いよいよ始まった第二期天鳳名人戦。
まず、ルールの変更が行われた。
変わったのは順位点。
第一期 1位から順に (+30、+10、△10、△30)
第二期 1位から順に (+50、+20、±0、△70)
3着なら0、4着だとマイナス7万点(゜Д゜)!なんというルールだ!!
第一期と比べてかなり天鳳寄りのルールで、天鳳勢にかなり有利である。
我々プロ側は、このルールでも結果を出さなければならないのか。
以前のルールは、各順位の差が2万点。
順位が上がることと下がることが同価値で、さらに素点も評価されるので、
ある程度自分の手の都合で打っていても自然に成績が付いてきたのだが
今度のルールは違う。
素点の評価もあるとはいえ、3着と4着の差が7万点ということは、
ほぼ4着率のみが重要になる。
極端な言い方をすれば、無理にトップを狙わず、ひたすらリスクを避け
続けるゲームとなるのだ。
自分勝手打法の小林・たろうの打ち方はいったいどうなってしまうのか!?
いつもと違う緊張感の中始まった東1局。
私の第一打は、役牌を3種残して
。
これはまあ普通の一打だが、今後もひたすら字牌を抱えながらの戦いとなった。
迷ったのは東3局の11巡目。
もっとも手広くするならもちろん生牌の
切りだが、
それでもカンチャン3つ、しかもドラ表示牌やイーペーコーの部分なので
かなり苦しい。
固めて持っている可能性がきわめて高いだろう。
こんな巡目で、残り少ないであろう
をツモり、さらに
が通るという
超レアケースに期待して生牌の役牌を切るのは甘い。
ところが次巡にツモ
で、こうなれば当然
を勝負。
すると下家の(≧▽≦)が降りにまわり、全員の筋にあたる
で、
ラッキーな8000をアガることができた。
もし
から切って、テンパイ打牌を
にしていたら、
リャンカンが警戒されるので筋とはいえ放銃してもらえなかったかもしれない。
その後も無難打法は続いていく。
私がたまにやる、無理しない打ち方のおおざっぱな目安として
「シャンテン数と同じくらいの字牌を持つ」というのがある。
1シャンテンなら1枚、3シャンテンなら3枚という感じだ。
たまたま手が入らなかったのもあり、常にこんな感じだったのだ。
やりすぎたのはこの局面。
役牌をポンしたものの、ドラの浮いた不十分なイーシャンテンで、
例によって字牌を抱えているのだが、ここに上家から出たのが
。
これを見送ってしまった!!シャンテン数は変わらないが、ここはチーの一手だ。
鳴けば圧倒的に手広くなるというのに、明らかに腰が引けている。
慌ててポンしたものの、時すでに遅し。
結局テンパイせず、オリにまわることとなった。
こんなビビりまくりの第一節は3322で終了。
アガリ率は14.2%、放銃率は4.7%と、いずれも前回の
半分程度まで下がっていた…小林剛とは思えないの数字だ。
それでも順位点のおかげで浮いているのだが、
こんな麻雀ではトップは取れないし、優勝もできないだろう。
次節は修正が必要だ。
第二期天鳳名人戦 第一節終了。
1 202.0 50.50 4 2/ 2/ 0/ 0 1.50 Ⓢ福地誠
2 127.0 31.75 4 3/ 0/ 0/ 1 1.75 Ⓟ鈴木たろう
3 18.0 4.50 4 0/ 2/ 2/ 0 2.50 Ⓟ小林剛
4 -29.0 -7.25 4 0/ 2/ 1/ 1 2.75 ASAPIN
5 -42.0 -10.50 4 1/ 0/ 2/ 1 2.75 Ⓟ多井隆晴
6 -76.0 -19.00 4 1/ 1/ 0/ 2 2.75 Ⓟ石橋伸洋
7 -84.0 -21.00 4 0/ 1/ 2/ 1 3.00 coa
8 -116.0 -29.00 4 1/ 0/ 1/ 2 3.00 (≧▽≦)