およそ30年以上前に制作した、旧タイプの汽車つみきを販売中です。
このおもちゃは、1965年度に玩具全般から(木のおもちゃだけではなく)初の通産省グッドデザイン賞を受賞した、寺内定夫の代表作の一つです。
当時は朝日新聞(その頃は新聞といえば朝日の時代)の社説などにも取り上げられ、日本橋高島屋に専用の売り場を作っていただいたきっかけにもなりました。
大変きれいな状態で、カツラ材特有の杢目(もくめ)やエイジングが美しいです。
連結のデザインも含めて、この作品も随分模倣されました。
結局、模倣してくる大きなメーカーは海外などで大量に作るため、安いから売れるんですよね.....。
木のおもちゃは国産でこだわって作っているとどうしてもこういう問題に悩まされます。
でも安い大量生産モノのおもちゃは、当然ここまで質が良くないし半世紀も保ったりしません。
また、当時最高に腕の良い木工職人の手で作られています。
エイジングの情緒感はすぐには出せないものです。
まだまだガンガン遊べますが、観賞用にもおすすめしています。
日本の木の素晴らしさを感じていただけると思います。
こちらのページで販売中です。