人気のあるひめひきだし、およそ40年ほど前に制作したほぼ未使用のヴィンテージ品を販売中です。
一応、中古なのですが、遊んだ形跡はなく、おそらくしばらく飾った後に暗所に保管されていたものです。
なので、年月の経過の割には特有の色落ち(エイジング)が進んでいない状態で、これから良い感じに色落ちが進むのを楽しむことができます。
ひめひきだしは、制作に大変手間がかかるので、毎回ロット(一度の制作台数)50程度しか作っていないのですが、最も新しいロットの2017年版も品切れになっているため、とても貴重なものになります。
写真でわかりづらいですが、側面に1ケ所薄い割れが入っていたので、木工パテで埋めました。
無垢材の家具や建具などでもよくある修復です。
木は国産広葉樹(北海道産)のセンの木です。
もちろん無垢材で、ダイナミックで美しい木目が特徴です。
ひきだしの前板の塗装は、この木目の美しさを生かした染料系の塗装を施しています。
風合いのある色落ちを出すために、水性の塗装を何度も繰り返して深みを出します。
なかなか、木のおもちゃのメーカーでここまでやっているところは少ないと思います。
後ろ側もきれいです。
背板はベニヤ材(合板)です。
ひめひきだしには、いつもうちでコレクションしている古いボタンをひきだしのどれかに忍ばせるのですが、この手毬の鈴も付けます。
これは、国語の教師をしていた寺内定夫の兄が趣味で手作りしていたもの。
40年くらい前はしばらくの間この手作りの鈴を付けていました。
優しいチリンチリンという音色が懐かしさを感じさせてくれます。
ヴィンテージ品ですが、まだまだ数十年は活躍してくれますよ。
子どものためだけではなく、大人の方にもオススメしたい商品です。
実際、大人の方が自分のために購入してくださるケースが多いんです。
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