こばごうのコレ切ってアレ食って -20ページ目

こばごうのコレ切ってアレ食って

小林剛による天鳳名人戦自戦記など

今節もいい偶然に恵まれ1-3-1と来て、第4戦。


この半荘もトップめ。しかも、トータルで競っている

たろうを4着に沈めるチャンスである。


そのたろうの親番。こちらの手にはドラ3枚。

そこで下家から切られたこばごうのコレ切ってアレ食って をどうするか?
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この手牌で4メンツ1雀頭の5ブロックをどこで作るか考えると、

ソーズで3つは厳しいのでマンズで1つ・ピンズで2つを作るのが順当。

というわけでこのこばごうのコレ切ってアレ食って はポンである。

本当は前巡のこばごうのコレ切ってアレ食って も残したかったのだが、あまりに危険な牌姿に

なってしまうのでしぶしぶ切ったのだ。

ただこばごうのコレ切ってアレ食って をポンできたとはいえ、目一杯に構えるほどの手牌ではないので

こばごうのコレ切ってアレ食って を残してこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。


その後こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って を引いて何を切るか。

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こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 受けがやや薄いこの局面。

マンズで必ず2メンツを作るならばピンズを切るところだが、

すでにこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って が打ちづらくなっていることもあり、保留のこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。
そしてこばごうのコレ切ってアレ食って をツモった後も少し迷ったが、

やはりピンズを止めてこばごうのコレ切ってアレ食って のトイツ落としに行った。
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そこで、直前にこばごうのコレ切ってアレ食って を手出ししている対面のたろうが

こばごうのコレ切ってアレ食って をポンしてこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。

この切り方なら、ソーズが雀頭のこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちが本命だ。

早めにこばごうのコレ切ってアレ食って を切っておけば通ったかという考えもよぎるのだが、

念のため止めた牌なので後悔はない。


そしてツモったのがこばごうのコレ切ってアレ食って 。巡目は遅くなったが理想のテンパイだ。

さらに、残り少なくなったこばごうのコレ切ってアレ食って を下家がツモ切り、

海底で回ってきたのが一度は止めたこばごうのコレ切ってアレ食って である。


さてどうするか!?
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こばごうのコレ切ってアレ食って を使い切ってようやくのテンパイ。

立て続けにこばごうのコレ切ってアレ食って が姿を現し、全員のピンズの待ちの可能性が減った。


こばごうのコレ切ってアレ食って はまだ残ってるかな・・・?

キョロキョロ(゜Д゜≡゜Д゜)


おお、まだこばごうのコレ切ってアレ食って が残っているではないか!!

危ない危ない。では、こばごうのコレ切ってアレ食って 以外の何を切ろうかな・・・?


パシン!

「ロン!!」

(゜Д゜)!?
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まさかの時間切れでのツモ切り!!

読み通りのこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちへの放銃となった。

確かに。こばごうのコレ切ってアレ食って 切りこばごうのコレ切ってアレ食って ポンこばごうのコレ切ってアレ食って 切りこばごうのコレ切ってアレ食って 切りのすべてに

そこそこの時間かけていて、一番重要な海底牌をツモった

時にはもう時間が残されていなかったのだ。


時間切れのリスクは常に恐れていたのだが、これは痛い・・・


ネットマージャンにおいて、制限時間があるのはとてもいいことで、

それによって快適にゲームを楽しむことができる。

だが真剣勝負の場では、淡白に無難な打牌が増えてしまうのは否定できない。

もちろん全員が同じ条件でやっているので問題はないのだが。


あらためて、余計な長考をしないことを決意した瞬間である。



さて次局。

今度はたろう・小林の2軒リーチに対して須田が手詰まり。

そして時間切れツモ切りで、私に放銃!!


須田の不幸がまたしても・・・

残念ながら、この日で須田の敗退が決まった。



結局この半荘も私がトップ。

この日は120ポイント勝ち、大差で残り3節となった。


残り12半荘で約300の差。

優勝確率は80%以上はあるだろうか。



第7節終了時。

1   450.0  18.75  24 12/ 6/ 3/ 3 1.88 Ⓟ小林剛
2   178.0   7.42  24  9/ 4/ 5/ 6 2.33 Ⓟ鈴木たろう
3   169.0   7.04  24  6/ 8/ 6/ 4 2.33 Ⓢ福地誠
4    58.0   2.42  24  8/ 3/ 7/ 6 2.46 Ⓟ石橋伸洋
5    42.0   1.50  28  5/10/ 9/ 4 2.43 (≧▽≦)
6  -286.0 -10.21  28  5/ 7/ 6/10 2.75 Ⓟ須田良規

今節から6人となった天鳳名人戦。


6~8節は2人ずつ抜けることになるのだが、抜ける順番は

「暫定1・2位 ⇒ 3・4位 ⇒ 5・6位」の順と決まった。

これは、次の区切りである第8節を現在の上位4人で戦うことにより、

直接対決で決勝メンツ決めてもらうためである。


ただ、この決めごとには下位者には厳しいもので、(≧▽≦)と

須田の2人は、残り2節8戦の間に決勝進出の安全圏まで

抜け出しておかなければならなくなった。

ギリギリのポイントでは、最終節抜け番の人間はターゲットに

なってしまい、不利になるのだ。


ということで、暫定1・2位の私と鈴木たろうは今回抜け番である。





実はこの日、私にはもうひとつの重要な対局があった。


この日の昼間には「将王決定戦」が行われ、そこに出場していたのだ。

こちらは、一発・裏ドラ・テンパイ料のない競技ルールで、私の所属する

麻将連合の最高タイトル戦である。


そこで私は優勝し、『第九期将王』を獲得することができた。


この決定戦の後に天鳳名人戦になっていたらと考えるとぞっとするが、

抜け番で本当に助かった。



この前後には、今節の対局者である石橋伸洋が、自団体の最高タイトル

である『最高位』を獲得。

また、多井隆晴は、『RMUクラウン』と『オープンリーグ』『RMUリーグ』で

優勝した。

今回の出場者たちが、本場所でも成績を残してくれているのを聞くと

なんとなく嬉しくなる。




さて天鳳名人戦のほうだが、私は祝勝会を早めに切り上げて帰宅し、

初めてじっくり観戦することができた。


須田がかなり苦しくなったのが今節の結果。

この日に限ったことではなく、この天鳳名人戦では、須田が常に

不運に見舞われ続けていた気がするなあ。



第6節終了時。


1   330.0  16.50  20  9/ 6/ 2/ 3 1.95 Ⓟ小林剛
2   169.0   7.04  24  6/ 8/ 6/ 4 2.33 Ⓢ福地誠
3   168.0   8.40  20  8/ 4/ 2/ 6 2.30 Ⓟ鈴木たろう
4    58.0   2.42  24  8/ 3/ 7/ 6 2.46 Ⓟ石橋伸洋
5    -9.0  -0.37  24  5/ 6/ 9/ 4 2.50 (≧▽≦)
6  -105.0  -4.37  24  5/ 7/ 6/ 6 2.54 Ⓟ須田良規

東1局南家の配牌。ドラはこばごうのコレ切ってアレ食って 。ここからどんな最終形を描くだろうか。


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こばごうのコレ切ってアレ食って をツモってから、出たこばごうのコレ切ってアレ食って をとりあえずポン。

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ここでこばごうのコレ切ってアレ食って を切るのは簡単だが、
こばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って にくっつけて、最低1メンツは作りたいのと

安全度の高いこばごうのコレ切ってアレ食って をとっておきたいことを考えると、
ここはこばごうのコレ切ってアレ食って を切っておきたい。
新たにソーズで1メンツを作ることに、それほどの魅力を感じないのである。


その後はこばごうのコレ切ってアレ食って ポンから順調に手牌は進み・・・

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8巡目にして大三元のテンパイ!!

2軒リーチを受けたものの安めで倍満のツモアガリとなった。


構想通りとはいえ、1巡目からの変化には驚くばかりである。




3回戦まで進み、東4局親番での牌姿。ドラはこばごうのコレ切ってアレ食って


こばごうのコレ切ってアレ食って

メンホンチートイツの1向聴、対面からこばごうのコレ切ってアレ食って が出たところでどうするか。




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私の選択は、ポンしてこばごうのコレ切ってアレ食って 切り。

こばごうのコレ切ってアレ食って 切りのほうが手広いのは、もちろん承知の上である。



こんな仕掛けをすれば、ダブこばごうのコレ切ってアレ食って が出にくくなるのは仕方ない。

とすると問題となるのは、いかにマンズでメンツを作るかである。
それならば、ここでこばごうのコレ切ってアレ食って より先にマンズを1枚見せておくことはかなり有効だ。

相手から見ればソーズと字牌は切りにくいだろうが

こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って を止めることはないだろう。


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結果はすぐにこんなテンパイ。

その後2軒リーチを受けて撤退することになるのだが、

マンズのホンイツであることは、読まれてなかったはずだ。



さらに局は進み南3局。ここで何を切るか。

自分は南家でドラはこばごうのコレ切ってアレ食って 。ソーズ模様の仕掛けが2人から入っている。
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自分の手だけを見てまっすぐ打つならこばごうのコレ切ってアレ食って 切りだ。

ピンズの3メンチャン、ソーズの両面の他に
こばごうのコレ切ってアレ食ってこばごうのコレ切ってアレ食って が暗刻になってもテンパイするのだ。



だが、私が切ったのはこばごうのコレ切ってアレ食って だった。

確かに残せば手広いのだが、こばごうのコレ切ってアレ食って を2枚使った最終形を考えてみると

役なしドラ1のフリテンこばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って こばごうのコレ切ってアレ食って 待ちと、大して魅力がない。

そんな手のためにわざわざ危険なこばごうのコレ切ってアレ食って を残すよりは、1巡でも早く

処理したのだ。

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私がこばごうのコレ切ってアレ食って を切った直後、須田がなんとこばごうのコレ切ってアレ食って 待ちでテンパイを入れる!

ギリギリ間に合った!!

そして私にも絶好のこばごうのコレ切ってアレ食って が入りテンパイ。

リーチをかけると高目をツモアガることができた。

あくまで偶然だが、こばごうのコレ切ってアレ食って の先切りが最高の結果を生んだ。



今節は、最終形を想定した一打がズバリうまくいったケースが多く、

1122の着順でで大きくプラス。


途中から苦しい条件戦を強いられていた、多井とASAPINは

今節限りで敗退となった。


ポイント的にけっこう有利な状況になったが、

ここからはほぼ直接対決の16戦。


まだまだ安全圏とはいえない。


5節終了時。


1   330.0  16.50  20  9/ 6/ 2/ 3 1.95 Ⓟ小林剛
2   168.0   8.40  20  8/ 4/ 2/ 6 2.30 Ⓟ鈴木たろう
3   155.0   7.75  20  8/ 2/ 6/ 4 2.30 Ⓟ石橋伸洋
4    79.0   3.95  20  4/ 7/ 6/ 3 2.40 Ⓢ福地誠
5   -57.0  -2.85  20  4/ 4/ 8/ 4 2.60 (≧▽≦)
6   -64.0  -3.20  20  4/ 7/ 4/ 5 2.50 Ⓟ須田良規


7  -273.0 -13.65  20  2/ 6/ 3/ 9 2.95 Ⓟ多井隆晴
8  -338.0 -16.90  20  1/ 4/ 9/ 6 3.00 ASAPIN

あいかわらず自戦記ではなく対局のお知らせです。


自戦記は5月中には必ず完成させますのでもうちょいお待ちを!!



今日 4/30の14時から。私の所属する麻将連合の対局

「ミューカップinアルバンスタジオ」が、ついにニコ生で放送されます。


http://live.nicovideo.jp/watch/lv90761216?ref=tim&zroute=index


昨日4回戦まで行われ、放送されるのは準決勝2卓と

決勝1卓。


準決勝A卓(数字は持ち越しのポイント)

忍田 幸夫 +68.9

藤原  健 +39.3

戸構  亮 +34.7

内田  慶 +32.2


準決勝B卓

小林  剛 +71.5

地野 彰信 +40.8

椋  大樹 +39.0

稲毛千佳子 +34.6


ルールは一発赤裏なし。順位点は4000-12000。

準決勝1戦が終わってポイント上位4人で決勝1戦です。


なんと暫定首位(゜∀゜)

おそらく準決勝で3着に入れば決勝に進出です。


放送は14時から、B卓はたぶん15時半、決勝は17時くらいの予定です。

みなさん見てくださいね~

自戦記の更新が滞っててすいませんが、対局のお知らせです。


第3回マーチャオカップ!4/21 24:00から。


プロ3団体と、近代麻雀で連載中の麒麟児チームの対戦です。


ニコ生で放送予定。抜け番のときは解説もします!



最高位戦  佐藤聖誠 太田安紀

プロ協会  金太賢  吉田基成

麻将連合 小林剛  楠橋思

麒麟児   城埜ヨシロウ 渋川難波


各団体のタイトルホルダーに対するは、

人気漫画家城埜ヨシロウさん、天鳳名人戦の解説で一躍有名になった

渋川難波が登場!!



みなさん見てくださいね~


http://live.nicovideo.jp/watch/lv89619711?ref=tim&zroute=index