記録映画保存センターブログ

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お誕生日会

雨の中運んだケーキをこんなにも喜んでもらえて嬉しい限りです。記録映画保存センターの代表理事・羽仁進監督と事務局長・村山英世が3日違いで誕生日を迎え96歳と80歳になりました。

 

二人の年齢を足した「176」の数字ロウソクでお祝いです。部下は一人だけなので、わが団体の平均年齢は77歳となります。先を案じるより今に感謝するのみです!

 

 

 

 

東京国立近代美術館「ハニワシネマ」上映会

只今、東京国立近代美術館では「ハニワと土偶の近代」展を開催中。本日は私たちの団体が提供した「古代の美」(1958年、岩波映画製作所、22分)、「埴輪の復元」 (1959年、岩波映画製作所、17分)が上映されました。
 

上映後には、担当研究員の方たちによる詳しい解説もありました。多くの方々が熱心に聞き入られていました。

 

企画展は12月まで続いています。同じく東京国立博物館で開催中の「はにわ」展も合わせて鑑賞すると更に面白いようです。

 
東京国立近代美術館

ハニワと土偶の近代

2024.10.1–12.22

https://www.momat.go.jp/exhibitions/560
 

東京国立博物館

挂甲の武人 国宝指定50周年記念 

特別展「はにわ」

2024.10.18–12.8

https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2660

 

 

 

 

 

 

広島市映像文化ライブラリー

広島市映像文化ライブラリーでは、ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベントとして、『キャメラを持った男たちー関東大震災を撮るー』と『フィルム 私たちの記憶装置』が上映されています。10月12日には、とちぎあきらさんと石原香絵さんによる講演も行われました。
 
『キャメラを持った男たち』は10月26日にも3回上映されます。『フィルム 私たちの記憶装置』は27日午前中にも上映されます。27日午後は『広島・長崎における原子爆弾の影響』の上映となります。
 
<広島市映像文化ライブラリー>
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/calendarThis.html

 

 

 

 

 

井坂さんを偲ぶ特集上映会

10月10日に開催された第99回労働映画鑑賞会は、岩波映画製作所OB 井坂能行さんを偲ぶ特集上映でした。井坂さんが監督された3作品「おきなわー日本1968」(1968年/8分)「人の世に熱あれ、人間に光あれ ―部落の歴史3 現代―」(1992年/45分)「高瀬ダム(総集編)」(1977年/30分)が上映されました。

井坂さんは今年1月に急逝されましたが、これまで記録映画保存センターにもよく顔を出され、長くお世話になってきました。岩波映画製作所について詳しく知る最後の世代の方でもありました。労働映画鑑賞会にも力を注いでこられたため、上映前には参加者全員による黙祷も行われました。あらためてご冥福をお祈りいたします。

働く文化ネットでは、急遽、井坂さんの映画論集を発行されました。入手されたい方がいらっしゃいましたら記録映画保存センターまでお知らせください。
 

 

 

 

角田くん

コロンビア大学からまたまた角田くんがやって来て、

やけに嬉しそうな村山です。

 

今日は市ヶ谷で人気のアジフライのお店へ行きました。

 

 

 

 

 

鎌倉市川喜多記念映画館

5月18日、鎌倉市川喜多記念映画館で上映された「キャメラを持った男たち」上映後のトークショーの様子です。とちぎあきらさん(出演者)と井上実監督が登壇されました。たくさんの方々にお集まりいただきました。
 

上映後、関係者一同、観光客で賑わう小町通りの甘味処で和やかに歓談。スタッフ、出演者、そのご家族やご友人、公開前からお世話になっているマスコミの方々まで、ことあるごとに駆けつけてくださる心強い応援団です。
 

川喜多記念映画館に足を運んでくださった皆さま、どうもありがとうございました。「キャメラを持った男たち」の上映はこれでいったんひと段落となりますが、また新たな上映が決まりましたらお知らせいたします。引き続きよろしくお願いいたします。
 

 

 

 

 

 

『キャメラを持った男たちー関東大震災を撮る』(鎌倉市川喜多映画記念館)上映のお知らせ

記録映画保存センターより『キャメラを持った男たちー関東大震災を撮る』(鎌倉市川喜多映画記念館)上映のお知らせです。
昨年、この映画の公開がきっかけで関東大震災の新たなフィルムが発見されました。すでに映画に挿入されているカットと同じものではありましたが、フィルムの状態が非常によかったため高解像度スキャンを行い、本編内の映像を一部差し替えました。鎌倉市川喜多映画記念館では、そのアップデート版を初上映いたします。

上映日時:
 5月14日(火)14:00〜
 5月16日(木)10:30~ 英語字幕版上映 
 5月18日(土)14:00〜 *上映後、出演者とちぎあきらさんと井上実監督のトークあり

会場:鎌倉市川喜多映画記念館
[特別企画料金]一般:1200円 小・中学生:600円
 *チケットの販売は記念館窓口にて行なっています。
 *上映当日の販売は開館時間の9:00〜となります。
 *チケットの販売状況は記念館のサイト内で確認ができます。
  問い合わせ電話番号:0467-23-2500
  https://kamakura-kawakita.org/screening/202405141400/

「キャメラを持った男たち」ー関東大震災を撮るー 公式サイト
 https://kirokueiga-hozon.jp/movie/camera/

 

 

尚、今回の上映に先駆け、5月4日朝日新聞デジタル・7日朝日新聞夕刊にて、フィルム発見の経緯にも触れた記事が掲載されました。
 https://www.asahi.com/articles/ASS4Z425HS4ZUTIL00GM.html
今後もこの映画をバージョンアップすべく新たな発見を期待しています。

それでは、映画鑑賞がてら新緑の鎌倉にぜひ足をお運びください。

 

 

 

 

 

 

神戸映画資料館特別上映会に参加しました。演出・井上

神戸映画資料館特別上映会に参加しました。
『キャメラを持った男たち―関東大震災を撮る―』がキネマ旬報ベストテン・文化映画部門で一位に選出されたことを記念して、神戸映画資料館で上映が開催され、トークゲストとして参加しました。

 
100年前の震災を撮影したユニバーサルカメラをお借りしたり、〈日活版〉とよばれる高坂利光が撮影した震災フィルムのデジタルデータを貸与してくださったりと、神戸映画資料館にはこの映画を作るにあたって多大なご協力をいただきました。ですのでこの度の上映はそのお礼ともいうべき機会でした。受賞トロフィーはとても重いのですが、是非この重さを共有したいと考え、館長の安井喜雄さんをはじめスタッフの皆様、そしてご覧いただいた方々にも持っていただきました(画像は安井館長)。

 

 

資料館は長田区にあります。1995年の阪神・淡路大震災でのこの地の被害はまだ皆さんの記憶に残っているかと思います。映画賞を記念するだけにとどまらず、この地で上映するからには震災と映画に関連するテーマを際立たせたいとも考えていました。

 

そこでイベントの初日は、上映後に神戸市にある阪神・淡路大震災の伝承施設〈人と防災未来センター〉で震災資料を研究しておられる林勲男先生と災害映像記録を巡るトークを行いました。〈人と防災未来センター〉にアーカイブされている映像は主に被災された市民の方々が8㎜ビデオやVHS-C、ミニDVといった、当時のアマチュア映像メディアを使って撮影したものが多いのです。内容も自宅やその地域の被災状況、車窓風景にみられる交通インフラの復旧、ボランティアの活動、倒壊した町の解体から整地といった、記録者の日常に根差したものが主です。関東大震災のフィルムでも、路地に避難する人々の様々な表情が写されていることに興味を持ったという林先生ですが、100年前の震災映像の中にも当時の人々の日常が写っていることにあらためて映像の記録性というものを考え、感じることができました。


震災記録映像を見るというとすぐ防災に役立つ視点を、という風な話に持っていきがちだけれど、記憶を呼び覚ますことや被災で受けた心身の傷を治癒するツールにもなりうる。その時代がまとっている文化的なものも写っている。映像は豊かであり、様々な観点から学べるものがあるので、アーカイブされた映像記録からどれだけのことを抽出できるかが今を生きる私たちに問われているのだと、林先生とのトークから学びました。(画像は右が林先生・左が井上)

 

イベント二日目は、上映後に観客の皆さんと感想や意見を交わしあうカフェトークをおこないました。ユニバーサルカメラを間近に置いて、100年前のフィルムをどう今に響く映画作品として活かしていくかについてお話ししました。先の能登半島地震で神戸に避難されている方や阪神・淡路大震災でご苦労された方々からの感想にも接することができ、震災と映画というテーマに重みと奥行きを与えてくださいました。(演出・井上)

 

 

 

 

 

 

神戸映画資料館

先日、神戸映画資料館の安井さんと一緒に、銀座、京橋巡りした際の記念写真です。その神戸映画資料館では、本日から5日間「キャメラを持った男たち」の上映が行われます。土日は井上監督も出向きトークイベントも開催される予定です。

 

映画本編内で実際にフィルムを入れて撮影を行なった古い手回しカメラは、この資料館入口に常設展示されているものです。お近くの方、ぜひお越しください。

 

<神戸映画資料館>

『キャメラを持った男たちー関東大震災を撮るー』

2024年4月12日(金)〜16日(火)

 
 
 
 
 
 
 
 

 

開花宣言

東京もやっと開花宣言です。標本木のある靖国神社は私たちの事務所から徒歩数分。宣言の瞬間をのぞきに行ってきました。気象庁の人が宣言するとみんなで拍手。とても和やかな雰囲気で日本はまだまだ平和だな・・と感じました。

 

 

 

 

 

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