ガイドは,保護膜の付いたアルミ板で作りました。保護膜を剥がすときれいな反射面ができました。ドリルを当てると刃が反射して見えます。以前に紹介しましたが,穴を開ける面に鏡を当ててドリルの刃を当てた時,映った刃と刃そのものが“くの字”形にならず,直線的に見えるとき,面に垂直になります。このガイドを使うと,鏡のようになっているので,垂直に穴を開けることができます。古くなると反射が悪くなるので,いずれ鏡を貼りたいと思います。アクリル製の鏡を使うと,必要なサイズを切り出すのも,ドリル穴を開けるのも楽にできます。
1×材の側面に小さい木ネジで留めるためφ1 mmの下穴を開けていました。ドリルの刃を印に当てて穴あけをした後,よく見ると印の位置からずれていることがしばしば見られました。これは,木目のせいです。年輪の硬い層を刃がよけたり,内側に行くにしたがってどちらかに流れているとそれに誘われてドリル刃がずれてしまうのです。
そこでアルミにφ1 mmの穴を開けたものを木材に当てて穴あけすることを考えました。更に,幅19 mmの1×材に下穴を開けることが多いので,アルミを曲げてまたぐようにしました。これにより1×材の場合,幅の中央に墨入れしなくても中央に穴あけできるようになりました。ちなみに,もっと幅の広い材料の場合は,このガイドを裏返しにすれば使えます。
ファストソーはハンディーミシンの商品名です。1本の糸で布を縫うことができます。その原理を考えてみました。[1] ①のように先端に糸の付いた針が布を貫通 [2]ファストソーの中で,針に通っている糸の一方を次に針が入る①’まで引く [3] 針が①’の引いた糸の中を通って➁に至る。以降,[2]以降を繰り返します。これにより,布の上下で糸が絡まり合って縫えるわけです。ただ,最後の処理をしないと,糸の端を引っ張っただけで全部がほどけてしまいます。1本糸の宿命でしょう。
これは2台単位で売られていました。2台とも壊れてしまったので,分解してみました。こちらは針の先が曲がってしまったものです。針の先を元に戻しましたが,上で書いたような動作をしてくれません。開いた状態で歯車を回してみました。内部で糸を引く部品がうまく糸をひっかけていないようです。何度か調整してみましたがうまく行きませんでした。もう一台の方は,モーターがスリップしているようです。分解して滑り止めを付けようと思っています。その際,糸をひっかける機構の所の位置関係をよく観察し,一台目も再度調整してみたいと思っています。
昔よく使った文房具屋さんから,毎年特製のカレンダーメモ帳を頂き便利に使っていました。名刺入れに入るサイズで,記載内容も大変に使いやすいものでした。ある年,文房具屋さんの経営状態が悪くなり,特製カレンダーの配布はなくなりました。それまで便利に使っていたので,模倣して作っていました。しかしここ数年,作りそびれていました。現在スケージュールはiPhoneのカレンダーを使っています。しかし,全体をぱらぱらとみることのできる紙のカレンダーメモ帳にはかないません。そこで再び作製することにしました。何年もの間,毎年作っていたので,次の年用に修正しやすいように工夫が凝らされています。下はあるページのもの(未完)です。両面印刷して重ね,2つ折りにして冊子にするため,ページが複雑です。ここの例では22ページの右は35ページです。最初作る時はちょっと大変でしたが,一度作れば,曜日と祝日を修正するだけで済みます。曜日は縦の文字列になっているので,トップの曜日を1文字削除すると下の曜日が繰り上がってきます。その月の1日の曜日が正しくなるまで削除,または追加するだけで下まで連動します。削除した場合,下の方の曜日がなくなるので,その部分だけコピペします。追加した場合は下の方にあふれるのでその分,削除します。祝日はそれぞれ訂正します。
この他,生年と干支,年齢,西暦と和歴の関係表もあります。これは,エクセルデータを貼り付けてあるので,新しい年の分に修正するのも楽です。以前使っている時,人に見せた時,「市販品かと思った」という感想をいただいたことがあります。
越冬加温ケースの上のスペースを利用してサマーチェアーを収納しています。ベランダで使うサマーチェアーなので,ここに収納してあると便利です。横殴りの雨が降った時でも濡れないように,サマーチェアーの箱にビニール袋をかぶせてあります。しかし,そのままにしていると日光にさらされ,ビニールが劣化しぼろぼろと崩れてしまいます。そこで日よけを付けることにしました。
単なる日よけですので厚さ4.5 mmの合板を用いました。前面のパネルとそこから後方に伸びる支え板からなります。薄い合板は,側面にネジ留めできないので,直角に接合するには結合用の角棒を用います。前面パネルの最上部に角棒をネジ留めし,角棒の下側に支えの薄合板をネジ留めしました。通常は角棒の上側に取り付けますが,角棒が邪魔して,支え板を置くまで押し込めないのでこのようにしました。
サマーチェアー収納枠の上面に支えを差し込んで固定しました。これで太陽光がビニールに差し込まなくなったので,ビニール袋を時々替える必要がなくなりました。
木材を一定間隔でネジ留めするときの位置に印をするのにiPhoneの電卓機能を使っています。木材の両端からそれぞれ5 cmのところをネジ留めし,両者の間に4本ネジ留めする位置に印を付ける場合を考えます。これまでの方法は以下の通りです。両方のネジの間隔を測り5で割ります(間に4本ネジ留めするには5等分する必要がある)。次に+=と押します。これは定数計算と言って,次からは,表示されている数値に,この値が足される演算が行われます。そこで,5=と打ち込むと,端から5 cmから,計算された間隔が足されます。メジャーを木材の端から測るようにしておくと,この値は次のネジの位置になります。次からは=を押す度に,計算された間隔が加えられていくので,印を付けて行けば良いのです。
今日もこの機能を使おうと,メジャーを当て,鉛筆を用意しました。今回,間隔は12.2 cmでした。以降,この値を順次足して行こうと,定数計算のセット+=を入力しました。通常なら定数計算が行われ24.4となるはずですが,=を何度押しても変化がありません。だいたいから,これまでは,表示に+とか出なかったのです。いろいろ試してみると,計算式が表示されるようになったのです。ネットでも話題になり,「定数計算機能がなくなった」とのことでした。“改悪”と評判が悪いようです。仕方ないので,ものさしを当てて印を付けました。次のバージョンアップまでそうなってしまうのでしょうか。
長い丸鋸ガイドの集塵は,切る側と後ろ側で,台がトンネルを作っています。そこで,後ろ側から集塵するようにしました。集塵機に吸い取られないで飛び散る木屑が多かったので,板(遮蔽板)を三脚で固定して付けた所,集塵効率が良くなったことを前の記事で書きました。今回は,台に遮蔽板の支えを取り付け三脚なしで遮蔽板を取り付けられるように工夫しました。
台にステンレス取付金具をネジ留めして,遮蔽板の支えとすることにしました。この金具を取り付けることにより,作業台と台の間が浮いてしまっては困るので,台に取付金具が沈む様溝を作りました。また取り付けネジはなべネジを用い,取付金具にザグリを入れました。
これが実際に使っている様子です。遮蔽板は受けに載せ,木工用ピンチで押さえました。力は加わらないのでピンチで押さえなくても大丈夫でした。これで,三脚を用いるよりちょっと簡単になりました。














