高校教師あれこれ日記 -14ページ目

『竜馬がゆく(三)・(四)』

エントリー№11・12 『竜馬がゆく(三)・(四)』

司馬遼太郎著 文春文庫 各620円


さあ、12冊目までいきました。

竜馬も半分までまいりました。


竜馬、人生の転機ともいうべき出会いがあります。

それがこの巻に入っています。

そう「勝海舟」との出会い。


討幕派であるにも関わらず、

幕府の要人である勝海舟の門人となり、

世界の中での日本を考える竜馬。

ちょうど四巻で29歳。

私と同じ歳。

う~ん、あまりにも違う。

私はしがない教師。

もっとも、歌って踊れる教師!

日本を変えられないが、

毎日を充実させて生きている!

と、自分を叱咤激励しながら、

竜馬の幕末生活にどっぷりです。


読んで欲しい度は、前回と同じ。

私が乱世に生まれていたらどうしていただろう?




『国家の品格』

エントリー№10 『国家の品格』

藤原正彦著 新潮新書 680円+税


パンパカパーン!

記念すべき10冊目です!

1ヶ月9冊を達成し、まずは1歩目。

実は「竜馬」の3巻はもう読んだのですが、

8巻まであるので2巻ずつ書きます。

何にしてもめでたい。

めでたいのでフットサル後に乾杯だ!


さて今回は「国家」についての考察です。

折りしも『竜馬がゆく』を読んでますしね、

書店に並んでいるをこいつを選びました。

脳の働きですねこれも。

意識を占めている事柄は、脳が無意識にでもキャッチする。

さて問題は中身です。


面白いのは前半。

現代日本で受け入れられている欧米の考え。

合理化、論理的思考、市場主義、民主主義。

自由に平等。

これらに対して、もの申す。

と、このあたりはなかなか新鮮です。


大切なのは、情緒、形、もののあわれ。

そのあたりもフンフンとうなづける部分もあります。

しかし著者が示す日本人が誇りを持つための方法は、

「武士道」の一言なのです。

「武士道」こそ日本人の美学。

これを再び持とう!と。

講演記録なので、わざと過激に言ったのかもしれません。

でも「武士道」とはね~。

死ぬここと見つけたり、って無理でしょ?


読んで欲しい度、4点。

誰か持ってたら借りて下さい。

買うこともないでしょう。

書店の「話題の新書」にだまされぬよう。

ちょっと極論で読みやすいだけですよ。

メイドカフェ

北村です。

教師です。

東京行きました。


友人の結婚式に出席するべく東京へ。

東京に行ったら、何と言っても「秋葉原」

今の日本の中で、異色を放つ街。

行って来ましたよ。


駅を一歩出ると目立つアニメの広告。

人が非常に多い。

そしてどことなくアキバ系。

そんな彼らが悠然と前を向き歩いていく。

たまに見かけるコスプレお姉さん。

いや、俺より年下だよな。

お姉さんではないか。

俺もそんな歳か、ふ~・・・・・・。


なんて脱線しつつ、まずは「おでん缶」をゲット!

知ってますよね?「おでん缶」の自動販売機。

これの周りに、アキバ系が林立。

立ったままで、みんながつまんでる。

「美味しいよね、これ~。萌え~。」

とは言ってませんが、どうやら大根入りが美味いらしい。

ということだが、全ての種類ゲット。

3種類ありました。

「大根入り」「つみれ入り」「牛すじ入り」

さあ、次はメイドカフェにゴーです。


メイドカフェですが、結論で言うと幻滅です。

おっと!間違えないで下さい。

私がメイドに夢を持っていたわけじゃありません。

メイドに幻想を抱いていたわけじゃありません。

でもね~、なんかもう話題になりすぎたせいかな。

まず、愛想が悪い。

注文が遅い。

そして何より、服が汚い。

メイドのヒラヒラなんですけど、汚れてるんです。

もうね、本人たちに新鮮味がないんでしょうね。


奥の部屋があってそこに萌えに行く人とか、

「俺は普通の喫茶店で日本の現状について熟考しているのだ」

なんて普通の顔している人とか見てるのは楽しかった。

もちろん

「お帰りなさいませ、ご主人様」

も聞きました。

でも友人の話だと、日本橋の方がいいみたい。

まだまだ新鮮味があるからかな。


でもお土産話にはなったかな?

皆さんもメイドカフェはともかく、秋葉原は一度行ってみて下さい。




『竜馬がゆく(一)・(二)』

エントリー№8・9 『竜馬がゆく(一)・(二)』

司馬遼太郎著 文春文庫 各620円


坂本竜馬である。

こいつは凄い奴なのである。

男が惚れる男なのである。


まだ2巻目。

たしか全8巻。

全て読んでからしか分からないが、

カリオカ杉選手にこう言われた。

「なに『竜馬がゆく』を読んだことないんだ。

 それは人生の楽しみを半分知らないようなもんだよ!」

本当にそうか!

そうなのか!

吉川英治の『三国志』や『水滸伝』は好きだ。

司馬遼太郎もいいのか!

で、読み始めてみた。


面白い。

竜馬の大きさは桁外れ。

茫洋とした感じはあるが、それがまた惹きつける。

読み始めてよかった。

有り難う杉さん。


読んで欲しい度、9点。

ちょっと土佐弁をしゃべってみたくなります。

チャチャチャ

クリーニング屋

北村です。

教師です。

クリーニングを頼んでます。


我家の1階はクリーニング屋である。
とても便利である。
おばちゃんだと100円とか50円を、
毎回まけてくれるのである。
サービスなのか、いつでもそうなのか。
おっちゃんだと割引なしなのである。
でも金額を比較してないので、
実は一緒だったりするかもしれないのである。

そんなおばちゃんに、今日言われた。
「貴方の仕事、先生じゃない?」
なぜわかった!
スーツのポケットに成績表でも!
それとも男子生徒からのラブレターを読まれた!
(そんなのないない)
どうやら違うらしい。
「雰囲気とか姿勢とか言葉遣いで」
分かってしまうものなのか。
あまり教師らしくないと思っていたが。
このときはカリオカのスウェットだった。

それでも分かるもんなんだな~。

さすが客商売。


頻繁に行かないからか、

メガネがあったりなかったりするためか、

最初はなかなか名前を覚えてくれなかったおばちゃん。

もう引っ越してきて5年以上経つのか。

まともに会話したのは初めてかもしれない。


「教師っぽい教師」ってヤダな~と思ってたけど、

やはり教師に見えるってことは何か嬉しかった。

そんな風に思えた今朝でした。

これからもよろしく、おばちゃん。

『海馬』

エントリー№7 『海馬』

池谷裕二 糸井重里  新潮文庫 590円+税


ラッキー7には『海馬』が選ばれました。

何となくですけどね。

前回の本が「記憶」に関するものだったので、

その関連としてこの本を選びました。


こいつは対談集です。

でも何となく面白い話をしているだけじゃない。

目からウロコ。

ホッペが落ちて、

怒髪天を衝く感じです。(ウソ)


いやいや冗談はさておいて。

これを読んだことにより「脳」の新しい側面を見て、

自分の考え方にも新たな息吹が入りましたよ。

どんな話があるか一部紹介。


「30歳を過ぎてから飛躍的に脳の働きがよくなる。」

「脳は全然疲れない。疲れているのは目である。」

「記憶を司る海馬は増やせる。」

「やる気を出させる部位があるが、

 やる気が無くてもやり始めることでしか、

 その部位は刺激されない」

「良い言葉でも悪い言葉でも、

 一度言ってしまうと脳は安定させようとして、

 それを実現させようとする」

などなど。


29歳の私にとって、

30歳から脳の働きが良くなるってのが一番興味深かった。

上記以外にも興味がそそられることが満載。

しかも、それが軽妙な対談として書かれている。

それにたとえ話が面白い。

たとえられるのも脳の働きの良さみたいです。


読んで欲しい度、7点。10点満点中。

自分の新たな世界が開かれます。

知らなくても生きていけるけど、

知っておいて利用できればラッキーってな感じですね。

 『博士が愛した数式』

エントリー6 『博士が愛した数式』

小川洋子著 新潮社 460円 


6冊目はほぼ1日で読んでしまいました。

「私の記憶は80分しかもたない」から

読みきったわけではありません。

意味が分からない人は、読んでみてください。


とてもよい小説でした。

花村満月や田口ランディのセックス、ドラッグ、暴力。

石田衣良や伊坂幸太郎のリズム。

重松清や村上龍の社会問題。

これらが最近好きな小説でした。

『世界の中心で愛を叫ぶ』を中心とした、

お涙頂戴の純愛賛美はあまり好みませんした。


でもこの本はいい。

「純愛」をテーマにしているわけではありません。

老人と家政婦と子供。

柔らかく優しく包む、数字への表現。

人間の中にある謙虚で偉大な包容力。

とても温かい気持ちになれます。

私にしては珍しい。

すごくね、表現がいいんです。

登場人物も慎ましくて、

大切なものをそっと壊さないように触れてくれます。

映画もいいかもしれませんが、本を読んで下さい。


読んで欲しい度、8点。10点満点中。

その世界に浸っていたい。

そんないい雰囲気をもった作品です。

『下流社会』

エントリー№5 『下流社会』

三浦展著 光文社新書 780円+税 


突然ですが「階層」チェック。
以下の質問が当てはまるかどうか答えて下さい。
「やや当てはまる」とかという人も、
「当てはまる」と考えて下さい。
では質問を始めます。

1) 年収が年齢の10倍未満だ
2) その日その日を気楽に生きたいと思う
3) 自分らしく生きるのがよいと思う
4) 好きなことだけして生きたい
5) 面倒くさがり、だらしない、出不精
6) 1人でいるのが好きだ
7) 地味で目立たない性格だ
8) ファッションは自分流である
9) 食べることが面倒くさいと思うことがある
10)お菓子やファーストフードをよく食べる
11)1日中家でテレビゲームや
   インターネットをして過ごすことがよくある
12)未婚である
  (男性で33歳以上、女性で30歳以上の方)

いくつ「当てはまる」でしたか?
半分以上当てはまった、そこのあなた!
「下流」です。
階層がかなり下流的です。

今年5冊目の本は『下流社会』三浦展著。
先ほどの気分の悪いチェックはこの本から。
気を悪くされた方、ごめんなさい。


今年の1冊目『希望格差社会』もそうでしたが、

かなり日本社会での階層化が進んでいるようです。

「上」が15%「中」が45%「下」が40%

の時代に突入しようとしている。

ちなみに「上」は35歳前後で年収1000万以上でしょうか。

まったく、なかなか気分を盛り下げてくれる本でした。

しかし!私は負けない!

いつかは「上」を見返してやる!

と心の中で小さく決意したのでした。


読んで欲しい度6点。10点満点中。

ちょっとデータの書き方がくどい。

グラフのある所に延々と数値を書くから、

数字だけで改行改行で鬱陶しい。

でもグラフがページをめくらないとダメなのはつらい。

なかなか難しい。

結構、売れてる本だから読んどいてもいいかも。

女神降臨!

北村です。

教師です。

上トロ食べてます。


昨日は7時ごろに仕事を終えて茨木に。

夕飯をどうするか考えつつ帰宅してました。

友人がインフルエンザらしく、

一人での食事となり少し寂しい冬の夕闇。

トボトボと歩いておりました。


すると、ジャスコの横の魚屋「魚市」が目に。

「よし、景気付けにうまい刺身を食うか!」

と、一人決意を固め飛び込みました。

刺身コーナーには私を食べてとばかりに刺身たち。

このとき無性にトロの脂を舌に乗せたくなりました。

「トロ、トロ!とろとろのトロが欲しい!」

私の思考は完全にトロに支配されました。

しかし刺身盛り合わせに中トロはあるものの、

900円と少し高い。

それに他の刺身がついてきてトロが少ない。

普段はいいんだけど、今日はトロがいいの。

ごめんね。ごめんね。

と他の刺身に謝りつつ、迷っておりました。

キングサーモンの脂もなかなか魅力的でしたが、

いくら「キング」とは言え、刺身の王様トロには勝てません!


ふと寿司コーナーを覗くと「特上トロにぎり」8カン入りが!

ただ1200円と値段が高い!

かなり逡巡していました。

5分は刺身コーナーと寿司コーナーを往復したでしょう。

狭い店内なのに・・・・・・。

たかが1200円。されど1200円。

私の顔は人質をとられ、裏切りを迫られる、

「24」ジャック・バウアー並みの表情をしていたことでしょう。


「やっぱりやめとくかな・・・・・。」

と諦めかけたその時です!

茨木に女神が降臨されたのです!

店のおばちゃん「お寿司全部半額にしたげるで」

わたし「!!!!!!!!!!!!!(驚愕)」

何というタイミング!

無神論者の私ですが、

この時ばかりは神の存在を信じました!

ありがとう「魚市」のおばちゃん!

あなたは女神です!


600円で特上トロにぎりを買い、

家路を急ぎました。

テレビをつけるとマグロ漁の特集が!

大トロです!またもや大トロです!

「大間産」の最高級マグロを見ながら、

トロの脂に舌鼓をうった私でした。


『オレ様化する子どもたち』

エントリー№4 『オレ様化する子どもたち』

諏訪哲二著 中央新書ラクレ 777円


4冊目。

777円は非常に縁起が良いですね。

単純計算して1ヶ月に9冊読めば目標達成。

あと10日で5冊。

ちょっと無理かな。


この本はオレオレ詐欺にかんするもの。

「もしもしオレ、オレ。」

「だれですか?」

「オレだって。」

「ああ、なんだ。どうしたの?」

「いや、それが事故っちゃって。」

「まあ!!!大丈夫なの!」

「オレは大丈夫だけど、相手がお金を払えって。」

「何ですって!?」

「それで振り込んで欲しいんだけど。」

「お金をねだるような子は家の子じゃありません!」

ガチャ・ツーツー


と言うような、オレオレ詐欺撃退法が・・・・・・

って、おーい!違うぞ!

この本は子どものとらえ方について論じられてます。


オンリー1って言葉が私は嫌いなんですが、

そういう「個」を大事にする風潮が近代生まれました。

子どもがそんな風潮の中で育つことにより、

「共同体」を尊重する気質が失われ、

学校教育が困難になっていると。

勉強が大事だって子どもは知っている。

でもだから意欲的に取り組めるかというとそうじゃない。

しんどいし、大変だから。

そんなとき「共同体」を強く意識していると、

学校やクラスにいるときなんとか学習する。

それが出来なくなっていると。

今の子どもを新しい視野で見れる本です。


読んで欲しい度6点。10点満点中。

教育に関わっている人は8点かな。

ただ宮台真司、上野千鶴子、和田秀樹らの教育論を、

ぶった切りの切り切りなので、

そこは教育関係者じゃなくても面白いかも。