高校教師あれこれ日記 -12ページ目

『飛ぶ教室』

エントリ-№27 『飛ぶ教室』

エーリッヒ・ケストナー著 山口四郎訳

講談社文庫 495円(税別)


ある人から紹介されました。

が、違っていたようです。

その人が紹介したのは機関誌。

まあ、違うのわかってて買ったのですがね。

それが良かったようです。


これは童話です。

ドイツの作家が書いたもので、

5人の男の子が主人公。

寄宿舎、学校の生活を描いています。

ストーリーもいいですが、

この男の子たちが本当にいい子なんですよ!

こんな子、生徒に欲しい!


登場人物も素晴らしい人ばかりです。

先生やその友人、そして親たち。

心温まります。


随所に出てくる、

彼らの心のつぶやきが光っています。

そんな時代は知らないし、

存在を確認したこともできない外国なのに、

「古き良き時代」なんて言葉が浮かびます。

まあ、20世紀初頭の物語ではあるんですがね。


読んで欲しい度、8点。

子供でも読めます。

大人も楽しめます。

ぜひ読んで欲しいですね。


雲のジュウザ

北村です。

教師です。

心配してます。


今日の朝、テレビでこんなのが。

日米中韓の高校生意識アンケートの結果。

「今一番大事なことは」 第1位

 中国・韓国 希望の大学に入る 約70%

 米国     成績が良くなる   約70%

 日本     友人との関係    約40%


「今一番大事なことは」 第2位

 中国・韓国 成績が良くなる   約65%

 米国     友人との関係    約65%

 日本     遊びや好きなこと  約35%


もう全然だめですね、日本。

もちろん調査対象、調査人数をちゃんと見てませんから、

一概に日本の高校生全部を悪く言えません。

当たり前です。

ちょっと調べてみようと思います。

でも、これは大変ですよ。


今朝のテレビの締めくくりは、

「大人が悪い」となっていたので少し安心しました。

かなり大まかにいいましたけど。

結局「ゆとり教育」や行政、

経済の構造に問題を転嫁しますもん、大人ってね。

もちろん私も大人ですが。

まだ子供のせいにしてないだけ、

今日のテレビの取り上げ方はましでした。



そして出勤。

女子高生の会話。

「ちょ~、昨日見た~?めっちゃカッコイイ!」

「あ~、あれでしょ。テレビにホスト出てたやつ」

「うん、ジュウザってカッコイイよね~!」

「ちょっと口キショクない?」

「でもいいじゃん、私好き!」


馬鹿です。

本当に、馬鹿に見えました。

私はジュウザって聞いて、

「雲のジュウザ」を思い出しました。

「雲のジュウザ」なら格好イイと思ってしまいました。

私も馬鹿です。


何とかできるだろうか、これからの日本。

『武士道というは死ぬことと見つけたり』

エントリー№26 『武士道というは死ぬことと見つけたり』

ジョージ秋山 幻冬舎文庫 648円(税別)


ちょっと掟破り。

なぜならお判りの通り、これ漫画。

でもただのマンガじゃないのよ。

有名な武士道論書「葉隠」を解説したものなのです。


「竜馬~」や「国家の品格」など、

武士に関する本を最近いくつか読んでました。

それらに海外から見た日本人観がいくつか紹介されています。

勿論そういう論調だからですが、

日本人に対する評価って高いんですよ。

優れた民族だって結構見られていたようですね。

もちろん士農工商の武士階級、

すなわち支配階級に対しての見かたですが。

その武士の心得がこの「葉隠」なわけですよ。


「武士道」をマンガによって噛み砕いて説明してくれてます。

お手軽に読めるので、

武士の心を一度手にとってはどうですか?


お腹がすきました。

しかし「武士は食わねど高楊枝」です!

と言いたいところですが、武士ではないので食べます。

何を食べようかな~♪


読んで欲しい度、7点。

本文の解説ではなく、

エピソードがもっと沢山あればね。

そこがなかなか良いんでね、この本は。


『ロウアーミドルの衝撃』

エントリー№25 『ロウアーミドルの衝撃』

大前研一著 講談社 1600円(税別)


ペースが落ちていました。

が、またまた読み進めています。

今回も「階層」に関する本です。

あのマッキンゼー日本支社元社長です。


ロウアーミドルとは何か?

それは年収600万以下の人のこと。

ちなみに、


ロウアークラス      年収300万円以下    37.4%

ロウアーミドルクラス   年収300~600万円   41.5%

アッパーミドルクラス  年収600~1000万円  16.2%

アッパークラス      年収1000万円以上    4.9%


だそうです。

私は勿論、アッパークラス!

ひゃほ~い!

な、わけありません。

本のタイトルどおり、ロウアーミドルのようですな。

付け加えると2004年度、企業人平均年収は438万8000円。

国税庁の調査だそうです。


さて内容ですが、日本人の所得階層の説明から始まり、

日本の政治、行政、経済の改善点までを幅広く論じています。


日本は不景気なのではなく、「長期衰退」期になっている。

だから景気が上向きだと言われても、

大多数のサラリーマンは生活の質が上がったと感じられない。

個々人の意識を変える必要もある。

年収600万円あれば海外ではアッパークラス。

しかし既存の価値観でいるうちは裕福には感じられない。

たとえば家や車。

持ち家にこだわらず都合に応じて賃貸する。

自家用車ではなくレンタカーをうまく利用する。

これだけで生涯4000万円うく計算になるという。

これは一例。


まあ、うまく丸め込まれている気もしますが、

あまり卑屈にならずに読めましたよ。

他には、小泉改革や流通に関しての提言も。


読んで欲しい度、7点。10点満点中。

日本の経済的価値観を再確認するためには、

良い書籍だと思いますよ。


な~~~!!!!

北村です。

教師です。

困ってます。


今日読んだ内容はすぐに忘れてください。

今さきほど気付きました。


ズボンのケツが破れてます。


ポケット部分ですから、ヤバイすぎる!

ってことはないのですが。

どうしましょう・・・・・・



十三

北村です。

教師です。

十三で呑んでます。


焼酎は芋。

これがいい。

しかし麦なら「兼八」

これが最高!


十三の焼酎店。

名前は忘れました。

ここはいい。

囲炉裏があったり、

焼酎がひたすらあったり。

もう最高。


右足捻挫中にも関わらず、

むしろ傷みを紛らわすため呑みました。

十三で「兼八」ロックを呑んでみたいあなた。

私まで一度ご連絡を。

『上杉鷹山の経営学』

エントリー№24 『上杉鷹山の経営学』

童門冬ニ著 PHP文庫 450円


今回、多くは語りません。

なぜなら・・・・・・これ読む必要がないから!

残念!

紛らわしくて間違えるよ切り!

切腹


あっ、古いですか・・・・・・



え~歴史小説『上杉鷹山』を買うつもりで、

間違えてインターネットで購入。


小説版『上杉鷹山』で十分です。

時間のないビジネスマンに、

要約して上杉鷹山の経営学を伝授!

との売り出しですが、

絶対に小説のほうが面白いし、心に残る。


読んで欲しい度、2点。

間違えて買わないようにして下さい。

切腹



『上杉鷹山<上>・<下>』

エントリー№22・23 『上杉鷹山<上>・<下>』

童門冬ニ著 人物文庫 各660円(税別)


昨日テレビで回想ホリエモン。

ホ「これからはこう(インターネットで異性の相手を探す)

  なっていくのが社会としていいんじゃないですかね」

リポーター

 「堀江さんもご利用なされますか?」

ホ「僕はリアル(現実)で間に合ってますから」

って、おい!

ちゅうことは、「社会にとっていい」なんていいながら、

現実世界で見つけられない人間を下に見てるじゃねぇか!

ちょっと金あってモテてたからって!

悔しいじゃないか、コンチクショー!

・・・・・・いや、羨ましくなんてないぞ~!


そんなホリエモンも塀の中。

「徳」のないトップは周りも不幸にしますね。

この本の主人公「上杉鷹山」は違います。

まるっきり正反対。

彼は民を愛します。


上杉鷹山は江戸時代、米沢藩主。

上杉家はあの上杉謙信の家柄。

しかし関が原以降、藩は困窮し莫大な借金を。

それを上杉鷹山が改革により救います。


しかし改革は非常に過酷なもの。

養子藩主である立場や、20歳に満たない年齢。

保守的な家老達との軋轢。

そして希望をなくした米沢の民。

この大変な状況を彼は複眼的思考と、

純粋さと誠実さで変えていくのです。

好人物です。

涙を誘います。


坂本竜馬とは違う「男」ですが、

いい「男」には違いありません。

特に「火種」の話は忘れられません。

一度お読みください。


読んで欲しい度、8点。

いい本を紹介してくれました、沼。

現代に置き換えても通じる、まさに温故知新の宝庫です。





『「弱者」とだれか』

エントリー№21 『「弱者」とだれか』 

小浜逸郎著 PHP新書 657円(税別)


なに?

ちゃんと仕事してるかって?

してますよ~、ちゃんとしながら読んでますよ~。

多分・・・・・・

まあ、書くのを溜めてるってのもありますがね。

1日1冊で紹介はいいでしょう。


さて今回の内容です。

「弱者」は聖化される。

部落差別、障害者、放送禁止用語。

それらのテーマに沿って、

弱者に対しての意見のいいにくさや、

その存在への我々の意識を探ってます。

多少(結構?)大胆にえぐっていますので、

これを読んで嫌悪感を持つ人もいるでしょう。

その嫌悪感を何故持つのか?

ってな心理にも少ないながら考察しています。


あえて嫌われ役を買って出ていますが、

まあ底流には差別的意識とどう付き合うか、

勇気をもって提案しているのではないかと感じます。

ちと肯定しすぎているかもしれませんが。


読んで欲しい度、4点。

視点の転換は評価しますが、

読む必要があるかどうか・・・・・・。

差別や弱者という言葉に過敏すぎる人はやめてください。


『共生虫』

エントリー№20 『共生虫』

村上龍著 講談社 1500円(税別)


とうとう20冊に到達。

この調子で行きたいですね。


村上龍、1998年作品。

他クラスの学級文庫にありました。。

ちょっと拝借!ってな感じで借りました。

さて内容は・・・・・・


くらい。

しんどい。

きもちわるい。


ひっきーです。

宇多田ヒカルです。

おっと間違えました。

ひきこもりです。


精神的に病んでる思考にダイブするのはしんどいです。

そのうえ最近、暗いのは避けていたので嫌でした。

一応、最後まで読みましたけどね。

読まれる方は、精神的に余裕のあるときにして下さい。


この本の後書きで「希望」について書かれてました。

日本には「希望」がないと。

引きこもり=不登校

そして「希望」

そうです、この後『希望の国のエクソダス』が執筆されます。

そこに繋がっていくんですね。

『共生虫』は私は好きではありませんが、

その活動が次へ原動力になる。

なかなか凄いことです。


読んで欲しい度、3点。

あまり薦めません。

村上作品なら『希望の国のエクソダス』の紹介文を読んで下さい。

そこに挙げた作品の方がいいと思います。