軽井沢高原文庫

2026.7.18~2026.10.12



「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」











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雑誌「男の隠れ家」9月号 【避暑地×文学】物語が生まれる場所 特集

 まず、熊本県で最大震度7を観測した地震で、大きな被害にあわれた皆さまに対し、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、8月に入りました。軽井沢で仕事をしている私どもにとって、もっとも忙しい月を迎えています。これからイベント等もありますので、体調管理に気をつけながら、毎日を過ごしてまいりたいと思っております。

 きょうはひとつ、お知らせです。

 「男の隠れ家」という雑誌(三栄発行)の2026年9月号が発行されました。特集テーマは「【避暑地×文学】物語が生まれる場所」です。

 上高地、富良野、飛騨、奥日光、那須高原、房総半島、伊豆、鎌倉、大山高原などといった場所も取り上げられていますが、とりわけ多くのページを割いて紹介されているのが軽井沢です。驚いたことに、全体の3分の1ほどの44ページを占めています。

 そして、その中で、とくに堀辰雄の人と文学が掘り下げられて紹介されているのも一つの特徴です。

 私どもも取材に協力させていただきましたので、送られてきた雑誌を見ましたが、通常取り上げられる軽井沢とは異なった、軽井沢の別の側面、少し奥の世界が捉えられているように感じ、これはこれで軽井沢を訪れる人のよい案内書になるのではないかと思いました。文学や建築や歴史に興味のある方には魅力を感じるでしょう。

 そして、今回のかなり大胆な誌面づくりを見ていて、ふと思い浮かんだことばは、個と全体、部分と宇宙、といったようなものです。つまり、あるものの全体を捉えようとするとき、個を掘り下げてゆくというのも一つの確かな方法であるということ。

 この雑誌、皆さまもよろしかったら、本屋さんで手に取って、ご覧ください。

 ここには、「男の隠れ家」9月号表紙を、軽井沢高原文庫敷地内の堀辰雄1412番山荘内で撮影しましたので、載せておきます。 (大藤 記)

 

 

きょうは立原道造の誕生日です。ちくま文庫から立原道造詩集刊行。

 きょう(7/30)は立原道造の誕生日です。軽井沢にゆかりの深い詩人・建築家の立原道造は、今から112年前、1914(大正3)年7月30日、東京市日本橋区橘町に生まれました。

 ところで、先月、ちくま文庫から立原道造詩集が刊行されたことを、皆さまはご存じでしょうか? 夏季特別展などの準備で忙しくしていて、本欄でお知らせするのが遅れてしまいました。

 それはともかく、これは大変喜ばしい出来事です。角川文庫、岩波文庫、学芸書林など、手ごろに購入できる立原道造の文庫本が長らく絶版となっていましたので、これは全国の立原道造ファンにとって朗報です。

 タイトルは『僕はひとりで夜がひろがる 立原道造 全詩+物語』。2026年6月10日、筑摩書房発行。415頁。巻末に立原道造略年譜(写真入り)、杉田淳子「編者解説 詩人前夜の夜の詩」、宮本則子「出版に寄せて」が付いています。カバーデザインは名久井直子。定価1210円(税込)。

 本書は、立原道造が生前に発表したすべての詩と物語三篇を網羅しています。物語は「生涯の歌」「春のごろつき」「かろやかな翼ある風の歌」。

 軽井沢高原文庫でも早速、筑摩書房から取り寄せ、ショップで販売しています。

 ここには、刊行されたばかりの純白の詩集を、軽井沢高原文庫前庭に建立されている立原道造詩碑の上で撮影しましたので、載せます。

 思い返せば、当館の立原道造詩碑も、1993年、今から33年前のきょう、立原道造の誕生日に建立されたのでした。

 皆さま、ご来館の折、どうぞこの詩集を手にとって、また、詩碑をご覧になり、夭逝の詩人・立原道造に想いをはせてください。 (大藤 記) 

 

8/8(土)14時~檀ふみさん「堀文子先生の思い出」を開催します。

 軽井沢高原文庫は、7月18日から夏季特別展「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」を開催しています。堀文子さんのファンの方が連日、各地から訪れています。

 堀文子展の会期中、関連イベントを2つ、ご用意しています。

 まず1つ目は、8月8日(土)午後2時~、俳優の檀ふみさんによるお話「堀文子先生の思い出」です。会場は軽井沢タリアセン内のバーベキューハウス山里野。参加をご希望の方は、事前にチケットをお求めください。Eメール kogenbunko@yahoo.co.jp /FAX 0267-45-6626 でお申し込みください。

 料金は2000円、学生・友の会会員は1500円。料金には堀文子展観覧料(800円)が含まれています。

 檀さんにとって、堀文子さんがとても大事な存在であることを、檀さん自ら語ってくださる貴重な機会となることと思います。よろしかったら、ご参加ください。

 ここには、今まで出しておりませんでしたが、檀さんのお写真を載せます。 (大藤 記) 

 

2027年度 深沢紅子カレンダー「野の花」の販売を始めました。

 きょうは、深沢紅子に関する新商品のお知らせです。

 もう40年以上も続いている深沢紅子カレンダー「野の花」の2027年度版がこのたび出来上がり、本日より販売を開始しました。現時点で、深沢紅子野の花美術館・軽井沢でまず販売しています。

 もう来年のカレンダーですか?、と驚くかもしれませんが、夏に軽井沢にいらっしゃる方の手に渡るようにと、私たちも早めに準備を進め、盛岡市の社団法人 深沢紅子野の花美術館と共同製作しているのです。

 サイズは、昨年同様、縦50㎝×横20㎝。短冊形で12絵柄。定価1600円(税込)。通信販売の場合、送料は10部まで430円(レターパックライト)。 

 今回の絵柄は、1月から12月まで次の通り。いちご、ゆきおこし、芽、野のあやめ、わすれな草、みやまえんれいそう、ゆうすげ、つりふね草、からはな草、野ぼたん、ぐみ、びなんかずら。

 ここに、画像を数点、載せておきます。 

 この商品は秋には完売してしまいますので、ご希望の方は9月末くらいまでに購入されることをおすすめします。

 以上、2027年度 深沢紅子カレンダー「野の花」のお知らせでした。 (大藤 記) 

 

追伸

本日(7月28日)から、軽井沢高原文庫ショップでも2027年度 深沢紅子カレンダー「野の花」の販売を始めました。

 

 

 

堀文子展がスタートして1週間、「高原文庫」第41号を発行、咲き誇るヤマユリ

 軽井沢高原文庫の夏季特別展「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」がスタートして、ちょうど1週間が経過しました。この間、日本画家の堀文子さんの作品を愛する方々が全国各地から訪れています。

 今回の展覧会は、軽井沢高原文庫の通常の展示ではあまり見られないような、色彩に溢れた展示空間となっています。皆さまには、ぜひこの機会に足を運んでいただいて、堀文子の美の世界に浸っていただければと、念願しております。

 さて、お知らせが遅れましたが、堀文子展の開催に合わせて、「高原文庫」第41号(堀文子展特集号)を7月18日に発行しました。A5判64頁。 

 文章をご執筆いただいた方は、掲載順に次の通りです。大村智氏(ノーベル生理学・医学賞受賞者、女子美術大学名誉理事長、北里大学特別栄誉教授)、小倉文子氏(女子美術大学学長)、村松友視氏(作家)、中村桂子氏(JT生命誌研究館名誉館長)、坂田明氏(ミュージシャン)、青木裕子氏(元NHKアナウンサー、軽井沢朗読館館長)、辻泰弘氏(元・小学館「サライ」編集長)、中島良成氏(株式会社ナカジマアート代表取締役)。巻末には堀文子アルバム、堀文子年譜が付いています。定価1000円(税込)。通信販売も可(送料210円)。

 この「高原文庫」は、年1回、夏の特別展に合わせて発行している定期刊行物の一つです。今年は41号ですから、41年目ということになります。ずっと編集に携わってきた者の一人として、感慨深いものがあります。(開館した1985年夏は開館記念堀辰雄展を開催し、その時は、いわゆる展覧会図録を発行しました。開館2年目の1986年に「高原文庫」を創刊し、今日に至っています。)

 ここには、「高原文庫」第41号の表紙画像を載せます。

 それから、けさ、開館の準備をしていて、前庭に移築されている野上弥生子書斎のすぐそばに、ヤマユリがあまりに見事にたくさん咲いていましたので、思わず撮影しました。それも載せます。あたりにはユリのよい香りがただよっています。 (大藤 記)

 

 

本日から夏季特別展「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」がスタートしました。

 本日から軽井沢高原文庫の夏季特別展「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」がスタートしました。自然と生命の美を描き続け、7年前に100歳で亡くなった日本画家・堀文子(1918₋2019)の豊かな芸術世界を、絵画、スケッチ、書籍、愛蔵品、生活資料、旧蔵書など約250点によって紹介しています。堀は1979年から軽井沢にアトリエを構えて作品制作に取り組んでいました。

 会場は、「Ⅰ花 Fiore」「Ⅱ旅 Viaggiare」「Ⅲ軽井沢 Karuizawa」「Ⅳ生命 Vita」の四部構成とし、中間点に「堀文子のアトリエ Atelier」(立体ケース)の部屋を設けました。

 堀文子作品の魅力については、ぜひ会場を訪れて、ご自身で実感してみてください。

 昨夜、遅くまでかかって展覧会の準備を行い、本日、予定通りスタートできたことに、いまは安堵しています。

 展覧会の開催にあたり、一般財団法人堀文子記念館、株式会社ナカジマアート、株式会社米八グループほか、多くの関係機関や個人の方にご協力を賜りました。心よりお礼申し上げます。

 なお、会期中、2つの関連イベントの開催を予定しております。8月8日(土)午後2時から俳優・檀ふみさんによるお話「堀文子先生の思い出」と、8月22日(土)午後2時から美術史家・美術評論家(前・神奈川県立近代美術館館長)の水沢勉さんによるお話「堀文子 画家として生きること」です。いずれも料金は一般2000円、学生・友の会会員1500円(料金には堀文子展観覧料が含まれています)。要予約。予約方法は当館ホームページをご覧ください。

 ここには、道路沿いの堀文子展の大看板の写真を載せます。 (大藤 記)

 

本日で「シャーロック・ホームズ展」終了、明日から4日間、展示入れ替えのため臨時休館となります。

 本日で、軽井沢高原文庫で開いている「シャーロック・ホームズ展」が終了します。早いもので、2か月余りの展示期間があっという間に過ぎてしまいました。

 今回、感じたのは、シャーロック・ホームズの愛読者が全国にいらっしゃるということ、そして身近なところにもたくさんいらっしゃるということでした。数日前、朝一番に来館された若い女性は大阪からバスで来ました、とおっしゃっていました。きのうは、隣町の御代田町の浅間縄文ミュージアムの方が、一昨日は軽井沢町立図書館の方がお見えになっていました。

 今回、約300点の貴重な資料をご提供いただいた東京の東山あかねさんには、先日、最近の来館者の様子や本日夕方に撤去作業を行うことなどをご連絡したところでした。

 なお、いま、これを記していたら、今回の展示で資料選定やキャプションなどでご尽力いただいた新井清司さんがもう一度見ておきたいのでと、埼玉県からわざわざいらっしゃいました。

 ここには、6月20日に行われた2回目のギャラリートークの際の写真を1枚、載せます。講師は、東山あかねさんと新井清司さん。約50人の参加者がありました。

 さて、明日から4日間、展示入れ替えのため、軽井沢高原文庫は臨時休館となります。どうぞご了承ください。 (大藤 記)

 

 

7/18(土)から夏季特別展「没後7年 堀文子~いのちのつながり~」を開催します。

 7月18日(土)から、軽井沢高原文庫では、夏季特別展「没後7年 堀文子展~いのちのつながり~」を開催します。自然と生命の美を描き続けた日本画家・堀文子(1918-2019)。

 この展示では、堀文子が描いた花鳥画や、厳しい自然を描いた風景画、ヨーロッパスケッチなどのほか、文学者の本の装幀・挿絵本、子どものための絵本など約250点の作品&資料を展示します。7年前に100歳で亡くなった堀文子の豊かな芸術世界を紹介します。

  先月上旬、神奈川県大磯町のアトリエからの資料借用に続き、同下旬の東京都内での借用、そして、数日前に東京都内の複数個所からの作品借用が無事に終わりました。これで素晴らしい展覧会が実現できそうな予感がします。

 ここに、堀文子展のチラシ画像を載せます。どうぞご覧ください。 

 なお、「シャーロック・ホームズ展~小林司・東山あかねの貴重なホームズ・コレクション一挙初公開~」の終了まで、残り5日ほどとなりました。7月13日まで。今日は東京の日本近代文学館の方がお見えになっていました。 (大藤 記)

 

「軽井沢高原文庫通信」第107号発行。ギャラリートーク2回目終了。

 このたび、軽井沢高原文庫の定期刊行物の一つ、「軽井沢高原文庫通信」第107号を発行しました。6月20日。A4判12ページ。定価200円。

 内容は、フランス文学者の海老坂武さんのエッセイ「軽井沢の思い出」、日本シャーロック・ホームズ・クラブ主宰者の東山あかねさんのエッセイ「『シャーロック・ホームズ展』開催」、詩人の大崎清夏さんのエッセイ「塩を夢みる」のほか、現在開催中のシャーロック・ホームズ展の出品リスト(展示全資料)を7頁あまりにわたって掲載しています。海老坂さんは現在、91歳です。

 シャーロック・ホームズ展の出品リストについては、展示資料の全データを展示順に掲載しており、12コーナーに分けた展示構成やその詳細などがよく分かると思います。東山あかねさん、新井清司さんの手になるキャプションも一部載せています。

 5年後、あるいは10年後に、全国のどこかの文学館や大学などがシャーロック・ホームズ展をやろうと思い立った時、このリストは必ずや大いに役立つでしょう。またそうであってほしいという願いを込めて作成しました。

 先日、6月20日、2回目となるシャーロック・ホームズ展のギャラリートークが展覧会場で開かれました。講師は東山あかねさんと新井清司さん。参加者はざっと見わたしたところ、約50人。内容のとても充実したイベントでした。大阪から来たという中年男性、京都からバスできましたという若い女性、愛知県から片道4時間かけて車で日帰りで来たという男女2人組など、いろいろな方がいらっしゃいました。故・小林司さん、東山あかねさんの4人のお嬢さんたちも東京から駆けつけてくださいました。終了後、シャーロック・ホームズが愛したハンガリーのトカイワインが東山あかねさんの差し入れで参加者にふるまわれました(前回は小林エリカさんによる差し入れ)。4姉妹がサイン会とワイン出しのお手伝いをしてくださり、助かりました。

 きのう、朝日新聞長野総局からシャーロック・ホームズ展の資料画像を送ってほしいというご連絡をいただき、お送りしたところです。

 きのう、友の会会員で、私も存じ上げている女性がご主人と来館され、その方の学生時代のお友達がシャーロック・ホームズ研究家の長沼弘毅さん(元大蔵事務次官)のお嬢さんであることを立ち話でうかがいました。長沼さんの著作も研究書第1作を展示しています。

 ここには、「軽井沢高原文庫通信」第107号の5ページから始まるシャーロック-ホームズ展の出品リストの1ページ目を載せます。 (大藤 記)

 

6/20(土)午後2時~東山あかねさんと新井清司さんによるホームズ展ギャラリートークがあります。

 いま、軽井沢高原文庫では、企画展「シャーロック・ホームズ展~小林司・東山あかねの貴重なホームズ・コレクション一挙初公開~」を開催しています。7月13日まで。会期終了まで残り1か月を切りました。

 シャーロック・ホームズに関心のある方が各地から訪れています。地元の方もいらしてくださっています。最近、お隣の軽井沢絵本の森美術館のベテランスタッフのご夫妻がいらっしゃいました。少し前ですが、軽井沢町歴史民俗資料館の学芸員の方がお友達と見学に訪れていました。

 さて、5月4日に1回目が行われた東山あかねさんと小林エリカさんによるギャラリートークに続き、あさって6月20日(土)午後2時から、2回目のギャラリートークが開かれます。講師は東山あかねさんと新井清司さん。今回、シャーロック・ホームズ展の開催にあたり、監修者と協力者として、資料のご提供および資料の選定にご尽力いただいたお二人のお話ですから、奥深いホームズの世界に私たちを誘ってくれることでしょう。新井さんはホームズ文献にお詳しい方です。

 皆さま、どうぞよろしかったらお出かけください。ご予約は不要です。

 なお、シャーロック・ホームズ展の展示資料全データは、最近できあがった「軽井沢高原文庫通信」第107号に7ページにわたって掲載しました。友の会の会員の皆さまには、きのう、発送しました。A4判12頁。定価200円。

 次に載せる画像は、今回の展覧会の展示品の一つです。エラリイ・クイーンが編集した著名な作家によるホームズ・パロディ集。ドイルの遺族の抗議を受けて絶版となった稀覯書として知られる一冊です。表紙の下方、オレンジ色の部分をご覧ください、マーク・トウェイン、オー・ヘンリー、アガサ・クリスティーといった豪華な名前が並んでいるのが見えますか。

 もう一枚は、1週間ほど前、2026年6月13日の読売新聞長野版「学芸員のおススメ‼」欄に私が書いたホームズ展の紹介文です。これも記録として載せておきます。 (大藤 記)

 

The Misadventures of Sherlock Holmes.(Little,Brown,1944)

 

2026年6月13日読売新聞長野版

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