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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 ケースの四辺に1×1材を柱として立て水平部と接合する予定です。この接合のため,柱の対角線まで溝をつくりたいと思います。柱の対角線まで溝をつくるために,柱を45°傾けた形で万力に固定したいと思います。そこで,90°のV字型の切り込みのある固定具を切り出しました。

 

 うまく溝が作れるか,試しの作業をしてみました。1×1材は端材です。1×1材を45°固定具を当てて,2つの木工万力で挟みました。ここで,溝になるところにのこぎりでいくつか切り込みました。そしてマイナスドライバーで折り切りました。

 

 折り切った後,やすりで平らにすることで目的の溝を作ることができました。以降,本番でこの方法を使いたいと思います。

 

 購入した鹿沼土を日の当たるところに保管していたところ,ビニール袋が劣化し破れてきてしまいました。厚手のビニール袋に移し保管を続けていたところまた破れてしまいました。陽による劣化は無視できません。そこで木箱を作り,そこに保管することにしました。これに1×1材を用いることにしました。1×4材から切り出すことにしました。幅19 mmで切り出すことにより1×1材ができます。4枚切り出して,少し余りができます。購入した1×4材は面取りされています。使うには面取りがない方が良いです。そのため,余りの幅を左右に割り振り切り落とすことにしました。>,<の記号を書き込んであります。記号の開いた側が丸鋸の切り代になるようにセットします。切り代は2 mmとしました。実際には2 mm弱となりますが,誤差範囲です。

 我が家で現在使用中のビデオは4台ありますが,その中で(相対的に)一番新しいリモコンが具合悪くなりました。下向きの移動ボタンが働かなくなり,次いで巻き戻しのボタン,録画リストのボタンが働かなくなりました。ネットでリモコンの修理(という程の作業ではありませんが)の記事を見つけてやってみました。リモコンの開け方が意外と難しいです。ねじがどこにあるのかが重要です。マイナスねじ回しなどを差し込み開く作業を行いますが,ねじを外し忘れて行うと,ケースを割ってしまうこともあります。外すべきねじは2本であることを確認し,小さいマイナスドライバーを差し込み開くことができました。

 やるべきことは清掃のみです。綿棒にエタノールを付けて接点部分とボタンの接点に当たる部分をふき取りました。綿棒は黒くなりました。清掃後,ケースを元に戻しました。そしてリモコンとしてのテストを行いました。すべてのボタンが確実に動作するのを確認できました。リモコンのスイッチとしての動作は,プリント基板に印刷された対の電極間にボタンの先に付けられた導体が触れることにより,電極間の電気抵抗が下がることを検知しているようです。綿棒が黒くなったことから,電極間に少しずつ導体のくずが付きボタン操作を検知できなくなったことによると思われます。

(写っている白いリモコンは,同じビデオ用の簡易リモコンです。購入した時同封されていました。フルリモコンが具合悪くなった時,これを使おうかと思いましたが,ボタン数が少なく,操作が不便だったので,古リモコンを修理することにしました)

 

 

 ガレージ西面には,6枚の波板パネルを設置しました。波板パネルの向こうには隣家のブロック塀が見えます。ブロック塀の上側が開いており,西日が射し込みます。その部分に遮光板を設置したのです。これで真夏に暑い夕日が射し込むのを防げます。設置は吊るす形で行いました。冬季,必要に応じて取り外せるようにするためです。これで今後の夏は日差しに悩まされることなく作業ができるようになります。

 最後の遮光板ですが,合板や角材を立てかけている位置に設置するものでした。そのため,そこの幅が正確に測れませんでした。置いてある合板の後ろにメジャーを折れないように差し込み測りました。遮光板が完成し,取り付けの段になり,立てかけてあるものをどけて当ててみると2 mm程度はみ出してしまいました。まだDIYに不慣れだった頃,合板を切断した時,1~2 mm程度縮めることができませんでした。のこぎりを当てても,刃が合板から外れてしまうからです。一方,丸鋸を使い始めてから,丸鋸では,刃の幅より狭いところでも切り取ることができることを経験しました。そこで,遮光板の左右それぞれ1 mmずつ丸鋸で削りました。幅がちょうどよくなったことに加え,薄合板-アルミクッション-枠材の端面が平らになりきれいになりました(見えないところなので意味はありませんが)。

 

(丸のこガイドの端から削る幅だけ飛びださせてセットし,丸鋸切断をしました)

 遮光板は6枚作る必要があります。作っているといろいろ効率化が思いつきます。板に枠をねじ留めするのに,これまでは,墨入れしてねじの位置に印をつけていました。今回は,端からのねじの位置に+マーク,端の位置に線及びセンターラインを印刷した紙を用いました。紙の端の位置を折り,板の端に合わせるようにしました。左右の位置は,枠材の方に印をつけておき,紙に印刷されたセンターラインを合わせ,ねじの位置にケガキ針で印をつけました。これにより,板に墨の跡が残らず,効率的に行うことができました。

 遮光板に引っ掛けようの穴を開けたことを前回書きました。今回はこれを引っ掛けるところの工夫です。下の写真では遮光板を引っ掛ける前の状態です。2つの穴の上のガレージ桟に50 mm長の木ねじを奥側に飛びださせて固定しました。その飛びだした木ねじに遮光板の穴を引っ掛けて吊るします。

 

 飛びださせた木ねじの先端は尖っているため,保護することを考えました。また,遮光板の穴がずれて外れるのを防止する目的も考えて,先端に何かを取り付けることにしました。手持ちの部品の中から探してみると,ステンレスパイプの末端キャップが使えそうでした。ステンレスパイプの内側に差し込むタイプのものです。写真右側が元のものです。長すぎるので1段切り縮めました。そして,末端部分に木ねじを挿す下穴を開けました。

 

 

 写真はガレージ桟の下側から見上げる形で裏を覗いたものです。飛びだした木ねじの先端に末端やっぷをねじ込みました。木ねじの先端が末端キャップから飛び出さない程度にしました。遮光板の穴をこのキャップより深く差し込めば,遮光板は木ねじから滑って外れることもないです。

 

 写真は,末端キャップをセットした木ねじに遮光板を引っ掛けた状態を上から覗き込んで撮った写真です。木ねじと末端キャップで構成した引っ掛け具がうまく機能していることがわかります。

 遮光板は取り外しができるよう,引っ掛けることにしました。まずは引っ掛け穴を開けました。直径15 mmの穴としました。薄い板にこのような径の大きなドリル穴を開けると穴の周囲が汚くなります。そこで,12 mm厚の合板にあらかじめボール盤を用いてφ15 mmの穴を開けました。それを薄合板の穴あけしたい位置に合わせ,近くをF型クランプで締めつけました。そしてドリルで穴あけしました。

 

 これにより開いた穴です。合板の縁を傷つけることなく,きれいに開きました。

 

 裏側,アルミクッションシートを貼った側です。穴の通りにきれいに開いています。こちらの面には捨て板を当て,クランプでしっかりと押し付けていたため,アルミシートが破れることなくきれいに穴あけができました。

 前回,アルミクッションシートを張り付けた薄合板の四辺に角材を付け,縁取りしたことを述べました。このねじ留めを効率的に行うため,7つ道具を用いました。まず,ねじ留め位置に正しくドリルが入るようにケガキ針で穴あけ位置にくぼみを付けました。そして,穴を開けた鏡を当て,φ1 mmのドリルで下穴あけをしました。ドリルの刃と鏡に映った刃がくの字にならず直線になるように開けることで,ドリル穴が垂直になります。次にφ2 mmのドリルで薄板だけに穴あけします。薄板の穴がバカ穴になることにより,ねじは薄板-アルミクッションシート-角材を締め付けます。このように作業を効率的に行うため,ハンディードリルはたくさん持っています。充電池が放電すると,作業中に急に止まります。その時は,予備のハンディードリルにビットを付け替え,放電したドリルは充電に回します。

 波板パネルの波板はほぼ透明です。真夏の夕方きつい西日がじりじりと通り抜けます。そこで,隣家のブロック塀の上の部分に遮光板を吊るすことにしました。そのために薄合板を切り出しました。ガレージ内側になる面はサンダ掛けをし,ステイン塗料を塗りました。

 

 外に面する側にはアルミクッションシートを貼り,四辺を19 mm×数ミリの角材を取り付けました。これは,アルミクッションシートの端がめくりあがらないようにする効果があり,また見栄えもよくなりました。