北出茂 大阪・枚方の社労士の働き方ブログ 【三方良し】ブログ -7ページ目

北出茂 大阪・枚方の社労士の働き方ブログ 【三方良し】ブログ

法律家20年、開業10年のコンサル。働き方、資格、法律などについて語ります。(補助 えみ+あり+まい)

※当ブログは出展だけ明記してくだされば引用自由で連絡不要とします。但し、商業使用に関しては連絡のうえ使用条件につき許可を得てください。

 本日、第18回試験の合格発表がありました。

 受験された方は、結果はいかがだったでしょうか?

 出題の趣旨に書かれている内容が、私の指摘した論点に一致していて安心しました。

 

 さて、リベンジされる方は、今の悔しさを忘れずに、第19回の試験に向けて勉強を始めてください。

 まずは、失敗の原因究明(倫理がダメだったとか、判例法理とあてはめの仕方を理解できていなかったとか)とその改善策を考えてみてください。

 ちょっと宣伝ですが、北出茂の「究極シリーズ」もおすすめです。

法律のお話なので私には難しいかなと不安でしたが、物語形式になっているのですらすらと読むことができました。
読み進めるうちに感情移入し、本の中で取り上げられている労働問題一つひとつをより身近な物として考えさせられるような内容でした。
実際に自分や周りの人がこういった問題に直面したときに何をすればいいのか、何をすることが出来るのか、とても具体的にわかりやすく解説されていて、労働に関わる人全てが知っておくべきことが書かれていると感じました。
今現在問題を抱えている人も、職場に満足している人も、これから就職を考えている人や学生さんにも、皆さんにおすすめだと思います。
単純に小説としても面白く、恋愛のお話があったり個性的な登場人物が出てきたりと、この方たちの過去やこれからのことが気になって、続編が読みたいです。

 

 

労働NPOの事件簿:仕事をめぐる「名もなき人たち」のたたかい | 北出 茂 |本 | 通販 | Amazon

「労働NPOの事件簿」

~仕事をめぐる“名もなき人たち”のたたかい~

 ワクワク・ドキドキの

まったく新しい労働問題ノベル

 

みなさま、いつも当NPOの活動に関心を持っていただき、ありがとうございます。

引き続き、当NPOをモデルとしている「労働NPOの事件簿」(花伝社)の紹介です。

著者は、社会保険労務士・NPO法人「働き方ASU―NET」理事の北出茂です。  

ぜひ、皆様に手に取っていただきたく、横へ広げていただきたく、お願いをする次第です。以下、本書の内容を<縦軸>と<横軸>に分けて、本書がなぜ、ワクワク・ドキドキのまったく新しい労働問題ノベル、であるのかを解説していきたいと思います。

本書は、読みやすくてリアルな「使えるノベル」だ!

まず、「労働NPOの事件簿」で、モデルになっているNPOは「働き方ASU‐NET」であり、実際にあった事案を元にしています。

本作品は、働き方の問題(労働問題)を<縦軸>にしています。

筆者の魂をかけた社会への問題提起です。

働き方の問題は身近なテーマではありますが、労働法の知識や、困ったときに頼りになる存在である労働NPOあるいはコミュニティユニオン、あるいは労基署の使い方について知識や関わりや経験のない方がほとんどです。

そうであるからこそ、本作品は「ひとりひとりが主人公」というスタイルを採用しています。

本作品は、知識が(とぼ)しい方にも読み進めてもらえるように、あえて、相談者側の視点から物語を進めるようにしています(第1章~)。さらに、女子大学生(法学部ではなく産業社会学部)のボランティア相談員がゼロから労働法の知識を習得しカウンセリングをしていくという過程を追体験できるような構成にしています(第3章~)。

これらの章立ての構成により、読者が無理なく、作品を読み進めていけるような工夫を凝らしています。

本作品は、(労働問題という難しいテーマを<縦軸>にしながらも)<横軸>にエンターテインメントの要素を随所に取り入れています。

その一つとして、恋愛小説の要素を取り入れています(労働恋愛小説)。

本作品は、さらに、いくつかの「国民的人気漫画」が支持された要素を取りこんでいます。

本書は「名探偵コナン」だ!

「名探偵コナン」を参考に“ドキドキわくわく感”を取り入れています。本作品では殺人事件は発生しませんが、通常の生活をしていた場合には遭遇しないようなことが発生したり、会社の社長や役員やチンピラ(?)や法律家など普段会えない人物と会えたり、謎めいた人物が登場したりします。

話が「問題解決」に向けられている点でも共通性を有しています。

名探偵コナンは一つの事件ごとに3話くらいで完結させる形を採り、その話のつなぎ方が「事件編」「推理編」「解決編」というように分かれています。このシステムを真似して、「事件編」「法的手段あるいは交渉編」「解決編」というように一つの章を3~4つ(起・承・転・結)の款に分けて間延びしないようにつなげていくというシステム(章立てと構成)を採用しています。

本書は「ワンピース」だ!

「ワンピース」を参考に、そこで描かれている「友情のかたち」や「組織(グループ)と個人との関係」や「一人一人の物語」というテーマ性を取り入れています。友情にはさまざまなかたち(男同士、男女間、女同士)があり、個人を犠牲にする組織であってはならないし、ひとりひとりが輝ける組織でなければならないという点で共通性を有しているからです。

 ワンピースの面白いところは、同じ船に乗っている仲間それぞれは、別々の目標(目的)や別々の夢を追いかけているところです。しかも“ルフィー”というリーダー格(主人公)もあらゆる場面で絶対的なリーダーというわけではなく、その場面や状況に応じてリーダーが変わるという柔軟な組織といえる点です。

 本作品でも、ピラミッド型の組織ではなくネットワーク型の組織という特徴を生かし、場面や状況に応じてリーダーが変わるなど、「ひとりひとりが主人公」になりうるようにしています。

本書は「鬼滅の刃」だ!

「鬼滅の刃」を参考に“登場人物の成長の物語”という要素を取り入れています。「鬼滅の刃」では悪である鬼に対しても悲しいエピソードが描かれます。本作品も、権利を勝ち取る過程で悩みながら、様々な登場人物が周りの人間とともに成長して行く、という物語になっています。意見をぶつけ合い、悩みながらも、少しでも前へ進もうとする姿勢などを各人の成長の物語として、ぜひ暖かく見守る感じで読み進めていただきたいです。

本書は「エヴァンゲリオン」だ!

「エヴァンゲリオン」を参考に“登場人物の心の葛藤”を描いています。

 本作品は、心理ドラマ、メンタルヘルスや精神的問題とも親和性が強いという特徴を有しています。相談者は精神を病んでいるもしくは精神的に追い詰められている状態にあることも多いです。のみならず、本作品の登場人物は、みな、心の闇あるいは欠点や欠陥を抱えています。

例えば、登場人物は、精神的問題の象徴とも見なせます。

(ここから先はいわゆるネタバレになるのですが) ノロシーはうつ病です。福岡恵子は失恋したことがきっかけで九州から大阪に出てきています。北斗恒星も実は反逆のエリートであり泥にまみれています。美波帝は夜の職業出身者であることが明かされるほか、正体が不明の影のある人物として描かれます。山川美里もお嬢さん育ちなのか、正義感が強い反面、世間知らずの一面を持ち合わせていてそれに悩んでいます。米内洋祐も心優しいが、非正規社員で自分に自信がなく、自我を主張したがりません。勿論、相談者の方は様々な権利侵害をされたり人格を否定されたりして深く傷ついています。

 本作品でも、登場人物の悩みや自分探し、周囲との溝、コンプレックス、優しくしてくれる存在(母親的存在)への一体化願望、恋愛願望、などが描かれます。

 ■本書は、ひとりひとりの成長の物語であり、優しく温かい物語です!

 最後に、本作品は扱っているテーマが潜在的な労働問題・社会問題である分、キャラクターの葛藤や相関関係は分かりやすく描くようにしています。

  本作品は、ひとりひとりの成長の物語であると同時に、登場人物が失ったものを少しずつ取り戻していく優しく温かい物語です。

 そうであるからこそ、同様の悩みを抱えた、現代を生きる者の心に刺さる可能性があります。読者がそれぞれのキャラクターを自分の分身とし、自己投影するような作品が本作品です。

 

 このように、本作品は、「国民的人気漫画」が支持された要素をふんだんに盛り込んでいます。

 社会派作品、かつ、ためになる作品であり、楽しめる作品であることを明確に意識して書き上げております。

 本作品への愛情、そして絶大なる自信をもって、本書を読者の机上にお届けします。

 

 北出茂

 

 

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「労働NPOの事件簿」

~仕事をめぐる“名もなき人たち”のたたかい~

 を広げてください

 

みなさま、いつも当ブログに関心を持っていただき、ありがとうございます。

NPO法人「働き方ASU―NET」で常任理事・相談員をしております、北出茂(社会保険労務士)です。この度、「労働NPOの事件簿」(花伝社)を出版させていただきました。  

その名の通り、労働問題ノベルであり、NPO法人「働き方ASU―NET」をモデルとしています。登場人物や紹介している案件も、実在の人物、実際の案件を素にしております。

 

ぜひ、皆様に手に取っていただきたく、横へ広げていただきたく、お願いをする次第です。以下、本書の内容をテロップ形式で紹介をさせていただきます。

 

◆この本の内容

社会保険労務士として、企業法務部(部門長)として、労働NPO(理事・相談員)として、個人加盟労働組合(委員長・書記長)として、多くの労働問題を担当してきた著者が、読者にお届けする渾身の一冊。

特定社会保険労務士・行政書士・弁護士ら専門家の仕事ぶり。さらには、労働NPO・コミュニティユニオンは何をしているのか。マスコミが取り上げない等身大の姿を描く。渾身の力でお届けする、使えるノベル!!

ビジネスマンや学生にも興味を持ってもらえる実用書でもあり、社会派の小説です。働く人々を守り、社会について考えるための本です。不条理と闘うための本でもあり、事例ごとの実践的なマニュアル本にもなっています。

 

◆この本を出版した理由・広げていただきたい理由

労働問題は働く人々において関心が高い事柄です。パワハラ・セクハラ・退職勧奨など、大企業に勤めていても無関心無関係ではいられない現状があります。

本作品は、具体的な事例を通じて、誰しもが疑問に思う労働問題についての疑問を解消させ、正しい知識を身につけられるようになっています。

しかし、(本書でも書きましたが、)本当に重要なのは、知識の有無ではなく、その知識を使うノウハウの有無、使い方をイメージできるか、「かまえ」を作ることができるか、なのです。この本は単に知識を得るだけでなく、その使い方のイメージできるようになり、「かまえ」の作り方を具体的にイメージできるようになることを目指しています。それだけでも、自分で、権利救済に立ち上がることが容易になります。

実務家、当事者、経験者としてともに悩み考えていく観点に立っています。等身大からのアドバイスという側面に立ち、当事者に対するエンパワーメント(勇気づけ)を含めて、より読者の方々に共感できる内容となっています。自分でもできるという「やる気」を引き出すことができます。当事者の心に寄り添った細やかな心理描写が特徴です。

本作品が売れれば売れるほど理不尽な労働を強いている経営者をけん制できます。その結果、日本の労働環境が改善されれば、過労やパワハラによるうつ病などの労働災害も副次的に改善されることでしょう。

このように本書を広げていただければ、社会進歩に役立ち、世の中を明るくすることができます。

読者になってくだされば、学生、すべての社会人、次世代を憂う定年世代の方まで幅広く、何かを感じてもらえる内容です。

どうぞ、本書を広げていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

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この本の作者である「北出 茂」さんは社会保険労務士であると同時に
NPO法人で労働者の労働相談などにのる活動家で自分はこの方の「過労死のない社会を」と云う書籍を購入して読んでいたのでこちらも気になって購入しました。
内容の方は実際の労働問題を架空の人物たちに置き換えて物語を作った云わば「労働問題系小説」と云った感じです。
ですが、自分は第一章の派遣の食堂使用問題と同じ事に遭遇したことがあるのでここだけで読むのが苦しくなってしまいました。
「派遣元から派遣されてきているとはいえ同じ職場で頑張っているのに制限、差別を受ける」これは派遣労働者の精神を確実に疲弊させます。
だって同じ労働者として扱われていないのですから。

派遣の問題だけではなく、「罰金問題、外国人労働者の問題、雇止め」等々、日本に巣くう労働問題を取り扱っていてくれていますので、「働く」事で苦しい目に遭った方は頷ける内容だと思います。
自分を守るためにも、日本の閉塞感の漂う労働環境を変える為にも「これはおかしい」と言える下地を作るのに最適な書籍だと思いました。

読むのは大変でしたが自分は読んで良かったと思いました。

 

<下記より引用>

労働NPOの事件簿:仕事をめぐる「名もなき人たち」のたたかい | 北出 茂 |本 | 通販 | Amazon

日本共産党がメディアにケンカを売りまくっている。何しろ志位和夫委員長(68)が記者会見で「朝日に指図されるいわれはない」と批判したのだ。極めて感情的な発言であることは言うまでもない。

 ***

 

 1月19日、同党の党員でジャーナリストの松竹伸幸氏が著書『シン・日本共産党宣言 ヒラ党員が党首公選を求め立候補する理由』(文春新書)を上梓した。担当記者が言う。

「松竹さんは本書で大きく二つの提言をしました。一つは、共産党員の直接投票による党首公選制の導入。もう一つは、日米安全保障条約や憲法9条、自衛隊などの問題で現実路線を採り、野党共闘を強化することです。松竹さんは発売日に記者会見を開き、志位委員長の在任期間が22年を超えたことについて『国民の常識からかけ離れていると言わざるを得ない』と批判しました」

 さらに、1月26日に発売された「週刊文春」2月2日号が「共産党員の党首公選要求に志位委員長が逃げた」と題した記事を掲載。これに日本共産党の広報部がケンカを売った。27日、党機関紙「しんぶん赤旗(電子版)」で「『週刊文春』への申し入れと回答について」という記事を配信したのだ。

「内容自体は単なる反論で特筆すべきものはありませんが、記事の末尾に《「逃げの一手」と書くのは悪質な印象操作です》とあったのが印象的でした。というのも、『印象操作』という言葉は安倍晋三元首相(1954~2022)が多用したことで知られ、一部の識者が『異論を封じ込めようとする強権的な言葉』と批判してきたからです」(同・記者)

毎日新聞にも八つ当たり

 

志位和夫

 

 共産党は松竹氏にも牙を剥いた。1月21日に赤旗が反論を掲載。2月2日に同党の京都南地区委員会が松竹氏を調査。5日に除名処分が決定し、6日に京都府委員会の承認が下りたことで処分が確定した。

「これに朝日新聞は、2月8日の社説『共産党員の除名 国民遠ざける異論封じ』で《党の閉鎖性を一層印象づけ、幅広い国民からの支持を遠ざける》と批判したのです。真っ当な指摘ですが、志位委員長は翌9日の会見で猛反発。『朝日に指図されるいわれはない』、『悪意で党を攻撃する者に対しては断固として反撃する』と感情的でした。しかも朝日新聞を産経新聞と言い間違え、産経にそれを揶揄される記事まで書かれました」(同・記者)

 10日には毎日新聞も「共産の党員除名 時代にそぐわぬ異論封じ」との社説を掲載し、同党を批判した。

「毎日も《今回の振る舞いによって、旧態依然との受け止めがかえって広がった感は否めない》と常識的な批判を行いました。ところが、今度は田村智子政策委員長(57)が10日の会見で、『党に対する攻撃と攪乱以外のなにものでもない。怒りさえ覚えた』とケンカを売ったのです。志位氏も田村氏も、朝日と毎日の社説は『政党の結社の自由に対する攻撃』と批判しましたが、ならばお二人は共産党のためなら言論の自由は抑圧されるべきとでも仰るのでしょうか」(同・記者)

松崎いたる氏は日本共産党本部に勤務後、4期16年にわたり板橋区議を務めた。ところが、他の党員が関わった公金横領詐欺を告発したことが党中央の逆鱗に触れ、除籍処分を下されてしまう。

 松崎氏は2022年7月、著書『日本共産党 暗黒の百年史』(飛鳥新社)を上梓、注目を集めた。文中には以下のような記述がある。

《私は一九八五年に入党し、二〇一五年には党歴三十年の「永年党員」として登録されたこともあるれっきとした日本共産党員だった。だが永年だったはずの党員資格は翌年には除籍処分のため、はく奪された。他の党員がかかわった公金横領詐欺の不正事件を告発したことが、党中央の逆鱗にふれたためだ》

《除籍に至った経緯は本書の主題ではないので、ここでは詳しく述べない。ただ党員、党議員として当然の義務と任務を果たしてきた私が除籍されるという衝撃的な経験は、「日本共産党とは何だったのか」という根本的な疑問を、私に正面からつきつけることになった》

 今回の松竹氏の除名処分について松崎氏に感想を訊くと、「日本共産党は昔から同じことを続けてきました」と苦笑し、次のように話す。

「党の方針に異を唱えると、除名されてしまうのです。読売新聞の主筆・渡邉恒雄氏(96)、日本テレビの会長を務めた氏家齊一郎氏(1926~2011)、セゾングループの代表だった堤清二氏(1927~2013)、作家の安部公房氏(1924~1993)、皆さん共産党を除名されています」

 

松竹伸幸(オフィシャルブログより)

 

松竹伸幸氏(オフィシャルブログより)(他の写真を見る)

共産党はブラック企業

 今回の騒動で、共産党は「建設的な批判や提言さえ許さない」という狭量な体質が露わになった。

 これに対して一部の識者は、マルクス主義が「プロレタリア独裁(プロレタリアが革命によって得た権力を維持・強化するためにブルジョアジーを強制支配すること)」を掲げていたことや、ソ連共産党の前身であるボリシェヴィキが「民主集中制(反対政党の存在や個人による党批判を許さないとする行動規範)」を制度化していたことが一因だと指摘していた。

 だが、松崎氏は「そんな大げさな話ではありません。要するに日本共産党はブラック企業なのです」と言う。

「一般的な労組などとは異なり、日本共産党は専従率が高いことで知られています。専従の党員は、党の指示にさえ従えば、衣食住に不自由はしません。党内部でぬくぬくと生きることができる代わりに、党を批判すると容赦なく潰されます」

 松竹氏の除名について志位委員長は「公然と外から攻撃したことを問題にしている」と説明した。

 一方の松崎氏は公金横領事件に関して党内で資料を配付し、自身の主張を支援者に説明した。すると、これが“分派行動”だと批判された。

「要するに、党中央が『党に異論を唱えた』と認定すると、議論の場が党内であろうが党外であろうが、問答無用で追い出されてしまうのです。ブラック企業も社員が経営陣を批判するとクビでしょう。全く同じなのです」(同・松崎氏)

 

「党の決定に従わない」行為

 ちなみに“分派活動”について松崎氏は、前掲の「日本共産党 暗黒の百年史」で以下のように記述している。

《私が党の地方議員(東京・板橋区議)であったとき、区政に関わるある不正事件が発覚し、私が党議員としてその事件の究明と、責任追及の論戦を担当することになった。すると不正の当事者から私は「名誉毀損」で提訴されてしまった。私は、党に裁判への支援を求めたが党は応じてくれなかった。困り果てた私は不正事件についての党内の理解を得ようと、事件に関する資料を党内で配布した。私の地元の居住支部の党員や支持者たちは、党中央あてに、私への支援を求める署名を集め、手紙と共に郵送してくれたりもした》

《ところが党はこれらの活動が分派活動であり、反党活動であると警告してきた。党は裁判に関与しないと決定したにもかかわらず、勝手に資料を配付したことは第三条(二)項に反する「党の決定にしたがわない」行為だといい、支部が署名を集める行動は党決定に反抗する分派の形勢にあたるとされたのである》

共産党は消滅の運命

 

志位和夫

 

志位和夫氏(他の写真を見る)

 もし志位委員長が「松竹氏の批判を虚心坦懐に受け止め、参考にすべきところは参考にする」と言っていれば、何の問題にもならなかったに違いない。

 松崎氏は皮肉を込めて、「日本共産党がこれほど注目を集めたのは久しぶりではないでしょうか」と言う。

「党勢の衰退は著しく、まさに断末魔の苦しみを味わっています。党は党員に『以前に赤旗を購読してくれた読者の自宅を訪問し、再購読をお願いしろ』と指示していますが、そんなことが今さらうまくいくはずがありません。例外的に民青(日本民主青年同盟=日本共産党の下部団体)が貧困に苦しむ若者にフードバンクを提供するなどして党員を獲得しています。率直に言って、ご飯で釣って党員にしているようなものですから、これも長続きしないでしょう」

 マルクス・レーニン主義を深く掘り下げて研究する党員など、今では皆無だという。

「先日、現役の党員と話をしていると、『天皇陛下』と平気で口にしているので驚きました。日本共産党は天皇制に批判的な立場を取っていますが、そんなことも知らないのでしょう。こんな不勉強な党員ばかりなのですから、党勢の退潮を止められるはずもありません。党の消滅は時間の問題です」(同・松崎氏)

 松竹氏の除名騒動は、結局のところ「間もなく滅びようとする共産党を象徴するドタバタ劇」──松崎氏はこう指摘する。

 

引用元 デイリー新潮