ユ・ジュンサンがかっこよく見えてくる 『私の10年の秘密』② | コワれるまで ALLORA

ユ・ジュンサンがかっこよく見えてくる 『私の10年の秘密』②

記憶『私の10年の秘密』 (原題:出生の秘密( チュルセンウィ ピミル) 2013年)、ササーっと観てしまいました。

ここのところ、全24話の めがね 『田(チョン)禹治(ウチ)(2012年) や全21話の ブス美女の誕生(ミニョウィ タンセン)(2014年) とか観てきましたから、全16話の本作が軽い軽い(;^_^A
スルスルと視聴が進みました。

たぶん、内容もドロドロじゃなくてハートウォーミングな話なので、引っかからずに観られるからでしょうか。

さほど悪人は出てきません。
それはもう、韓流ドラマとしては拍子抜けするくらいです。

イェガグループ会長のチェ・ソク(イ・ヒョジョン)は、色々な悪い含みを持ちながら、途中からアルツハイマー症で少年になっちゃうし、その奥様(ユ・ヘリ)はホン・ヘドゥム(カル・ソウォン)をこっそり養子手続きしてしまおうと企むものの、結局何もしませんでした。

イ・ソニョン(イ・ジン)の夫チェ・ギテ(ハン・サンジン)は『美女の誕生』に引き続いての悪役ですが、そんなに悪いことができるような賢い人ではありません。
加えて、「えっ?なんとかしろとは言ったけど、刃物で刺した?」「しかも刺す相手を間違えた?」と、かなり部下に恵まれない人です。

本作の基軸は、主人公チョン・イヒョン(ソン・ユリ)の記憶が徐々に戻り、イェガグループの企業犯罪がだんだん明らかになっていくところ。
この記憶の戻り方が、見せどころのシーンで戻るんじゃなくて、なんとなく垂れ流しのように、あるとき戻る、というユルユルな脚本です。

だからあんまり切羽詰まった感がなく、すーっとドラマが流れていってしまうんです。



でも、本作の心温かさを醸し出しているのは、ホン・ヘドゥム役の子役女優のカル・ソウォンちゃん。
私の10年の秘密
2006年生まれ。
放映当時は6歳です。
私の10年の秘密
この子が、殺伐としたチェ家の面々の心を、次々に氷解させていくのです。

そして、主人公イヒョンをも癒していく・・・

イヒョンは、心許せるものが誰もいないイェガグループの中で心が荒んでいき、ついに自殺未遂、逃亡、自暴自棄なホン・ギョンドゥ(ユ・ジュンサン)との同棲、そして記憶障害となりました。

彼女はイェガグループの環境に再び身を置くことになるのですが、今度はヘドゥムがいるおかげで(ギョンドゥもいるか)心折れることなく闘っていけるのでした。

そのホン・ギョンドゥですが、1話から3話くらいまではホントにただのチンピラ。

でも、父親として苦闘していくうちに、なんか頼りがいのある男性に変わっていきます。
私の10年の秘密
観ていてだんだんカッコよく見えてくるようになるのでした。



     記憶     記憶     記憶


成宥利(ソン・ユリ)
本作の放映当時、32歳。

この人はもともと女優ではなく、「FIN.K.L(ピンクル)」 というK-POP ガールズグループの1人です。



19歳か20歳くらいでしょうか。
ソン・ユリ、若いですぅラブラブ

FIN.K.L は1998年から2002年と4年程度の活動期間でしたが、当時の人気は、No1 の「少女時代(ソニョシデ)」に次いで2位って感じの人気ぶり。
今でも、FIN.K.L の動画は YOUTUBE などでたくさん観られます。

このFIN.K.L にいたのが、本作でイ・ソニョン役で共演している李真(イ・ジン)

ついでに言うと、メイン・ヴォーカルは きりんロマンスが必要(ロメンスガ ピリョヘ) 3』 (2014年)のOST 『Don't Cry(ウルチヌンマ)』 を歌っている李孝利(イ・ヒョリ)です。

FIN.K.L の事務所の後輩には、KARA がいます。