COPE (KU Plankton Lab)

COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

今年の中秋の名月は、10月6日だそうです。9月中旬だとおもっていましたが、前後するんですね。初めて知りました。先日、名月を愛でようということで外飲しましたが、帰宅時にいい匂いがしたので外へ出てみると、学生たちが外喰してました。中秋の名月なので、良いタイミングです。

サンプリングで河川調査したところ、漁師さん兼猟師さん?からイノシシ肉をもらったとのこと。下味をつけて、炭火で焙ってました。そりゃぁいい匂いするわけだ。

いい感じで焼けてます。少しいただいてみたところ、野獣の臭みは全くなく(以前食べたときには少しありました)、肉質も柔らかく、とても美味しかったです。水産学部にいると、いろんなものが食べれますな。

うまく撮影できませんでしたが、満月でよい月でした。松などと撮影すると日本らしくなりますが、こういったのもありかな。

 

涼しくなってきたので、晴れてる時には夕方に外で休憩しようかとおもいます。

こんばんは。主宰です。

 

秋めいてくると、美味くなる魚が多いですね。というか好きかな。サンマ・マイワシ・カタクチイワシなどなど。

子供のころはマイワシ資源増大期でアホみたいに安かったので(数十匹くらいはいった箱で200円とか300円とか)、エンゲル係数が高かった実家では、週に何回もマイワシを食べてました。焼いたり煮つけたり。どれも小骨が多いし、腹のあたりが苦いので、嫌いだったなぁ。でも、今では青魚と呼ばれるこれらが一番好きかも。酒を飲むようになったからかなとおもいます。

先日、夜が涼しくなってきたということで、バーベキューをすることにしました。水産学部だしせっかくの旬だからということで、サンマを焼いて秋を楽しむということになりました。ただ、そこは水産学部のバーベキュー。サンマだけでなくて、マイワシ・キハダマグロカマ・カツオ腹がわも投入され、だいぶ旬の魚を楽しみました。

これは、鹿児島産のマイワシとキハダマグロのカマ。脂たっぷりのマイワシは、最高でした。マグロカマは、弾力があってにくにくしく、もはやスペアリブみたいでした。

こちらはなおちゃんがもってきてくれた「へべす」。かぼすに似た柑橘類で、かぼすよりも香りや酸味がまろやかでした。

サンマは生でも食べれるようなものをつむちゃんがもってきてくれて、大型のまるまると太ったサンマでした。マイワシも鹿児島産のもので、やっぱりまるまると太ったやつ。どちらも上品な脂がたっぷりとのってて、紙皿がすぐに脂で濡れ濡れになるほど。さすが炭火なので、火は通っているけど肉はみずみずしく皮はぱりぱりでかなり美味かったです。歳をとったせいか、あるいは旬だったからか、バーベキューするなら肉より魚かなぁなんておもってしまいました。

暑い夏もおわりつつあり涼しくなってきたので、短い秋を楽しむべく外飯を時々やろうかなとおもいます。

こんばんは。主宰です。

 

何気なくテレビをみていたら、新海誠の新しい映画が公開になるとのこと。娘たちが色めきだってました。どんな内容なの?ときくと、原作は漫画みたいで、高校生の幼馴染が主役とのこと。あれ、なんか聞いたことあるな~とおもって調べてみたら、スマート水産支援ツールの調査で種子島に行ったときに、聖地巡礼したやつでした。

随分と有名な役者たちがでるのね。イントロの動画もなんかノスタルジックで面白そうでした。聖地巡礼って何がおもしろいのかな~とおもってたけど、映画よりも先取り聖地巡礼って映画の良さだけでなく地元の良さもよく理解できていいかもっておもいました。

こんばんは。主宰です。

 

年々、猛暑が酷くなり、暑い時期が長くなってきているような気がします。ただ、ここ南国では朝晩が少し涼しくなり、ようやく秋めいてきたような気がします。10月ですけど。

どんどん涼しくなって、焚き火で暖を取るようなこの時期は、1年の中でも好きな時期です。鹿児島では春と秋が短いので、ここに来てから特にそう感じるようになりました。涼みながら何かできる時期になったので、先日、キャンプキット(私は家出キットと呼んでいる)を出してきて、アウトドアチェアに座ってガスランタンを点けながらお湯を沸かして、暖かいものを飲んでました。今年はいそがしかったな~と思い出しながら、少しゆったりとした時間を過ごせました。

もうちょっとしたら、おでんと焼酎お湯割りが美味い季節になります。

こんばんは。主宰です。

 

うちの研究室では、地域貢献のプロジェクト研究として水産スマート化技術開発をしています。先日、開発した技術を地域の漁協・漁業者・民間企業へ紹介するために訪問したほか、新たな技術開発のために標本・データ採取をしてきましたので、それを簡単に報告します。

海面養殖業は鹿児島の基幹産業ですが、典型的なサプライチェーンであるため、途中のプロセスで問題があると最終的な製品出荷に大きな影響を与えるといった脆弱な業態でもあります。海面養殖における問題点としてはいくつかありますが、天然種苗確保・飼料確保・赤潮監視が業者を悩ませる問題です。これまでに紹介してきたように、我々の研究室では天然種苗確保における問題点を克服するためのスマート化支援ツールを開発し、社会実装しました。その効果については予想以上で、これについてはいずれ詳しく説明します。次に取り組んだスマート化支援ツール開発は、赤潮監視に関してです。

赤潮監視については、各漁協・各業者が独自に赤潮監視活動を行い、そのデータに基づき各自で赤潮対策をしています。しかし、養殖場は隣接しているため潮流・風などで赤潮が拡大することが多く、データの供出・共有が非常に重要です。そこで、これら赤潮監視活動を簡便化するウェブサイトを製作し、現在関係漁協・業者へ紹介しているところです。

 

赤潮監視支援ツール【鹿児島大学水産学部 水圏科学分野】

 

今年度は比較的甚大な影響にはならなかったですが、非常に大きな損益が出ることがあるので、こういったウェブアプリでデータ供出・共有することは大切だとおもいますし、損益を低く抑えることにも効果があるかもしれません。今後、関係漁協・業者や地方自治体にも広報し、協力体制を構築していきたいと考えています。

 

さて、これらの技術開発とは別に、我々の研究室ではプランクトン識別計数のスマート化を目指しています。以前も取り組もうとしていたのですが、まだハードウエア・ソフトウエアが十分ではなかったので着手してませんでした。しかし、昨年にこの技術開発を先進的に取り組んでいる方々とワークショップを開催したところ、できそうだという見込みがたったので研究に着手することにしました。

ここは、上述した赤潮監視スマート化支援ツールの紹介で訪れた、桜島養魚の岸壁です。ここで採水させてもらい、プランクトン標本を確保しました。

こちらは、採水したプランクトン標本をフロースルー顕微鏡に流して画像撮影・採取しているところです。この機器がなかなかの優れもので、小さいのに機動的で値段もさほど高くありません。車の電源を使って動かせることも確認したので、ドライブしながら標本採取して、それをすぐさまデータ化できそうです。このような作業で採取されたデータ(システム検鏡)が、従来利用されてきた検鏡データとどれくらい異なるのかを今後解析し、システム検鏡が科学的に十分である方策を考えていきたいとおもっています。