3/20.21福岡ごはんの教室(1) | キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)は、子どもへの「科学実験ワークショップ」を通じ、「食」「自然」の大切さを伝える科学教室を展開する大学生・社会人団体です。



3/22(火)



みせすの神出鬼没@福岡٩( 'ω' )و /









****福岡糸島!【第3回 ごはん教室】****



小学生向けのミルクパン・ミルクジャムづくりを行う食育教室



小学生の親子約、100名、午前・午後3時間の2日間にわたって、



食育料理ワークショップを、やってきました!







3/18(金)に会社をフレックスであがり、そのまま品川から新幹線→終点の博多!!



3/19(土)に会場でリハをして・・・



3/21(日)~22(月・祝)



地産地消のパン・ミルクジャムづくり食育科学教室。



【ごはんの教室】が、無事、終わりました!











おととしに立ち上げて以来、たくさんの人の思いを、受け継いで、第3回の実施。











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◆ごはんの教室とは◆



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●「ごはんの教室」って?



楽しく料理しながら、食・科学・農業を学べる「食育×科学の体験教室」!



パンの発酵の実験、グルテンのこと、キャラメル色の解説など、科学の要素も盛りだくさん。



九大農学部生による、牛や小麦のお話など、たんなる料理教室とは違います☆







●第3回の企画内容!



*糸島産の小麦で、「ミルクパン」







*糸島産の牛乳で、「ミルクジャム」!







とろっとろのミルクジャムと、ふわっふわのミルクパン



―なんと、世界で一つだけの、動物やお花の形に挑戦。



大学生のお姉さんお兄さんと力を合わせ、果たしておいしいごはんはできるのか?



壮大な、「農」と「食」と「科学」のつながりを理解する



地産地消地域活性化プロジェクトに是非ご参加ください!







●主催者の紹介



*(九州大学学生団体) 食と農をテーマに活動する「APiQ」



*(九州大学学生団体) 糸島の地域活性化を目指す「iTOP」、



*(東京・食育ボランティア団体)「KKP(キッチンの科学プロジェクト)」



の3団体が力を合わせた食育イベント。











====以下イベント詳細========



【日時 】3月20・21日(日・祝)それぞれ



午前の部9:30~12:30 / 午後の部 13:30~16:30



【会場】 糸島市社会福祉施設「あごら」



【対象】小学生以上の親子



【定員】各回30名(先着順)



【主催】iTOP、APiQ、KKP



【協賛】東福製粉、みるくぷらんと



【後援】糸島市教育委員会











大学生・若いお姉さんお兄さんたちと一緒に学んで、食べて、楽しみましょう!







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そんな、イベントが、やっと、終わりました。











会社に出社して、



ほんとに「夢の国」だったな、って。







でも、手についた、小麦の汚れをみて、爪に入っていた、ココア生地を見て。







夢じゃ、なかった。って、思えた。







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■報告!コンテンツ!!



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どんな3時間だったか?を特別に公開!







●糸島の農業の話【iTOP:とも先生】









●パン作り!【KKP:みせす】



―べたべた→べたつかない、の解説(グリアジンとグルテニン)



―バターをいれると扱いやすい秘密(バターのショートニング性)



―バターと植物性油の違い、ショートニング、マーガリンのこと



―バターの性質(ショートニング性・クリーミング性・可塑性)



―バターができるまで・遠心分離









●牛乳ができるまで【APiQ:がっきー先生】









●ミルクジャムづくり!【KKP:あっこ】



―ミルクジャムの語源



―メイラード反応(アミノ酸+とう)



―ジャムのとろとろの理由(重合)









●小麦の話【KKP:みせす】



―小麦ができるまで(種まき~穂がなるまで)



―小麦の粒をさわってみる!



―薄力粉と強力粉の違い:触ってみる!(粒の大きさ)



―硬質小麦と軟質小麦の粒の大きさ



―小麦のつくり(胚芽・胚乳・表皮)



―ふすま粉・全粒粉



―グルテンとグリアジン



―塩を入れる理由:グリアジンの可溶性・凝集化









●発酵のはなし【KKP:みせす】



―「イーストあり/なし」+「砂糖」+「お湯」の対照実験



―ガス抜きの理由



―膨らむ=空気



―イーストと塩(殺菌力)



―天然酵母とイースト【サッカロミセス・セレビシエ】



―酵素反応



―低温長時間熟成のパンが、小麦粉の味に深みが出る理由



―グルテンと発酵



―でんぷんの糖化









●お口の健康の話【特別ゲスト:歯科衛生士=新川先生】



新川先生の講演には脱帽。プロとしての説得力と重み。



子供たちの健康を思う気持ちーに、ただただ、感動しか無いのです。



いつか、先生みたいな、プレゼンができますように。と。













●いただきます、の話【KKP:みせす】



―たべもののいのち。



―ここまで食べ物が届くまで、たくさんの人の想いや、心が、込められている。















●小麦は悪者?【KKP:みせす】



―グルテンアレルギー



―パンは太る?



―リーンなパンと、リッチなパン





●環境問題と、地産地消【KKP:みせす】



食べることは、エネルギーを使うこと。

そして、365日朝、昼、夜食べていく。

だからこそ、少しでも、地球に優しい食べ方の提案ーそれが、「地産地消」



その土地であるものを。その土地で食べていく。

美味しい食材を見つめ直す、きっかけにもなる。







●食と科学と農業のつながり【KKP:みせす】



―普段、バラバラに勉強するかもしれないけれど、実はそれぞれつながっている。



 別々に活動する3団体「iTOP/APiQ/KKP」が集まる意義は、そこにある。









●食べること=生きること【KKP:みせす】



 -料理ってたのしいし、みんなで食べるとおいしい。



 -料理は人を幸せにする力が、ある。



 -食を食べるって、本当に尊いこと。 



  摂食障害を経験した、みせすからの、ささやかな、メッセージ。











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さすがに三時間。盛りだくさんの内容でした。







***「パンを科学する」



***「ミルクジャムを科学する」







って実は相当大変だった。



そのへんの本じゃ全然乗っていなくて、



大学の論文とか専門書とか、読みあさったりした。



しらべれば調べるほど、わかってくることが、いっぱいあった。









でもでも。



科学を勉強した甲斐が、あったな、ってこういうこと。



メディアリテラシーを学んでほしい。

少しでも、マスコミの知識を鵜呑みにせず、

自分の頭で考える習慣を、つけてほしい















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■企画するまで:ほんとにやるの?



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思い返せば、去年の12月頃、かな。







去年いたメンバーが就活とか、4年とかで、



中心にかかわれるメンバーがいないかもしれない。



KKPとしても、これるメンバーが、あたしだけかもしれない。







去年まで取っていた、糸島市の助成金が、まさかのとれない。



参加費を上げて、参加者数をあげて、動員できるのか・・・・







そんな不安の中、ほんとに、約100名の参加。









一緒にいくメンバーがいけなくなったり、



買ってまだ3カ月のmacbookairのロジックボードが壊れて、引き渡しの前日までひやひやしたり、







みせすのまわりには、常にトラブル。トラブルメーカーの、みせすw



塩や牛乳の計量がちがったり。







でも、イベントそのものは、



びっくりするくらい、無事に終わりました。









ごはんの教室ー第三回目を企画していいのか、



私がいていいのか、悩んだことは数知れず。



ずっと、



孤独だと思ってた。



こわかった。











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■企画して:ひとりじゃない



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でも。



不思議とイベントの時は笑顔でいられた。



そして、みんなの笑顔に

囲まれていた。







全然私は、一人じゃなかった。







ついた日は曇りだったのに、次の日は、晴れて。



福岡の大自然がうけいれてくれて。











第1回・第2回に関わった時の、先輩メンバーが、



ごはんのリハと当日だけは開けれたり、



就活の合間を見て、一日だけでも、手伝いに来てくれて。









歯科衛生士の新川先生は、



わざわざイベントの前日に私たちにお口の健康の話もしてくれて。







いつの間にか、運営のほうも、手伝ってくれた。













福岡のみんなが、私を歓迎してくれて、抱きしめてくれて。















そして、参加者のみんな。



イベントが始まる前に、



「去年も参加したから、今年も参加しました!」



「みせす先生、今年もお世話になります」っていってくれた、親子の方がいた。



イベントが終わって、わざわざ、私の携帯まで、メッセージをおくってくれた、人がいた。









過去スタッフのみんなから「今年も企画してくれてありがとう」



東福製粉さんにお礼のメールを出したら、こんなお返事をいただいた。







>今回も参加した子供も親御さんも楽しそうでとてもよかったと思います。



>これからもこのイベントが長く続くよう、弊社も可能な限り協力いたします。









おととしパンを作った時は、

なんちゃってパン、っだったのなのに。

それなのにこうしてご協賛いただける

東福製粉さんには、

頭も上がらない気持ちでいっぱい。







このイベントが、続くことを、願ってくれる人がいる。



そのことが、本当に、本当にうれしかった。









パン作りーそれは、私は、初心者でしかなくて、



三年前に作った時は、なんちゃってフランスパン、だったのに、



「ごはんの教室」の、このイベントのおかげで、相当パンが作れるようになった。



そしていま、

「初心者」ならではの気持ちで、

パン作りの良さを、伝えていきたい。











摂食障害だったから、



「パン」なんて、食べられなかった。



それが、やっと、今、



バターが入った、パンを、食べられるように、なってきた。









自分で作ることで、

私は、自分の食べるものや、

自分のことを、信じることができるようになった。







企画してくたみんな。

支えてくれたみんなが、大好きすぎて。







ほんとうに、笑顔と、涙しか、出てこなかった。












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