若いソン・ユリがド可愛い♥ 『千年の愛』① | コワれるまで ALLORA

若いソン・ユリがド可愛い♥ 『千年の愛』①

ソン・ユリのドラマをもう1本。

2003年、ソン・ユリ22歳。
女性4人組歌手グループ「Fin.K.L.(ピンクル)」が活動を停止して1年過ぎたくらいでの出演作です。

『千年の愛』(原題:千年(チョンニョン)之愛(チエ) 2003年)。
10話まで来ました。


いわゆる、ファンタジー・フュージョン時代劇で、過去の人物が現代にタイムスリップする、みたいな話です。

タイムスリップ元となる過去の時代は、三国時代。
百済の(ペクチェ)第30代王 武王(ムワン)が既に他界し、ペクチェが滅亡する時期です。

2003年作というと、まあまあ古い作品です。

同時期のドラマというと、私が観た限りの作品では以下のようなものかな。ずらり アスペクト比 4:3の時代の作品が並びます。

うわっ、どれもいい作品だな~。
出演者もいいし、2003年作品はどれも好きです。

そのなかでも『千年の愛』は一番毒気がなく、アイドル女優を主役に配して、カワイイ路線のラブロマンス作品。

これは、イイです。
ずっと、このドラマに浸っていたいです。

というのは、ひたすら、ソン・ユリの可憐さの一言に尽きるのです
Fin.K.L.(ピンクル)」の一番年下の末娘、と呼ばれるにふさわしい愛くるしさ。

若い頃のソン・ユリって、こんなにド可愛らしかったんですねぇ。

今のソン・ユリの年齢クラスだと、様々なタイプの美人女優がひしめいていますが、当時は主演級女優の中で敵無しだったのではないですか?

このヴィジュアルで作品内では、役柄が右も左もわからない “不思議ちゃん”(プヨ・ジュ公主)(コンジュ)
何ごとにも一生懸命なんだけど、電話のかけ方も掃除機の使い方も分からない。

もー、守ってあげたくならないはずがないビックリマーク



     千     千     千



ソン・ユリ演ずるプヨ・ジュが、けっこうホロホロ涙を流すのですが、感動・・・とはいかないまでも、共感しやすいです。

演出がわかりやすいのでしょう。

2003年作品という、ドラマ製作のテイストの古さなのかもしれませんが、人物の描き方が直情的だし分かりやすい。

例えば、なにかと言えば殴り合いです。

主人公のカン・インチョル(ソ・ジソブ)と、恋敵の藤原達次(キム・ナムジン)は毎回の山場でいつも喧嘩シーンを演じて、登場時間の多くが顔に痣や傷をこさえています。


本作は、第2話までがペクチェの時代の話。
第2話の最後で、ペクチェの末裔のプヨ・ジュ公主が(コンジュ) 2003年の韓国にタイムスリップします。

漢字は読めるけどハングルは知らない(7世紀ごろにはまだハングル文字は存在しない)し、武芸には秀でているけどダンスは踊れない。

そんな “不思議ちゃん” と、1300年前に殺されたはずのカン・インチョル(ソ・ジソブ)と、1300年前に彼を斬殺した藤原達次(キム・ナムジン)とが3角関係を演じます。

あ、4角関係かな。
そこに達次の会社の社員、コ・ウンビ(キム・サラン)が絡んできますから。

ウンビも、1300年前の内通者として最初に出てきています。

キム・サランも若いですねぇ。
放映当時25歳。

もちろんキム・サランと言えば 『シークレット・ガーデン』(原題:Secret Garden(シクリッ カドゥン) 2010年)ですねぇ。

ついでに書くと、4.5角関係なのであって、0.5は公主に(コンジュ)横恋慕する、自称江南コ(カンナム)ンサルティング社、つまるところヤクザ企業の会長(キム)・春秋(( チュンチュ)イ・ギヨン)。

スゲエ名前です

まさにペクチェを滅亡に追いやった、新羅(シルラ)の王・・・というか政治家というか。

この名前のせいで、彼はいつも激オコの公主に(コンジュ)ボコられます。




さて、男性主人公のカン・インチョル。
前項に書いた 『私の10年の秘密』(原題:出生の秘密( チュルセンウィ ピミル) 2013年) のホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)は、恋の主人公としてはショボいなぁ、と思いつつ観ました。

が、『千年の愛』の主人公はもっとショボい。
ゲス男です。

ルックスもいまいちだけど、怠惰な生活を送っていて、責任感はないし、忍耐力もなく、ただただ喧嘩っ早いだけのチンピラ。

これが主人公かよ~と、そこだけが引っかかりつつ観ていますが、何度かの公主と(コンジュ)の行き違いを経て、なんとなくしっかりしてきた感じです。

この先、どうなるのでしょう。

なぜコンジュがタイムスリップしたのか。
なぜ、ペクチェのアリ将軍(現代のカン・インチョル)や伽耶(カヤ)人のキム・ユソク将軍(現代の藤原達次)と出会ったのか。

もしかしたら、作品中で明らかになるかもしれません。

でも、それがなくて、ただコンジュが「インチョルと現代で生きていこう」と決心してドラマが終わっても、かまいませんけど。

それでも全然いいほど、本作はソン・ユリの魅力だけで引っ張っている作品だと思います。