クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

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こちらはクラシック音楽のCDの名盤をレビューするブログです!
年間500枚以上クラシック音楽のCDを購入します。
好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。


尚美学園大学/芸術情報学部/音楽表現学科/音楽メディアコース卒業、トランペット、作曲、編曲、DTM


 みなさんこんにちは😃本日10月15日は、「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」にて登場したキャラクター海の初戦日です。海はその名前の通りドビュッシーの代表作である管弦楽のための3つの交響的スケッチ「海」の力を宿したムジカートです。そんな本日ご紹介していくのは、マリス・ヤンソンス&ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によるドビュッシーの「海」です。



「マリス・ヤンソンス指揮/ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団」


ドビュッシー作曲:

「海」〜3つの交響的スケッチ





 夏のイベントで実装された海。イベントストーリーでは威風堂々、夏、木星の3人の水着姿を見ることができた。海は絵を描くことが大好きで、夢中になりすぎるあまり周りが絵の具で汚れてしまう姿にはまさに芸術性を感じた。キャラクターエピソードではパヴァーヌとの掛け合いがあり、これに関しては何とも言えない気持ちで見ていたのは私だけではないはず。声優は井澤詩織さんが演じている。代表作は「チェンソーマン」ポチタ役。「メイドインアビス」ナナチ役。「銀の匙 Silver Spoon」吉野まゆみ役。




・ドビュッシー:「海」〜3つの交響的スケッチ


録音:2007年2月1,2,4日(ライヴ)


 1903年から1905年に作曲されたドビュッシーの代表的な管弦楽作品である。1905年10月15日にシュヴァイヤール&ラムルー管弦楽団によって初演が行われた。この時の演奏は不評であり、評論家や聴衆の中でも酷評の意見が多かった。というのも、1902年に初演された「ペレアスとメリザンド」が大きく成功しており、それと比較して期待する声が高まっていたのもある。その後1908年に再演されることが決まり、ドビュッシーの指揮による自作自演の演奏が行われた際は大成功となっている。


 1905年に出版されたオーケストラスコアの表紙にドビュッシーの希望で葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」の波の部分が用いられた。実際ドビュッシーの部屋にはオディロン・ルドンの石版画や葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」が飾られている写真も残されている。まれに葛飾北斎の浮世絵にインスピレーションを得て作曲されたと取り上げられるようだが、そういった資料は残されていないのであくまで憶測なのでその点は注意しておきたい。


 曲の構成は以下の通り。

第1楽章「海上の夜明けから真昼まで」


第2楽章「波の戯れ」


第3楽章「風と海の対話」


 ヤンソンス&コンセルトヘボウ管による演奏は非常に重厚的であり、濃厚な音色と響きからなる美しさが功を奏す形となっている。SACDハイブリッド仕様の高音質盤であるということもあり、ダイナミック・レンジの幅広さと奥行きの良さをオーケストラ全体で奏でているため、音の密度やたっぷりとしたスケール感が抜群に良い。繊細に描かれながらも各楽器によるアンサンブルの明瞭さや透明度の高さはフランスのオーケストラによる演奏とはまた違う世界観を見せてくれる。テンポの緩急についても俊敏すぎることがないため、隅々まで充実した感覚を味わえるのも良い。


 10月はたくさんのムジカートを初戦日として取り上げることができる。今回は昨日の夏の夜の夢に続き2日連続となった。また4日後には威風堂々の初戦日が待っている。それ以外にも何人か初戦日があるので、まだまだタクトオーパスを楽しめると考えると非常に嬉しい限りである。


https://tower.jp/item/2386555












 みなさんこんにちは😃本日10月14日は「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」にて登場する予定だったキャラクター夏の夜の夢の初戦日です。夏の夜の夢はその名前の通りメンデルスゾーンの代表作である劇付随音楽「夏の夜の夢」の力を宿したムジカートです。そんな本日ご紹介していくのは、ジョン・エリオット・ガーディナー&ロンドン交響楽団による劇付随音楽「真夏の夜の夢」を取り上げていきます。



「ジョン・エリオット・ガーディナー指揮/ロンドン交響楽団」


メンデルスゾーン作曲:

「真夏の夜の夢」序曲 作品21


劇付随音楽「真夏の夜の夢」作品61




 2024年11月に行われたイラストレーターLAMさんの個展「千客万雷」にて初公開された未実装ムジカートの一人である。デザインは劇中に出てくる妖精を意識したこともあり、妖精の女王などファンタジー要素を盛り込んでいる。その見た目に反して非常に険のある性格をしている。「結婚行進曲」だけと見られている自分の楽譜に対して同情的で、意外にも武闘派な一面を持つ。会話においても過激な表現を頻繁に使っているのもどこか意外性があって面白い。趣味がサンドバッグを殴るというのも中々…




・メンデルスゾーン:劇付随「真夏の夜の夢」


録音:2016年2月16日(ライヴ)


 メンデルスゾーンが作曲した序曲及び劇付随音楽である。序曲は当初姉のファニーと楽しむためのピアノ連弾曲として書いたものだったが、それをオーケストラ編曲したのが今日演奏される序曲となっている。1826年に作曲。1827年2月20日初演された。その序曲に感銘を受けたプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世の勅命により序曲の主題も再利用しながら作曲し、1843年10月14日に初演された。劇付随音楽の構成は以下の通り。


1. スケルツォ
2. 情景(メロドラマ)と妖精の行進
3. 歌と合唱「舌先裂けたまだら蛇」
4. 情景(メロドラマ)
5. 間奏曲
6. 情景(メロドラマ)
7. 夜想曲
8. 情景(メロドラマ)
9. 結婚行進曲
10. 情景(メロドラマ)と葬送行進曲
11. 道化者たちの踊り(ベルガマスク舞曲)
12. 情景(メロドラマ)とフィナーレ


 題材はシェイクスピアの戯曲。その原題和訳から「真夏の夜の夢」が用いられてきたが、近年は「夏の夜の夢」になりつつある。


 あらすじは、アテネ公シーシアスとアマゾン国のヒポリタの結婚式が間近に迫ったその御前から舞台は始まる。ハーミアとライサンダーは恋仲なのだが、ハーミアの父イジーアスはディミートリアスをハーミアを結婚させようと考えている。当然これにハーミアは聞く耳をもたないわけだが、イジーアスは「父の言いつけに背く娘は死刑とする」という古い法律に則ってシーシアスにハーミアを死刑にすることを願い出て…



・チェリ・リン・チッソーネ(ナレーション)
・アレクサンダー・ノックス(ナレーション)
・フランキー・ウェイクフィールド(ナレーション)
モンテヴェルディ合唱団


 シェイクスピア没後400年記念の年に演奏された。重々しさのない軽やかさと気品のある音色、響きからなるテンポの緩急が功を奏す演奏となっている。しつこさを一切感じることない音色の良さがあり、ヴァイオリンをはじめとする弦楽器の俊敏さと金管楽器、ティンパニによるキレ味良さと明確な打撃が加わることにより、スピーディな感覚は増しているようにも思える。SACDハイブリッド仕様の高音質盤であるということもあり、ダイナミック・レンジの幅広さも明確な音の広がりを通して聴くことができるというのも素晴らしいポイントであると言える。有名な「結婚行進曲」についてはややテンポの速い快調さからなる俊敏なエネルギーを演奏から聴くことができる。オーケストラ全体としてはモダン楽器による演奏だが、古楽奏法に基づいたアプローチによる演奏ということもありスッキリとした後味で聴きやすい。


 10月は未実装ムジカートの初戦日が何人かある。9日の火星に続いて夏の夜の夢だ。もう一人いるのだが、それについてはARTWORKSに記載がないので非公式扱いになる。また、明日15日は海の初戦日でもある。先日東京ビックサイトで行われていたイベントでタクトオーパスが好きな何名かの方と会うことができたのでまだまだ愛されるコンテンツであることを再認識することができた。




 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、クリスティアン・マチェラル&フランス国立管弦楽団によるマーラーの交響曲第2番「復活」です。かつてバーンスタインがパリで大成功を収めたこの曲を、同オーケストラと演奏しているというのも考え深いというもの。普段聴き慣れたマーラーに対して一石を投じる名盤になると言えるでしょう。




「クリスティアン・マチェラル指揮/フランス国立管弦楽団」


マーラー作曲:

交響曲第2番 ハ短調「復活」




 マーラーの交響曲第2番「復活」といえば、つい先日にラトル&バイエルン放送交響楽団による同曲録音を取り上げたばかり。今回のマチェラル&フランス国立管による演奏は、かつてバーンスタインが1958年11月13日にパリで演奏を行い大成功させたのが有名。その時のオーケストラもフランス国立管弦楽団だった。





・マーラー:交響曲第2番「復活」


録音:2024年10月24,25日(ライヴ)



・ハンナ=エリーザベト・ミュラー(ソプラノ)

・カレン・カーギル(メゾ・ソプラノ)

フランス放送合唱団(合唱指揮:リオネル・ショウ)



 第1楽章より勢いの良いアプローチからなる豪快な演奏が展開される。その分大きな溜めがないため、スケール感は若干欠ける印象を持たなくもない。なんといっても面白いのは、この溜めのないアプローチが最終的にはやや遅くなり重みのあるサウンドへと変化しているというのが意外性もあり、最後まで聴き入ってしまう。最後に関しては想像していた以上に丁寧なアプローチからなるダイナミクス変化のもと演奏されているという点になるだろう。より繊細なサウンドを得意としているからこそ新たなる視点で楽しめるマーラーの始まりと言える。


 演奏が始まった瞬間こそ穏やかで牧歌的な音色を奏でながら演奏が展開されていく。しかし、「緩→急」へとテンポの緩急が変わった際は勢いの良さが感じ取られるようになっている。最終的には再び穏やかでゆったりとしたテンポからなる伸びやかな弦楽器の旋律がたっぷりと味わえるようになる。


 第3楽章では推進力もあり、エネルギーからなるインパクトはたっぷりと感じられる演奏が展開されている。それによる金管楽器のキレ味の良さや弦楽器による掛け合いなど魅力的な要素は随所より聴くことができる。普段聴き慣れた演奏では意外と荒々しい演奏が多い印象だが、今回の演奏はどちらかといえば繊細なサウンドを細部まで細かく聴き込むことができるようになっているのもポイントであり、アンサンブルの良さが垣間見ることのできた楽章と言える。


 歌手も加わり、これまでのオーケストラのみで奏でられた世界観とは違う美しさを演奏から聴くことができる。伸びやかで透き通るように透明度の高い歌声に対して応えるかのようにフランス国立管の音色も透明感抜群の演奏が行われているのも一興。ダイナミック・レンジの幅広さも十二分に良いため、奥行きの良さも素晴らしい。


 やはり第5楽章は前半と後半で大きく聴こえ方が変わる。前半は勢いの良さとテンポの緩急からなるオーケストラの豪快さと推進力の良さを他の楽章同様に聴くことができ、後半では合唱と歌手による荘厳的かつやや固めではあるがスケールのあるたっぷりとした演奏が展開されている。合唱にややバランスが寄っているようにも感じられなくはないが、それがあるからこそこの濃厚で感動的なラストを迎えることができるというもの。細部まで細かく、合唱とオーケストラそれぞれを見極めながら密度のある圧巻のフィナーレをラストは聴くことができるだろう。



 良い意味でマーラーの固定概念を崩すというべきか、バーンスタインや先日のラトルとは正反対のアプローチからなる独特なマーラー演奏にはどこか驚かされた。どちらかといえばフランス音楽寄りのアプローチからなるマーラー演奏は数も少ないため、新鮮味を持って楽しむことができた。マチェラルに関しては近いうちにバルトーク作品もCD化するようなので、後日それについても取り上げたいと思う。



https://tower.jp/item/8130707













 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ロバート・クラフト&フィルハーモニア管弦楽団によるストラヴィンスキー作品集から第5弾として発売されたバレエ音楽「プルチネルラ」、バレエ音楽「妖精のくちづけ」です。以前取り上げた「春の祭典」も想像していた以上の素晴らしさとなっていましたが、今回取り上げる2曲についても負けていません。



「ロバート・クラフト指揮/フィルハーモニア管弦楽団」


ストラヴィンスキー作曲:

バレエ音楽「プルチネルラ」


バレエ音楽「妖精のくちづけ」




 ロバート・クラフトによるストラヴィンスキー作品集はナクソスにおける最高峰の名盤であると私個人は考えている。いずれ知るきっかけにもなった「火の鳥」を取り上げたいが、今回の「プルチネルラ」は過去一で面白い。カップリングとなっている「妖精の口づけ」とは珍しいカップリングとして記載されているが、個人的にはどちらも相性が良い印象を受けて全体を通して聴きやすい名盤であった。




・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「プルチネルラ」


録音:1997年1,2月



・ダイアナ・モンタギュー(メゾ・ソプラノ)

・ロビン・レゲイト(テノール)

・マーク・ビーズリー(バス)



 これまでにこの曲はあまり個人的にも大きく注目をして聴くほどではなかったが、今回の演奏に関しては真逆で、非常に理想的なメリハリからなるテンポの緩急が功を奏した素晴らしい「プルチネルラ」であると聴いていて感じる場面が随所より聴くことができた。トランペットやトロンボーンなど個々の楽器におけるソロもあり、その技巧や細かいダイナミクス変化やアプローチは聴き手の心を明確に掴む面白さがあった。そしてなんといってもその世界観の明確さ、オーケストラ全体から奏でられる切れ味の良いサウンドにはしつこさがない。




・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「妖精のくちづけ」


録音:1995年1月


 「プルチネルラ」と比べるとやや硬派な印象を受けなくもない。しかし、各場面ごとにおける明確さは同じアプローチからなる世界観となっており、木管楽器の透明感や弦楽器による瑞々しい音色と響きは非常に感動的であると言えるだろう。シャープであり、細部まで細かく聴き込むことができるサウンド作りであるからこそたっぷりと歌い上げるシーンにおいて伸びやかで美しい感覚を味わえるようになっているのは間違いない。



 ロバート・クラフトによるストラヴィンスキー作品集、メジャーな作品は良く、それ以外の作品についてはさらに良い再認識に繋がるような面白さが演奏を通して楽しめるような名盤である。まだまだナクソスには取り上げていないこのシリーズのストラヴィンスキー作品集があるので、今後も定期的に取り上げていきたい。



https://tower.jp/item/1870788?srsltid=AU7gw4XtNNoytJqVJOMXyvhjigd4zeJuVXFIY1m3osTgEFERAUfrLgmj











 みなさんこんにちは😃本日10月11日は、作曲家アントン・ブルックナーの命日です。今年で没後130年になります。そんな本日ご紹介していくのは、井上道義&京都市交響楽団によるブルックナー交響曲第8番です。井上さんといえばショスタコーヴィチやマーラーの印象が今日強いかもしれません。しかし、ブルックナーの交響曲についても演奏を行ってきました。その中から2013年5月23,24日に京都コンサートホールにて行われたライヴを取り上げていきます。



「井上道義指揮/京都市交響楽団」


ブルックナー作曲:

交響曲第8番 ハ短調(ノーヴァク版第2稿、1890年)




 井上さんによるブルックナー録音は当盤と2002年の新日本フィルとの交響曲第7番のみ。演奏会では他の交響曲作品についても演奏を行っている。今回の演奏はチェリビダッケによるブルックナーからの影響を示唆することがCD紹介文に記載がある。実際随所からそれを感じ取ることのできる場面は多々あるわけだが、井上さん独特による演奏からなるアプローチを聴くこともできるため、




・ブルックナー:交響曲第8番


録音:2013年5月23,24日(ライヴ)


 第1楽章よりテンポは遅めのややのっぺりとした形で演奏が進められていく。かといって、オーケストラ全体から奏でられるサウンドに揺れやほころびがあるのかと問われればそうではない。非常に安定した軸のもと緩やかなテンポがクレッシェンドと共に盛り上がりをみせた際のインパクトに関しては非常に大きく壮大なるスケールを持って聴くことができるため、重めではあるがブルックナーを聴き始めたような感覚になるのは間違いない。


 第1楽章と比べるとやや前向きになった第2楽章。ゆったりさも演奏からは聴き取ることができるものの、その明確なサウンドバランスや濃厚ながらに線のハッキリとした音作りは普段聴き慣れたブルックナーとは違うような感覚を覚える。中間部に関しては木管楽器や弦楽器によるアンサンブルがゆったりと奏でながら展開されているのが非常に美しい。


 第3楽章は元々テンポの遅い緩徐楽章であったこともあり、大きな変化はあまりないかにみえた。しかし、金管楽器群による太く分厚いサウンドが奏でられることによる強烈なサウンドからはインパクトを十二分に聴くことができるようになっており、それに合わせて弦楽器の濃厚なスケールを聴くこともできるようになっているのは非常に大きい。


 非常にゆったりとしたテンポで演奏が展開されながら、神秘的な音色と共にまろやかで濃厚な音色を金管楽器が奏でている第4楽章。ややテンポが遅いことによる重量感に加えてオーケストラ全体におけるまとまり具合も抜群に良い。トロンボーンの圧倒的な音圧やホルンの豊かな音色などが功を奏しており、それを弦楽器群がささえている。ラストは弦楽器や金管楽器などオーケストラ全体が一つとなることによってゆったりとした歩みが長大なるスケールとなり、その豪快でパワフルなサウンドを聴くことができるようになった。



 ブルックナーの命日ということもあり、本日の残り時間はブルックナー作品を積極的に聴きたいと思っている。特に何種類かまだ手元にある録音で聴こうとして聴けていない代物が多々あるので、今回に合わせて聴いてみたい。井上さんと新日本フィルとの交響曲第7番についてもまた近いうちに取り上げられたら嬉しい。




https://tower.jp/item/3325711












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ネッロ・サンティ&NHK交響楽団によるチャイコフスキーの交響曲第4番、マスカーニの歌劇「仮面」序曲、レオンカヴァッロの歌劇「道化師」間奏曲、プッチーニの歌劇「ヴィルリ」より間奏曲「妖精の踊り」です。N響とのライヴ録音も決して多いとは言えませんが、数が少ない中に名演は多く残されていました。



「ネッロ・サンティ指揮/NHK交響楽団」


チャイコフスキー作曲:

交響曲第4番 ヘ短調作品36


マスカーニ作曲:

歌劇「仮面」序曲


レオンカヴァッロ作曲:

歌劇「道化師」より間奏曲


プッチーニ作曲:

歌劇「ヴィルリ」より間奏曲「妖精の踊り」





 サンティによるCDは日本ではN響、読響とのライヴが何種類か発売されている。その中でもN響とのストラヴィンスキー「火の鳥」、ベートーヴェン交響曲第5番が先日最新リマスターが施されて復刻されている。今回はチャイコフスキーの交響曲第4番がメインでその他には自身が得意ともしたオペラ作品から管弦楽曲が何種類か収録されている。




・チャイコフスキー:交響曲第4番


録音:2005年(ライヴ)


 第1楽章より非常に安定感のある分厚いサウンドからなるファンファーレが奏でられ、それがオーケストラ全体に広がっていくのがよくわかる。控えめに聴こえるかもしれないが、このバランスの良さは中々面白い。分厚いサウンドからなるスケール、緩やかで急すぎないテンポの緩急など、後味としても非常にスッキリとしているのがよくわかる。


 悲観的な音色が功を奏す形となる第2楽章。弦楽器によるはかなさも感じられながら伸びやかで美しい旋律が伸びやかに演奏されているのが聴き手の心をつかむ。ダイナミック・レンジの幅広さも明確にあり、奥行きと深みある音色の響きが息を呑むほどに美しい。ゆったりとしたテンポからなる演奏だからこそ聴き込める感動がこの楽章にはある。


 第3楽章の軽快さとスピーディかつ快速調なテンポからなる弦楽器のピツィカートが抜群に良い演奏となっている。ここまでに聴くことができた太い芯のあるサウンドは変わらず、重々しい感覚がなくなった非常に面白い演奏と言える。


 オーケストラ全体で豪快なサウンドを奏でている第4楽章。第3楽章同様とまではいかないが、やや重心の低い安定感のある演奏が展開されている分、分厚いスケールと抜群の安定感を聴くことができる。それにしても過去にN響によるチャイコフスキーの交響曲第4番は何種類か聴いているが、当盤ほどに安定感があり、密度も含めて聴きやすくなっている演奏は中々聴くことができないように考えられる。




・マスカーニ:歌劇「仮面」序曲


録音:2005年(ライヴ)


 気品あふれるサウンドと弦楽器、木管楽器によるバランスの良さ、軽快な演奏が非常に面白い。勢いの良さも多少感じられながら疾走感とキレ味の良さが非常に功を奏す形となっている。一方でテンポが落ちてゆったりとした瞬間にその壮大なるスケールが息を呑む形となり、抜群の感動を演奏からは聴き取ることができる。




・レオンカヴァッロ:歌劇「道化師」


録音:2005年(ライヴ)


 低音の重厚的な音色からなる分厚いスケールの後に弦楽器による伸びやかで美しい旋律が奏でられた瞬間の開放感は大きな効果を持って演奏を楽しめるようになっている。ダイナミック・レンジの幅広さからなるスケール感、濃厚な音色からなる美しさをたっぷりと味わいたいときにうってつけである。




・プッチーニ:歌劇「ヴィルリ」より間奏曲「妖精の踊り」


録音:2005年(ライヴ)


 テンポの緩急からなる勢いの良さは金管楽器によって抜群の効果がもたらされている。多少スリリングな推進力からなる演奏が展開されている分、鋭さやキレ味の良さなどがオーケストラ全体から聴くことができるようになっているのは間違いない。終結部におけるテンポの加速もこの曲の演奏を見事な締めくくりへと持っていってくれる。



 サンティによるCDを聴いたのも久しぶりのことだが、N響との相性は比較的によかったのではないか?と演奏を聴いていて感じる面が多かった。特にチャイコフスキーに関しては過去に何種類か聴いてきたN響による録音の中でも特に印象に残った演奏とも言える。まだN響とは何種類かライヴ録音を残しているようなので今後少しずつ取り上げていきたいど思う。



https://tower.jp/item/2631953












 みなさんこんにちは😃本日10月9日は、「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」にて登場するキャラクター木星と火星の初戦日です。二人はその名前の通りホルストが作曲した代表作である組曲「惑星」より火星、木星の力をそれぞれ宿したムジカートとなっています。そんな本日は「惑星」の名盤であるズービン・メータ&ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団による録音を取り上げていきます。



「ズービン・メータ指揮/ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団」


ホルスト作曲:

組曲「惑星」作品32




 木星は初期の段階で仲間になるムジカート。趣味はトレーニングで、ゲーム内でもトレーニングルームにいる姿を見かけることはよくあったかと思う。声優は依田菜津さんが演じている。代表作は「ヒーリングっど♡プリキュア」沢泉ちゆ/キュアフォンティーヌ役、「転生貴族の異世界冒険録〜自重を知らない神々の使徒〜」シルビア役。

 火星は2024年に開催されたイラストレーターLAMさんの個展「千客万雷」にて公開された未発表ムジカートの1人である。木星と同じ制服を着ている。性格は炎のように荒々しく、血気盛んな女性。日頃から噛み付く相手を探していたり、機嫌を損なうとすぐに喧嘩を売りに行くのはヤンキー譲りだろうか。しかし、ダチと決めた相手との約束は必ず守る情に篤さがあるムジカートだ。声優はどなたが担当される予定だったかは不明。




・ホルスト:組曲「惑星」より火星、木星


録音:1971年4月


 ホルストの代表作であり、特に「火星」と「木星」は比較的に単品でも演奏される機会が非常に多い。私自身「木星」はオーケストラで3回ほど演奏したことがある。1度目は大学の文化祭で卒業後、2度目は立正大学管弦楽団の賛助演奏、3度目は先日行われたわくわくもくもくオフで「天王星」と共に参加した。



 ホルストの「惑星」は天文学からきているのではなく、占星術から着想を得ている。各曲には以下のような副題が記されている。



第1曲「火星、戦争をもたらす者」


第2曲「金星、平和をもたらす者」


第3曲「水星、翼のある使者」


第4曲「木星、快楽をもたらす者」


第5曲「土星、老いをもたらす者」


第6曲「天王星、魔術師」


第7曲「海王星、神秘主義」



 元々は「7つの管弦楽曲」として作曲が進められており、「海王星」以外の6曲を2台ピアノのために作曲され、「海王星」はオルガンのために作曲された。その後オルガンや声楽、大規模なオーケストラからなるオーケストレーションに拡大されている。同時期に作曲された作曲家たちの作品から大きな影響を受けている要素も少なからずあり、圧倒的な音響的効果はいつ聴いても非常に素晴らしいものとなっている。



 初演はエイドリアン・ボールトによって行われ、好評を博したが同時期に作曲されたドビュッシーの交響詩「海」やストラヴィンスキーのバレエ音楽「春の祭典」など一大センセーションを巻き起こす作品の反響が大きかったため、イギリス国内では成功的な作品として知られるのみとなった。その後ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が取り上げたことによって一躍有名な作品となり、今日において知られるようになっている。日本では「木星」をカバーした平原綾香のデビュー曲「Jupiter」が非常に有名である。他には日本を代表とする作曲家である冨田勲先生によるシンセサイザー編曲が知られている。



 今回の演奏では「火星」と「木星」をピックアップしながらメータ&ロス・フィルの名盤を取り上げる。「火星」については壮大なるスケールのもと演奏が行われており、特に金管楽器の低音パートの存在感は圧倒的である。過去に何種類同曲録音を聴いたかはわからないが、その中でも特にチューバやトロンボーンなどの低音がゴリゴリ鳴らされている。中間部から戻ってきた際は特に轟音とも言うべき破壊力である。イヤホンで試聴したが今使っているイヤホンで聴くと非常に強い音割れを起こすほどである。テンポ自体も推進力の感じられる速さからなるエネルギーを聴くことができ、ダイナミック・レンジの幅広さが功を奏す形となっているのは間違いない。


 「木星」はスケール重視でキラキラとした音色を木管楽器、弦楽器が奏でている。有名な中間部の旋律も伸びやかで神秘的な音色、響きを奏でながら最終的には分厚いサウンドによって演奏が展開される。全体的に暗さがない分ぐんぐん進んでいくこの演奏をたっぷりと聴き入っていく。終結部のテンポに関してはやや強引なテンポの戻し方ではあるものの、比較的に派手なサウンドを奏でているロス・フィルの特徴を見事に引き出した演奏である。



 早いもので10月の中旬になりかかろうとしている。今月は初戦日を迎えるムジカートが複数いるので、この後も祝うことができると考えると嬉しい気持ちがある。今回のような「火星」などの未発表ムジカートも今後まだまだ取り上げていく予定なのでお楽しみに。まだまだタクトオーパスの熱は冷めそうにない。



https://tower.jp/item/8031678












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団によるグリーグの「ペール・ギュント」第1、第2組曲とホルベルク組曲、シベリウスの「悲しきワルツ」、「トゥオネラの白鳥」、交響詩「フィンランディア」です。2人の北欧を代表とする作曲家による名盤をUHQCD仕様の高音質盤にて取り上げていきます。



「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」



グリーグ作曲:

「ペール・ギュント」第1組曲 作品46


「ペール・ギュント」第2組曲 作品55


ホルベルク組曲 作品40




シベリウス作曲:

悲しきワルツ 作品44-1


トゥオネラの白鳥 作品22-2


交響詩「フィンランディア」作品26





 カラヤンによる二大北欧作曲家の作品が収録されている。シベリウスに関しては「旧EMI」などでも何種類か録音が残されており、SACDハイブリッド仕様のルミエールシリーズで復刻もされた。今回の演奏はカラヤン晩年のシベリウスとグリーグになっており、UHQCD仕様の高音質盤になっている。





・グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲、第2組曲


録音:1982年1月&2月


 全曲版ではなく組曲版となっているが、その圧倒的な音圧と分厚い重厚的なスケール感はまさしくカラヤン&ベルリン・フィルによる演奏であるということを再認識させた上で聴いているうちに大きな安心感を演奏から通して感じ取ることができる。各場面ごとの演奏が情景的でもあり、非常に濃厚な分厚い演奏となっているため、聴き終わるまでの情報量は非常に濃厚なサウンドを伴った演奏であると言えるだろうか。




・グリーグ:ホルベルク組曲


録音:1981年2月


 1曲1曲丁寧な作り込みを通して聴くことができる演奏となっている「ホルベルク」組曲。スケール感もありながらそのまっさらな音色の透明感によって演奏が行われていることにより、細部まで細かいアンサンブルとダイナミクス変化を余すことなく楽しめるというのも非常に良い。特に弦楽器の音色をたっぷりと味わいながら、そのキレ味も含めて楽しめる演奏と言えるだろう。




・シベリウス:悲しきワルツ


録音:1984年2月


 弦楽器によるやや暗めのはかなさが抜群に良い演奏となっているこの曲。そのはかなさの中に美しさが隠れているということもあり、ベルリン・フィルによるそのスケール感がたっぷりと奏でられていることで感動的な感覚を細部まで聴くことができるようになっている。




・シベリウス:トゥオネラの白鳥


録音:1984年2月


 ヴァイオリンなどの弦楽器を筆頭とした高音域の美しさが格別に良く、まさに息を呑むほどの美しさがこの演奏で聴くことができる。木管楽器と弦楽器によるアンサンブルがこの重厚的なテンポによって演奏されることで、より効果的なアプローチに繋がっているのは間違いない。




・シベリウス:交響詩「フィンランディア」


録音:1984年2月


 一音一音における重みが全く違う「フィンランディア」。テンポが速くなるまでは冒頭からしても非常にたっぷりとしたスケールからなる演奏が奏でられるようになっている。それによる金管楽器の音色による変化は「緩→急」にかけて大きく変化しているわけだが、それとしてもオーケストラ全体からは明確かつしっかりとしたサウンドを通して聴くことができる。まさか久しぶりに聴いたこの曲の演奏がここまで太く、強い印象を残す名盤となっているとは誰が予想しただろうか。心なしか演奏時間もいつもより長く感じた。



 現在ワーナーの新シリーズであるルミエールシリーズからはカラヤンの名盤が毎月何種類か発売されているようだが、「ドイツ・グラモフォン」からはSACDハイブリッド仕様で復刻されないのだろうか?エソテリックでもタワレコ企画でも良いのだが、個人的に新リマスターで聴いてみたい録音は何種類か存在している。今回の演奏にしてもカラヤンの魅力的な名盤は繰り返し聴くごとに良さが増して聴こえるというのは非常に面白いと言えるだろう。



https://tower.jp/item/6841251











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、N響の2026/2027シーズン幕開けにも演奏されたフランツ・シュミットの代表作オラトリオ「7つの封印の書」です。N響はファビオ・ルイージとともにこの曲を演奏し、直近のクラシック音楽館でも放送されました。この時の演奏についてはいつかCD化してほしいと考えていますが、まずは同曲録音で取り上げていきたいと思います。今回はクリスチャン・ヤルヴィ&ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団によるSACDハイブリッド仕様の高音質盤を取り上げていきます。



「クリスチャン・ヤルヴィ指揮/ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団」


シュミット作曲:

オラトリオ「7つの封印の書」




 クリスチャン・ヤルヴィが「キャンドス」から初CDとなったのがこの曲となったのも意外である。作品は「ヨハネの黙示録」が用いられており、天上のプロローグ、第1部、第2部、エピローグで演奏が行われる。大規模なオーケストラ編成と合唱、オルガンも使用される。N響はルイージと共に先月演奏を行っている。なお、ルイージ自身は過去にMDR交響楽団ともこの曲を録音している。




・シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」


録音:2005年9月29日、10月2日(ライヴ)



・ヨハネ:ヨハネス・チャム(テノール)

・神の声:ロベルト・ホル(バス・バリトン)

・サンドラ・トラットニック(ソプラノ)

・ミシェル・ブリート(メゾ・ソプラノ)

・ニコライ・シュコフ(テノール)

・マンフレート・ヘム(バス)

・ロベルト・コヴァチ(オルガン)

ウィーン楽友協会合唱団



 演奏として、ダイナミック・レンジの幅広さが功を奏す形となった分厚いスケール感をオーケストラが奏でている。それに乗っかる形で多くの歌手や合唱がたっぷりと歌い上げることにより、荘厳的な空間を作り上げながりも壮大かつ長大なエネルギーを聴くことができる。現代曲かと思い聴いていたがそうではなく、聴いている間は神秘的な美しさが駆け巡るかのような大きな感動が味わえる。第2部終盤における「ハレルヤ!」でのトランペットによる合唱とのトゥッティも長い旋律と高い音域が奏者を苦しめる印象もあるが、それが終わってからの開放感は凄まじい。その直後の低音もゴリゴリ鳴らされているのでインパクトとしても充分に楽しめる。初めてこの曲を聴いたが終始注目的な場面が多々あり、その世界観に引きずり込まれていたのは言うまでもない。



 クラシック音楽館での放送分をまだ見切れていないため、先にこの録音を通して「7つの封印の書」を初めて聴いたが、想像していた世界観とは真逆であったということも含めてこの演奏は非常に素晴らしい面白さを秘めた演奏であったことは間違いない。録音数こそ少ないが、同曲録音については今後も積極的に聴き進めていきながらシュミットへの再発見につなげていきたいと思う。



https://tower.jp/item/2395885











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、チェロ独奏にソル・ガベッタを迎えたサン=サーンスチェロ協奏曲第1番、第2番、ラロのチェロ協奏曲です。「現代のジャクリーヌ・デュ・プレ」とも言われるほどの人気を兼ね備えたソル・ガベッタ。今回はフランソワ=グザヴィエ・ロト&レ・シエクルと共にチェロ協奏曲を収録しています。



「ソル・ガベッタ(チェロ)、フランソワ=グザヴィエ・ロト指揮/レ・シエクル」


サン=サーンス作曲:

チェロ協奏曲第1番 イ短調作品33


チェロ協奏曲第2番 ニ短調作品119



ラロ作曲:

チェロ協奏曲 ニ短調




 ソル・ガベッタは1981年アルゼンチンのコルドバで生まれた。バロックから現代音楽までその時代に適した演奏解釈のもと演奏が行われており、今非常に高い人気を誇るチェリストの一人として知られている。そんな今回はピリオド楽器を用いたオーケストラであるロト&レ・シエクルによるコンビのもと、サン=サーンスとラロのチェロ協奏曲が収録された。ソル・ガベッタが使用している楽器は1730年製マッテオ・ゴッフリラー。




・サン=サーンス:チェロ協奏曲第2番


録音:2021年7月


 全2楽章からなるテンポの緩急と緩やかな演奏を奏でている強烈な固さもチェロからは聴くことができる。特にテンポの速い場面においては全面的に押し出されたチェロの強烈な音色も豪快かつインパクト重視に演奏が展開される。第1楽章終盤にはゆったりとした歌い上げる瞬間も見え隠れする形となるが、しつこいくらいに歌い上げてはいない。特に第2楽章における躍動感とスリル感マシマシのゴリゴリとしたサウンドには思わず驚かされる。ピリオド楽器による演奏でここまで凶悪にも感じる演奏ができるのかと考えてしまった。




・ラロ:チェロ協奏曲


録音:2021年7月


 先程のチェロ協奏曲第2番と比べると生々しいチェロの音色よりもオーケストラ全体における豊かな音色を含めた躍動感のあるテンポの緩急が功を奏す形となっているのがよくわかる。たっぷりと奏でられたスケールもそうだが、特に第3楽章のようにゴリゴリとした強烈なサウンドを聴くことができるというのもインパクト性があって非常に楽しめる。




・サン=サーンス:チェロ協奏曲第1番


録音:2021年7月


 テンポの緩急が功を奏した躍動的かつやや筋肉質な固いサウンドを一貫して聴くことができる演奏となっている。全楽章が止まることなくアタッカによる演奏となっており、細部まで細かいダイナミクス変化を中心としたスリリングな演奏がオーケストラと共に演奏されているのが中々に面白い。特に第3楽章における強烈であり、生々しい音色には驚かされる。



 普段あまり聴くことのないサン=サーンスとラロのチェロ協奏曲を今回取り上げたがこれが中々面白く、音質も比較的に良いこともあり細部まで細かく演奏を楽しむことができた。オーケストラとしてもフランス音楽を得意としている分相性は良かったのだろう。ソル・ガベッタの録音についても今後少しずつ聴いていければと考えている。




https://tower.jp/item/8153575