COPE (KU Plankton Lab)

COPE (KU Plankton Lab)

絶滅危惧研究室の営みをつづるブログです

こんばんは。主宰です。

 

先日、北太平洋海洋科学機構の生物海洋委員会がオンライン会議で開催されました。昨年までは日本代表兼副委員長として参加していたのですが、今年から3年間委員長のお役目を務めることとなり、それはもう緊張しまくりました。テレビドラマみたいにイヤホン付けたら自動翻訳してくれる機能でもあればだいぶ楽なのですが、全部英語で進行。司会進行をしながら議論をまとめていくので、もはや傍観者ではいられません。何日も前から、多くの関係者から送付される報告とまとめて会議資料を作成し、会議に入ったら参加者が発言しやすいように進行していく必要があるので、それはもうたいへんでした。

会議はこれで終わりじゃなくて、10月中旬からカナダで開催される国際学会中にも対面で開催され、またこの会議での議論をまとめて資料を作成し、上位組織である科学委員会(学会中に2回も)で報告する必要があります。もはや、国際学会でサイエンスを楽しむ余裕すらなくなってきたなぁ。よく、車のブレーキが利かなくて止まらない夢をみますが、私の能力をはるかに超えた状況にいなければならないことが多くなったことの心理状態かと自己分析しています。

こんばんは。主宰です。

 

鹿児島も、ようやく朝晩が涼しくなってきたように感じます。これからの時期はいそがしくなるので、ちょっと空いたタイミングを見計らってソロキャンしてきました。

落ちてる木を拾ってきて、ピコグリルで着火。ずっと前に作ったチャコールでウマく着火できました。やっぱり、キャンプは焚火・ランタンの火を眺めるのが醍醐味かなと感じます。

夕方になるとだいぶ涼しくなってきて、焚火がちょうどいいくらい。普段は分刻みのスケジュールなので、何もせず何も考えずに薪を焚火にくべるだけの時間が贅沢に感じます。

夜明け前くらいになると、半袖半ズボンでは寒いくらい。両日共に快晴だったので、朝焼けが綺麗でした。

コロナ禍のころからずっとソロキャンしたいな~って思ってましたが、ずっと行けずじまいだったので数年越しの夢が叶った感じです。次はいついけるかな。

こんばんは。主宰です。

 

先日、嫁ちゃんの実家を訪問するため、連休中に札幌へ帰省しました。黒潮パラドックスの研究を本格的に開始した10年前、北大地球環境研究所の鈴木さんと共同研究をしていたので、研究手法・データ解析に関する相談のために訪れて以来久しぶりです。今回は仕事抜きだったので、札幌を満喫できました。

大通り公園では地産地消のフェスティバルを開催中で、たいへんな賑わいでした。シルバーウィークということもあって、ご年配の方々も多く見られました。昔は9月にもなるとかなり涼しくなってきて、長袖必須で時にはウィンドブレーカーがないとっていう感じでしたけど、この日は日差しが強くビールを外で飲むには最適って感じくらいの暑さでした。

いろいろ出店が出てて迷いましたが、私と嫁ちゃんは北海シマエビと地酒で一杯やることに。甲殻類の中で、北海シマエビは一番美味いと思っています。プータローアルバイターだった時に、網走湖畔にある北大水産学部の実験所を訪問し、ベントス研究室の先生や飲み仲間たちと一緒に、山ほど北海シマエビを堪能したことが忘れられないです。そういった思い出も味わいに加味しているのかもしれません。地酒もかなりよかったのですが、地酒が負けてしまうくらいの、北海シマエビの強い味わいでした。

その後は人混みを避けるために、狸小路近辺をお散歩。中心部は随分と綺麗になって令和の街並みですが、狸小路の端っこあたりは昭和の街並みが残ってました。高校生の時の修学旅行で、狸小路をウロウロした記憶がよみがえりました。

ちょっと脇道に逸れると、こんな感じの場所も。陽が落ちると、ここらへんの看板が明るくなるんだろうなぁと思いました。

朝晩はひんやりする感じで、あ~こんな感じだった~学生時代が懐かしくなりました。

こんばんは。主宰です。

 

先日、鹿児島大学大学院農林水産学研究科(修士)および鹿児島大学大学院連合農学研究科(博士)の合格発表がありました。本人たちの努力の甲斐あって、たくちゃん・あやちゃんは修士課程、ほのかは博士課程に合格することができました。誠におめでとうございます。支援してくれるご家族に感謝しつつ、修士・博士課程の時間を有意義に使って能力を開発してください。これまで担当してきた学生さんたちを振り返ると、いずれの学生さんたちも卒論・修論を通して大きく能力が開花したと感じています。学部生時代では凡庸で顕著な能力もなかったように思えましたが、卒論・修論では多様な経験・苦難をして人間として素晴らしく成長したとおもっていますし、実際、社会人として活躍されて就職先からは信頼が厚いことを伺っています。私としてもたいへん誇らしく感じており、彼ら・彼女らもそのようになって欲しいと願っています。

たくちゃんの都合が悪くて一緒にできませんでしたが、いつものビートルマンで合格祝いをしました。食べ飲みの夢中で、記念撮影を忘れてしまった。

まずはドリンクで乾杯。ここは、面白いアルコール飲料を提供しており、女子学生はそれを楽しんでました。

マイワシ研究をしている我が研究室としては、マイワシを食さねばということで、マイワシの唐揚げを注文。骨まで柔らかくからっと揚げてくれており、内臓の苦みがまた美味かった~。

こちらはカツオのたたき。この値段でこの量とこの品質?ってくらい驚きで、こちらも美味しかったです。ここはお財布に優しいお店で、娘たちの学費支払で困窮する私にとってありがたいお店です。魚が美味い季節になってきました。また行きたいなぁ。

こんばんは。主宰です。

 

先日、甲南大学の本多研究室を訪問しました。

本多さんは、神戸にある甲南大学ラビリンチュラ類の研究をなさっています。水圏生態系において、長鎖不飽和脂肪酸を合成できる生物群はさほど多くないのですが、ラビリンチュラ類はこれらを合成することができます。このご研究過程で、親潮生態系では植物プランクトンに匹敵するほどの長鎖不飽和脂肪酸をラビリンチュラ類が合成していることを発見され、下記の論文を発表されました。これは、以前プランクトン学会の報告をした時に、優秀発表賞を受賞された森本くんの博士論文の一部でもあります。

https://doi.org/10.1093/ismeco/ycag178


こちらが実験室の様子。分子生物学的手法をよくお使いの研究室なので、それに関係する実験器具類が並びます。もちろん、高品質な顕微鏡もたくさん揃ってました。本多さんはこの研究室をゼロから創立されたそうですが、私も同じような境遇だったので、ここまでに至るご苦労がよく分かりました。

こちらが、培養中のラビリンチュラ類。培養液中で増殖させたり、寒天培地で増殖させたりと、増え方の性質が異なるらしいのですが、現在では様々な株を自在に培養なさっているようでした。培養された高濃度のラビリンチュラ類をスパチュラにすくってライターで炙ってみせてくれたのですが、何とマサバ・マアジなどを炙った時と同じ匂い!あれって、長鎖不飽和脂肪酸の匂いなのかなとおもいました。鹿児島湾のイワハダカも炙って食べてみましたが、同じ匂いだったのでたぶん長鎖不飽和脂肪酸を多く蓄積しているかもしれないともおもいました。

甲南大学の食堂で昼飯でした。かなり綺麗なカフェテリアで、提供されるお料理も丁寧に調理されていて、学生食堂とは思えないクオリティでした。値段もお手頃でありがたい。

黒潮生態系でも、ラビリンチュラ類はかなり重要な役割を果たしているのではないかと私は考えています。そのため、今後は本多さんと共同研究したいと考えており、そのための打ち合わせなどをしたところでした。今後、本多さんのご研究に有用な標本・データの提供をしようと考えているところです。