シーサイドタウン
私の父親は、以前勤めていた会社で、何故か野球クラブに入っていた。
まあ30年位前、即ち父親が今の私と大して変わらないほどの年齢の時の事なので何故野球クラブに入っていたのかは知らないが、よく芦屋浜のグラウンドで試合をしていていたのを記憶している。
観戦に行った我々お子様連中は、当然のようにすぐに試合に飽きてきて、グラウンドの周りをうろうろしていたものだった。
その時、グラウンドの横手に広がる、当時としては超近代的な建物群があった。
それが芦屋浜シーサイドタウンである。
当時神戸は東灘、しかも阪神沿線在住の洟垂れ小僧だった私がこの建物群を見てどれくらい驚いたかというと、山奥に暮らし続けていた人間が、新宿副都心とか、汐留シオサイト辺りに連れて行かれて度肝を抜かされているレベルを通り越して、いきなり地球外生命体の作った巨大都市に放り込まれたような気分であった。
今でこそ高層ビルや高層マンションは珍しくないが、当時は基本4-5階建ての建物が多く、高層といっても10階建て以上の建物は珍しく、階数が二桁になる建物は、それはそれは大きく見えたものである。
それが、いきなり最大29階建ての建物が出てきたりする訳であるから、いかに驚きをもって見ていたかは、想像に難くないと思う。
特徴的な外観もあって、今見ても近未来的な印象を受けるのだが、調べてみると竣工は昭和54年、1970年代の建物であった。
当時はまだまだ日本も元気であったと思うし、私の両親とほぼ同年代の団塊の世代が30代半ば前後の働き盛りであったからこそこれだけの団地群が必要とされたのだろう。
今ではすっかり落ちぶれた感がある我が国だが、このこの団地の周りでは、子供たちが元気に駆け回っていた。
まだまだ捨てた物でもないのかな、この国も。
地デジ化
地デジのイメージキャラクターの某が捕まったと聞いたのは沖縄に出張している時だった。何か粗品を御開帳したとかで余りにしょうもない話に苦笑した覚えがある。
それから数年、 正直なところアナログ放送の7月停波何て多分延期になると思っているし、別に今までのテレビで特に不便も無いので、何も考えてなかったのだが、最近急速に勢力を増しつつある嫁の鶴の一声で、ついにわが寓居にも地デジ対応テレビが来てしまった。
しかも何を勘違いしたのか、ブルーレイディスク内臓である。(嫁がDVDを見たいと希望していたのだが、別に今までのデッキを繋げれば見ることは可能な筈なんだが、とりあえずほっといた。)
昔は必ず毎週見る番組もあったものだが、最近では殆どテレビに思い入れも無く、国家が勝手に今までのテレビを使えなく政策の為に、わざわざ苦しい家計の中から安くも無い金額を払うのは非常に癪にさわる。
とはいえ、新しい「おもちゃ」が来るとコロッと態度が変わってしまうのが世の常で、嬉しがって新しいテレビを使っている。
例えばHDDドライブ内臓で、番組表から録画番組をすぐ予約できてしまうので、今までならわざわざ見なかった番組を録画してみたり、数年前に失効していたTSUTAYAのレンタル会員券を復活させてDVDを借りてみたりと、いい歳をしてすっかりテレビっ子になりつつある。
それで無くても金欠なので、このまま引きこもってしまうのではないかと思わず不安を感じてしまうこの頃である。
先日友人と呑んでいたのだが、曰く「アナログ放送終了は必ず延期になるし、あえて地デジ難民になる。」との事だった。中々固い意志で見上げた心掛けである。ただ、今の政権が続いていると、意地で後先のことも考えず停波してしまうのではないかな・・とも、何せ「すっから菅」だしねぇ・・。
一年経っていたのか
皆様、本日も拙ブログにお越し頂き有難う御座います。
以前にも書いたが、昨年年頭に移った会社で、ブログを書かなくてはならなくなり、そのトレーニングとして始めたのが拙ブログである。
確か、昨年のまだ寒い時期に始めたよなぁ・・と思いながら過去の駄文を見ていると、2月21日が第1回目となっていた。
何だ、1年経っていたんだというのが正直な感想である。
取り立てで誰かに何かを発信したい訳でもなく、何か輪を広げようとしている訳でもない、ただ何となく書いているところが、なんというか「貧乏くじ世代」に当たる私の無気力さを表しているのではと自嘲してしまう。
古い記事を見ていると、確定申告の事、500系のぞみの事・・・そういえばそんな事もあったなと正に日記を読み返すような気分である。
1年経って何が変わったのだろうか・・そういえば今年も確定申告をした。去年は年調未了という事で結構右往左往していたが、今年は医療費控除のみ。しかも私は年調で散々還付を受けたので、嫁に還付申告をさせた。
さすがに500系のぞみはもう無いが、そろそろ300系も危ないよなぁと思いつつ未だ撮影は出来ていない。
この1年間、精力的だあったか惰性で流れたのかよく判らない。ただ、周りの人々、特に嫁には色々迷惑を掛けっぱなしだったと反省しきりである。お陰で家の中のパワーバランスに微妙な変化が起きているのかもしれないが・・・。
そういえば、最近妙に勢力を増しつつある嫁が、「今年は何か大きな変化がありそうな気がする。」という事を言っていた。私自身も先日「本当にやりたい仕事は何か・・・。」と考えさせられる出来事もあった。
今のままでいいのか、無理をしてでも変化を求めたほうがいいのか・・・あぁ、書いていてどうも欝っぽく、湿っぽくなってきた。私は何かあるとすぐに内に篭ってしまう性格なのでますます鬱陶しくなってくる。
何だか1年の節目に相応しくない愚痴っぽい文章になってしまった。
拙ブログをご覧の方は、恐らく実際にお会いした事のある方が多くいらっしゃると思います。
まぁ鬱陶しい奴だと思われることでしょうが、今後ともよろしくお願いいたします。
特に、吉備の方面と大和の方面の皆様には色々面倒を掛けると思いますが
何卒よろしく。
鉄ちゃん諸々
年末年始に余計な豪遊をしてしまったのか、松の内を過ぎ、季節の変わり目を迎えた昨今、我が財布の中身は猛烈な寒気が襲ってきて正に列車の中で二晩くらい過ごさざるをえないかという状態である。
閑話休題、金銭的にも気分の問題としてもどうも余り遠出をしようという気分にならないこともあり、最近では近場で鉄道写真をポチポチ撮影している。
最近シフト編成の関係で、何故か土曜日曜に休みが当たる事が多く、駅などで撮影しているとヒマ熱心な同業者と出会うことも結構ある。
しかしいかに同業者が沢山いるとはいえ、スーパーのレジ袋を持って来る奴は世界広しと言えども私だけだろう。
土日だとスーパーの特売があり、玉子98円とかブリあら100円とか魅力的な商品が目白押しで、売り切れる前に買ってしまい、結果妙に所帯じみた鉄ちゃんが登場する訳である。慣れてくると奇妙な目で見られるのもまた快感なものである。
しかし、ネギが飛び出した袋を持っていた時はさすがに恥ずかしかったなぁ。
また、出張ついでに鉄道写真を撮るのもある意味中々のものである。
馬鹿みたいに多くの荷物をもってホームの端にいるとある種家出少年みたいなものである。
恥を晒しているのだかなんだか・・・。
市場
前々から気になっていた光景がある。
快速電車の停車するとある駅だが、電車が停車すると車窓には綺麗な再開発ビルが建ち並ぶ光景が広がる。そして電車が走り始めると僅か数秒でそれまでの光景が一変し、まるで時間が4、50年逆流した様な感覚になる。綺麗なビル群とは対照的に朽ち果てそうな木造の建物が建ち並ぶ。
普段は新快速に乗って通過するので気がつかなかったが、たまたま乗った快速電車から見たその光景にとにかく驚いたとしか言いようがない。
後から調べてみると、そこは卸売市場で現役の施設らしい。
非常に気になる施設ではあるのだが、正直なところ用事のある場所ではない、しかし、一度気になり始めるとそこを通る度にこの市場を見てみたいという気持ちが強まってくる。
そこで、近くの別の街に行く機会に、少し足を伸ばしてみた。
電車の車窓から見た風景以上に周辺とのギャップは大きかった。驚いたのが「空き店舗の管理について云々。」というポスターで、要は空き店舗はキチンと管理し、倒壊等させないようにという内容だった。確かに見たところ木造店舗が大半だったが、過去に朽ち果てた建物があったのだろうか。
この日は市場は休場で、開いている店舗は無かったのだが、それでもどこかしら人の気配が感じられた。店舗兼住宅というのもあるのか、場所によっては市場というよりも下町の路地裏のような場所もあり、ある意味子供の頃の事を思い出させる風景だった。
とは言え、全体的にある種の怪しさが漂っていたのは確かで、半開きになっている扉に引き込まれそうな感覚を持ち続けていたのは確かである。
駅直近で、周りも再開発が住んでいる場所なので、いずれ再開発される日も来るであろう。それまでに再訪してみたいものである。










