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クラシック名盤ヒストリア@毎日投稿中!!

こちらはクラシック音楽のCDの名盤をレビューするブログです!
年間500枚以上クラシック音楽のCDを購入します。
好きな作曲家はマーラー、ストラヴィンスキー、ブルックナー、三善晃、ショスタコーヴィチなど
吹奏楽を中心にトランペット演奏の他、作曲なども行います。



 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるベートーヴェンの歌劇「フィデリオ」です。1956年にザルツブルク音楽祭の音楽監督に就任したカラヤンが1957年にザルツブルク音楽祭にて演奏した「フィデリオ」。モノラル録音ながら当時のカラヤンにおける特徴を明確に残している演奏を聴くことができるため、度肝を抜かされる名演であることは間違いありません。



「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


ベートーヴェン作曲:

歌劇「フィデリオ」




 カラヤンによる「フィデリオ」は後にベルリン・フィルと1970年に録音を行っている。今回取り上げていく1957年ザルツブルク音楽祭ライヴは、1956年に音楽監督を就任したカラヤンが翌年である1957年に指揮を行った演奏だ。モノラル録音でありながらこれほどの美しいサウンドを聴くことができるのもオルフェオならではと言えるかもしれない。



・ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」


録音:1957年7月27日(ライヴ)


・レオノーレ:クリステル・ゴルツ(ソプラノ)

・フローレスタン:ジュゼッペ・ザンピエーリ(テノール)

・ロッコ:オットー・エーデルマン(バス)

・マルツェリーネ:セーナ・ユリナッチ(ソプラノ)

・ドン・ピツァロ:パウル・シェフラー(バリトン)

・ヤキーノ:ワルデマール・クメント(テノール)

・ドン・フェルナンド:ニコラ・ザッカリア(バリトン)

・囚人1:エーリヒ・マクナート(テノール)

・囚人2:ヴァルター・ベリー(バス)

ウィーン国立歌劇場合唱団



 演奏としては確かにモノラル録音であることによるパワー面は確かに薄い印象を受けなくはない。しかし、そのウィーン・フィル独特の音色、響きをより感じ取ることのできるライヴ録音という形とも言える。終盤に「レオノーレ」序曲第3番が演奏されるのも当時ならではの演出とも言える流れであり、カラヤンの躍動感を感じ取ることのできるようなスリリングさとテンポの緩急からなる細かいダイナミクス変化がオーケストラ側から聴くことができるというのも素晴らしい。それをバックにザンピエーリやエーデルマンなどの豪華な歌手陣の圧倒的かつ堂々たる歌声には聴いているだけでも鳥肌が立つというもの。



 カラヤンによるオペラのライヴ録音はまだまだ手をつけていない演奏ばかり。ここ最近ワーグナー・オペラを聴きたいという欲があったが、「フィデリオ」も長らく聴いていなかったと思い今回取り上げることとした。その結果としては非常に素晴らしい演奏を聴くことができたので満足している。1週間に一度くらいはオペラを聴くのも良いかもしれないと感じた今日この頃である。



https://tower.jp/item/2455808













 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、佐渡裕&ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団によるマーラー交響曲第8番「一千人の交響曲」です。佐渡さんとトンク管(ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団)によるマーラー・チクルスも完成に近づいていますが、その中でも個人的に仕上がりの良い演奏だったのでは?と個人的に考えている名盤です。


「佐渡裕指揮/ウィーン・トーンキュンストラー管弦楽団」


マーラー作曲:

交響曲第8番 変ホ長調「一千人の交響曲」




 佐渡さんがトンク管と録音したマーラーは交響曲第1番、第2番、第3番、第4番、第5番、第6番、第7番と順調にきて、今回第8番が満を持する形で登場した。以前の演奏を聴いているからこそあえていうと、一番素晴らしい演奏なのではないだろうか?とも考えている。師であるレナード・バーンスタインの十八番でもあったマーラーの交響曲、佐渡さんが指揮をするのも必然であるというべきなのはよくわかる。


・マーラー:交響曲第8番「一千人の交響曲」


録音:2025年5月31日〜6月4日(ライヴ)



・ヴェリティ・ウィンゲート(ソプラノ)
・エレノア・ライオンズ(ソプラノ)
・クリスティーナ・ガンシュ(ソプラノ)
・シュテパンカ・プツァルコヴァ(アルト)
・ヤージェ・チャン(アルト)
・マクシミリアン・シュミット(テノール)
・ラファエル・フィンガーロス(バリトン)
・ダヴィッド・シュテフェンス(バス)
ウィーン楽友協会合唱団
スラヴァチア・フィルハーモニー合唱団
ウィーン少年合唱団


 第一部冒頭より鳴り響くオルガンの音、これを初めて聴いた瞬間にもう確定演出となったくらいの衝撃で満ち溢れており、キラキラとした金管楽器の音色やオーケストラ全体における響きを軸とした豊かな音色、多少響きに負けている感覚も覚えなくはない合唱の濃厚な歌声が非常に素晴らしい。テンポの緩急も含めて細かいダイナミクス変化が明確であり、久しぶりにこれほどに素晴らしい「一千人の交響曲」を聴いた気がしている。きっと当盤を聴いた全ての人々がはじめから聴いた瞬間に心を奪われてしまうであろうことは間違いない。

 第二部におけるこの重心の低さからなるどっしり感と、伸びやかさのある合唱や歌手とオーケストラによる素晴らしいサウンドとたっぷりとしたスケール感を体感できる世界観が非常に素晴らしい。ダイナミック・レンジの幅広さがあることによって、長大な編成を伴った演奏であるということに対しても演奏から通して理解することができるようになっており、冒頭よりその空気観を実感しながら曲の終わりまで続いていくため、その重厚なサウンドは圧巻である。


 両者によるマーラー・チクルスも順調に録音が進んでおり、残すは第9番と「大地の歌」くらいである。全集が完成したその時、また初めから聴いてみるのも面白いかもしれない。マーラーの交響曲は好きだが、精神的に不安定な時は身体が受け付けないことがあるため、最近避けていた部分があったが、今回の「一千人の交響曲」に関してはその中でも群を抜いた名盤であることは間違いない。




 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ラファエル・パヤーレ&モントリオール交響楽団によるリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」、ソプラノにソニア・ヨンチェヴァを迎えたマーラーのリュッケルト歌曲集です。N響ともリヒャルト・シュトラウスの交響詩「英雄の生涯」を演奏を行っています。「PENTATONE」から発売された第2弾録音として聴きごたえのある名盤と言えるでしょう。


「ラファエル・パヤーレ指揮/モントリオール交響楽団」


リヒャルト・シュトラウス作曲:

交響詩「英雄の生涯」作品40



「ソニア・ヨンチェヴァ(ソプラノ)、ラファエル・パヤーレ指揮/モントリオール交響楽団」


マーラー作曲:

リュッケルト歌曲集




 パヤーレ&モントリオール響第二弾がこのリヒャルト・シュトラウス「英雄の生涯」とマーラーリュッケルト歌曲集だった。第一弾はマーラー交響曲第5番。演奏に加えて録音にも強いこだわりを持った演奏となっており、多方面からも注目されている名盤である。



・リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」


録音:2023年3月28〜31日


 以前聴いた時と今とではまた聴こえ方が変わる演奏というべきだろうか。ダイナミック・レンジの幅広さと重厚的かつ分厚く太さのあるたっぷりとしたスケールが非常に功を奏する形となっている。テンポの緩急からなる演奏を聴くことができるようになっているが、比較的に重心は低く安定感のある伸びやかなサウンドをモントリオール響の演奏から聴くことができる。もちろんヴァイオリン独奏の技巧も功を奏する形となっており、芯のある音を含めても聴きやすい美しさを誇っていた。





・マーラー:リュッケルト歌曲集


録音:2023年3月28〜31日


 ヨンチェヴァによる歌唱が非常に美しく、オーケストラとも調和的なバランスからなるダイナミクス変化を含めた透明度の高い演奏を聴くことができる。各曲ごとに深みのあるサウンドと伸びやかな歌声が展開されているため、終始非常に心地良いヒーリング的な効果をうっとりしながら演奏を聴けた。




 パヤーレのマーラーやリヒャルト・シュトラウス、実は以前に聴いており、取り上げるのを先送りしていた盤である。しかし、先日クラシック音楽館にて放送された際の熱い「英雄の生涯」を聴き、これほどの熱演がセッションでは多少なりとも冷静に感じられるとなると逆にそのギャップに驚かされた要素が強い。マーラーの交響曲第5番に関してもまた後日取り上げる予定だが、パヤーレが今後どのような新譜を出していくのか。非常に気になる。



https://tower.jp/item/6262331












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、芥川也寸志名演集第二弾です。芥川也寸志&新交響楽団による1980年代ライヴ録音が収録されており、ベートーヴェン、モーツァルト、ショスタコーヴィチ、ファリャ作品が収録されています。どれも貴重な録音ばかりで今回初出となっています。デジタル録音で聴く名演の数々を楽しんでいきましょう。



「芥川也寸志指揮/新交響楽団」


[Disc 1]
ベートーヴェン作曲:

交響曲第9番 ニ短調作品125「合唱付き」


ベルリオーズ作曲:

「ローマの謝肉祭」序曲



[Disc 2]
モーツァルト作曲:

交響曲第40番 ト短調 K.550



ショスタコーヴィチ作曲:

交響曲第5番 ニ短調作品47



[Disc 3]
モーツァルト作曲:

交響曲第39番 変ホ長調 K.543



ファリャ作曲:

歌劇「はかなき人生」より間奏曲
バレエ「恋は魔術師」(1925年版)
バレエ音楽「三角帽子」組曲第2番




 芥川也寸志&新交響楽団による名演集第一弾は、チャイコフスキー後期三大交響曲が収録されていたが、今回は1980年代におけるデジタル録音を収録したのが第二弾となっている。第100回定期演奏会でのベートーヴェン「第九」や芥川也寸志が新響と最後の定期演奏会となった際のオール・ファリャ・プログラムも収録している。ここまで初出音源であるということが何よりの驚きである。



[Disc 1]

・ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱付き」


録音:1983年6月26日(ライヴ)


 第100回定期演奏会新宿文化センターでのライヴ。ダイナミックなスケールを感じ取ることのできる演奏というよりも、どちらかといえばスマートであり、形と線が明確な印象を受ける演奏である。空間的な音の広がりにも余裕が感じられており、オーケストラ、合唱共に音色は透明度が高くクリアである。重厚的というわけでもなく、高音の伸びやかさが非常に素晴らしい。



・ベルリオーズ:「ローマの謝肉祭」序曲


録音:1985年11月3日(ライヴ)


 弦楽器の伸びやかさとしなやかさ、金管楽器と打楽器の固さと芯のある音があるからこそバランスの良い美しさ溢れるサウンドを楽しむことができたと言える。甘さたっぷりに、濃厚さも含めながら演奏が行われているため、美しさには思わずうっとりとしてしまうだろう。



[Disc 2]

・モーツァルト:交響曲第40番


録音:1984年1月29日(ライヴ)


 第102回定期演奏会新宿文化センターでのライヴ。残響強めの響きが美しさを生み出しており、テンポの緩急が明確となっている分サウンドが多少響きに負けているようにも感じられなくはない。ベートーヴェンとは対照的に重厚的な印象も多少ばかしあり、パワー型の演奏ではないが濃厚さとまろやかさを秘めた演奏であったことは間違いない。



・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番


録音:1984年1月29日(ライヴ)


 先ほどのモーツァルト交響曲第40番と同じく、第102回定期演奏会新宿文化センターでのライヴ。ノイズも少なく、弦楽器群による分厚いスケールからなる厚みのある演奏が非常に功を奏する形となったショスタコーヴィチ。新響といえば、ショスタコーヴィチの交響曲第4番における日本初演などの経験もあるため、芥川さんの指揮による素晴らしいアプローチも抜群である。ロシアのオーケストラによる演奏だったならおそらく強靭的で攻撃的なサウンドが展開されただろうが、今回の演奏では豊かな音色と穏やかなサウンドが重点として置かれている。




[Disc 3]

・モーツァルト:交響曲第39番


録音:1988年4月3日(ライヴ)


 分厚くまとまったサウンドの状態で奏でられる弦楽器の音色の良さが明確となっており、特に第4楽章でわかるが、そのスケールによる音の波には圧倒させられるものがある。音質自体も比較的に良く、アマチュア・オーケストラによるライヴ演奏とは到底考えにくいような仕上がりとなっているのは聴いていただくだけでもよくわかる。




・ファリャ:歌劇「はかなき人生」より間奏曲


録音:1988年4月3日(ライヴ)


 まさに濃厚な愛を聴いているかのような情熱的な音色とまとまりあるサウンドが非常に功を奏する劇的な演奏である。過去にこれほど濃厚なファリャ作品を聴いたことがない。弦楽器を土台とした分厚いスケールからなるサウンドとは対照的に、カスタネットの歯切れ良い音がよりこの劇的な世界観をより印象付ける形となっている。



・ファリャ:バレエ「恋は魔術師」(1925年版)


録音:1988年4月3日(ライヴ)


 芯のある音を奏でる木管楽器、まとまりあいながら分厚いスケールからなる演奏を奏でている弦楽器の濃厚な演奏とメゾ・ソプラノ春日成子による歌声が美しさと情熱的な世界観をつくりあげている。以前聴いた際は大きなインパクトはあまり感じられなかった印象を受けるが、今回の演奏に関しては大きな安定感と共にやはり濃厚なサウンドが全体的に功を奏する演奏となっていたのは間違いない。



・ファリャ:バレエ音楽「三角帽子」組曲第2番


録音:1988年4月3日(ライヴ)


 躍動感からなる見事なテンポの緩急を演奏から通して聴くことができ、弦楽器の場面ごとにかわる音色の美しさであったり多彩な木管楽器の音色など楽しむことができる。今回演奏されるのは組曲第2番のみだが、「はかなき人生」より間奏曲、「恋は魔術師」とファリャ作品を連続して聴くことができたことによって、短い状態でも満足感のある華やかさと情熱的なサウンドを余すことなく楽しめたのは大きい。



 新交響楽団による立て続けに初出音源が発売されてる中で、次は4月中旬に山田一雄名演集第二弾が発売される。曲目にはマーラー、ベートーヴェン、シューベルト、ワーグナーがありこちらも目が離せない。芥川也寸志名演集も第三弾と続いていくのだろうか?今後の情報が気になる。



https://tower.jp/item/7310913












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、シャルル・デュトワ&モントリオール交響楽団によるストラヴィンスキーのバレエ音楽「火の鳥」、幻想的スケルツォ、幻想曲「花火」です。フランス音楽だけでなく、ロシア音楽も得意のレパートリーであるデュトワ。N響との「春の祭典」が素晴らしかったように、モントリオール交響楽団とのストラヴィンスキー作品も度肝を抜かされるくらいに素晴らしい名盤となっています。



「シャルル・デュトワ指揮/モントリオール交響楽団」



ストラヴィンスキー作曲:

バレエ音楽「火の鳥」
幻想的スケルツォ 作品3
幻想曲「花火」作品4




 デュトワ&モントリオール交響楽団による名盤といえば、フランス音楽が多く残されている。それに次ぐ形でロシア音楽作品が多彩に残されており、チャイコフスキーや以前取り上げているショスタコーヴィチなどもある。今回はストラヴィンスキーにおける三大バレエの一つである「火の鳥」を取り上げる。



・ストラヴィンスキー:バレエ音楽「火の鳥」


録音:1984年10月


 非常に良い状態でまとまったサウンドをきかせるモントリオール交響楽団による濃厚な音色と美しくも幻想的な響きが非常に素晴らしい。まさに魔法にかけられているかのようである。これはまさしく両者だからこそ成し得た演奏であり、ダイナミック・レンジの幅広さからなるスケール感や各曲におけるテンポの緩急、ダイナミクス変化が抜群に良い。尖った攻撃的なサウンドでもなく、オーケストラ全体としてのバランスが整われた演奏だからこそ楽しめた「火の鳥」である。個人的に両者によるストラヴィンスキー作品の録音の中でも特に好きな演奏だった。




・ストラヴィンスキー:幻想的スケルツォ


録音:1984年10月


 テンポが非常に優美であり、バランスの良さが明確かつ伸びやかで美しいダイナミクス変化からなる演奏が展開されている。木管楽器の軽快なサウンドを軸として、弦楽器による俊敏なテンポの緩急による演奏が推進力も加わって美しさと共に面白い演奏を聴くことができる。




・ストラヴィンスキー:花火


録音:1984年10月


 前向きかつ進み続けていくテンポの速さが明確で、スピーディーなアプローチからなるスリリングな演奏を聴くことができる「花火」。細かいダイナミクス変化がオーケストラ全体に行き渡り、統一された音色と響きを持って演奏が展開されているということもあり、「火の鳥」と幻想的スケルツォとセットで聴くことにより非常に楽しめる演奏となっている。



 デュトワ&モントリオール交響楽団によるストラヴィンスキー作品は、「春の祭典」や「火の鳥」意外にも交響曲録音が何種類か存在している。交響曲ハ調は大学時代によく聴いた覚えがある。両者によるストラヴィンスキー作品についても、非常に素晴らしい名盤であるので、今後少しずつ取り上げていければと考えている。



https://tower.jp/item/558697?srsltid=AfmBOooZ74aLUK615opSUoCowjGFnTNV__NdBTiEKj_icCqNVHhIn14P












 みなさんこんにちは😃本日4月13日は、「takt op. 運命は真紅き旋律の街を」にて登場する予定だったキャラクターエル・カピタンの初戦日です。エル・カピタンはその名前の通り、「マーチ王」と称されるジョン・フィリップ・スーザが作曲した「エル・カピタン」の力を宿したムジカートです。エル・カピタンの詳細については、takt op. OFFICIAL ARTWORKSに記載があります。まさにクールビューティなその見た目にしびれてしまった方は多いのではないでしょうか?そんな本日ご紹介していくよは、吹奏楽における巨匠的指揮者フレデリック・フェネル&イーストマン・ウインド・アンサンブルによる「エル・カピタン」です。



「フレデリック・フェネル指揮/イーストマン・ウインド・アンサンブル」


ジョン・フィリップ・スーザ作曲:

エル・カピタン




 エル・カピタンはその見た目通り軍人気質のクールビューティー感のあるムジカート。数少ないメガネキャラであるということもポイント高い。騎士道を強く掲げており、スケジュール通りの進行を何より重視している。理想の実現のために、自分にも他人にも厳しく接する彼女には周囲より篤い信頼が寄せられており、直接教えを乞う者もいる。おそらく威風堂々あたりが想像できるのは私だけだろうか。




・スーザ:エル・カピタン


録音:1956年1月


 「マーチ王」と称されるスーザ、その代表作における数々の名曲はプロ、アマチュアないし吹奏楽ファンたちで知らないものはいない。私自身先日、「星条旗よ永遠なれ」を演奏している。過去に「ワシントン・ポスト」も演奏した。そんなスーザの代表作の一つに「エル・カピタン」がある。


 「エル・カピタン」は1895年に作曲されたオペレッタで、現在はオペレッタで歌われた旋律を抜粋して作曲された1896年作曲の行進曲を示すことが多い。オペレッタの初演が1896年4月13日に行われており、初戦日はこれが由来と考えて良いだろう。なお、オペレッタは1896年にニューヨークで上演された後、アメリカとカナダで4年近く上演される大成功を収めている。その後行進曲が作曲されている。行進曲の構成として、前半はオペレッタより第1幕でドン・メディグアが歌う「You See in Me」とそれに続く「Behold El Capitan」の旋律が使われており、トリオ以降は第3幕のフィナーレ「We Beg Your Kind Consideration」が使われている。読み方もスペイン語読みの「エル・カピタン」、英語読みの「エル・キャピタン」の2種類が存在している。



 舞台は16世紀スペイン統治時代のペルー、新たに総督に任命されたドン・メディグアは、解任された前総督ドン・カルロに追放されたことを根に持たれていたり、反政府軍に殺害されるリスクがあった。そんな時、カルロが反乱軍のリーダーとして雇ったばかりのエル・カピタンが死んでしまう。そこでメディグアは部下の男を自分の身代わりとして立て、自身はエル・カピタンに変装して反乱軍に潜り込み、反乱軍が勝てばエル・カピタンとして難を逃れるし、スペインが勝つならば総督に戻って反乱軍を一網打尽にでからという作戦を考えた。そんなエル・カピタンに扮して起きる騒動を描いた物語となっている。



 恥ずかしい話だが、エル・カピタンが千客万雷にて公開された際、誰の曲だったかわからなかったため調べてスーザだったことに驚いた。近年演奏される機会は減っており、父と母は知っていたので親世代の元吹奏楽部や元吹奏楽団の方は知っていると考えて良い。フェネルの演奏は、非常に安定感を感じ取ることのできる快活的なマーチである。イーストマン・ウインド・アンサンブルとの相性も良く、どちらかといえばきっちりかっちりめな印象を受けるが、この曲においてそのアプローチは功を奏する形となっている。固すぎない演奏であるというのも大きなポイントというべきだろうか。



 スーザによる自作自演もあるので、興味があればぜひ聴いていただきたい。マーチは非常に親しみやすいジャンルでもあるので、普段クラシックを聴かない人にとっても聴きやすいはずだ。さて、4月になり早速takt op. OFFICIAL ARTWORKSに記載されたムジカートの初戦日を祝うことができた。4月末にはドリー組曲も控えているので、発表されたばかりのムジカートたちの初戦日についても当ブログでは取り上げていく予定だ。一緒にタクトオーパスが復活するその時まで祝えればと思うので、今後も見ていただからば幸いである。



https://tower.jp/item/541193












 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ジェームズ・レヴァイン&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団によるマーラー交響曲第2番「復活」です。1989年のザルツブルク音楽祭でのライヴで、レヴァインにとっては1977年に続き2度目の演奏となっています。若き日のレヴァインによる活力のある素晴らしい名演を取り上げていきます。



「ジェームズ・レヴァイン指揮/ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」


マーラー作曲:

交響曲第2番 ハ短調「復活」




 1965〜1999年の間にウィーン・フィルはザルツブルク音楽祭にて5度にわたるマーラーの「復活」を演奏している。そのうちレヴァインは1977,1989年にそれぞれ指揮を行った。同時期でいえば、1989年2月にイスラエル・フィルともマーラーの「復活」を演奏しており、演奏時間含めて7分ほどウィーン・フィルの方が長い形となっている。



・マーラー:交響曲第2番「復活」


録音:1989年8月19日(ライヴ)



・キャスリーン・バトル(ソプラノ)

・クリスタ・ルートヴィヒ(メゾ・ソプラノ)

ウィーン国立歌劇場合唱団



 第1楽章より金管楽器の咆哮、低弦を筆頭とした弦楽器による分厚い重音、打楽器による強烈な打撃などオーケストラの一体感を強く感じる爆発的なエネルギーを演奏から通して聴くことができる。テンポの緩急に関しても繰り返して変化していくため、その勢いに圧倒されてしまうかもしれないが、ライヴならではの細かいダイナミクスと音の波を23分間味わうことができるので非常に素晴らしい爆音であった。


 第2楽章に入ると第1楽章とは対照的に優美で弦楽器と木管楽器を軸とした美しい音色と響きが功を奏する演奏となっている。もちろん「緩→急」へと向かった瞬間の緩急、ダイナミクス変化の勢いの良さは変わることなく演奏が行われているため、慎重に聴こえながらも内側に秘めた爆発的エネルギーの核は失われていないと考えて良い。


 第3楽章はこれまでの勢いの良さからなる推進力溢れるエネルギーを勢いだけではなく、冷静さも含めて落ち着きを持たせた感覚を覚える。ダイナミクス変化に関してはより一層細かさからなるサウンドを聴くことができ、その中でも弦楽器や木管楽器の音色は美しく奏でられている。ティンパニの打撃についてもバランスの良さが伺える。


 ややテンポの緩急が前向きに進められる第4楽章「原光」。クリスタ・ルートヴィヒの存在感ある太く、伸びやかな歌声とウィーン・フィルによる調和的ながらも躍動感のあるサウンドが非常にマッチしている。ややテンポの速い場面もあるため、いつもより短く聴こえる印象も少なくはない。


 第5楽章、やはり合唱が入ってからと入る前からではその世界観におけるダイナミクスや響きには大きな違いが生じている。空間的な広がりとしてはやはり後半以降が壮大なるスケールから演奏が展開されており、バランスが取れている。静寂の中で合唱や舞台裏の金管楽器群などによって演奏される荘厳的な音色、歌声、響きはウィーン・フィルならではの音であると感じ取ることができると同時に、素晴らしいサウンドが奏でられている。



 レヴァインによる演奏は先日ベルリン・フィルとのシューマン交響曲全集を取り上げたばかりだが、マーラーは久しぶりに聴いた。やはり以前聴いた時の感覚と現在の感覚が異なっていることもあって、非常にスムーズで聴きやすい名演となっていたことは間違いではない。



https://tower.jp/item/2935582











 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、フレデリック・フェネル&クリーヴランド管弦楽団管楽セクションによるホルスト、バッハ、ヘンデルの吹奏楽曲を取り上げていきます。曲目としては、ホルストの吹奏楽のための第1組曲、第2組曲、バッハのオルガンのための幻想曲ト長調よりグローヴマン、ヘンデルの「王宮の花火の音楽」です。吹奏楽の巨匠的指揮者であるフェネルによる至極の名盤をみていきます。



「フレデリック・フェネル指揮/クリーヴランド管弦楽団管楽セクション」


ホルスト作曲:

吹奏楽のための組曲第1番 変ホ長調作品28-1
吹奏楽のための組曲第2番 ヘ長調作品28-2



バッハ作曲:

オルガンのための幻想曲 ト長調 BWV572よりグローヴマン



ヘンデル作曲:

王宮の花火の音楽




 フェネルは東京佼成ウインドオーケストラ含めて数多くの吹奏楽団と共演を行い、吹奏楽の古典的な作品を数多く演奏した。あくまで個人的な見解だが、その中でも当盤に収録されている演奏は群を抜いた素晴らしさを感じ取ることができると考えている。SACDハイブリッド仕様の高音質盤は残念ながら手に入れることはできていないが、まずは演奏を楽しんでいきたいと思う。




・ホルスト:吹奏楽のための第1組曲


録音:1978年4月4,5日


 フェネルによるホルストの第1組曲は何種類か録音が東京佼成含めて何種類か存在しているが、個人的にはこのクリーヴランド管弦楽団管楽セクションによる演奏が一番好みのようにも思える。というのも録音によってはテンポが極端に速いものもある。演奏からは各曲ごとに明確かつ存在感のあるダイナミクス変化をパワフルかつ生き生きとした活発力を演奏から聞くことのできるエネルギッシュなサウンドを聴くことができるのはこの録音であると考えた。金管楽器と打楽器の歯切れ良さは随一の良さがあると言えるだろう。



・ホルスト:吹奏楽のための第2組曲


録音:1978年4月4,5日


 第1組曲のみだけでは足りないので、第2組曲も一緒に収録されていることで安心感を覚える。今回の演奏では金管楽器と打楽器による歯切れの良い明るいサウンドはそのままに、各曲ごとにテンポの緩急を含めた明確なダイナミクス変化を細かく軽快な音色と響きと共に演奏を楽しむことができる。全体を見渡しながら演奏を聴くことができるようになっているため、シンプルに聴きやすい演奏である。



・バッハ:幻想曲ト長調


録音:1978年4月4,5日


 バッハによるオルガンのための幻想曲グラーヴマンを吹奏楽編曲した作品。その重厚的かつ分厚いスケールを描いたテンポの重みは、聴き手を圧倒する非常に素晴らしい音の重みを味わうことができるようになっている。全体のバランスを金管楽器が軸となって演奏を繋げているということもあって、その荘厳的な響きにはうっとりしてしまうだろう。



・ヘンデル:王宮の花火の音楽


録音:1978年4月4,5日


 ここまでに聴いた吹奏楽曲とはまた違う美しい金管楽器の音色、響きを余すことなく味わうことができる。近年における作品は技術的な面が非常に強い印象を受ける演奏が多々見られるが、今回の演奏では豊かな音色と共にトランペットなどの金管楽器による高音域の美しい音色が非常に功を奏する形となっている。



 フェネルによる吹奏楽の名盤はまだまだ聴いていない演奏が多々ある。演奏する曲をフェネルによる録音があればその都度聴いているが、それ以外ではあまり聴くこともないので、今後それを少しずつ増やせればと考えている。東京佼成との演奏も探しつつ、他の楽団との名盤を探していきたいものだ。



https://tower.jp/item/167277













 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、ヨン・ストゥールゴールズ&BBCフィルハーモニックによるショスタコーヴィチ交響曲第2番「十月革命に捧ぐ」、第5番です。これまでも両者によるショスタコーヴィチの交響曲録音は何種類か発売されてきましたが、ついに交響曲第5番が登場しました。今注目すべきショスタコーヴィチ録音の最新盤を取り上げていきます。



「ヨン・ストゥールゴールズ指揮/BBCフィルハーモニック」


ショスタコーヴィチ作曲:

交響曲第2番 ロ長調作品14「十月革命に捧ぐ」
交響曲第5番 ニ短調作品47




 ストゥールゴールズ&BBCフィルによるショスタコーヴィチの交響曲録音は、交響曲第1番、第3番、第11番、第12番、第13番、第15番が現在までに録音されており、今回第2番、第5番が加わることとなる。当初は「CHANDOS」から発売されたネーメ・ヤルヴィ&スコティッシュ・ナショナル管による交響曲録音のやり直しを行うのが目的だったものの、その評判の良さから両者による全集録音が行われている最中である。



・ショスタコーヴィチ:交響曲第2番「十月革命に捧ぐ」


録音:2025年2月1日


 前衛的な作品である第2番だが、今回の演奏において進行としては非常にスムーズな足運びとなっており、ダイナミック・レンジの幅広さが増したSACDハイブリッド仕様の高音質盤ということもあるため、冒頭の弦楽器による複雑な音の並びが明確に聴き取れるほどとなっている。また、合唱が加わる終盤においてもその空間的な音響としての響きの美しさには圧倒させられるものがある。オーケストラとの一体感が非常に素晴らしいサウンドをつくりあげ、サイレンの音もどこか狂気を感じ取るような印象も受けなくはない。細かいダイナミクス変化が重要な特徴と言えるこの曲を最新の高音質盤で楽しむことができたのは非常に大きい。




・ショスタコーヴィチ:交響曲第5番


録音:2025年1月30〜31日


 第1楽章が始まった瞬間に弦楽器の引き締まった音色を筆頭として、オーケストラ全体のサウンドが同曲録音と比較した際、全くと言って良いほどのキレ味のきいた響きと細かいダイナミクス変化を演奏から通して聴くことができるようになっていた。テンポの揺らぎや細かい溜め、遅めなアプローチを特に第2楽章や第4楽章で聴くことができ、それによる深みあるサウンド、オーケストラ全体における一体感の良さを含めて非常に素晴らしい第5番の演奏となっていた。



 ストゥールゴールズ&BBCフィルによるショスタコーヴィチ交響曲全集への道。まだ半分とまではいかないかもしれないが、個人的には第4番、第7番がどのような世界観となってその演奏を聴くことができるようになるのか非常に楽しみで仕方がない。またそのうち発売されると思われるので、その時まで次はどの交響曲が発売されるのか楽しみに待ちつつ、過去の録音も聴きながら待ちたいと思う。



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 みなさんこんにちは😃本日ご紹介していくのは、今話題であるワーグナーの歌劇「さまよえるオランダ人」。数ある名盤から取り上げるのは、ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による録音です。1981,82,83年という3年かけて録音された演奏で、多くのワーグナー・オペラを録音してきたカラヤンが最後にてがけた演奏となっています。カラヤンによる重厚的なスケールを持って楽しむことができる名盤を取り上げていきます。




「ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団」


ワーグナー作曲:

歌劇「さまよえるオランダ人」




 カラヤンによるワーグナーといえば、旧EMIに残された管弦楽曲集や「ニーベルングの指環」、「パルジファル」、「タンホイザー」、「ローエングリン」、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「トリスタンとイゾルデ」などがある。その中で最後に録音されたのが、この「さまよえるオランダ人」である。




・ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」


録音:1981年12月2〜9日、1982年3月28日、1983年9月19日



・オランダ人:ジョゼ・ヴァン・ダム

・ゼンタ:ドゥニャ・ヴェイソヴィチ

・ダーラント:クルト・モル

・エリック:ペーター・ホフマン

・舵取り:トマス・モーザー

・マリー:カヤ・ボリス

ウィーン国立歌劇場合唱団



 3年をかけてカラヤンがベルリン・フィルと録音した「さまよえるオランダ人」の演奏が収録されている。1982年に関してはザルツブルク祝祭大劇場で行われた。その分厚く伸びやかでダイナミックなサウンドを聴くことができる圧倒的なベルリン・フィルと豪華な歌手たちの歌声には、つい聴き入ってしまうものがある。序曲だけでも壮大なスケールを持って演奏を楽しむことができ、ここまで重厚的なはじまりは過去に聴いたことがないような感覚を覚えて仕方がない。その後合唱や歌手たちが登場してからの世界観も非常に素晴らしい。年数をかけて演奏を作り上げたということもあって、その完成度も仕上げられているのがよくわかる。



 カラヤンのワーグナー・オペラは以前取り上げた「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、「ワルキューレ」、「トリスタンとイゾルデ」のバイロイトライヴを聴いている。他のオペラ録音についても今後聴いてみたいと考えているので、また時間がある際に取り上げると思う。管弦楽曲集が非常に素晴らしかった分、オペラ本編はさらに楽しめた。カラヤンのワーグナーはいつも聴く時に変化を与えてくれる。



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