私の口臭の歴史、続編です。
薬局に吸い寄せられるように入って行った私。
入ってみると、中では処方箋を持った、おそらくその薬局の常連であろうお年寄りたちが、薬剤師さんたちと賑やかに話しに花を咲かせていました。

そうした空間に、処方箋も持たない若い女性(当時は20代)が突如現れ、真顔でツカツカと一直線に薬剤師さんの方へ向かう姿は、お年寄り達の目には異様に映ったことでしょう…。
手の空いている薬剤師さんに、私は意を決して話しかけました。

「あの…外にあった口臭3日、体臭6日って書いてあるのぼり旗の商品って何ですか?」
いきなり入ってきた若い女に何を言われるかと思ったのでしょう。
薬剤師のおじさんは最初キョトンとした顔をしたものの、すぐに取り直して
「ああ、それはこちらですよ」
とある商品を出して下さいました。

それは、サンクロンという商品でした。

薬剤師さんの話しによると…
この商品は新鮮なクマザサから抽出した液体で、口臭、体臭はもちろん、荒れた胃の粘膜の修復、疲労回復、口内炎、歯槽膿漏などにも効果かあるらしい。
一通り話を聞いたあと…
「私、口臭で悩んでて…」
口臭3日、体臭6日ののぼり旗につられて来た時点でバレバレだろうと思い、私はあっさりと口臭の悩みを薬剤師さんに打ち明けました。
そして、サンクロンが効果を発揮する口臭、体臭は何を原因とするものなのかも気になったので聞いてみたんです。
続く





