一石、月夜に(無駄)吠える。 -4ページ目

すっぽんはちみつを飲んでみた

大分というところは、掘り出し物の宝庫である。
柚子こしょうもそうだし、お醤油も自家醸造の生産者がたくさんいる。
今回見つけたのが、すっぽんはちみつ。
スッポンとハチミツをブレンドしたものだが、見かけも味もハチミツそのもの。
それに、スッポンのエキスが入っている。

すっぽんはちみつ

スッポンと聞くと、男のインポを連想するが、実際は女性客が多いらしい。
美容と健康だ。
生くささも無くハチミツも入っているから、とても飲みやすい。

初老の3人で恐る恐る飲んでみた、いや、舐めてみた。
こういうものが、すぐに効果が表れるはずがないと思いながら、口にしたのは夕方ごろ。
みるみるうちにあそこが大きく・・・、なんてことは無かったのだけれど、3人とも、夜の9時ごろから無性に眠気に襲われ始めた。
気がつけば、朝の8時。
まるまる10時間くらい、熟睡してしまった。

効能を調べてみたら、ストレス解消・快眠・・・etc
なるほど、EDの原因はストレスなのだから、結果として絶倫になる、そういうことなのだ。

スッポンもハチミツも歴史が長く、最近の流行ではない。
そこが安全そうで気に入ったのだけれど、周りを見渡しても、ありそうでない。
久しぶりに、追加注文をしてしまった。

すっぽんはちみつウェブサイト
http://supponhachimitsu.com/items.html

【追記】
やばい、売り切れだ。
再入荷まで1週間らしい。
みんな知っているんだね。

2ストビーノ5auの発進加速不良と登りでのパワーダウン対策!これで完結(チョークだったよ原因は)

ビーノ君の加速不良は、さかのぼってブログを読むとH13年6月からあれこれ悩み始めています。

すでに2年以上、走行距離にして1万キロ以上の試行錯誤でした。

そうです、試行錯誤ももうこれで終わり。

やっと、原因が判明しました。

嬉しいというより、なんか体の力が抜けるような、ヘロヘロな感じです。

夜中にフッと目が覚めて、眠れずにいろんなことが頭の中を駆け巡っているとき、突然思いついたんです。
そうか!これかもしれない!きっと、これが原因だ!
そんな不思議な体験でした。

前置きはこれくらいにして、では本題です。

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「ビーノの加速不良の原因は、チョークだったヨ!」


チョークの構造をおさらいしましょう。

2ストビーノチョーク劣化

チョーク(正式にはスターター)は、上の写真のようにキャブレターに取り付けてあります。
カバーを引き抜き、ビス1本をはずすと、スポッとはずせます。

エンジンが停止しているときは、チョークの中にある膨張体が縮んでいて、下図左のようにニードルが上昇していて、いわゆるチョークが効いている状態です。
この状態でエンジンを始動すると、チョークに電流が流れ、中の膨張体がニードルを押し下げ始めます。
(イグニッションをONにするだけでは電流は流れず、エンジン始動によるジェネレーターから給電する構造です。多分、バッテリーの負担軽減のためでしょう。)

この状態では、ニードルが上がっているため、エアーもガソリンもフルに流れて、濃い混合気がキャブに送られ始動性を助けます。
その後、電流が流れ続けることにより、下図右のように膨張体は徐々にニードルを押し下げ、最後には完全にエアーの流路もガソリンの噴出し口もふさぎます。
つまり、チョークの機能がなくなる状態です。
エンジンをスタートさせて、膨張体が完全に延びきるまでの時間は、大体5分から10分くらいのようで、その間、徐々にニードルとピストンが伸びることで、始動だけでなくその後の暖気が済んでない段階でもスムースに走行することが可能なのです。

(手動式チョークのように、少しずつチョークレバーを戻す熟練ライダーの技量は、不要なのですね。
チョークという特殊な状況を停止時に稼動させて、走行時には止めてしまうという、まさに逆発想のアイデアです。それに、エアーだけを調整するバタフライ式チョークではなく、エアーもガソリンも微妙にコントロールする、まさにサブキャブレターなのです。)


では、私のビーノの不調の原因は何だったのでしょうか。
発信加速と登りのパワーダウン、その原因は、
チョーク不良を主因とする複合的なセッティングミス
だったのです。










 

答えを先に書きましょう。
上の写真のように、チョークニードルの根元にあるパッキングが劣化してガソリンが噴出するの穴を完全に遮断することができなかったのです。
17年の間に、たった5mmのゴムが劣化するのは、考えれば当たり前。
チョークを分解したとき、そういえば赤いワッシャーの破片のようなものがあったような記憶があります。
しかし、スラッジとしか思えないほど細かくなっていて、走行性能を決定的に左右する重要なものだったとは、夢にも思いませんでした。

チョークがまともに機能せず、変な混合気を送り続けている以上、どんなにジェットやらエアアジャストを調整しても、全く意味をなさないことは明白です。

(いろんなサイトに「チョーク不良はあたりまえ」って書いてありますけど、対策としてチョーク機能を殺しましょうということで、ニードル単体を突っ込んで固定とか、ピストンのバネを切って云々などでは、結果として劣化したパッキングでの密封はかなわずガソリンがダダ漏れし、対策にはなっていないのです。シリコンで埋めてしまえって言うのはOKかも。)

ということで、パッキングの再生です。
しかし、残念なことにこのゴムの単体はメーカーでは用意されておらず、1万円以上もするチョークユニットでしか取り寄せができません。
(商売上手すぎ!)
さて、直径5mmのゴムパッキング、どうしましょう!?
ホームセンターでゴム板を買ってきて、5mmポンチで切り抜くか?さてさて、どうしよう。
私の場合は、実は、オーディオ部品とか売っている電子部品屋で10個入り180円のインシュレーターを流用しました。
写真下段がそれです。
ピストンにツライチになる厚さが必要ですが、受け側の穴が少し出ているので、少しの誤差は大丈夫のようです。ツライチにならない場合は、2枚入れましょう。




これでチョークの物理的な対策は完了ですが、
このあとのストロークの調整がもっと大切です。


2ストビーノチョーク劣化

チョークをキャブに取り付け際に、伸びきったニードルが完全にガソリン噴出穴をふさがなければ意味がありません。新車時には、キチンと調整されているのでしょうが、ゴムパッキングの劣化だけでなく、経年によるストローク長の変化も発生しているはずです。

画像の上段のように、エンジンをかけてニードルが十分に伸びきった状態の固定部分からゴムパッキングまでの長さ(L1)を計ります。
次に、キャブ側の固定面からガソリン噴出穴までの長さ(L2)を計ります。
ニードルはピストンの中のスプリングで5mmほどサクションして穴を押し付けますから、チョーク側(L1)が2~3mmくらい長い必要があります。

もし長さが違うようであれば、画像下段のようにチョークの上部を回して調整します。
(チョークを取り付けた状態でもこの部分は1回転弱は回りますけど、これは夏用や冬用の調整か、または、経年劣化したマシンの調整用なのかもしれません。)

ココで大切なことは、チョークが温まってニードルが完全に伸びきっていることが重要です。
つまり、エンジンをかけた状態でこの調整作業をする必要があります。

また、他のサイトで言われているように、膨張体が機能していない場合は、当然ですがこの方法は当てはまりませんが、単純構造の膨張体が壊れることはまずありえないと思います。
もし、通電しても膨張しないのならば、カプラーかチョーク内部の接触不良が原因ではないでしょうか。

それともう一つ、チョークに取り付けてあるOリングの交換も必要です。
私のビーノは、完全に千切れていました。
これが劣化すると、そこから空気が入ってきて、ガソリンは遮断しても燃調は狂ってしまいます。



これで、チョークの修理は終わりです。
キチンと組み付けて、今まで苦労したキャブのセッティングをあらためて行いましょう。
組み付け時の注意点ですが、チョークのすぐ横にガソリンホースが通っています。
走行時のチョークは、通電によりかなりの高温になってるようで、ガソリンホースが接触しては大変危険です。
だから、チョークには、プラスティックのカバーがかぶさり、ガソリンホースはスプリングで囲んであります。
その辺を意識して、ストロークを調整したチョークを回さないように慎重に組み付けましょう。



今までの不調である発信加速不良は、直ったでしょうか。
シッカリ暖気したあと、エアアジャスティングスクリューを調整します。
今までより、明らかにアイドリング時のアクセルの反応が敏感になりました。
数回の試走により、規定値の1と3/4回転戻しより、2回転戻しのほうがいいようですが、いずれにしても発進のもたつきは完治しましたヨ。


上り坂の突然のパワーダウンは、さていかに・・・???

2ストビーノチョーク劣化

確かに、力強く登っていくようになりましたが、いまいちパワーが足りなく感じるのは、あまりにもスムースな走行なので、本来の登坂力が見えてきたことによるのでしょう。
これから、本格的なジェット類のセッティングです。

しかし、これまでの突然のパワーダウンがどうしてチョークに起因したのでしょうか?
私の推測ですが、上の写真に見るように、ガソリンを溜めるフロート室は、1次と2次の二つの部屋に分かれています。
タンクから来るガソリンは、ポンプなどは無く自然の落下だけでフロート室に流れ込み、小さな1次フロート室に溜まり、あふれた分が2次フロート室に流れ込みます。
この1次フロート室にはチョークからのパイプがきて、2次フロート室のガソリンが多少漏れていても、1次フロート室のガソリンだけで始動する構造です。
チョークが不良の場合、高速時、特に負荷のかかる登坂時に大量に1次フロート室のガソリンをチョークが吸い込み、タンクからの流れ込み量が追いつかなくなって、メインジェットが吸い込む2次フロートの油面が下がった状況になるのではないでしょうか。
だから、ストールはしないもののガス欠状態のようなパワーダウンが発生し、少したつと回復するという不思議な現象だったのでしょう。
また、高速時のアクセルオフのとき、チョークニードルのガソリンがチョークのエア通路から逆噴することにより、エアクリーナがガソリンで濡れている現象も発生します。
もしエアクリーナーがガソリンで濡れているのなら、チョークが原因ですね。


17年もの3万キロ原付スクーター・・・、2年以上の苦労が実った瞬間でした。
エンジン音も軽やかになり、アクセルレスポンスも快適で、まるで新車です。

しかし、本当に完治したのかな?
もし、まだ楽しませてくれるなら、それはそれで最高の相棒だよ!

2ストビーノチョーク劣化

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【その後、試走、セッティング】

まずは、結論から。
完璧です!
坂道グイグイ登ります。

プラグの焼け具合です。

yamaha-vino-plug

いかがでしょう?
少し焼けすぎ(白すぎ)かもしれませんが、メインジェット(#78)をもう少し上げてみる(#80か#82くらいか)ことにしましょう。
それより、今までベトベトしていた外側が綺麗に乾燥していますよ。
低速の燃調が合ってきたのでしょう。

若干、物足りなさが残っていた登坂力。
試走先で、ガスの吹き返しで濡れていたエアクリーナーの湿気を取ってみました。
そして、エアアジャストを2回転戻しから、1+7/8戻しにして、気持ちだけ濃い目に・・・。
その結果、急坂もどこまでも力強く登ってくれるようになりました。
平坦地では、高速からの加速もアクセルワークに敏感に反応します。
スタートのもたつきも皆無です。

結果として、今まで吹かし気味だったのが落ち着いた走行になって、安全運転にも貢献しそうです。
きっと、燃費も向上することでしょう。
季節も秋晴れ、絶好のツーリング日和です。
さて、どこに出かけましょう。
由布院、行きたい!


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【2ストビーノ5auの発進加速不良と登りでのパワーダウン対策!】
試行錯誤の経緯は以下の通りです。
途中だけ読んでいただいた方々、ゴメンナサイ。
2ストビーノファンの参考にしてくださいネ!

その1:原因判明!と思いきや???(マフラー交換、フューエルラインのクランプ強化)
その2:最終章(ジェット類の交換)
その3:これで完結(チョークだったよ原因は)
その4:びっくりぽんだよ燃費166%up!

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モンキーにインタークーラーターボを付けてみました。


 

 

 

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葉っぱにVサイン発見!

ベランダに放置してある植木鉢。
いつの間にか、緑の葉っぱが生い茂っている。

Vサインの斑入りの葉っぱ

よく見ると、Vサインの斑入りの葉っぱだ。
これは春(いや、夏)から縁起がいい。
大切に育てましょう。

ことろで、なんていう名の植物だろう?

2ストビーノ5auの発進加速不良と、登りでのパワーダウン対策!最終章(ジェット類の交換)

車やバイクってホントに面白いもので、僕には生きているとしか思えません。
普通の機械って、どこかを手直ししたり交換したりすると、良くなったり悪くなったり絶対に変化するはずですよね。
でもしかし、あいつらは、オーナーがこうなって欲しいと思った期待通りのことを、一旦はして見せるんです。
そのあと、熱が冷め始めた頃、やっぱり不具合をさらけだし、オーナーをがっかりさせるんです。
まるで、忠実な愛犬みたいです。

とうわけで、1998年式2ストビーノの調整です。
前回も記述しましたが、現象を突き詰めてゆくと、25キロ以下の低速域の不調。
今回は、キャブのプライマリージェット交換です。
どうせなら、ネットでオーバーホールキットを買って、全部交換しちゃいましょう。




まずは基本どおりプラグの点検です。
画像は、同じプラグを合成したものですが、電極は白く焼けていて良好ですね。
でも、ねじ山のところの裏側だけが、黒くススけてます。
この部分は、低速域の症状が判別できる箇所。
しかし、片側だけが不調というのは、どういうことなんでしょうね。
2ストエンジン特有の現象なのかしら?
ご存知の方がいたら、お教えください。

キャブをはずしてお部屋に持ち込みましょう。
明るいところで落ち着いてメンテをします。
最近は、バラスのも慣れてきましたよ。



状況を観察するために、フロートチャンバーに残ったガソリンをこぼさないように分解します。
写真は、お皿に取ったガソリンです。
凄いスラッジです。
この前キャブを掃除した後、フューエルラインにストレーナーを入れるまでの数ヶ月で溜まったスラッジです。
負圧コックの中にある網では濾過できなかったのでしょうか。
それにしても、これじゃあキャブは不調になるはずです。
原因の一つがわかって、少し満足。

爪楊枝と麺棒を駆使して、クリーナーで綺麗にします。
今回のもう一つの目的、フロートガスケットの交換。
何度となくばらして、最後には液体ガスケットも使っていたようなので、かなりの漏れが合ったようです。
1日くらいの放置ではOKでしたが、土日など2日放置すると、エンジンがかからないのです。
そこは手馴れたもので、負圧コックに予備のホースを繋ぎ換えて、口で吸うと、すぐにエンジンは元気よくかかるのですが、つまり、負圧コックから下のガソリンがにじみ出て、フロート室が空になったのでしょう。
このガスケットだけは、ネットでは売ってないのでヤマハから取り寄せました。

さて、本題のジェットです。



一番左の#46が、今までついていたプライマリージェットです。
真ん中の二つが、バイク屋で買ってきた3点セットのうちの2つで、1個の#48は、取り付けたので写っていません。
一番右のは、キットに付いていた#42です。
3kjキットは、2スト後期の#42が入っていましたが、前期#46に一番近い#48に交換しました。
ここで気づいたのですが、写真の赤いラインの下がわの長さが、今まで付いていたものだけが短いのです。
つまり、油面に浸る部分が短いのです。
もし純正ならば、後期では、より深くまで浸ることになります。
なぜ、後期は、長くなったのでしょうか。
ひょっとしたら、プライマリー側の吸い込みが悪くて、そのメーカー対策として長くしたのかもしれません。
または、昔ばらしたバイク屋が、その辺のジェットを適当に付けたのかも。
いずれにしても、これだけの差は、普通ではあり得ませんよ。
これで、プライマリージェットの吸い込みも安定するかもです。

ついでに、メインジェットも、#72から#76に交換します。
エアジェットと、フロートバブルも交換しましょう。


それでは試走に出かけます。
キャブは空っぽなので、透明のフューエルホースにガスが流れるのを確認しながら、キックを30回くらいします。
そして、イグニッションONで、セルを回すと、キュルキュルキュル・・・・キュルキュルキュル・・・・、あれっ?
もう一回、キック30回して、キュルキュルキュル・・・・、ブワーン!!!!!
はい、OKです。

<今回はここまで、試走に出かけて、エアジェットの調整を次回でご報告しますね!>


***<追記>****************************************
最終結論は、こちらも読んでね。
http://ameblo.jp/kirey/entry-12073906991.html


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【2ストビーノ5auの発進加速不良と登りでのパワーダウン対策!】
試行錯誤の経緯は以下の通りです。
途中だけ読んでいただいた方々、ゴメンナサイ。
2ストビーノファンの参考にしてくださいネ!

その1:原因判明!と思いきや???(マフラー交換、フューエルラインのクランプ強化)
その2:最終章(ジェット類の交換)
その3:これで完結(チョークだったよ原因は)
その4:びっくりぽんだよ燃費166%up!

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2ストビーノ5auの発進加速不良と、登りでのパワーダウンの原因判明!(と思いきや???)

ピストン&シリンダーも変え、キャブもばらして、フュエル負圧コックも変えてみたものの、当初からの不具合が、やっぱり解消してはいないのです。
さすがに、見違えるほど快適にはなりましたが、信号なんかでのスタートでは、出だしはいつもビリ。その後の加速では、全部抜いちゃうんですけどネ。
それに、長い上り坂なんかでは、グングン加速していくんですけど、最後のほうで、距離にして500から800mくらいで、ガクンとパワーダウンしてノロノロになってしまいます。
その後、下りになったり、少しエンジンを止めて休むと、復活するんですけど・・・。
まあ、普通に仕事なんかで使う分は、実害は無いんですけど、あれだけ対策しても解消しないことが、気になってしようが無い。

★マフラー交換
そんなこんなでずいぶん時間が過ぎ、最後のやり残し、マフラー交換をしてみました。
調子いいときは、マフラーの詰まりも感じなかったので、最後になりましたが、すでに30,000キロ以上も走っているし、かえ時かとも思い、出先の林道脇で交換です。

vino-5auマフラー交換

見ての通り、上が3万キロ、下が社外品の新品。
ボルト4本で簡単に脱着できました。

さて、林道を試走してみましょう。
音は少しカン高くなりましたけど、抜群の抜けです。
やっぱり交換してよかった。

でも、発進のもたつきは今までどおりなので、やっぱりマフラーが原因ではなかったようです。
少し登りの林道で攻めてみると、グングン力強く登ってゆきます・・・、がッ、そのとき、やっぱり突然のパワーダウン。
ストールはしないんですけど、50km/hオーバーから、20km/hくらいまで落ち込みます。


★パワーダウンの原因判明!
ユックリと家まで帰りながら考えます。
そういえば、ガス欠みたいなボコボコっていう感じで減速し、ガスが来ると突然ガバッと加速する。
運良く?平地の帰り道でもその傾向が続いています。
そういえば前回、フューエルラインを新しいホースや負圧コックに変えたとき、ピンクの透明ホースに変えていたのです。
サイドカウルをはずして(スクーターは、これが面倒くさい)、フューエルラインを見てみます。
あれっ、キャブに繋がるラインにガソリンがありませんよ。
コックから先にストレーナーを付けたんですけど、そこまではキチンと来ています。
そのストレーナーの先から下りのラインになるんですけど、ほとんど空気で、下のほうだけにチョロチョロと流れているようです。
だから、一応キャブまでは流れているようですが、流量が追いつかずフロート室の油面レベルが下がっているのかもしれません。
だから、発進時のプライマリージェット領域では、メインジェットより上のほうに位置しているプライマリーまで油面が届かず、少し動いてメインジェット領域まで速度が上がるとバウーンと加速するのでしょう。
登りの高速時でも、流量不足という、同じ現象ですね。
後付したストレーナーが悪いのかとも思い、負圧ホースを口で吸ってみたところ、ドバッと流れるところをみると、ストレーナーや負圧コックではない。
アイドリングをさせながら、じっくり観察です。

あっ、なんかにじんでいるような気がする。
ホースを指でゆすってみると、つなぎ目のところからわずかではありますが、ガソリンがにじんでいます。
ガソリンやオイルは、一滴たりとも漏れてはいけない。
最初から付いていたクランプを過信していたのかもしれませんが、よく考えると抜け防止くらいの締め付け力しかない代物です。
ホームセンターでボルト締めのクランプを購入します。


vino-5auフューエルライン対策

強化クランプは、全部で6ヶ所です。
ガソリンライン(赤)だけじゃなく、負圧ホース(青)もシッカリ留めます。
(写真のクランプは、交換前の古いクランプです。)
アイドリングで観察しても、まったく漏れも滲みもありません。
キャブ側のホースにも空気泡はまったく無く、ホース内はガソリンで満たされています。
当たり前だけど、これが正常ですね。

負圧ホースの密着が悪いと、特に登りや発進などの負荷がかかったときにガソリンの流れが悪くなり、フロート室の油面レベルが下がってしまい、ガス欠状態になるんですね。
また、下りや平坦路でも、フューエルラインの密封が悪いと、中の空気が抜け切れず、流圧が不足気味になってフロートレベルも安定しないのでしょう。

それと、組み付け時に気づいたんですけど、ヘルメットケースを乗せるとき、ホースに干渉しないように気をつける必要があります。
ちょうど真下に位置するので、ホースをつぶしてしまう可能性があるのです。
また、ガソリンタンクとキャブの落差があまり無いので、ホースは最短にした方がいいようです。
長すぎて上下に蛇行すると気泡が抜けにくくなります。

半日ほど試走に出かけましたが、まったく快調そのもの。
スピードメータは完全に振り切るし、急な登りもグングン登る。
2ストの魅力満点になりました。

暖かい日が続くようなので、空気圧もチェックして、少し遠くにでも出かけてみることにします。
15km/ℓの燃費も期待しちゃいますね。

【その後】
確かにこの直後は快適そのものだったのですが、
だんだんと(2週間くらいすると)以前の不調が顔を出し始めてしまいました。

要は、低速というより低回転の時に全く吹けなくなるのです。
信号ダッシュではトロトロボコボコで発進し、
メーター読みで25キロくらいから、ボカ~ンと吹けあがる、
快調よく飛ばしていても、急な坂道でスピードが落ちると、途端に吹けなくなる、
そのままトロトロ登っていくと、少しずつ力が戻り始めて、
あるところから吹けはじめる、
そんな感じです。

高速域での不具合はないということは、ガスも来ているし火花も正常。
低速ということは、エアスクリューは何度と無く調整したし、プライマリージェットの不具合か?
前回のキャブオーバーホールでは直らない不具合なのでしょう。
何とか直すという主義に反するのですが、ジェットを交換することにしましょう。

<というわけで、次回はジェット類の交換です。>


***<追記>****************************************
最終結論は、こちらも読んでね。
http://ameblo.jp/kirey/entry-12073906991.html


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【2ストビーノ5auの発進加速不良と登りでのパワーダウン対策!】
試行錯誤の経緯は以下の通りです。
途中だけ読んでいただいた方々、ゴメンナサイ。
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その1:原因判明!と思いきや???(マフラー交換、フューエルラインのクランプ強化)
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