解体業者が戦いたい大会は暖かい太陽のもとで
さて、この中に「かいたい」はいくつ入っているでしょうか。
解体工事に関して、これまでいくつか記事を書きました。
参考に、下にまとめてみましたので、ご興味があればご覧頂けますと幸いです。
アスベスト調査とか、増し積み擁壁とか、ブロック塀とか、
きっとどなたかの参考になると思います。
で、現在のところ、我が家を取り壊して頂く解体費用については
小林住宅お抱えの解体業者が310万円、
ネットの紹介サイトから来た解体業者が240万円、
ということになっていました。
ただし、アスベスト調査については、
小林住宅お抱えの解体業者はみなしで行い、
ネット紹介業者は検出されれば追加費用140万円とのことでした。
金額も大きく違えばやり方も全く異なるので、
これらの二者択一とするにはいまいち決め手に欠けます。
そこで、もう少し相見積もりを取ってみようと思い、
また別の解体業者紹介サイトに登録することにしました。
最初に登録した紹介サイトからは1社しか紹介してもらえませんでしたが、
今回の紹介サイトからは、3社紹介してもらえました。
これらをB社、C社、D社としておきましょう。
最初にやって来たB社の方も、これまでと同様に我が家をぐるりと回って、
状態の確認や長さの計測をされました。
一通り現地調査を終えられたところで、懸念事項を確認しておきます。
「アスベスト調査は、どういう風にされるんですか?」
「外壁だけ、1ヶ所取らせてもらいます。
あとは、屋根は瓦やし、内壁ももう確認しません。
まだそこまでね、役所もうるさく言いませんわ(・ω<)てへぺろ」
50代くらいの、土方で万年日焼けしてる感じの角刈りのおっちゃんが、
(・ω<)てへぺろ
まじでこんな表情してました。
実際の現場ではガイドラインが守られていない、というか、
律儀に守っていては業務が円滑に回らない部分もきっとあるのでしょう、
ある程度の裁量の幅が暗黙のうちに認められているんだろうな、
そんな法の抜け道をこっそり垣間見せてくれた、おっちゃんの
(・ω<)てへぺろ
でした。
で、このB社、現地調査に来たその日のうちにお見積書を送ってくれましたが、
220万円でした。
現状最安ですが、アスベスト調査の結果によっては増額の可能性はあります。
次に来たC社の方も50代くらいで、小柄なおっちゃんでした。
同様に、一通り現地調査を終えられたところで尋ねました。
「アスベスト調査は、どういう風にされるんですか?」
「周り見させてもらいましたけど、見た感じ入ってなさそうなんで、
やらなくて大丈夫ですわ」
・・・。
ゥ──( ー̀ὢー́ )──ン
小林住宅お抱えの解体業者と同じこと言うてるけど、
入ってなさそうやからやらないんじゃなくて、
入ってるとみなしてやるからやらないって
ちゃんと正直に言うべきじゃないかと思うんやけど、
なんでそんな言い方するん?
素人には小難しいこと説明してもわからんやろうからと、
耳障りの良い言葉でなんかわからんけど得したっぽい風を装って
騙くらかしてるとしか思えません。
2日後にお見積書が届きましたが、260万円と
案の定比較的高めの設定になっていました。
続いて、C社の方が訪問された1時間後にD社の方がいらっしゃいましたが、
驚いたことに20代くらいの可愛い女の子でした。
これまでいらっしゃった解体業者の方は軒並み中年男性ばかりでしたし、
解体業界は何となくそういう世界なんだろうという先入観もあったので、
そのギャップに一瞬面食らいました。
D社に対しても同様に、一通り現地調査を終えられたところで尋ねました。
「アスベスト調査は、どういう風にされるんですか?」
「外壁を少し取らせてもらいます。あと、天井が石膏ボードだったりしたら、
そこも念のため取らせてもらうことになります」
新しいワードが出てきました。
その方が言うには、音楽室の天井に使われているような、
ところどころに穴の開いたようなボードだと引っかかる恐れがあるそうです。
こういうやつだそうですが、石膏ボードにアスベストが含まれているかについては
下記のサイトが参考になるかもしれません。
こちらを見ると、昔に作られた一部の製品に含有されているものがあるものの、
一般住宅にはほとんど使われていないと書かれてはあります。
念のため、我が家の天井がそれに該当するのかどうかを見てもらったところ、
2階洋室の天井が怪しいとのことでしたが、
「でも正直なところ、家の中に関しては、解体時に飛散する恐れも少ないので、
結構大丈夫だったりするんですけどね(・ω<)てへぺろ」
出ました解体業者お得意のてへぺろです。
おっちゃんの満開のてへぺろとは違って控えめなてへぺろではありましたが、
解体業者というのはてへぺろかみなしかの2種類しか存在しないようです。
そうして4日後に届いたお見積額は、218万円と、
これまでの中で最安のご提案でした。
5社からお見積が出揃ったところで、
解体工事争奪バトルロワイヤルの火蓋が切って落とされました。
はてさて、一体どの業者が栄冠を勝ち取るのか!?
続きはまたいずれ時系列を追って書いていきます。
次回は、インテリアについて少し触れておきたいと思います。
ここまでお読み頂き、ありがとうございました。