11月に肺がんで入院している父の具合があまりよくないと父の奥さんから連絡をもらって、その数日後にお見舞いに行った話の続きです。
父は私と妹のことを認識できなかった。
でも、会いに行けてよかった。
30年ぶりに父と再会したのが、今から9年前。
それから父は時々電話をくれるようになった。
時々地元の食品を送ってくれた。
「お金を貸してほしい」
一度電話でそう言われてしまってからは、しばらく着信があっても出ずに避けるようになった。ショックで。
それが数年続いたような気がするけれど、それは少しずつ忘れていった。
父がショートメールを覚えてからは、こちらがドン引きするほど絵文字たっぷりのメールを送ってくれるようになった。
父との関係がよくなったと思いつつも、地元に帰ったときに積極的に会いに行くわけではなかったし、電話でもお互い何を話せばいいかわからなくて黙ってしまう場面がよくあった。
ムリもない。30年間会わなかったのだから。
空白の期間が多すぎたのだ。
電話ではいつも一言二言くらい。
父との再会以降、9年間くらい微妙な空気感だった。
ところが、そんな私が1年前くらいに突然変化した。
父から電話があると、長く話せるようになった。
着信があったことに気づいたら、かけ直すようになった。
これといった用がなくても、私からメールすることもあった。
きっかけは…当時つき合っていたひとのおかげ。
特に何かを言われたわけでもない。
そのひとが存在してくれていたから。
私を変えるほどの大きな存在でいてくれたから。
父の思いを考えることができるようになったから。
だから、父と変に距離を置かず、できることはしておける私になっていた。
積極的に父と関わろうとしていた。
父と会話できる私になっていた。
今でもとーっても感謝している。
そんな私になっていてよかった。
心の奥底でいつもいつも彼に助けられていた。
帰りの新幹線でそんなことを考えていたら、涙が出てきた。
そして、ふと思った。
お父さんは幸せだったのだろうか。
少しの間しか一緒にいることができなかった娘を持って、
ある日突然家具と一緒に姿を消した娘2人そして長女の書き置きが残る家に仕事から帰ってきて、
自分の知らないところで悪者扱いされて、、、
それなのにお父さんは幸せだったのだろうか。
なんだかとても申し訳ない気持ちになった。
「これまで何もしてあげられなかったな」
そんな思いが湧いてきた。
何もしてあげられない…
これって「本当はもっと愛したい」
そういう意味なんだな、と思った。
年末年始に地元に戻ったら、また会いに行こう。
そう決めた。
11月の初めの頃のことだった。
こんなにガラガラの新幹線で551を近くで食べてるヤツは誰だー(+_+)
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