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こばごうのコレ切ってアレ食って

小林剛による天鳳名人戦自戦記など

一人麻雀はできても、読みと対応に関してはまったく自信のない私であるが

今回は珍しく読みによって大きく手順を変えた局が多かった。

こばごうのコレ切ってアレ食って
点数のない多井がふたつ仕掛けて、
こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って そしてこばごうのコレ切ってアレ食って を手出ししたところ。

ある程度の打点の手のイーシャンテンか、テンパイと見るべきであろう。

私の手も進み、とりあえずここからこばごうのコレ切ってアレ食って を切ってイーシャンテンにしたものの、

上記の読みにより、もうオリてもいいのではないかと思っていた。


ただ、マンズは通りそうではあるが、他には確たる安全牌はない。もしも

比較的安全そうな無筋があれば、今のうちに処理しておきたいところではある。

そこで考えたのが、多井のこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って という切り順だ。

ペンチャンが余っているというのは、他の部分でメンツの種が足りている証拠。

それでも役牌よりペンチャンを残したということは、それなりに意味があったはず。


さてここでこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って と持っていたと仮定するとどうか。

点数が欲しい状況で、メンツの数が足りているとすれば、二度受けのターツより

生牌の役牌を残したはずではないのか・・・?

そう考えるとこばごうのコレ切ってアレ食って はかなり打ちやすいのだ。


こばごうのコレ切ってアレ食って
ということで、次巡のツモこばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って を切った。


こばごうのコレ切ってアレ食って
そしてテンパイならばと次巡はこばごうのコレ切ってアレ食って 勝負!


ただ、これは切ってすぐに反省。

ただでさえ高いと読んでいた多井の手は、カンドラが乗って大変な状態に。

こちらは弱そうなカンチャン待ちで勝負になるはずがないので、

すぐにオリるべきだろう。

で、すぐにこばごうのコレ切ってアレ食って を切ってオリ。


これを臨機応変というのか、優柔不断というのかは定かではないが、

フラフラしてたのは確かだ(笑)




まわりにまわって最終盤。

多井の待ちはソーズの5から上か字牌かと限定されてきた。



そしてアガったのは。。。



こばごうのコレ切ってアレ食って

自分でも驚いた(笑)





さて3回戦東3局。

この手牌から何を切るか。
こばごうのコレ切ってアレ食って
素直に打つならこばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って 切りだが、強引なホンイツに向かうほどの

点棒状況ではないので、目立たないようにこばごうのコレ切ってアレ食って を切った。

これでもピンズの真ん中を引けば、自然にホンイツに向かえるだろう。



ではこばごうのコレ切ってアレ食って をポンした次巡はどうか。
こばごうのコレ切ってアレ食って
2枚切れているこばごうのコレ切ってアレ食って を見てこばごうのコレ切ってアレ食って を切る人が多いだろうが、それはない。

これは多井とcoaがソーズの1~3あたりを持っていなくて、なおかつ

1と2は使えないというサイン。このあたりが待ちになればかなりアガリは堅い。

逆に、周りの牌が見えていないからといってこばごうのコレ切ってアレ食って を残すのはどうか。

全員の手牌を見てもらえばわかるように、山に残っている枚数は大差ない

うえに、全員が切ってくれる牌とはいえないのだ。

特にドラがこばごうのコレ切ってアレ食って というのも考えれば、その周辺の待ちはイマイチだ。
ということで私の選択はこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。ソーズにくっついてチャンタがつけばいいし

そうでなくてもリーチ棒2本+3本場で十分だ。


そして狙い通りこばごうのコレ切ってアレ食って を引いてこばごうのコレ切ってアレ食って 待ちに。
こばごうのコレ切ってアレ食って

山には2枚残っていて全員が使えないという、かなりイイ待ちだ。



ここで多井こばごうのコレ切ってアレ食って を2枚引くのだが、切ったのはトイツのこばごうのコレ切ってアレ食って のほう。

私の自然な河のおかげで、ホンイツやトイトイをケアしなかったということか。


当然私はそれをポンしてこばごうのコレ切ってアレ食って 単騎に。

こばごうのコレ切ってアレ食って
結果は、(≧▽≦)のリーチをかいくぐってのツモアガリ。

このこばごうのコレ切ってアレ食って は山に3枚という、さらに絶好の待ちであった。




このアガリをする人は少ない。
それは、私が場に出ている枚数をまったく気にしないからである。


最近のマージャン界では「○が○枚切れ」を気にしすぎる人が

多すぎるのではないか。実力者でもその傾向が強い。


だが、大事なのは目に見えている枚数ではなく

山に何枚残っていて、相手が切ってくれる牌かどうかなのである。




さて、最後に多井の読みを紹介しよう。


2位と4万点差のダントツ。ここで上家から打たれたこばごうのコレ切ってアレ食って をどうするか?
こばごうのコレ切ってアレ食って

チーしてドラのこばごうのコレ切ってアレ食って をツモれば、2000オールの3本場で、

下家の(≧▽≦)を飛ばしてトップが確定する状況。

チーテンを取る人が多いだろう。



だが、多井の選択はスルー。




理由は手恰好だけでなく、点棒状況と読みによるものである。


まずはこの手のテンパイチャンス。

マンズは47、ピンズは14567でテンパイ。

打点・手広さともに十分のチャンス手である。


点棒状況はどうか。

(≧▽≦)を飛ばせばトップ。ただ飛ばさなくても、4万点差を

捲られる心配はほぼないので、トップはもう決まったようなものである。


そして場況からの読み。

対面の小林は国士模様で、マンズは持ってなさそうだし早いとも思えない。

上家のcoaの仕掛けはよくわからないが、特にマンズを多く持っているようには

見えない。

下家の(≧▽≦)もよくわからないが、特に危険には見えない。



ということで、ここは点数を稼ぐところと見てのチーテン取らずだったのだろう。

順位点の大きいルールとはいえ、トップが確定しているようなこの状況ならば

親マンクラスの加点を狙いたいのだ。



結果はcoaにすぐテンパイが入り、(≧▽≦)からの出アガリ。



今回は間に合わなかったが、このスルーはとても多井らしい。


多井の「最速」とは、テンパイ巡目のことではない。

今回のように相手のスピードを読み、ギリギリのタイミングで最高のアガリを

ものにするという意味なのだ。



この天鳳名人戦では、今のところあまりうまくいっていないが、

そこらへんを見てもらえると面白いと思う。




第二期天鳳名人戦 2節終了時


1   251.0  31.38   8  4/ 2/ 1/ 1 1.88 Ⓟ鈴木たろう
2   222.0  27.75   8  4/ 2/ 1/ 1 1.88 Ⓢ福地誠
3   104.0  13.00   8  1/ 3/ 4/ 0 2.38 Ⓟ小林剛
4     2.0   0.25   8  1/ 2/ 4/ 1 2.63 coa
5   -18.0  -2.25   8  1/ 3/ 2/ 2 2.63 ASAPIN
6  -107.0 -13.37   8  2/ 2/ 1/ 3 2.63 (≧▽≦)
7  -223.0 -27.87   8  2/ 0/ 2/ 4 3.00 Ⓟ多井隆晴
8  -231.0 -28.87   8  1/ 2/ 1/ 4 3.00 Ⓟ石橋伸洋

いよいよ始まった第二期天鳳名人戦。

まず、ルールの変更が行われた。


変わったのは順位点。

第一期 1位から順に (+30、+10、△10、△30)

第二期 1位から順に (+50、+20、±0、△70)


3着なら0、4着だとマイナス7万点(゜Д゜)!なんというルールだ!!

第一期と比べてかなり天鳳寄りのルールで、天鳳勢にかなり有利である。

我々プロ側は、このルールでも結果を出さなければならないのか。


以前のルールは、各順位の差が2万点。

順位が上がることと下がることが同価値で、さらに素点も評価されるので、

ある程度自分の手の都合で打っていても自然に成績が付いてきたのだが

今度のルールは違う。


素点の評価もあるとはいえ、3着と4着の差が7万点ということは、

ほぼ4着率のみが重要になる。


極端な言い方をすれば、無理にトップを狙わず、ひたすらリスクを避け

続けるゲームとなるのだ。


自分勝手打法の小林・たろうの打ち方はいったいどうなってしまうのか!?



いつもと違う緊張感の中始まった東1局。
こばごうのコレ切ってアレ食って
私の第一打は、役牌を3種残してこばごうのコレ切ってアレ食って

これはまあ普通の一打だが、今後もひたすら字牌を抱えながらの戦いとなった。



迷ったのは東3局の11巡目。
こばごうのコレ切ってアレ食って
もっとも手広くするならもちろん生牌のこばごうのコレ切ってアレ食って 切りだが、

それでもカンチャン3つ、しかもドラ表示牌やイーペーコーの部分なので

かなり苦しい。

また、こばごうのコレ切ってアレ食って が4枚見えて いるのにこばごうのコレ切ってアレ食って が1枚も見えていないのも

気持ち悪い。中盤にこばごうのコレ切ってアレ食って を手出しした上家か下家が

固めて持っている可能性がきわめて高いだろう。

ということで、無理しない構えのこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。


こんな巡目で、残り少ないであろうこばごうのコレ切ってアレ食って をツモり、さらにこばごうのコレ切ってアレ食って が通るという

超レアケースに期待して生牌の役牌を切るのは甘い。
ところが次巡にツモこばごうのコレ切ってアレ食って で、こうなれば当然こばごうのコレ切ってアレ食って を勝負。

すると下家の(≧▽≦)が降りにまわり、全員の筋にあたるこばごうのコレ切ってアレ食って で、

ラッキーな8000をアガることができた。

もしこばごうのコレ切ってアレ食って から切って、テンパイ打牌をこばごうのコレ切ってアレ食って にしていたら、
リャンカンが警戒されるので筋とはいえ放銃してもらえなかったかもしれない。




その後も無難打法は続いていく。


私がたまにやる、無理しない打ち方のおおざっぱな目安として

「シャンテン数と同じくらいの字牌を持つ」というのがある。

1シャンテンなら1枚、3シャンテンなら3枚という感じだ。
こばごうのコレ切ってアレ食って

こばごうのコレ切ってアレ食って

こばごうのコレ切ってアレ食って
たまたま手が入らなかったのもあり、常にこんな感じだったのだ。




やりすぎたのはこの局面。

こばごうのコレ切ってアレ食って

役牌をポンしたものの、ドラの浮いた不十分なイーシャンテンで、

例によって字牌を抱えているのだが、ここに上家から出たのがこばごうのコレ切ってアレ食って


これを見送ってしまった!!シャンテン数は変わらないが、ここはチーの一手だ。

鳴けば圧倒的に手広くなるというのに、明らかに腰が引けている。


そこにたろうがドラ切り!しまったと思う間もなく切られたこばごうのコレ切ってアレ食って

慌ててポンしたものの、時すでに遅し。
結局テンパイせず、オリにまわることとなった。



こんなビビりまくりの第一節は3322で終了。


アガリ率は14.2%、放銃率は4.7%と、いずれも前回の

半分程度まで下がっていた…小林剛とは思えないの数字だ。


それでも順位点のおかげで浮いているのだが、

こんな麻雀ではトップは取れないし、優勝もできないだろう。



次節は修正が必要だ。



第二期天鳳名人戦 第一節終了。


1   202.0  50.50   4  2/ 2/ 0/ 0 1.50 Ⓢ福地誠
2   127.0  31.75   4  3/ 0/ 0/ 1 1.75 Ⓟ鈴木たろう
3    18.0   4.50   4  0/ 2/ 2/ 0 2.50 Ⓟ小林剛
4   -29.0  -7.25   4  0/ 2/ 1/ 1 2.75 ASAPIN
5   -42.0 -10.50   4  1/ 0/ 2/ 1 2.75 Ⓟ多井隆晴
6   -76.0 -19.00   4  1/ 1/ 0/ 2 2.75 Ⓟ石橋伸洋
7   -84.0 -21.00   4  0/ 1/ 2/ 1 3.00 coa
8  -116.0 -29.00   4  1/ 0/ 1/ 2 3.00 (≧▽≦)

ついにむかえた最終節。

成績は

小林  302

福地  282

鈴木  275

(≧▽≦)15


1順位で2万点差がつくこのルールでは、3人がほぼ並びと言ってよいが

取った順位が同じだった場合だけ、私がやや有利。


(≧▽≦)は特大4連勝が必要だが、無理と判断した場合は

トータルの順位向上を考えて普通に打つか。


今節、この条件下では、今までとまったく違う戦いが繰り広げられた。

普段はみんな「トータルで得をするように」打つものだが、

「4半荘で、3人の中でトップになる」という条件ならば、より攻撃的に、

少しでも点数を稼ぐような打ち方になるはず。

±0では負けと同じなのだ。


当然(≧▽≦)も4連勝を目指して大暴れするはず。

しかも上位3人(≧▽≦)だけには甘く打つはずで、奇跡もありえるか。


ということで、1回戦東1局から壮絶な叩き合いが始まった。

こばごうのコレ切ってアレ食って

福地のリーチに対して私のツッパリ。

無筋のこばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って を押してテンパイ維持。


フリテンだけに、手牌を固定するデメリットを考えてリーチは

かけなかったが、放銃。

通ってない筋は多いので、このくらいはまったく問題ないだろう。



東4局。トップ目たろうのこのリーチ。

こばごうのコレ切ってアレ食って

巡目や下との点差を考えるとリーチの必要はないが、

点数を稼ぐチャンスと見てのリーチである。


そして福地が形テン維持での一発放銃。

こちらも当然で、この場況でピンズは止められない。


それにしても、ここまで全員が全局のように前に出ている。

かなりの興奮状態になっていたのではないだろうか。



今度は南1局、親番の私の手牌。
こばごうのコレ切ってアレ食って
対面から出たこばごうのコレ切ってアレ食って をポンすれば、簡単に5800くらいはアガれそうだが、

なんとスルーしてしまった。

ソーズの両面待ちがふたつとも良さそうたと判断したのもあるが、
たろうをまくる気満々である(笑)

結果はこばごうのコレ切ってアレ食って を引いてリーチ。こばごうのコレ切ってアレ食って をツモり裏も乗って6000オール。

ただ、思っていたほどいい待ちではなく、ちょっとやりすぎたか。


その後(≧▽≦)がトップまで上がり、結局は鈴木2着、小林3着。

この時点でのトータルは、小林たろうの2人が297で同点に!

残りは3戦となった。




3回戦南3局。
こばごうのコレ切ってアレ食って
なんとしても福地をまくるぞという強引なカンチャンリーチ!

3巡目のこばごうのコレ切ってアレ食って から、そこらへんは持ってないかと思ったのだが、

まさかのチーして放銃してくれた。なんともラッキーだが、

この1順位が最終戦に大きな影響を与えることになる。



最終戦を迎えてのポイントは

小林  323

鈴木  272

福地  182

(≧▽≦)96
たろうとの差は51。2着順差+11000点差をつけられなければ優勝である。


福地と(≧▽≦)はトータル3着争いか。



東2局。

さっそくたろうらしく強引に勝負に出てくる。
こばごうのコレ切ってアレ食って
なんとこのこばごうのコレ切ってアレ食って を見逃し!

確かに3200ではそれほど影響がないとはいえ…

そしてトイトイに仕上げて8000をアガり、トータルで並んだのである。


これが冷静な判断だったのか、アツくなっていたのかはわからないが

ホントに恐ろしい人だ(笑)



南3局。ここが最後の勝負となった。

(≧▽≦)42500

鈴木   35900

小林   21700

福地   19900

現状では私がトータルトップだが、私が福地にまくられるか

たろうが(≧▽≦)をまくればたろうの優勝だ。


私はラス親なので、次局にノーテン宣言して終わらせるためには

なんとしても加点して、福地を引き離しておきたい。

ただ、(≧▽≦)とたろうの点差をあまり縮めるとたろうが楽になるので

(≧▽≦)からはほとんどアガれない。
こばごうのコレ切ってアレ食って
そこでこのダブ南をポン!!形にこだわる状況ではなく、

アガらなければほぼダメなのだ。



そして3フーロして、大きな1000-2000をツモアガり。


こばごうのコレ切ってアレ食って


オーラスは福地のトータル3着をキープするアガリで終了した。



36半荘。約1年にわたって行われたこの天鳳名人戦、

幸運にも優勝することができた。

強豪ネット雀士とトッププロの長期リーグ戦、そして実況解説付きで

ネットで生中継されるという初の試みで、責任重大であったが、

なんとか役割は果たせただろうか。

自分自身もとても楽しく、真剣に打ち切れたと思う。




全国各地で会ったいろんな人からも応援の声をいただき、

本当にありがとうございました!!


第一期天鳳名人戦最終成績。


1   289.0   8.03  36 13/ 8/ 8/ 7 2.25 Ⓟ小林剛
2   279.0   7.75  36 12/ 9/ 6/ 9 2.33 Ⓟ鈴木たろう
3   170.0   4.72  36  9/12/ 8/ 7 2.36 Ⓢ福地誠
4   136.0   3.78  36  9/10/13/ 4 2.33 (≧▽≦)


5    23.0   0.82  28  9/ 4/ 7/ 8 2.50 Ⓟ石橋伸洋
6  -286.0 -10.21  28  5/ 7/ 6/10 2.75 Ⓟ須田良規


7  -273.0 -13.65  20  2/ 6/ 3/ 9 2.95 Ⓟ多井隆晴
8  -338.0 -16.90  20  1/ 4/ 9/ 6 3.00 ASAPIN



第二期はもう始まっている。

天鳳寄りの厳しいルールであるが、楽しんで観戦してもらえれば光栄である。


引き続きこのブログで、できるだけ解説していきたいと思う。

残り2節。


いよいよトータルを考えた強引な条件戦が始まったのがこの節である。


小林との点差は福地60、たろう80、(≧▽≦)280

完全な三つ巴で、申し訳ないが(≧▽≦)は圏外だ。


そこで考えるのは残り8戦という数。

残り局数は限られているので、稼げるときに少しでも稼いでおきたい。


そしてもうひとつ、10-30という順位点と(≧▽≦)のこと。


3人の勝負と考えれば、(≧▽≦)の着順がひとつ上がれば、まくられた人間

だけが2万点を失うことになり、残り2人にも利することになる。


つまり、ここからは「自分か(≧▽≦)が得するように。」と考えて打つことになる。



さて1回戦。

たろうがダントツで迎えた南3局である。

こばごうのコレ切ってアレ食って

無難にトップをとるだけならこばごうのコレ切ってアレ食って 切りでもいいのだが、

たろうが切ったのはこばごうのコレ切ってアレ食って だった。


そして最終形はこばごうのコレ切ってアレ食って を使い切っての6000オール!
こばごうのコレ切ってアレ食って
まくられる心配がなければいくらでも稼ぐという、たろうの姿勢が現れた

こばごうのコレ切ってアレ食って 切りだっただろう。


さらにこんな8000オール!!
こばごうのコレ切ってアレ食って
これでたろうは持ち点を9万点まで伸ばし、私はトビ寸前の4着。


この半荘だけでおよそ140ものポイント差がつき、

ついにトータルでもまくられてしまった。


まあそんな気にするほどの差ができたわけではないのだが、

1節途中からずっと守っていた首位を逆転されたのはいい気分ではない(笑)



2回戦もたろうのトップ。

けっこうな差がついてしまい、かなり嫌な感じ(笑)



3回戦南3局。ようやくこちらにもチャンス手がきた。

点棒状況は

福地 64100

小林 34700

(≧▽≦)18200

たろう 3000

福地トップ、小林2着はほぼ確定なのだが、さらにこのままいけば

連勝したたろうを4着で終わらせられるという並び。


こばごうのコレ切ってアレ食って
そこで入ったこの5800のテンパイ。

(≧▽≦)からこばごうのコレ切ってアレ食って が出た。


ここで5800をアガれば自分の点数は増えるが、たろうと(≧▽≦)の差が9400に。

すると、たろうがマンガンをツモるだけで3着に上がる点差になってしまうのだ。

したがってここは見逃し。

(≧▽≦)がフーロしているとはいえ、遠いマンズのホンイツに見えるので

マンズが余ってくるまではまだ安心だろう。


トップ目の福地からはもちろんアガるし、たろうからでも飛ばせるのでアガる。

ただ、(≧▽≦)からだけは、たろうも喜んでしまうのでアガれないのだ。



結果は2巡後。

(≧▽≦)の手からマンズが余ってきたので、そろそろどこからでもアガろうかと

思った途端に福地がこばごうのコレ切ってアレ食って 切り!

無事(≧▽≦)の点棒を守って他を削ることに成功し、

結局このままの並びで終了した。



4戦目は、みんなに守られた(≧▽≦)がトップ。

たろうは連敗で、結局今節には、大きな変動はなかった。



残り1節。

優勝確率はいよいよ3分の1に近づいてきた。


第9節終了時。


1   302.0   9.44  32 12/ 8/ 6/ 6 2.19 Ⓟ小林剛
2   282.0   8.81  32  9/11/ 7/ 5 2.25 Ⓢ福地誠
3   275.0   8.59  32 12/ 6/ 6/ 8 2.31 Ⓟ鈴木たろう
4    15.0   0.47  32  6/10/12/ 4 2.44 (≧▽≦)

ここの読者の方なら知っている人も多いかもしれないが、

天鳳の操作方法についてを紹介しよう。

・クリック⇒打牌・鳴き・アガリ・リーチなどなど、すべてを決定するときに使用。
・右クリック⇒ツモ切り・鳴かない・アガらないなどに使用。


つまり、右クリックは「キャンセル」みたいな意味合いが強い。


さて今節の3回戦、南4局2本場のことである。

点数状況は、700-1300で3着だが、できれば1300-2600かマンガンで

2着までを狙いたいところ。

1巡目、上家から切られたこばごうのコレ切ってアレ食って をどうするか?
こばごうのコレ切ってアレ食って

ちなみに上家はノーテンが許されない2着目。ある程度は押してくるはず。
ということで、鳴いてチンイツにいくのもアリと判断してチー…


と思いながらも、つい右クリックで鳴きをキャンセルしてしまった!!

で、慌ててその右クリックをキャンセルすべく、もう一度右クリを・・・


パシン!!


すると、鳴きがキャンセルされただけでなく、第一ツモが猛スピードで

ツモ切られた(>_<)!

そりゃそうだ!!


その切られた牌は・・・



こばごうのコレ切ってアレ食って


こばごうのコレ切ってアレ食って (゜Д゜)!?
鳴き忘れを補ってあまりあるこばごうのコレ切ってアレ食って がツモ切られるとは、

今後どうしたらいいものか。早くもアガリ放棄の気分・・・

こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちのピンフになったらリーチをかけるのか!?

他の待ちでのピンフができるのか!?

再度チンイツに向かって間に合うのものなのか・・・???

大混乱の中局は進み、結局バラバラのまま上家のアガリで終局した。



実はこの節から、私は新しい試みに挑戦していた。

今までは「鳴きなしボタン」を活用していたのだが、

ラグがかからなくて読まれたり、解除を忘れて鳴けなかったりする

リスクを考えて、この鳴きなしボタンを使わないことにいていたのだ。


ところが、右クリックの頻度があまりに多くて、

慣れていないせいかミスが多発。

そのせいもあって、節単位で初の大敗を喫した。


決勝進出は小差で(.≧▽≦)に。


80%と豪語していた優勝確率は、40%くらいまで低下しただろうか(笑)



「鳴きなし」を使わないことは、今後にはプラスになると信じて

練習するのみである。



第8節終了時。


1   323.0  11.54  28 12/ 6/ 5/ 5 2.11 Ⓟ小林剛
2   264.0   9.43  28  8/ 9/ 7/ 4 2.25 Ⓢ福地誠
3   245.0   8.75  28 10/ 6/ 6/ 6 2.29 Ⓟ鈴木たろう
4    42.0   1.50  28  5/10/ 9/ 4 2.43 (≧▽≦)
5    23.0   0.82  28  9/ 4/ 7/ 8 2.50 Ⓟ石橋伸洋
6  -286.0 -10.21  28  5/ 7/ 6/10 2.75 Ⓟ須田良規