今年2月に、雑誌CASA Brutusの「こどもとデザイン100」選に掲載されましたが、数日前にWeb版でも掲載されています。
こどももオトナも楽しめる、デザインや品質の良い木の乗り物おもちゃ6点に選ばれました。
子どももオトナも楽しめる、というのはまさにうちの作品にふさわしいテーマです。
この、仲よし車トラックは、1965年度に玩具として初めて(木製玩具ではなく、玩具全般)グッドデザイン賞をいただいています。
当時はカツラの木で作っていましたが、現在は神奈川県丹沢山麓の有名なヒノキ、諸戸百年檜で作っています。
写真でも分かる通り、諸戸の檜材はとても木目が細かく詰まっています。
これは、よく管理された檜の森の特徴で、日本はスギや檜の森だらけですが、管理された山はとても少ないんです。
林業が儲からないというのもその理由の一つですが、とにかくただ山に木が生えているだけで放置され、間伐もちゃんと行われないために年輪もスカスカな木ばかりになってしまっています。
今、ロシアのウクライナ侵攻やアメリカなどの住宅建築増などのために輸入材が入ってこない(高騰している)ウッドショックという状況が長引いています。
逆にこれは日本の林業にとってはチャンスなのではないでしょうか。
おもちゃ、というカタチにはなりますが、少しでも日本の山や森、木が元気になる手助けができれば、、と思っています。