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COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

本日は、鹿児島大学水産学部のオープンキャンパスでした。プログラムとしては、最初に大講義室で模擬授業をやって、その後に各分野での教育研究内容の説明をするという流れでした。

まずは、大講義室での模擬授業の前の説明。この教室がほぼ満席となるくらいだから、結構来てくださったことになります。

いよいよ模擬講義が始まります。私が聴講してよくなかったかもしれませんが、せっかく経済学分野の鈴木さんがお話しされるということで、関心があったので聴講しました。文系視点での水産分野に対する話題はかなり面白く、私としては国内・海外における鹿児島大学水産学部の存在意義について再確認するきっかけとなりました。やっぱり、水産学ってかなり大切で面白い学問です。

その後は分野ブース見学の時間となりました。模擬講義中には親御さんがいらっしゃってゆっくりとお話しできたのですが、模擬講義が終わると、多くの生徒さんたちが来てくださいました。説明を担当した学生さんたちはホントによくやってくれて、笑顔・談笑が絶えないよい説明だったとおもいます。終了時刻まで多くの生徒さんたちにいらっしゃってもらい、我々としてもたいへん嬉しかったです。私が中にいると邪魔なので、廊下で待つことに。そうすると、生徒さん待ちの親御さんがいらっしゃったので、同じ受験生をもつ私としては、親目線での水産学部の良いところを紹介しました。ちょっとびっくりしたのですが、親御さんとお話ししている中で飲み友が共通の知人ということになり、びっくり。世の中狭いなぁとおもいました。

こちらは、うちのゆうたブース。ロウニンアジの自慢話をするコーナーでしたが、釣り好きの生徒さんにはウケてたとおもいます。本人も生き生きとしてて、これはオーキャン企画としては成功例なので来年も継続したいとおもいます。

 

説明のためにボランティアでやってくれた学生のみなさん、ホントにありがとうございました。

こんばんは。主宰です。

 

うちの研究室では漁船漁業のスマート化技術開発をやっているのですが、その一環で種子島漁協・南種子町漁協を訪問してきました。卒論生にスマート化技術開発の社会実装に関する研究をやってもらっていて、そのデータ採取のために2つの漁協を訪問しました。2種類のアンケートを行ったのですが、1つはスマート化技術をどのくらい使ってもらっているかという利用状況の調査、もう1つはスマート化技術を使うことによる効果を把握する調査です。いずれの漁協でも、漁業者さんが親身に相談にのってくれて非常に多くの情報を得ることができました。ありがとうございました。

馬毛島基地工事に加えてインバウンド効果も相まっているせいか、ここ数年間種子島は宿泊施設やレンタカーが非常に予約しにくい状況となっています。今回も、予約するのに苦労しました。漁協からも、漁業者さんの作業に合わせて昼飯前や夕飯前がよろしいということで、どうしても宿泊する必要がありました。種子島は縦に長いので、北端の種子島漁協と南端の南種子町漁協の移動もけっこう時間がかかります。休憩をかねて、途中途中で種子島の見どころによりました。

こちらは、種子島宇宙センター。ロケット打ち上げの時に、よくテレビとかで放映している場所からの眺めです。南種子漁協の漁業者さんは、ロケット打ち上げの時には周辺海域のパトロールの仕事もするそうです。

こちらは千座の岩屋。南種子町から西之表市にもどる途中にあります。波に岩が削られて、穴があいています。中に入って海のほうを撮影するとこんな感じ。

なかなか映える画像がとれます。この時間帯には潮が引いてなかったのであまりみれませんでしたが、穴がけっこう奥深くて、潮が引いている時にはおもしろい場所です。

こちらはマングローブパーク。鬱蒼としたメヒルギの森が広がります。近くでカヤックをやっている旅行者の方々もいらっしゃいました。奄美の住用にもこういうところがありますが、そこで二枚貝の濾過速度を調べる現場実験をやったことがあります。ここでもできそうだなとおもいました。

漁協訪問で種子島に訪れると、飯を喰う場所を探すのにわりと苦労します。飲食店が固まってあるところというのはないし、お休みはバラバラだし、19時30分くらいには閉店するからです。今回はつむちゃんにググってもらって、「ふるさと」というお店にお邪魔しました。南種子町のメインストリートから随分離れたところにあったのですが、店構えはかなり歴史を感じます。定食屋さんの定番メニューがならんでおり、私は魚のフライが好きなので、ミックスフライ定食をお願いしました。

こんな感じで、魚・鳥・野菜のフライがのっかってて、どれもサクサクで美味しかったです。

西之表でも昼飯のためにお店を探してたのですが、カレー屋さんに振られ(定休日)、洋食屋さんに振られ(定休日)、ようやく中華(東天紅)に落ち着きました。でも、劇混み!10人くらい待ちの列ができてました。振られまくったので他にいくあてもなく、ここにすることに。でも、田舎でこんなに混んでるということは間違いなしと期待し、入りました。

真剣に悩んで五目ラーメンに決定。でもこれにしてよかったです。家でそこそこ美味い中華を作れるようになっているので、家では作らない五目ラーメンの選択は妥当。素材の味が隠れないように優しい餡がかかってて、エアコンの効いた店内で熱々のラーメンをふぅふぅしながら喰うのはなかなかよかったです。

 

漁師から良いデータが集まったし、解析結果が楽しみです。漁師からのリクエストもあったので、またいずれ漁協訪問することになりそうです。

こんばんは。主宰です。

現在、学術領域変革研究というプロジェクト研究に参画させてもらっており、東アジア沿岸域に特有な非常に高い生物生産を駆動する栄養塩の起源を解明するための研究を推進しています。黒潮域と近隣海域を担当するグループでは、練習船・研究船を駆使して課題達成をめざしているのですが、この夏には長崎大学練習船長崎丸を使って豊後水道の海洋観測を行うことになりました。

 

我が研究室からは、ほのか・みわちゃんが乗船してくれることとなり、海洋観測・調査機材の艤装のために長崎に来ています。長崎丸はかごしま丸よりもやや大型で、船内構造が複雑な印象を受けました。乗船してすぐに船舶教員のかたに船内案内をしてもらって、ようやく上下前後左右を確認できる感じです。

こちらが船橋。長崎丸のほうが大型ですが、かごしま丸とほぼ同程度の広さでした。壁がない分、かごしま丸のほうが広く感じます。

こちらはドライラボ。物理観測をされる研究者にとっては小さく感じるかもしれません。

こちらはウェットラボ。様々な教育・研究で利用するスペースですが、これはかなり狭く感じます。圧倒的にかごしま丸のほうが大きいですね。

こちらは居室。いずれも2段ベットを2基搭載した4人部屋です。机を置かない分だけ広く感じますね。

これは居室の中心に設けられたユーティリティスペース。乗船者が団欒・談笑したりするのによいと思いました。練習船ではよくある構造で、私も学生時代にはよくここでおしゃべりしました。長崎丸はドライシップではないとのことで、飲み会スペースみたいになりそうです。

ちょっと驚いたのはスペース。船酔いで気分が悪くなったときには、こちらを使うのだそうです。確かに、かごしま丸と異なり水面より下で外が見えないから、揺れた時にはここを使うこともあるかもしれないとおもいました。

ほのか・みわちゃんは長崎に来る前から楽しみにしていたレストランがあるらしく、昼飯には長崎丸が係船してある港近くにある向日葵に伺いました。ここはトルコライスが名物メニューということで、私はそれをいただくことにしました。確かにボリューム満点で美味かった~。ほのか・みわちゃんはトルコライスドリアなる高カロリーメニューを注文しており、美味しそうだったけど痛風おじさんは怖い怖いとおもいました。

これから約10日間の南九州周遊クルーズ。梅雨明けの黒潮を楽しんできてください。

こんばんは。主宰です。
水産学部では、水産・海洋系の企業のかたに来学していただき、会社説明をしていただく機会(企業セミナー)を年数回開催しています。この機会には多くの鹿児島大学水産学部を卒業・修了された方々がリクルーターとして来鹿されるのですが、我が研究室出身のやまちゃんも東京久栄のリクルーターとして来鹿されました。同時期に入社した岩田さんも参加するということで、堤さん・仁科さんも誘って、餃子パーティーを開催することになりました。

みなさん頑張ってくれて、皮から練って手作りする本格餃子でした。

焼き餃子と水餃子が準備され、焼き餃子はパリパリ、水餃子ではモチモチで、とても美味しかったです。

せっかくなので、共同研究者からいただいた南極海の氷も出してきて飲み会。堤さんから美味しい日本酒・シングルモルトウイスキーを頂き、ウイスキーはオンザロックで氷中に圧縮された太古の空気がパチパチ弾ける音を楽しみながら、素晴らしいひと時でした。

どうもご馳走さまでした。

 

追伸:

サンヨーテクノマリンに就職されたことちゃんも説明会に来鹿されていたのですが、セミナーへは日帰りとのことでご一緒できませんでした。残念。次回は時間作って遊びに来てね~!
 

こんばんは、主宰です。

 

学生さんたちからの要望で、久しぶりに郷土料理会を開催しました。

水産学部には、全国各地から学生さんが入学するので、この利点を活かして出身地方でよく食されている料理を持ち寄り、エピソード・トリビアなどを披露しながら楽しくおしゃべりしよう!という企画です。うちの研究室では定番のアクティビティで、現在の研究室メンバーでは2回目かなとおもいます。

毎月の進捗状況を報告するプログレスレポートが定期的にあるので、みなさんの努力・成果を称えるということも相まって、なかなか楽しい会です。今回もフルメンバーで開催となりましたが、鹿児島県出身2人が重複している以外、別々の地方から入学されたみなさんです。

まず紹介するのは、ほのかが作ってくれたトンテキ。中部地方では庶民的なグルメだそうです。肉厚だけど柔らかい豚肉を、かなり複雑なソースを絡めて、キャベツと一緒にいただくとのこと。こりゃぁ、白飯と一緒にかきこむヤツだね。

次に紹介するのは、みわちゃんが作ってくれた鶏ちゃん。は?って聞きなおしたけど、漢字を当てはめて理解できました。サケのちゃんちゃん焼きというのがありますけど、それを鶏肉でやったような感じ。味醂で溶いた味噌が絶妙で、豆板醤を加えているところがまたいい仕事。こいつも、白飯必須!

これは、つむちゃんが作ってくれたスープカレー。私が育ちが貧しいせいか、スープカレーって普通のカレーを水で薄めただけで美味しくなさそ~って思っていたのですが、これは作っているときからスパイスの香りが美味しい!夏野菜が入ってさらに複雑に味変しました。もう~、白飯必須どんだけ~。

これは、みゆちゃんが持ってきてくれた黒はんぺん。青魚のミンチが混ぜてあって、しっかりと魚の味がします。これを生姜醤油でやると、完璧なおつまみ。日本酒持ってこ~い!

こいつは、ゆうたが作ってくれたアザハタのお頭の煮つけ。作っている様が汚いし、ゴボウやらタケノコやら適当に入れているので、かなり出来上がりが心配。でも、アザハタの上品な脂がいい仕事してくれて、かなり美味かった!実際、女子学生3人で鍋をかこって、宴会の最後までこの味のとりこだったみたい。

僭越ながら、こいつは私が作ったトリッパ(洋風モツ煮込み)。イタリアのフィレンチェで嫁と一緒に食べたのを再現してみましたが、あの味にはまるで届かなかったです。

これは、なおちゃんが作ってくれた鶏飯。ちゃんと鶏ガラから出汁をとってくれてるし、宴会の終盤での提供なので出すタイミングが抜群。なおちゃんって、ホント気遣い素敵だよね。

こちらは、けんちゃんの作ってくれたぢゃんぼ餅。これもまた出てくるタイミングが絶妙で、鶏飯の後なんだな~。鹿児島人っておもてなし上手だね~。電磁調理器でしっかりと焦げ目をつけ、みたらしもとろみがでるまで丁寧に練ってくれてて、美味しかったです。

そしてこれが、てらちゃんが作ってくれたブリの昆布締め。私は昆布締めがとても好きで、絶妙な塩加減と昆布からの出汁がしっかりとついてて、かなりの逸品!日本酒持ってこ~い!!順番をつけてはいけませんけど、今回の郷土料理会ではこれが優勝作品ですね。

 

前回の郷土料理会もよかったけど、それを上回る美味しい料理を頂けて、ホントにラッキー!水産学部って素晴らしい・・・。ご馳走様でした。またやろうね。