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技術日誌

ここでは,電子工作,木工などの趣味での記録を書いています。
なお当初はKMK研究所のメインテーマであるSPSのノウハウを書いてきましたが,順次SPSノウハウのページに複製を作っていきます。

 F型クランプの丸いあごの緩衝材が痛んで取れてしまいました。緩衝材がついていても被加工材に丸いへこみを作ってしまうものです。そこで薄合板の小片を挟んで使っていました。それが面倒なので,緩衝材を自作して付けることにしました。

 

 12 mm厚の合板から3 cm角の小片を切り出し,直径20 mm,深さ5 mmの穴を彫りました。また,同サイズの薄合板の中央に直径10 mmの穴を開け,一辺から切り込みを入れました。

 

 12 mm厚の緩衝材の穴に,クランプの円形のあごをはめ,薄合板をかぶせて4隅をねじ留めしました。緩んでいるときは外れず,フレキシビリティーがあります。締め付けると被固定材にしっかりと押し付けられます。

 

 実際にアルミの柱のところで試してみました。アルミの柱に傷をつけることもなく具合よく使えることがわかりました。

 

 4月29日の記事で,ベゴニアの伸びすぎた芽を切り整えたときの芽を,何の処理もなしにバーミキュラーライトに挿したという記事を載せました。今写真を見てみると9個の芽を挿していました。適当に挿しただけなのに,そのうち5個の芽が発根しました。実はもう一つも発根したようですが,強風で地上部の茎が折れて枯れました。1鉢に1つ鉢上げすれば枝が生い茂るはずですが,土が足りなかったので,2個をそれぞれ鉢に植え,残りの3個を素焼きの鉢に植えました。これらはいずれ別々に植えなおす必要があるでしょう。

 

 昨年は暑さのため,多くの花が枯れたり花を咲かさなかったりしました。調べたところ,日日草とペンタスが暑さに強いとのことでした。日日草は2冬越すことができています。これは別のところに置くことにして,ペンタスの苗を5個買ってきました。そして,道路沿いのフェンスのところに置きました。日日草はいろいろな色があり楽しいです。また,差し芽により増やすことができるらしいので,枝が伸びたら切り取って増やそうとも考えています。

 日よけパネルは,取り外せるよう上部に2つの穴を開け,木ねじに引っ掛けるようにしました。そのため,下の方が多少バタバタします。大風の時はどの程度バタつくかちょっと心配です。そこで,バタつき止めを付けました。箱型棚の補強のためのT字金具を用いました。さかさにして,端の部分をねじ留めしました。ねじは緩すぎず固すぎない程度にしました。日よけパネルを外すときはちょっと回すとパネルが引っかからなくなります。また逆さT字型にすることにより,ねじが緩んでもこの向きが安定なのでパネルのバタつきを止めることができます。

 配線が完了したのでテストをしました。まずはACアダプタに電源を接続しない状態です。停電時に相当します。電圧は9 V予定のところ,7.36 Vでした。1.5 Vの乾電池だと9 Vになりますが,ニッケル水素電池は1つ当たり1.2 Vなので7.2 Vとなります。この電池でラジオは作動していましたので,問題はありません。

 

 ACアダプタにACを供給すると10.76 Vになりました。9Vのトランス式ACアダプタの場合,負荷時の電圧降下を考えて高めに設計されているようです。規定電圧に対して16%高いです。安全上,ちょっと心配です。ACアダプタを変更したいと思います。

 

 相欠き継ぎ加工が終わったので組み合わせてボンドで結合しました。このとき,棚板にする薄合板を敷いてその上で組み立てました。薄合板に沿わせて組み立てることにより,直角が担保されます。相欠き継ぎ部分はF型クランプで締めて結合を確実にさせました。F型クランプの下の部分が薄合板を台から浮かせてしまいます。そこで,薄合板の下に2×4材の端材を2個重ねたものを2か所に置きました。

 部品はそろえてありましたが木工の方に興味を注いでいたため,組み立てはのびのびになっていました。前に配線の構想を描きました。熱収縮チューブの中に組み込む計画でした。あとから配線がわかるよう,透明な熱収縮チューブを用いることにしていました。ダイオードのリード線が他の配線とショートしないよう,ダイオードだけを熱収縮チューブに入れることを考えていました。ダイオードが見えるようにするための細い透明な熱収縮チューブの手持ちがなく,手に入れることを心がけていましたがまだ手に入りませんでした。そこで,手持ちの黄色い熱収縮チューブに入れ,熱収縮チューブにダイオードの記号と型番をサインペンで書き込みました。

 ケースの枠組みは切り出した角材を相欠き加工して作る予定です。これまで,相欠き加工はトリマを用いて行っていましたが,今回はてのこ,やすりを用いて行いました。まず,簡単なのは,相欠き加工の端部と間に適当な間隔で,てのこで切り込みを入れることです。端部は正確に切り込む必要がありますが,間は適当でかまいません。

 

 切り込みの間を折り割り取り除きました。

 

 折り割った部分はやすりで平らにします。手持ちのやすりでこの幅に入るものは金属用で,効率がわるく使えません。そこで,金鋸の刃を重ねた自作のやすりで削りました。

 

 やすりをかけた後です。最後に幅の狭い金属用やすりで仕上げました。粗い手製やすりの跡があるものの,きれいに仕上がりました。この跡は相欠き継ぎの中になるので全く問題にはなりません。

 1×4材や2×4材から1×2材を切り出したり,数ミリ厚の棒を切り出し枠にしたりしています。このとき,最後にわずかな端材が出ます。これらを貼り合わせて使える材料とすることができないかやってみました。

 端材は薄いのでかなり反ったものが多いです。これらを木工ボンドで接着すれば,相互に影響して反りを補正できるのではないかと考えました。互いに接する面に木工ボンドを付け,2本の1×2材で押し付けました。

 

 F型クランプで押し付けました。このとき,上下の反りも補正するようにして固定しました。

 

 写真は押し付けていた1×2材を外した状態です。重なっている部分は反りがなくなりました。

 

 接着後の側面が凸凹しています。カンナで平らにしようと考えましたが,丸鋸で切ってもきれいになることを経験しています。そこで今回は丸鋸で側面を削りました。そして,端面も切り取り,幅を38 mmとしました。厚さはもともと19 mmのものの側面を整えるため削ったため,15 mm程度にはなりました。それでも1×2材のような用途に使えそうです。

 

 ケースの四辺に1×1材を柱として立て水平部と接合する予定です。この接合のため,柱の対角線まで溝をつくりたいと思います。柱の対角線まで溝をつくるために,柱を45°傾けた形で万力に固定したいと思います。そこで,90°のV字型の切り込みのある固定具を切り出しました。

 

 うまく溝が作れるか,試しの作業をしてみました。1×1材は端材です。1×1材を45°固定具を当てて,2つの木工万力で挟みました。ここで,溝になるところにのこぎりでいくつか切り込みました。そしてマイナスドライバーで折り切りました。

 

 折り切った後,やすりで平らにすることで目的の溝を作ることができました。以降,本番でこの方法を使いたいと思います。