市場 | 恵美酒吉外備忘録

市場

前々から気になっていた光景がある。


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快速電車の停車するとある駅だが、電車が停車すると車窓には綺麗な再開発ビルが建ち並ぶ光景が広がる。そして電車が走り始めると僅か数秒でそれまでの光景が一変し、まるで時間が4、50年逆流した様な感覚になる。綺麗なビル群とは対照的に朽ち果てそうな木造の建物が建ち並ぶ。


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普段は新快速に乗って通過するので気がつかなかったが、たまたま乗った快速電車から見たその光景にとにかく驚いたとしか言いようがない。
後から調べてみると、そこは卸売市場で現役の施設らしい。


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非常に気になる施設ではあるのだが、正直なところ用事のある場所ではない、しかし、一度気になり始めるとそこを通る度にこの市場を見てみたいという気持ちが強まってくる。

そこで、近くの別の街に行く機会に、少し足を伸ばしてみた。


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電車の車窓から見た風景以上に周辺とのギャップは大きかった。驚いたのが「空き店舗の管理について云々。」というポスターで、要は空き店舗はキチンと管理し、倒壊等させないようにという内容だった。確かに見たところ木造店舗が大半だったが、過去に朽ち果てた建物があったのだろうか。


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この日は市場は休場で、開いている店舗は無かったのだが、それでもどこかしら人の気配が感じられた。店舗兼住宅というのもあるのか、場所によっては市場というよりも下町の路地裏のような場所もあり、ある意味子供の頃の事を思い出させる風景だった。


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とは言え、全体的にある種の怪しさが漂っていたのは確かで、半開きになっている扉に引き込まれそうな感覚を持ち続けていたのは確かである。

駅直近で、周りも再開発が住んでいる場所なので、いずれ再開発される日も来るであろう。それまでに再訪してみたいものである。