こんばんは。主宰です。
先日、熊本県立大学で南九州水産海洋研究集会を開催したので、報告します。
この研究集会は、熊本県立大学と一緒に共同研究をするようになってから、お互いの研究内容について理解を深めるために、2014年からスタートしました。今年で11年目になり、参加者も以前と比べるとずっと多くなって、今年は60人くらいの参加者があったのでちょっとした学会規模になっています。12月6日~8日にかけて開催しましたが、今年は中日で熊本県立大学環境共生学部主催の環境フォーラムという企画をはさみ、基調講演みたいなコンテンツも入ってかなり本格的な研究集会でした。
初日は、朝から晩まで学生たちからの発表でした。うちの研究室からは、卒論生が以下の発表を行いました。
●つむちゃん:海洋ビックデータを利用したモジャコ漁スマート化支援ツールの社会実装化
●けんちゃん:フロースルー顕微鏡およびウェブアプリケーションを使った植物プランクトン識別計数技術の開発
●てらちゃん:九州東方海域における動物プランクトン現存量と仔魚の餌生物量の推定
●みゆちゃん:広域分布魚類(ネズミギス・マイワシ)における初期成長の海域間比較
データや解析が充実していて、何回も練習しただけあって、かなり完成度が高い発表でした。私としてもたいへん自慢できる内容です。
18時頃まで発表が続きましたが、この日は熊県大のみなさんに企画・運営してもらった懇親会を開催してもらいました。熊県大の生協食堂にての様子です。大学・研究室関係なく、みなさんで活発におはなしされてて盛り上がりました。
こちらが懇親会後の記念撮影。ここに来ていない人もいるので、やっぱりかなり参加者が多くなったな~と思いました。
こちらが、熊本市内中心部の会場を借りて行われた2日目の環境フォーラムの様子。関係者だけでなく、一般市民や高校生のみなさんもいらっしゃって、かなり盛会でした。
これだけの集客になったのは、やはり環境共生学部教授で、現在熊本県立大学の学長をなさっている堤先生の講演があったからかなとおもっています。なぜ有明海のアサリが獲れなくなったのかについて、たいへん詳しく説明してくださり、私もたいへん勉強になりました。
3日目も朝からびっちりと研究発表でした。この日は、うちの研究室から以下の発表が行われました。
●みわちゃん:沿岸水移流に伴う黒潮域の動物プランクトン現存量・生産力・群集組成の変動
●ほのか:北部薩南海域から黒潮域へのマイワシ仔魚輸送経路と餌分布
●ゆうた:黒潮域の餌環境に対する魚類初期成長の適応
●なおちゃん:黒潮域における動物プランクトンおよび仔魚の脂肪酸組成
やっぱり、大学院生ともなると国際誌で発表できるくらいの重厚さがあり、説明も非常にわかりやすかったです。なおちゃんの修士論文はすでに以下の学術誌で発表されました。
Kobari T, Kominato N, Ishimaru L, Kodama M, Kume G, Hanai M, Nitta A, Kabeya N (2026): Fatty acid contents and its compositions of mesozooplankton community in the Kuroshio Current and neighboring waters. Progress in Oceanography 240, 103598.
https://doi.org/10.1016/j.pocean.2025.103598
研究集会終了後に記念撮影。今回は、かなりいそがしくて学生さんたちと一緒の飲み会できず、とても残念でした。今月は忘年会をする予定なので、そこで新卒論生たちも迎えておしゃべりしたいとおもいます。