないが、女は、まあ少なくとも君は、男とやると股にちょっとした痕が残るものなんだよ。もちろん俺とやった後、俺は何度もその痕をみた。そうだな、君の言うことを信じてやるよ。だから確かめてやるよ。
痕が残る云々の話は嘘半分事実半分のものだったが、見ればわかることは紛れもない事実だ。彼女のことをよく知る僕には容易なことだ。
当然彼女はあれやこれや言い拒否の態度をとった。ますます、語るにおちるとはこのことだ。僕には時間がないし、もはや、幸せな気持ちのままで三途の川を渡りたい、という一度持った気すら今は持っていない。今の気持ちを強いて言えば、どうせもう会えないのならはっきりさせたい、というものだ。少し悪い気もしないでもないが、僕は彼女の着ている服を脱がしにかかった。彼女はかなり抵抗したが、焼け石に水だ。武道家の僕にとって手脚を出さずに優しく彼女の体をコントロールすることなど朝飯前のことだった。武道をやっていてよかった。
あっという間に下半身を下着一枚にする。なんだか、げひひ、と下卑た笑い声をあげてみたい気になる状況だが、そんなことよりやることがある。さすがに下着を優しく脱がすことは難しい作業だったが、僕はやり遂げた。下着を両の足首あたりにまで下げることに成功した。
下着をずらした瞬間に匂いがしないので彼女が湯を浴びたことはわかった。皮肉なことにそのことは、彼女の言い訳が真実だった、ことではなく、彼女が嘘をついていることが僕の中で確定したことだった。
嫌がり抵抗する彼女を無視し、僕は彼女の股を観察する。そして少しおかしなことに気づく。湯を浴びたのだからきれいだ。きれいではあるのだが、きれいすぎるのだ。普段はしない石鹸の香りすらする。事後によく洗った証左だ。僕とした後は、僕が言いださなければ、家に帰ってから浴びるから、と事後に体を洗わないことも多々ある彼女だ。こんなことはなかなか起こらない。なぜだ?。僕の知らない彼女の一面だろうか。いやそれは考えにくい。男の趣味だろうか。事後にわざわざ洗いっこを?。今朝僕と遭遇することは想定していないのだから、そのことの対策ではない。午後会う為、も、家に帰ってから洗えばいい話で、考えられない。
そんなことをまじまじと股を見ながら思案していると、彼女が身をひねった。下着で拘束された脚は僕がしっかりと抑えているので、上半身だけ体をひねった。僕はのちに、雑巾みたいだな、と言うのだが、彼女が身をひねると、彼女の股穴から一筋の液体が流れ出てきた。僕の思案事項が紐解かれた。
中から残りが出てきてるぞ。まったく、そこまでやるかな。
僕は問い詰めた。
…なにが?
この期に及んでまだすっとぼけようとする彼女に自白を促す会話をするのはとても面倒くさいことだった。
いやな、お前が身をひねった時に中からつつーっと残りがでてきたんだよ。なんていうか、雑巾みたいだな。
なにが?
君さ、男の俺がそれを見て何かわからないと思うの?
僕はその液体に触ってもいないし、直に子種を出した経験もないので、そういう現象が起こるとは耳にしたことがあるがその液体が100パーセント子種であるとは実は確信していなかった。もちろん99.9パーセントそれだ、と思ってはいたが、欲しいのは確証だ。自白させるしか僕に手はない。
故意なの?、事故だったの?
…ごめん。
なにが?、いやそんなことより故意なのか事故なのか。それが問題だよ。
…事故。ごめん。ごめんなさい。
僕はあっさりと自白をとった。
ついに泣き始めた彼女をよそに、僕はタバコに火をつけた。
まだ僕には疑念が残っている。彼女は事故だと言ったが、いやたとえ事故だったとしてもだ、直にやらせたということは事実だ。ということは相手の子を孕んでも構わないという気持ちがあったということだ。僕はこの時に、あまりにも間抜けだが、ようやく彼女の優先順位がわかった。二股の本命は僕ではなかったのだ。僕はあまりにも間抜けだった。

数えてみたら11回目の

更新でした。その割にストーリーが全く進んでいません。予定では5回ぐらいで終わっているはずだったのに。リハビリにこんなに時を費やすとは思っても見ませんでした。
残りは倍もないのかなとぼんやり考えています。文字数をカウントしていないので数字に自信はありませんが、四百字詰め原稿用紙に換算すると全体で50~60枚ぐらいのものになるのでしょうか。そう考えると短いものですね。一回の更新で消費する文字数も決めていないし、週刊少年誌の漫画のように区切られているので、正誤も含めあまり意味のない数字ですが。

ではごきげんよう。