みなさんこんばんは🌇
今日も暑いですね!
同時に昨日眠れなかったので睡魔に襲われ辛い一日でした。
今日もジャケットを着て仕事しましたが、中々の暑さ…
半袖のワイシャツを出した方が良いかもしれません。
さてマーラーの交響曲をご紹介する特別編7日目。一昨日から続く「角笛交響曲」の最後にあたる交響曲第4番を取り上げます。
この曲に関して言えば私自身大学時代に一度演奏をしており、その時に参考にした演奏が個人的なトップになっているためこの曲に関してあまり吟味をしたことがありませんでした。しかし、一マーラーファンとしてそういうわけにはいきませんので今回改めて聴き直した上で今回ブログを書いています。
それでは交響曲第4番のオススメ5選を見ていきましょう。
マーラー作曲:
交響曲第4番
一曲目:ウィレム・メンゲルベルク指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
1939年に録音されたメンゲルベルク唯一のマーラー。マーラーやリヒャルト・シュトラウスから一目を置かれていた名指揮者でもある。ここまで時代が古いと盤によっては当たり外れが激しくなってしまう。しかし、演奏に関してはハズレではない。今いろいろな4番を聴いてきたが、ここまで自由性を持った演奏はない。スピーカーを通して聴いているためイヤホン試聴時のように細かく聴いているわけではないのだが、テンポの変化が激しいく、この曲で心を揺さぶられたのはバーンスタインによる交響曲全集1回目録音時以来である。
自由度の高いテンポ設定だが、演奏時間もそれほど長いわけではなく比較的平均的である。
古き良き歴史的録音の中にこの曲がある貴重さは今後も語り継ぎたい。
二曲目:レナード・バーンスタイン指揮/ニューヨーク・フィルハーモニック
まさに記念碑である。バーンスタインによるニューヨークフィルとの記念すべき1回目の交響曲全集に収録された演奏。エネルギー量の多さに1楽章を聴き終えただけで思わず拍手をしてしまいそうになるが、聴いていて清々しさすら感じる。私が大学時代に演奏した時に参考にした演奏で、ほぼ毎日聴いていた気もする。テンポ設定は非常に速いのだが、ためるところはしっかりとため、たっぷりと歌い上げる一つのオペラを聴いているかのような演奏。
ボーイソプラノを起用している2度目の録音よりも1回目の演奏の方が曲調にもピッタリな演奏をしていることは聴いていただければよくわかると思う。
三曲目:クラウディオ・アバド指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
今までの演奏として軽めのものが多かったのが、重厚的かつ美しさを兼ね備えた4番を聴くことができる。特に3楽章から4楽章が聴きどころで木管楽器の対話など弦楽器の音色が素晴らしい。さすがはウィーンフィル。ソロを担当するフレデリカ・フォン・シュターデによる美声も聴きごたえがある。
SACD盤もあるのだが、手軽なところとしてはこのエソテリック盤だろう。セットとしてシカゴ響とのパワフルな「復活」も付いてくるのでお得だ。
四曲目:オットー・クレンペラー指揮/フィルハーモニア管弦楽団
クレンペラーがフィルハーモニア管と演奏した記念すべき盤。テンポに関してはおそらく今回ご紹介するものの中で一番遅い。そのため軽く、明るめで軽快な作品だったものが、ガラッと姿を変えており、また新しい一面を見つけたかのように面白い。演奏に関してはさすがはフィルハーモニア管。他の有名オーケストラに負けないくらいの技術力に感無量である。テンポも遅い分音を一音一音しっかりと明確に奏でていき、オーケストラのバランスが良く保たれている。ソプラノ歌手のエリザベート・シュワルツコップの芯のある美しい歌声がオーケストラとベストマッチになっている。これを聴くだけでもクレンペラーがマーラーに対してどう考えていたかすら読み取れるかもしれない。
五曲目:ピエール・ブーレーズ指揮/クリーヴランド管弦楽団
冒頭の第一主題を奏でるヴァイオリンパートのみがタメる演出を見事再現している貴重な盤。これまで楽譜通りで感情をあまり感じ取ることができなかったのに対し、この演奏に関しては若干良い印象が伝わってくるのは気のせいだろうか…
感情を昂らせるバーンスタインらの演奏に一歩だけ近くなったという風がわかりやすいかもしれない。ジョージ・セルが過去にマーラーをクリーヴランド管とも取り上げているので、それを聴き比べることができる。ブーレーズが演奏したマーラーの中でおそらく一番表情豊かで掴みやすいものだと私は考える。
いかがでしたでしょうか!4番は演奏会でも好んで演奏される曲で、マーラーの中でも特にキャッチーで面白い作品でもあります。そのため多くの方々によって演奏されてきました。今回ご紹介した5選は特に楽しめることは間違い無いでしょう。そして、これにてマーラーの交響曲の中でも「角笛交響曲」という括りが終わりを迎え、明日からまた残り3曲のオススメをご紹介していきます!明日は難解ながら近年再評価されつつあるあの交響曲をご紹介します!!
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