一夜明けたら10年後?! 『私の10年の秘密』①
久々のソン・ユリです。
『快刀 ・洪吉童』 (2008年)以来のソン・ユリです。
今回は、『私の10年の秘密』 (原題:出生の秘密 2013年)。
原題があまりに直球なのには、少々笑えます。
ソン・ユリって、整った美貌の美人という感じじゃないけど、スゴく演技派です。
「ソン・ユリってこういうキャラクター」、というのはあまり印象がなくて、1作1作世界観が違うと、それぞれの世界観にピタッとはまるって感じ。
だから お侠なセーラームーンも演れれば、 『雪の女王 』 (2006年)で見せた清楚なお嬢様役もハマる、と思うんです。
そういえば『雪の女王』以外は、たいていボンビーガールとセレブを行ったり来たりする役が多いですね。
本作もそうです。
それにしても本作、第1話でぶっとびました。
ものすごいカオス感
まず、1997年。
主人公チョン・イヒョンの高校生時代からストーリーははじまります。
イヒョンの少女時代を演じるのは、『私の心が聞こえる ?』 (2011年) や 『会いたい 』 (2012年) などのキム・ソヒョン。
米ハーバード大学など7校も受かって、ブラウン大学だけ落ちたことに悔しがる天才少女です。
ネット・トレーディングで学費を稼いでいる、苦学生でもあります。
このイヒョンが、ゲスなチンピラ男とちょっと絡むエピソードがあって、家にたどり着いた彼女は眠りに入ります。
海外留学を控えて・・・
一夜明けて目が覚めたら、浮浪者のように道端にゴロ寝していて、服は粗末なマタニティ。
胸から授乳時の母乳が滲み出しています。
大人の身体になっていて、時代は10年後の2007年。
何が起こったのか全然わかりません。
かつての友人宅を訪ねると、その高校時代の友人イ・ソニョン(イ・ジン)はなぜかイヒョンの義妹になっていて、イヒョンを怖れます。
その家族もイヒョンを受け入れるものの、何か彼女を怖れ、関わらないように避けます。
そして、昨日(といっても10年前)出会ったゲスな男は、イヒョンとの間に生まれた子供を男手一つで育てているのでした。
何、これ
めちゃくちゃじゃありませんか。
まるで 『真ゲッターロボ 世界最後の日』 (1998年) みたいな、予測不能などんでん返し。
天才少女キム・ソヒョンが、いきなりヨレヨレのソン・ユリに
こんなに、ジェットコースターのように急落下するドラマは初めてかな~。
ここまで、ヒロインを“汚れ”にしなくても、いいのに・・・
一体この先、どうなっていくのでしょうか。
本作のキャスティングで意外性のあるのが、イヒョンの父親チェ・グク役をキム・ガプスが演じているところ。
悪の首魁役ばかりのイメージのキム・ガプスが、オドオドした老教授。
これまでキム・ガプスが演じた悪役にいじめられた数多くの主人公(が実在すればですけど)は、この豹変ぶりにびっくりするでしょう。
『
今回は、『私の10年の秘密』 (原
原題があまりに直球なのには、少々笑えます。
ソン・ユリって、整った美貌の美人という感じじゃないけど、スゴく演技派です。
「ソン・ユリってこういうキャラクター」、というのはあまり印象がなくて、1作1作世界観が違うと、それぞれの世界観にピタッとはまるって感じ。
だから お侠なセーラームーンも演れれば、 『
そういえば『雪の女王』以外は、たいていボンビーガールとセレブを行ったり来たりする役が多いですね。
本作もそうです。
それにしても本作、第1話でぶっとびました。
ものすごいカオス感
まず、1997年。
主人公チョン・イヒョンの高校生時代からストーリーははじまります。
イヒョンの少女時代を演じるのは、『
米ハーバード大学など7校も受かって、ブラウン大学だけ落ちたことに悔しがる天才少女です。
ネット・トレーディングで学費を稼いでいる、苦学生でもあります。
このイヒョンが、ゲスなチンピラ男とちょっと絡むエピソードがあって、家にたどり着いた彼女は眠りに入ります。
海外留学を控えて・・・
一夜明けて目が覚めたら、浮浪者のように道端にゴロ寝していて、服は粗末なマタニティ。
胸から授乳時の母乳が滲み出しています。
大人の身体になっていて、時代は10年後の2007年。
何が起こったのか全然わかりません。
かつての友人宅を訪ねると、その高校時代の友人イ・ソニョン(イ・ジン)はなぜかイヒョンの義妹になっていて、イヒョンを怖れます。
その家族もイヒョンを受け入れるものの、何か彼女を怖れ、関わらないように避けます。
そして、昨日(といっても10年前)出会ったゲスな男は、イヒョンとの間に生まれた子供を男手一つで育てているのでした。
何、これ
めちゃくちゃじゃありませんか。
まるで 『真ゲッターロボ 世界最後の日』 (1998年) みたいな、予測不能などんでん返し。
天才少女キム・ソヒョンが、いきなりヨレヨレのソン・ユリに
こんなに、ジェットコースターのように急落下するドラマは初めてかな~。
ここまで、ヒロインを“汚れ”にしなくても、いいのに・・・
一体この先、どうなっていくのでしょうか。
本作のキャスティングで意外性のあるのが、イヒョンの父親チェ・グク役をキム・ガプスが演じているところ。
悪の首魁役ばかりのイメージのキム・ガプスが、オドオドした老教授。
これまでキム・ガプスが演じた悪役にいじめられた数多くの主人公(が実在すればですけど)は、この豹変ぶりにびっくりするでしょう。