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COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

うちの研究室には釣りバカがいるのですが、研究室をしばらくばっくれて釣り三昧の毎日を過ごしてたらしいです。ですが、ついにロウニンアジを釣り上げた模様。

トカラ列島平島の堤防でとのことで、125センチ32.5キロだそうです!おめでとうございます!!ついにやったね。

魚拓も遺したらしく、研究室のレガシーとして学生居室に貼ることにしました。すごいね~。鹿児島大学水産学部は、こういうロケーションがあるから最高だよねぇ。練習船にも乗船できるし。人生の中で、稀有な体験がいっぱいできるとおもいます。

さて、明日はプログレスレポートだねぇ。きっちりと研究内容をまとめて釣り三昧だったのでしょうから、成果が楽しみです~。

こんばんは。主宰です。

 

私の担当している授業で、生物専攻の受講生たちに開講している実験科目があります。担当している授業回ではこれが最終回ですが、受講生たちが研究の動機・背景を踏まえて目的・課題・仮説を設定し、その目的・課題を達成できる方法を考案して実験を行うという授業を行っています。受講生たちは3回生なので、半年後には卒業研究を開始するので、その練習みたいなものです。

先日に準備した実験機材・予備実験を経て、授業開始と共に実験を始めます。何回も検討を重ねたので、私は何も指示しなくとも自分たちで作業を進めてくれます。この自由課題実験という授業内容を通して、受講生の様々な能力(責任感・計画力・創造力・コミュニケーション能力・役割分担)は随分と高まっているとおもいます。

アサリの濾過速度を測定するというアプローチは一緒ですが、各班の設定した目的・課題はなかなかおもしろいです。

この班は、明状態・暗状態では濾過速度が変わるかどうか調べるという実験。

こちらは、アサリの個体数密度で濾過速度が変わるかどうかを調べる実験。

これは、アサリの飼育温度が濾過速度にどのような影響を与えるかを調べる実験。

この班では、アサリに刺激を与えておいて、その後濾過速度にどのような影響を与えるかを調べる実験。

この班は、銅・鉛という金属がアサリの濾過速度にどのような影響を与えるか調べたものです。

いずれの班でも、実験結果がアサリの資源変動や増養殖に対してどのように貢献できるかを設定してあり、限られた時間での実験ではありますが、本格的に進めれば面白い研究内容にもなるとおもいます。教員として面白いと感じているのは、実験で得られたデータをどのように解析して結果をどのように解釈するかということです。レポート提出もさせますが、この授業内で実験結果を口頭発表させて、みんなで議論する時間もとっています。

最近の学生さんたちは、真摯に実験をやってくれるし、コミュニケーションをとりながら議論もしっかりとしてくれて、教員としても授業のやりがいがあります。今回も、面白い発表になることを期待しています。

 

こんばんは。主宰です。

 

鹿児島大学水産学部には臨界施設がいくつかありますが、八代海に面する長島に臨海実験所に新任の教員が赴任されました。本学部で博士の学位を取得された、早坂さんです。このたびは、着任おめでとうございます。重要な臨海実験所なのですが、この施設に専属で着任されるかたは久しぶりで、鹿児島県の基幹産業となっている養殖に関する教育・研究を推進してくれることと期待しています。

私も、ブリ・カンパチ養殖に関しては地域貢献のためにいくつかプロジェクト研究を推進しており、養殖種苗となるモジャコ漁のスマート化技術開発をここ数年やってきました。最近では、赤潮監視活動のスマート化技術開発も始めつつあり、この臨海施設も使って進めていきたいと考えています。早坂さんには大きな期待がよせられており、今後のご活躍を祈念申し上げます。我々も、早坂さんの教育・研究活動に貢献できるように努力します。

教授会では、新しい教職員のかたが着任されると、ご挨拶をいただくことが恒例となっています。通常ですと、末席からのご挨拶なのですが、今回は一番前でのご挨拶となりました。ご本人の強い意気込みを感じますし、本学部教職員からの期待も大きいことが伺えます。

こんばんは。主宰です。

 

第1セメスター終了となるこの時期には、私が担当している科目で中間評価をすることにしています。私が担当している科目では、テスト一発評価(記憶力勝負)ではなくて予習復習効果(日々の継続的な努力)を評価したいと考えているので、授業中にいろんな仕掛けを作っています。この評価方法が良いかどうかは確証がないので自己解析すると、予習復習効果が評価テスト得点と統計学的に有意な正の相関をもちます。私が鹿大水産学部に赴任して以来、この相関がずっと継続しているので、この方法で評価することにしています。

 

受講しているみなさんにとっては、自分の予習復習に対してどれほどの効果があるのか自信がないかもしれません。でも、上述のような関係があるので、予習復習をしている学生さんは安心してテストを受けてください。大丈夫です。ただ、不安はぬぐえないとおもいますので、こちらで要点を示しておきます。さらなる復習に役立ててください。

 

Plankton Biology and Ecology

植物プランクトン:分類群識別のための外部形態特徴・生活環の相違点や類似点・増殖制限要因と優占メカニズム

動物プランクトン:分類群識別のための外部形態特徴・分類群環での相違点や類似点・休眠戦略・生活環や成長メカニズム

 

Oceanography

植物プランクトンの競争メカニズム・動物プランクトンの生活史戦略・プランクトンが介在する物質循環および物質収支・水産資源変動のメカニズム(レジームシフト)・温暖化に対する海洋生態系の応答メカニズム

こんばんは。主宰です。

 

4月~5月は教務・組織運営業務がたくさんあるので、なかなかブログ更新できずにいました。ようやく時間が少しずつ出てきたので、ネタをあげていこうかとおもいます。

先日、子供が生まれたよ~というお知らせをいただきましたが、その次の日にジャッキーが研究室に来てくれました。ジャッキーとイマムラは同期なので、不思議なタイミングでびっくりしました。ジャッキーも女子学生で、北関東に住んでいるのに何かと来てくれる可愛いヤツです。以前は、旦那さんと結婚した時の新婚旅行で、次はす~さんの退職記念パーティーの時、そして今回はバイト先関係の飲み会があるから・・・というフットワークの軽い人です。イマムラ・ウエダもそうですが、卒業して20年以上も経ってるのに全然変わらなくて、幸せなんだろうな~とおもいました。

久しぶりの来鹿だったから、その当時に足繁く通ったゆう子へ行って昔話で盛り上がりました。そこでは話足りず、あやねちゃんのバイト先へ移動して閉店までしゃべくりまくりました。次は家族旅行でみんなで遊びに来てください。

ハマダイのお刺身をいただきました。皮を炙ってくれてて、皮目の脂が美味い!