日々の暮らしに福を呼ぶ
稲沢市の会席料理店
喜想菴 女将 鈴木美和です
ご来訪ありがとうございます
結婚がゴールじゃない ジェンダー時代のひな祭り
3月3日はひな祭り
だれでも知ってる
女の子の節句と言われています
だから なんとなく
女の子の為の節句だと思っていました
でも
【ジェンダー】
なんて言葉を聞くようになり
なんて言葉を聞くと
こんな
昔からの行事も変わっていく?
ジェンダーからかけ離れた伝統行事
そもそも
ジェンダーってなんやの?
従来の性別の
決めつけ 役割分担にとらわれない
と
調べると出てきますが
いまいち
よくわかっておりません
でも
とにかく
男だから!女だから!とかの差別をなくそう!
ということでしょうか
令和になって
ずいぶん
夫婦のあり方や子育ても変わってきました
でも
思い返せば
平成時代の心育てですら
苦い思い出として私に残ってる事がある
稲沢市でも私が住んでいるのは
昔からの伝統行事が色濃く残る地域
地蔵祭り すもう大会 (土俵から作ったからね)
などがあり
男の子を持つ親が『宿』として
部落の男の子限定で
子供たち全員に食事を振る舞ったり
お米集めに連れて歩いたりしないといけない
私がこの地に引っ越しできたばかりの頃などは
長男が生まれたときは
部落全員を招いてお披露目をするのが当たり前
長女でソレはない
子供を守ってくれる
『お地蔵さん』と言われる地蔵祭りも
『宿』
と言われる
世話役のお家に餅つきのお仕事の手伝いにと
当時2歳の娘を連れて行くと
驚きました
男尊女卑が
こんなに残ってるとかありえない
江戸時代じゃないよね?!
こんなことは
今だから言えるけど
昔から引き継がれた伝統行事を守っていく事は
それはそれで大切にしたいこと
ただ
やり方を変えていかねばならないのでは?
これからのこと
日本は
ジェンダーの意識が低く
男女平等ランキングが156カ国中なんと
120位!?
それは
男性がしてるだけでなく
女性の意識もそうなんだよね
だって
お食い初めや初節句でご利用くださる
若夫婦が
赤ちゃんのおむつ替えをパパかしたり
泣いてるのをあやすのもパパ
その間にママは、ゆっくり食事する
なんてことは
昭和生まれの私達にはありえへん話で
そんな光景にも私はなれたけど
お客様とそんな話をすると
『見てていい気持ちはしない』って言う人もいて
パパが子供をあやしてるのに
座って食べてるママが図々しいと思っちゃうらしい
嫁はこうあるべき!
なんて
ジェンダーの差別感が身にしみてるもの…
でも
しょうがないよね
そうやって教育されてきたもの
結婚がゴールじゃない
もともと
中国伝来の五節句の3月3日は
上巳の節句
春をよろこび
今までの災厄を払い無事を祈るものでした
人の災厄を身代わりとして
受け止めてくれるものとして受け継がれた雛人形
嫁入り道具に必ず入れて持たせたのは
嫁に行った先の無事を祈るため
なので
そもそも
『女の子の節句』
というよりは
『女の節句』
なのではないだろうか?
男尊女卑が、根付いたのが江戸時代
流し雛から今の雛人形になっていったのもその頃で
女は
子供を生み、育て、家事をこなすもの
世間の付き合いは全て男で
社会に女が出ることなど許されなかった頃
だから
お雛様の願いも
幸せな結婚ができますように
と
嫁入りへの縁起担ぎが多いのも
〰️〰️〰️〰️〰️
女の幸せは
結婚して子供を生むこと
〰️〰️〰️〰️〰️
女子の社会進出や
ジェンダーの言葉を多く聞く令和時代
今どきは
男子もそうだよね〜って思う
結婚がゴールじゃない
娘にも
幸せな結婚してほしいと思うけど
それは
【女】
ということではなく人として
良きパートナーに恵まれればいいなぁということで
こんなのも
今どき女子のあり方で引き継いでいけたらいい
ただし
上巳の節句を女の子のお祭りに仕立てた
戦国女子のしたたかさも
真似たいなと思うところでもありまする
桃の節句はやはり桃の花
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