軽井沢高原文庫 -25ページ目

本日から「文学のふるさと・軽井沢 ― 朔太郎、犀星、龍之介、辰雄… ―」展がスタートしました。

 皆さま、いかがお過ごしですか? 軽井沢は日一日と秋が深まっています。きょう、開館前、落ち葉集めをして、大きなビニール袋に落ち葉を詰めました。今後1か月ほど続く、これはまだ序盤です。

 さて、本日から軽井沢高原文庫は「文学のふるさと・軽井沢 ― 朔太郎、犀星、龍之介、辰雄… ―」展がスタートしました。今年最後の企画展です。

 明治~昭和期までの軽井沢ゆかりの文人約 50 人の、軽井沢を舞台にした詩・小説・随筆等とその世界を、多彩な原稿・書簡・絵画・遺品・著作など約200点により紹介しています。豊饒な軽井沢文学を一望できます。
 また、今年は詩人の萩原朔太郎の没後 80 年にあたり、全国52か所の文学館・美術館、大学施設で朔太郎を介した共同展「朔太郎大全 2022」が開催されています。当館もこの催しに参加し、前橋文学館から画像提供をいただきながら、大正・昭和初期の軽井沢における朔太郎と室生犀星らとの交流を一部のコーナーで紹介しています。

 次の画像は、恩地孝四郎 「『氷島』の著者(萩原朔太郎像)」(1943年、木版)です。萩原の死の翌年、長年の友を追悼する意味で制作された本作は、「恩地の写実性がよく分かる具象版画の傑作」(東京国立近代美術館ウェブサイト)とされています。 (大藤 記)

恩地孝四郎   「『氷島』の著者(萩原朔太郎像)」  1943年 木版

今日から3日間、軽井沢高原文庫は展示入れ替えの為、臨時休館いたします。

 今日から3日間、軽井沢高原文庫は展示入れ替えの為、臨時休館いたします。10月14日から今年度最後の企画展「文学のふるさと・軽井沢―朔太郎、犀星、龍之介、辰雄‥‥―」がスタートします。11月30日まで。会期中無休。

 なお、7月16日から開催されていた夏季特別展「生誕100年 ドナルド・キーン展―軽井沢と日本語の美―」は、昨日10月10日をもって終了いたしました。ご来館くださった多くの皆様、誠にありがとうございました。3つの関連イベントに出演くださった講師の先生、イベントに参加くださった皆様に、心よりお礼申し上げます。

 今回、生誕100年という大きな節目の年に、約半世紀にわたり軽井沢で仕事をされていたドナルド・キーン先生の展覧会を開催させて頂いたことは、当館にとって誠に光栄なことであり、私も本当によかったと思っております。手持ちの資料がほとんどない中で、資料を全面的にご協力くださったご子息キーン誠己氏をはじめとする関係各位に対し、あらためて厚くお礼申し上げます。

 今年は4月から10月にかけて、神奈川近代文学館、軽井沢高原文庫、京都文化博物館(開催順)という全国の3つの文化施設で、それぞれ異なるドナルド・キーン展が開催されました。当館の展示会にも、7回ほど足を運んで下さった横浜市在住の女性がいらっしゃいました。

 なお、キーン誠己氏にうかがったお話では、来年も全国の数か所でドナルド・キーン展の計画が進行中とのことです。楽しみです。

 昨日は、午後5時に閉館後、午後11時過ぎまでかかって展示の撤去作業を行いました。展示室はすっかり空になりました。

 今日、朝、外に出ると、空気の透明度が非常に高く、浅間山がきれいに見えましたので、仕事場へ来る途中で1枚、撮影しました。ここに掲げます。 (大藤 記)

 

ドナルド・キーン展はあす最終日です!

 軽井沢高原文庫のドナルド・キーン展は残り2日となりました。明日が最終日です。皆さま、どうぞお出かけください。

 今日は、ドナルド・キーン先生と親交のあったという女性が、千葉県我孫子市からご家族でいらっしゃいました。また愛知県の田原市教育委員会の天野敏規文化財課長(田原市博物館副館長)や、富山県の高志の国文学館の生田美秋氏が来館されました。生田さん(元世田谷文学館学芸部長)は、私は30年ほど前から存じ上げており、今も時折、お世話になっています。

 また、今日も驚いた出来事がありました。ドナルド・キーン先生のコロンビア大学時代の恩師・角田柳作氏のご兄妹が祖母にあたるという90歳の女性が、群馬県渋川市からお孫さん達と一緒にお見えになりました。角田氏が1951年にハワイから一時帰国した際、女性は角田氏に会っているそうです。それはなんと71年前の出来事です。

 今日も昨日に続き、ドナルド・キーン先生のご子息・キーン誠己氏がお見えになって、知人や来館者らと言葉を交わされていました。キーン財団のボランティアで東京の小平高校の先生もオートバイでいらっしゃいました。

 写真は、今日午後、追分の「小灯(ことぼし)」で開かれていた河村目呂二俳画展をちょっとのぞいた際、玄関先で見つけた可憐なイワシャジンです。秋に紫色の釣り鐘形の花が岩場から垂れ下がるように開く様子はとても風情があります。 (大藤 記)


ドナルド・キーン展は残り3日となりました。

 ドナルド・キーン展終了まで残り3日となりました。ここまでくると、少々名残惜しい気もいたします。

 一昨日は、政治学者の御厨貴氏ご夫妻や吉岡大二郎東京大学名誉教授(物理学)ご夫妻、金沢市から徳田秋聲記念館の薮田由梨学芸員らがお見えになりました。昨日は、俳人・歌人の堀田季何さんご夫妻やドナルド・キーン記念財団の浅倉さんらが来館されました。

 今日は、ドナルド・キーン先生のご子息キーン誠己氏が、キーン先生の教え子の米ポートランド大名誉教授のローレンス・コミンズ氏ご一家をご案内して来館されました。コミンズ先生には「高原文庫」第37号(ドナルド・キーン展特集号)にエッセイをご執筆いただきました。見学後、コミンズ先生から、とてもすばらしい展示でした、という温かいお言葉をいただき、私も胸が熱くなりました。

 また、今日、驚いたのは、群馬県から来られたという障害者手帳をお持ちの90歳の女性でした。読売新聞でドナルド・キーン展のことを知り、町内循環バスを利用して一人で来られたとのこと。見学後、これから歩いて軽井沢発地市庭に行きます、と元気におっしゃって、帰っていかれましたが、その後ろ姿を、私は母を見送るような気持ちで、しばらくお見送りさせていただきました。

 ここに掲げる写真は、ドナルド・キーン展と関係ありません。まもなく軽井沢タリアセンで始まるハロウィンの準備のため、最近、長野県原村などからライトエースの荷台いっぱいに積んで、運んできた大小さまざまなカボチャです。直径80センチほどもある巨大カボチャもあります。  (大藤 記)

けさの朝日新聞長野版に「ドナルド・キーン山荘を訪ねる」の記事が掲載されました(’22.10.5)

 けさの朝日新聞長野版に「ドナルド・キーン山荘を訪ねる」の記事が掲載されました(2022.10.5)。9月24日に行われた催しです。よろしかったらご覧ください。

 なお、同じ記事を本日午前11時頃から朝日新聞デジタルでも見ることができます。下記の記事タイトルをクリックしてください。執筆は長野総局の滝沢隆史さんです。(※なお、デジタル記事には掲載期限があります。)

https://www.asahi.com

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ドナルドキーンさんの庵 研究没頭、往年しのぶ見学会

 

ヤマアカガエル

 ベンチの下からこちらをじーっと見ているのは、ヤマアカガエルです。体長10センチくらい。

 きょう、昼間、軽井沢高原文庫展示室から裏庭の堀辰雄山荘へ向かおうとしたところ、ばったり出会いました。今日は穏やかな秋の一日でしたから、散歩の途中か、ご飯を探しに出かけたのでしょうか。

 そっと膝をついて、ヤマアカガエルとほぼ同じ目の高さで1枚、撮影させてもらいました。

 なお、軽井沢高原文庫のドナルド・キーン展も、会期終了まで残り7日となりました。きょうは、ドナルド・キーン・センター柏崎(公益財団法人 ブルボン吉田記念財団)の石黒登志子さんがわざわざ新潟県柏崎市から来館されました。少しお話をさせていただきました。

 けさの塩沢湖の写真も載せておきます。軽井沢の紅葉が始まってきたのがお分かりになるかと思います。 (大藤 記)

 

 

本日、辻邦生山荘見学会2022③を開催しました。

 本日、さわやかな秋晴れの下、当館主催の辻邦生山荘見学会2022③を現地(旧軽井沢)にて開催しました。参加者は、三重県四日市市から参加されたご夫妻や、小田原市から参加された高校の世界史の先生ご夫妻など13名(定員13名)。川崎市から参加された女性は、小学6年生の時に辻さんの童話『ユリアと魔法の都』で初めて辻作品にふれた、と懐かしそうに話してくださいました。

 このイベントは9年目。これで延べ500人近い方々に辻邦生・佐保子夫妻の山荘を見学していただいたことになります。1976年建築。設計は磯崎新氏。

 ここに、見学会の終了後、集合写真を撮りましたので、皆さまのご了解を得て、山荘外観と共に載せさせていただきます。

 ところで、軽井沢高原文庫に戻ってみると、7年前、新聞記者・写真家の故・幅北光氏が1930~70年代にかけて軽井沢の人物・風景・建築等を撮影した貴重な写真約千点余を当館にご寄贈くださったご遺族の幅宣子さんが、息子さんやお嬢さん、何人ものお孫さんたちと一緒に横須賀市からお見えになっていました。久しぶりの再会で、私もとても嬉しかったです。犬のマリちゃんも一緒でした。

 幅氏の写真は、近年も国重要文化財三笠ホテルや室生犀星記念館、追分宿郷土館、軽井沢町歴史民俗資料館、信濃毎日新聞などに対し、ご要望の写真を提供するなどして、地域社会に貢献しています。(大藤 記)

   

 

2022.10.1

 

2023深沢紅子カレンダー「野の花」を販売中です。

 ここ数日、軽井沢は穏やかな秋晴れが続いています。きょうの軽井沢の予想気温は最高22℃、最低10℃。

 この時期の軽井沢は、新緑の季節のすばらしさとはまた異なり、時がゆったり流れている感じで、かつ、落ち着きがあって、私は好きな季節の一つです。

 あさって、今年3回目の辻邦生山荘見学会があります。この催しは既に満員となっております。秋の旧軽井沢文学散歩は10月22日(土)に開催しますが、こちらも予約が徐々に埋まってきています。 

 さて、ここで質問です。皆さま、「秋の七草」を全部、挙げられますか? 答えは、女郎花 、薄 、桔梗、 撫子 、藤袴 、葛、 萩です。頭文字を順番に並べて、 「お好きな服は?」の語呂合わせで覚えておくと、便利ですよ。

 現在、当館ショップでは、2023深沢紅子カレンダー「野の花」を販売中です。40年ほど続くオリジナル・カレンダー。深沢家と深沢紅子野の花美術館(盛岡)と私共の3者で共同制作しています。12絵柄。短冊形(サイズ42.0×19.0cm)。

 2023年の各月の絵柄は、ぼけ、かたくり、こぶし、わすれな草、すずらん、がくあじさい、ふしぐろせんのう、まつむし草、月見草、紅葉、こはづけ、からすうり、です。

 私も長年、このカレンダーを愛用しています。いつまでも飽きがきません。定価1600円(税込・送料別)。通信販売も承ります。  (大藤 記)

2023深沢紅子カレンダー「野の花」  

 

有島武郎別荘「浄月庵」内のカフェ「一房の葡萄」の今年の営業は11月13日(日)までとなります。

 旧有島武郎別荘「浄月庵」内のカフェ「一房の葡萄」の今年の営業は11月13日(日)までとなります。その間の休業日は毎週水・木曜日と、10月16日(日)・同17日(月)です。営業時間は11時~17時。

 11/14~冬季休業に入ります。どうぞご了承ください。

 下の写真は今日の有島武郎別荘の様子です。標高1000メートル前後に位置する軽井沢ですから、皆さまの所よりも秋が進んでいるのではないでしょうか。カツラ並木のハート形の葉が黄葉して半分くらい落葉し、よい香りを放っています。 (大藤 記)

 

 

 

 

美術専門サイト「美術展ナビ」で「深沢紅子と軽井沢~野の花に魅せられて~」が紹介されました。

 本日、読売新聞運営の美術専門サイト「美術展ナビ」で、深沢紅子野の花美術館で開催中の「深沢紅子と軽井沢~野の花に魅せられて~」が紹介されました。よろしかったらご覧ください。現時点で、新着情報に載っています。執筆は元読売新聞記者の遠藤雅也さん。https://artexhibition.jp

 軽井沢高原文庫で10/10まで開催中のドナルド・キーン展や、当館敷地内に移築されている堀辰雄1412番山荘についても少し触れられています。  (大藤 記)