【御礼】2/7科学技術館WSに関わった皆様へ | キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)

キッチンの科学プロジェクト(KKP)は、子どもへの「科学実験ワークショップ」を通じ、「食」「自然」の大切さを伝える科学教室を展開する大学生・社会人団体です。

【帰ってきた、科学技術館】
【2/7科学技術館でのワークショップ】

共同代表のかたわれ、みせすです\\\\٩( 'ω' )و ////

まりことまゆみが投稿してくれたブログに、みせすより一言御礼の意味で書きます!


左がさりー
右がみせす。

12月に打合せして以来、
無我夢中で走ってきた
科学技術館でのワークショップが無事終わりました。



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実験教室 親子deわくわくサイエンス
 「キッチンの科学! ~ごはんで糖化大実験?~」
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ごはんはどんな味?ごはんは噛むことで味がかわります。では何回噛んだら甘くなる?
ものを食べたあとに体の中で起きている化学反応を、自分の身体を使って大実験!!
消化酵素アミラーゼのはたらきを目で見てみましょう。
当日は管理栄養士の先生たちから、食べ物の不思議を教えてもらいます。

☆講 師:キッチンの科学プロジェクト(KKP)
    尾崎 沙梨・金子 浩子
☆日 時:2月7日(日)
    【A】10:00~12:00
    【P】13:30~15:30
☆対 象:小学3年生以上の正会員
☆定 員:12組(24名)
☆場 所:科学技術館6階 実験工房

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もとは、
さりーが作ってくれた「たかみかみ実験」・・「噛む大切さ」。

・なんで噛むの?

・なんで噛むと「甘く」感じるの?

・多糖類・二糖類・単糖類

・どうして「甘く」感じるしくみがあるの?

・なんで、ごはんを食べるの?

・ごはんが分解・吸収・排泄されるまで(消化)

・牛乳でおなかがゴロゴロする子の話

・おなかにやさしい牛乳・飲むヨーグルトと乳酸菌

・体内酵素と、食物酵素

・食物酵素のいろいろ(焼き芋・バナナ・甘酒・みそ・塩こうじ)

・三大栄養素と炭水化物

・とろみの科学

・でんぷん

・アミロース・アミロペクチンの含有量による性質の違い

と・・自分もパワポ作り上げるまで、ほとんど知らなかったものだらけ、でした。



最初にロールパンの試食。
普段どれだけ意識して噛んでないかが、よくわかる。

パン、ケーキ、スナック菓子。
昔はおやつといえばするめいかとかだったろうに、
柔らかい食べ物が多くなり、普段、噛むことが減った今だからこそ、
伝えたい「食育」の言葉。



歯科医院で、栄養指導をする、さりー。
さりーだからこそ、伝えられる、
噛む大切さ。



秋刀魚の塩焼きに大根おろしが添えてあるのも、
実は、脂がのった秋刀魚の消化のため。





漢方の世界では、
「消化」しなくなったら、人間は死んでしまう。

自己紹介では、
「みせす先生=薬の会社にいる謎な人」
っていっておいて、最後の解説でネタバレのみせす。\\\٩( 'ω' )و ///
(時間があった午後のみ解説)



漢方薬の観点から、医食同源を、伝えたこと。

●75番:四君子湯(消化に聞く薬)
は、4つの生薬(植物)から構成されていて、
その功績をたたえるために、
「四君子湯」と名付けられた。


●99番:小建中湯(小児の虚弱体質改善)
●100番:大建中湯(腸の運動障害・腹部膨満感・冷え)
には、
「膠飴(こうい)」と呼ばれる「水飴」が入っている。
大麦の発芽を使った「麦芽」のアミラーゼで「もち米」を糖化した、
昔ながらの「麦芽水あめ」。
麦芽糖は二糖類に分類されるゆえに、血糖値の急激な増加を防ぐこともできる。



「食べることは、生きること」。
食べないと、元気が出ない。

拒食・過食・過食嘔吐・絶食・無茶食いを経験した
自分だからこそ、伝えたいメッセージ。


・・・・・・・

私は管理栄養士じゃないから、
全然分からないことだらけで。

何が一番衝撃的だったかって、
「うるち米」=もちごめ、だと思っていた
そんな自分にショックを受けた(笑)

一週間前のリハーサルでも「来週なの!?」ってくらい呆れられて、
前日までスライドづくりもバタバタ。





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先週の実験リハーサルの時。
「KKP原点でのワークショップ。楽しんでやってきてね」
という、コープの宮川さんの声に、背中押され。
絶対笑顔で、このワークショップを終わらせようと。

facebookの鹿島による投稿投稿で、【帰ってきたKKP】という文章を見た時、
「ああ、KKPの原点なんだな」。
って、改めて思いました。



「科学」は、単なる「科学」じゃない。
科学は、何かを伝えるためのもの。生活を豊かにするためのもの。
だから、私は、「科学」を通じて、
「食の大切さ」を伝えていきたい。
そんな想いで、KKPを立ち上げ、共同代表として、やってきた。



ワークショップをやるにしても、
どこでやるか、どんな人とやるか、
どんな子供たちに対して、親子参加か、子供たちだけか、
っていうので全然違う。
高校球児が甲子園でプレーするのと同じように、
「科学技術館」、という舞台は、私にとって、最高の舞台。



時間が押してしまったり、
午後の部の準備が間に合わないんじゃないか、とか、
もうひやひやで、午前の部が終わっただけで、もう怖くて仕方なかった。
それでも
・説明を簡略化したり、一度終了→残って実験、のとっさの判断
・時間によってプレゼン内容を取捨選択する力
・子供たちと親の理解をみながら内容を変える
・冷静な柔軟力
・何があっても、自分を信じ通す力。
そういう力が、ついたのかなぁ、と実は思いました。



科学技術館の方から、
「単なる科学実験だけじゃなく、実生活に結びついていることがわかって、とてもよかったです。」

と好評をいただけて。




アンケートから、思わずにやけてしまうコメントも。

《保護者より》
・子供にとって身近な食材を、本格的な実験用具を使って分析させていただき、
科学が生活に結びついていることを、実感できたと思います。



・アミロペクチンなど、こどもが効きなれない言葉についても、
あえて口に出して使わせながらわかりやすく説明してくださってよかったと思いました。

・食卓でも今日の内容を話題にしながら、食を楽しく科学したいと思います!



・身近なトピックを分かりやすい実験と説明でとても楽しかったです!
・親も勉強になりました!
・消化酵素と糖の関係性について非常にわかりやすい説明



・食べることをこどもが意識するきっかけになったと思います。



・各テーブルに講師の方がいて、飽きることなく過ごせると思いました。
・スライドも子供が興味を持ちやすいように作られていました!



《こどもたちより》
・ごはんは、たべないといけないもの。
・かむとは、からだにいいこと
・ご飯はよくかんで食べたほうが、得することがわかってよかった



・噛むことが大切だとは知っていましたが、こんなに大切だとは思いませんでした。





スタッフの一体感。
班にスタッフがいるから、安心して、プレゼンすることができる。
午前の反省を踏まえて、午後大幅に変更してやることができる。



リハから参加してくれた、
【まりこ】、【こはる】、【なっちゃん】
初めて参加してくれた、【はるかちゃん】【ばっきー】【りさちゃん】。
ありがとう。



「とろみを科学するスライドつくらない?」という
みせすの無茶ぶりに応えてくれた、
【らいらちゃん】と、【ゆかこちゃん】



直前のドタバタで
サポートしてくれた、【まゆみ】と【かしま】


そして、
ずっと、予備実験をしながら、手順をまとめてくれて、
「一緒につくりあげた」、私のパートナー【さりー】。



アンケートで、「楽しかったこと」の欄に、「先生のかけ合いとキャラクター」
って書いてあって、さりーと笑いあった。
それは、まさに、さりーがいたから。


このイベントが無事終了したこと。
講師ができたこと。
本当に、うれしく思います。



この機会を提供してくださった、科学技術館の皆様。
科学技術館に紹介してくださった、理系出版社NTSの皆様。
今までの、KKPをつくってきてくれた、後輩のみんな。
そして、素敵な時間を共有してくれた、参加してくださった、皆様。


本当に、本当にありがとうございました。



これからも、
私たちキッチンの科学プロジェクト(KKP)は、
「食の大切さ」を伝えるべく、活動を続けていけたら、と思っています。



まずはゆっくり体調を整えながら、
みんなが笑顔になれるワークショップを展開していけたら、と。

(KKPでは出前授業・出張を募集しています。
 お気軽にkkp8813@gmail.comまでお問い合わせください)



次は、
2/28 コープきやっせ物産展@幕張メッセ にて、「光るグミ!」(まゆみ先生ほか)
3/20・21 福岡県糸島市 地消地産のパン作り教室!「ごはんの教室」(みせす先生ほか)

(詳細は決まり次第ご連絡いたします―!)

これからも、KKPを宜しくお願い致します。




キッチンの科学プロジェクト(KKP)
共同代表 講師
みせす