
辻邦生山荘見学会2022②、終了しました。
本日、辻邦生山荘見学会2022②が現地の旧軽井沢で開催されました。参加者14名。遠い方では三重県や愛知県から参加された方もいらっしゃいました。3回目という熱心な女性もいました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました。
辻邦生山荘の周囲の森はまだ紅葉しておらず、山荘の庭にソバナやフシグロセンノウの可憐な花を見つけることができました。例によってご案内に夢中になってしまい、写真を撮っていません。
2014年からスタートしたこの催しは、今年で9年目。来月1日に今年最後の見学会が開催されます。
皆さまも、今度よろしかったら、作家辻邦生が24年間、創作活動を行った空間をぜひ体験してみてください。 (大藤 記)
月刊「絵手紙」2022年9月号で「立原道造の手紙」が特集されました。
このたび、月刊「絵手紙」2022年9月号で、「立原道造の手紙」が16ページにわたり、総カラーで特集されました。鹿間寛子編集長より送って頂きました。
令和4年9月1日、一般社団法人 日本絵手紙協会発行。第321号。B5判、本文88頁。定価850円。
上記の特集頁に加えて、表2、表4でも立原の詩、画讃がそれぞれ紹介されています。手紙文化研究家・中川越氏の連載「手紙のヒント 9月」頁も、水戸部アサイ宛立原道造書簡(北九州市の丸柏百貨店喫茶室で紙ナプキンに書かれたあの有名な手紙です)が扱われています。立原道造ファンにとって本当に嬉しい1冊です。
しかし、これはなにも立原道造愛好家のためだけのものではなく、<手紙>というものに関心を寄せるすべての人に対して、素敵な贈り物になるのではないかと思います。
今回、立原道造記念会の宮本則子会長に画像提供 のご尽力を賜りながら、私は鹿間編集長と何度もやりとりをさせていただく中で、鹿間さんの熱意も十分に感じつつ、そうした確信を抱きました。立原道造の手紙には類のない魅力があります。
本日より、軽井沢高原文庫の受付近くに1冊、見本を置いてございます。ご来館の折、どうぞご覧ください。
ここに日本絵手紙協会のホームページも記しておきます。
https://www.etegami.or.jp/ (大藤 記)
10/22開催の文学散歩2022②「晩秋の旧軽井沢を歩く」を当館ホームページにアップしました。
9月に入りました。今日の軽井沢は曇りのち小雨。台風11号の今後の動きが非常に心配になってきました。皆さまも、どうぞ警戒なさって下さい。
さて、最近、2022年10月22日(土)に開催される文学散歩2022②「晩秋の旧軽井沢を歩く~旧軽井沢ゆかりの文学者たち編~」を当館ホームページにアップしました。展覧会を除くと、これが今年最後のイベントとなります。大正期から昭和30年代頃までにかけて、旧軽井沢に足跡を残した文学者たちのゆかりの場所を、晩秋の季節のなかに探索します。よろしかったらご参加ください。
今日は、詩人の中村稔先生からお電話をいただきました。北軽井沢の山荘にしばらく前からご滞在とのことでした。中村先生の山荘は、もともとドナルド・キーン先生と非常に親しかった吉田健一氏の山荘でした。キーン先生が英語で会話を愉しむことができた唯一の日本の文学者は吉田健一さんだったと言われています。キーン先生は吉田山荘を訪れていて、軽井沢にいるキーン先生と北軽の吉田さんとの間には手紙のやりとりも頻繁に行われていました。
稔先生は、「あんまり元気でない」「100メートル、200メートルくらいの散歩が難しくなってきた」とおっしゃっていましたが、お声はとても元気そうですし、お話は明晰でしたので、私がぶしつけにも「先生はいま、おいくつですか?」とうかがうと、「95歳です」と即座に返答があり、驚きました。野上弥生子さんのことや、親交のあった元岩波書店編集者の宇田健さんのことなどについても、話されていました。(大藤 記)
メーリアン展終了。9/3 辻邦生山荘見学会②開催。草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル。
今日は8月の最終日です。これで1年の3分の2が過ぎたことになります。早いものですね。
写真は最近、開館準備をしていて、軽井沢高原文庫の裏庭で見つけたヤブヘビイチゴです。
さて、軽井沢高原文庫敷地内の堀辰雄1412番山荘で開かれていた「女流博物画家 メーリアンの世界」は8月28日をもって終了しました。ご見学いただいた皆さま、誠にありがとうございました。これを開催できたのは日光市の新部公亮さんのお陰です。同日夕、展示を撤去し、昨日、長野県青木村の信州昆虫資料館の方2人が資料を引き取りに車でお見えになりました。メーリアン展はこのあと、9月上旬から同館で開催されます。
3日後の9月3日(土)午後、辻邦生山荘見学会が開かれます。この催しは既に満席となっております。昨日、辻山荘へ行って、窓を開けて風を通し、掃除をしてきました。写真はその時に写した辻邦生山荘です。木漏れ日がきれいでした。
また、昨日は群馬県草津町で第42回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァルのクロージング・コンサートが行われ、私も参加してきました。今年のテーマは「ロッシーニ生誕230年~その時代のヨーロッパ」。今やウィーンを代表するピアニストに育ったという(プログラムより)クリストファー・ヒンターフーバーの力強い鍵盤の音や、草津アカデミーではすっかりお馴染みのスイス人トーマス・インデアミューレのオーボエの熟練の技に目を見張りました。私の席の近くに、昨日は出演しなかった、ウィーンから招かれたヴァイオリンのカリーン・アダムの姿があったようです。忙しい合間を縫って、無理をして行ってよかったと、帰り道、車を走らせながら思いました。
さて、いよいよ明日から9月です。毎週のように高原文庫主催等のイベントがあります。気を引き締めて、日々を過したいと思います。 (大藤 記)
今晩10時~NHK「映像の世紀」で軽井沢ゆかりの二人の人物が取り上げられます。
本日2022年8月29日(月)22:00~22:45まで、NHK総合テレビ「映像の世紀バタフライエフェクト」で、軽井沢ゆかりの2人の人物が取り上げられます。
今回のテーマは、「関東大震災」、そして、「東京大空襲」を経た東京の、破壊と創造の歴史をたどります。未曽有の大災害を経験した東京の復興に尽力した後藤新平、そして関東大震災時、ライトの助手として来日していたアントニン・レーモンドを通して、その過程を見つめます。
この番組制作にあたり、アントニン・レーモンドの軽井沢第2スタジオの現所有者で、軽井沢タリアセンでもこれまでお世話になっている建築家の北澤興一氏が随分と資料協力をなさったようです。
後藤新平の親族の方の別荘が当館から車で数分のところにあり、私もかつてうかがったことがあります。アントニン・レーモンドの孫シャーロットさんは、3年前、米ニューホープからアントニン・レーモンドの軽井沢「夏の家」(現・ペイネ美術館)を訪れられ、私も何人かの一人としてご案内させていただきました。
夜遅い時間ではありますが、よろしかったらご覧ください。 (大藤 記)
高原文庫の会は満席となっております。ユウスゲ。サワガニ。
約2週間後の9月10日(土)に開かれる軽井沢高原文庫・夏季特別展「生誕100年ドナルド・キーン展―軽井沢と日本語の美―」の関連イベント、高原文庫の会(「ドナルド・キーンさんの思い出」お話:浅田次郎氏<作家>)は、すでに満席となっております。どうぞご了承ください。
高原文庫の会とは関係ありませんが、一昨日、軽井沢高原文庫前の道路で一匹のサワガニに出会いました。車にひかれたら大変ですので、親指と中指でつまんで、避難させました(写真)。サワガニは日本固有種。一生を淡水域で過ごす純淡水性のカニです。
もう1枚は、昨日の高原の文学サロン会場となった明治44年館の庭に咲いたユウスゲです。詩人の立原道造が愛した花であり、私も大好きです。もうユウスゲの季節はとうに過ぎていますから、これは相当遅咲きのユウスゲです。一昨日の撮影。 (大藤 記)
高原の文学サロン、終了しました。
本日午後、軽井沢の明治44年館(国登録有形文化財)で、軽井沢高原文庫の夏季特別展「生誕100年 ドナルド・キーン展―軽井沢と日本語の美―」の関連イベント、高原の文学サロン「トーク&演奏♪―ドナルド・キーンを語る」(角地幸男氏×キーン誠己氏)が開催されました。参加者61名。チケットは完売しました。
次に掲げる写真1枚目は、催しの冒頭、ドナルド・キーン先生の生誕100年をお祝いして、ご子息キーン誠己さんが浄瑠璃として作曲した『おくのほそ道』冒頭部を、三味線の弾き語りで皆さまにお聴きいただいている場面です。約6分。
ドナルド・キーン先生は、生涯を通じて芭蕉の『おくのほそ道』を研究しておられましたので、ご子息のキーン誠己さんは、父親のドナルド・キーン先生に捧げるために作曲されたそうです。
キーン誠己さんは、かつて大阪の人形浄瑠璃文楽座で25年間、三味線を弾いておられました。芸名は五世鶴澤淺造(つるざわあさぞう)とおっしゃいます。
後半のお二人のトークは、こちらも様々なエピソードが満載で、キーン先生に心を寄せる人にとって、まさに至福のひと時でした。角地幸男さんが聞き役に徹していたかと思うと、「今、思い出したんだけれど…」と次々に新しい話題を繰り出す楽しさもあり、あっという間の1時間20分でした。
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
参加者の中には、ドナルド・キーン先生の戦友の一人、オーティス・ケーリ氏の長男のフランク・ケーリさん夫妻や、今回「高原文庫」第37号にご執筆いただいた佐藤彰一・名古屋大学名誉教授夫妻、先月『ドナルド・キーンの俳句』(白水社)を刊行されたばかりの毬矢まりえさん、江戸千家家元の川上宗雪氏らのお姿もありました。
話が脇道に逸れますが、オーティス・ケーリ氏について一言。ドナルド・キーン先生は、1953年に初めて日本(京都大学大学院)に留学した際、当時、同志社大学教授だったケーリ氏の紹介で無賓主庵(むひんじゅあん)を下宿先として定めました。そして、そこで終生の友・永井道雄氏を知ることとなります。永井さんが親友の中央公論社社長・嶋中鵬二氏にキーン先生を紹介したことで、キーン先生と文豪たちとの数々の出会いがその後に生れるのでした。人の出会いとは本当に不思議です。
ケーリ家は、かつては軽井沢で夏を過ごされていたようですが、しばらく前から信州・野尻湖国際村で夏を過ごされているようです。長男のフランクさんは東京在住。3人のお姉さんや妹さんは、米ペンシルべニア州や米カリフォルニア州、広島県にそれぞれ住んでおられ、夏になると野尻湖に集まってくるそうです。この2年ほど、コロナで集まれないようですが。きのう、フランクさん夫妻、キーン誠己さん、角地幸男さんを、塩沢湖の旧朝吹山荘「睡鳩荘」(国登録有形文化財)へご案内した際、湖畔の遊歩道「ことりがよぶ道」(詩人・岸田衿子さんが命名)を散歩していて、フランクさんから私がうかがった幾つかの興味深いお話の一つです。 (大藤 記)
本日、読売新聞オンラインに軽井沢高原文庫・ドナルドキーン展記事(日本語版)が公開されました。
本日午前9時、読売新聞オンラインに軽井沢高原文庫・ドナルドキーン展記事(日本語版)が公開されました。どうぞご覧ください。執筆は読売新聞編集委員の森太さんです。
URLは次の通りです。どうぞご覧ください。 (大藤 記)
https://www.yomiuri.co.jp/culture/20220823-OYT1T50182/
本日、読売新聞THE JAPAN NEWSでドナルド・キーン展記事(英語)が紹介されています。
本日2022年8月24日午前6時~、ウェブ上の読売新聞THE JAPAN NEWSにおいて、読売新聞編集委員の森太さんが書かれた軽井沢高原文庫・ドナルド・キーン展記事(英語版)が紹介されています。よろしかったらご覧ください。
リンク先は下記の通りです。なお、これは英語ですので、日本語のほうがよいという方は、明日以降にアップされるようです。そちらをご覧ください。展覧会場などの画像8点も掲載されていますので、写真だけでも英語版でご覧ください。
なお、先日、森さんが取材で来館された折、森さんからうかがって驚いたのですが、森さんがキーンさんと出会ったきっかけというのが実に興味深いのです。森さんは、ニューヨークの米国国立公文書館で第二次世界大戦中の日本兵の大量の日記を発見され、さらに調べを進めていくうちに、ある時、キーンさんが戦時中にその日記の翻訳に従事していた一人であることを知り、それに関してキーンさんに取材を申し込んだのが、キーンさんに初めてお会いするきっかけだったそうです。これはあまり例のない、稀代の日本文学研究者ドナルド・キーンとの不思議な出会い方といえます。
しかし、戦争、日記というキーワードは、キーンさんにとって最重要なものであることは間違いありません。
ヨーッパ総局長などを歴任された森さんは、戦後60年、戦後70年、戦後77年と、いずれも大きな節目の年に読売新聞の特集記事の担当記者をされており、それも一つのめぐり合わせでしょうか。 (大藤 記)
ウェブ https://japannews.yomiuri.co.jp/original/perspectives/20220824-53444/
ツイッター https://twitter.com/The_Japan_News/status/1562198036939284480
フェイスブック https://twitter.com/The_Japan_News/status/1562198036939284480
クジャクチョウを見ました。
けさ、開館準備のため、軽井沢高原文庫敷地内の野上弥生子書斎を開けにいくと、室内に地味な羽色の蝶がガラス窓にとまっていました。裏翅が黒だったので最初は気づかなかったのですが、それはなんとクジャクチョウでした。私は今年初めて見ました。
庭で羽を休めているそのクジャクチョウを、わずか20センチほどの距離までそーっと近づいて、表翅を撮らせてもらいました(写真)。クジャクチョウは山の花、谷川沿いの道、石の上に留まることが多いといわれています。
ところで、標高1000メートル前後の軽井沢高原では、いま、夏から秋にかけてのさまざまな野の花が咲いています。少し前の写真ですが、私の好きなフシグロセンノウとマツムシソウの花をここに載せておきます。
フシグロセンノウは野上書斎の説明板の足元に、今年初めて咲いて、私も大喜びしたのですが、光線の加減で花の朱色がきれいに写っておらず、これは塩沢湖畔で撮った別のものです。マツムシソウはわが家のカーポートで撮影しました。 (大藤 記)
クジャクチョウ
フシグロセンノウ
マツムシソウ









