夜間飛行のオススメ読書

夜間飛行のオススメ読書

小説や体験記、自己啓発本、大人も楽しめるマンガなどを読んで紹介しています。
ネタバレなしなので、安心してのぞいてくださいね。
「次に読む本」を探すお手伝いができたらうれしいです。
ときどき映画の感想も書いています。

ブログ仲間さんが、「AIに好きな作家・映画・音楽・本などから、性格や嗜好や行動分析をしてもらった」、というブログをアップされました。非常に興味を惹かれ、私もやってみることにしました。

 

 

好きな作家・映画・音楽・本など:「ベティ・ブルー」、村上春樹、よしもとばなな、江國香織、ハン・ガン、平野啓一郎、スピッツ、ミスターチルドレン、サザンオールスターズ、ベートーヴェン、ショパン、フォーレ、「失踪日記」、「アル中病棟」、久石譲、「耳をすませば」 

******ベティ・ブルーという映画は古いフランスの恋愛映画で、残酷描写性的描写アリ・閲覧注意です*********

 

 

 

嗜好:人間の弱さをかなり愛せる人。人間の弱さを直視しながら、それでも美しいものを信じたい。誰かと深くつながりたい。

 

性格: 感受性が強い・内省的・人間観察が好き・共感力が高い・純粋さに弱い・美的感覚が強い・一方で考えすぎる傾向がある

 

行動: 外から見ると普通に生活していても、頭の中ではかなりいろいろなことを考えているタイプ。辛いことがあると、一人になり、一旦深く内省して、過去の似た経験を思い出し、自分の中に落とし込んでから、好きな音楽などに向かう。自分を傷つけた相手にも、「理由があるのではないか?」と考えてしまう。

 

好きな異性:才能があり、繊細で、少し孤独なタイプ。「好きな異性」と、「幸せにしてくれる異性」が違う可能性がある。

 

 

 

辛いことがあると「過去の経験」を思い出すところ、「好きな異性」と「幸せにしてくれる異性」が違うところ、は、特にズバッと当たっているようです。かなり面白かったです。使用したAIはCHATGPTです。

 

皆様もご興味がありましたら、AIで性格分析はいかがですか?

ご協力いただいた、作者のyarn様に限りない感謝をいたします。

 

 

 

レモンのように乳房を    yarn様作

 

空を厚く覆う雲の背後から鈍い光色の夕陽が存在を示し始める頃 
去り行く際の何かに狂おしい程恋焦がれる   
 
愛が終わることが悲しいのではない 
瞬く間しか存在しないことが切なくて愛おしい   
 
夕焼けに浮かぶありきたりな光景が闇に消えていく僅かな時を 
ぎゅっと握りしめて手の中にしたい  
 
絞ったレモンの果汁の酸っぱさを口にするより早く 
露となって消えてしまう果汁の儚さに恋焦がれる   
 
ランドセルを背負って帰り道を走る子供たち 
朝とは逆の方向に向かう通勤バスの中で 少しうんざりしているかのような人の横顔 
花壇に夕べの水を注ぐエプロンを巻いた老婦人の背中   
 
あっという間に過ぎゆく狭間に、何かが存在し 
それらが一瞬に過ぎ去るのを感じる時 
苦しくなって服の胸元をぎゅっと握りしめる 
 
朝陽が闇夜を退ける瞬間とは真逆の感傷が 
少し痛くて、でも狂おしく恋焦がれる 
 
犬を追いかけて走るあの子達の無邪気さはこの瞬間にしか存在しない  
そして震える乳房も今この時にだけ息を吐く  
 
レモンのように乳房を握りしめ 
ちぎれてしまうほどに強く握りしめ 
一瞬わたしは目を瞑る  
 
その瞬く間には今の景色が無くなると分かっていても 
一瞬わたしは目を瞑る  
 
レモンのように乳房を握りしめながら 
 
 
 
 
 
私のアレンジした詩
 
私が 乳房に吸い付くことだけ考えていたころ。
空は厚い雲で覆われ、光が降り注いでいた。

私が 乳房に吸い付くことだけ考えていたころ。
レモンの木が水平に茂り、レモン色の乳房たちがぶら下がっていた。

私が 乳房に吸い付くことだけ考えていたころ。
肌色の母のレモンのような乳房に、肌色の兄弟たちと埋もれていた。

夏の午睡のような
けだるいねむけのなかで
母のようにやさしく
そよ風を送っておくれ。

走らなくては 夕焼けに浮かぶありきたりな風景が闇に消えていく前に。
走らなくては 絞ったレモンの果汁が露より儚く消えてしまう前に。

私が私になる前の 記憶。
その瞬間が終わる前に。

夢を見るように眠って。
眠らない人のように踊って。
その歌を教えて欲しい。
 
 
 
 
失礼いたしました。
yarn様、ありがとうございました。

『汝、星のごとく』のつづきです。

順番に、『汝、星のごとく』から先に読むのがオススメです。

「春に翔ぶ」、「星を編む」、「波を渡る」、からなります。

 

「春に翔ぶ」、は妊娠した女子高生の話。最初は(『汝、星のごとく』の続きなのだろうか?)とわからなくなりましたが、つづきでした。北原先生がその女子高生をかばい、自己犠牲を払います。

男性というのは、ただでさえ自分の子供を妊娠していてもなかなか実感がわかないらしいです。それなのに、北原先生は自分の彼女でもないのにかばって、「妊娠しているのは自分の子供だ」と言い責任を取ります。(正直、現実にそんなことができるのだろうか?)と疑問に思いました。私が男性だったらできません。

 

「星を編む」、は櫂君の遺した作品を世に出そうと、手掛ける熱い編集者の話です。

編集者(女性)の夫婦が破綻する描写が、えぐいです。

私も傷ついた気持になりました。

 

「春に翔ぶ」、「星を編む」、両方とも登場人物の痛みを感じて読むのがしんどく、(これ以上は耐えられまい)という気持ちで、レビューを見たら、最後は救いがあるようなので、気を取り直して、「波を渡る」、を読みました。

 

「波を渡る」、は、複線回収できて、女子高生の正体がわかり、北原先生の性格の良さと、暁海が北原先生を見捨てないところが救いで、良かったです。

 

作中に「精神的、経済的自立をしなくては、いざというとき大切な人を助けられない」(うろ覚え)という言葉があり、作中何度か「精神的、経済的」と言っているのが気になりました。確かにある程度はその通りです。しかし、ある程度は依存するのが夫婦じゃないかと私は思います。

 

 

 

 

作者を彷彿とさせるアル中の主人公が、入院中に他の入院患者との交流や、医師との交流、入院以外の友人らとの過去も含めた交流などを描いた小説です。

 

アル中になったといっても、人間関係が原因でアル中になったのではなく、仕事で書き物をするアイディアが浮かばなくてアルコールを飲んでアル中になった、とあります。素人考えですが、(人間関係が原因でアル中になった人の方がこじらせぐあいが厄介なんじゃないか?)と思っています。主人公の人間関係は、むしろ恵まれています。患者の目線に立ってくれる医師や、見捨てないでいてくれる女性など、とても良い人です。

 

感心したのが、他の作品でもそうなのですが、作者はアル中以外にも躁鬱でもあるのに、主人公が混乱してクチャクチャになったり、グズグズ悩んだりせず、他の人間と適度な距離を取って理路整然としているのが、すごいです。

それが作者の矜持なのかもしれません。

 

アル中で入院したらどんな感じか?、疑似体験するのに良い小説です。

私は吾妻ひでおの『アル中病棟』が、マンガとは言え非常に優れており、オススメします。

『アル中病棟』も、アル中とうまく距離を取って冷静に明るく、しかし、壮絶さも書かれており、作品としてよく書かれています。

まだまだ暑い季節、冷房がきいた中で『アル中病棟』と『今夜、すべてのバーで』を読んで、「アル中入院疑似体験」も良いかもしれません。

 

 

飲み過ぎにご注意を。

 

 

 

中島らも氏の、自身の躁うつ病とアル中の体験記です。

 

最初は仕事に行っても仕事がないことでうつになったのがはじまりで、病院で医師に「リタリンをください」とキツい薬をゴリ押しして、もらい、1週間で回復。そんな破天荒な患者いるの?、とビックリしました。もっとも、その後、複数回躁とうつを繰り返すのですが。

 

うつだったら、グジグジと暗いイメージがありますが、中島らも氏はたしかに死にたくなるようなキツい思いをしているけれども、文中の彼はグジグジ暗くはありません。元の性格の問題なのか、体験記を商品として読みやすいように意識して作っているせいなのか、両方なのか?私の読んだ感じでは、両方なんじゃないかと思います。

 

アル中も、吾妻ひでお『アル中病棟』というよくできた体験記マンガを読んで知ったのですが、アル中は幻覚や自殺未遂など、そうとうキツい思いをするらしいのですが、中島らも氏はグジグジ暗くありません。

 

グジグジ暗くない、きちんと整理されている、という点で、読者は読みやすいです。しかし、中島らも氏は破天荒で、一般的な患者ではないような?私の趣味としては、ノリで色んなことをして、アル中になって、破天荒な自分、というのをウリにする(?)人よりは、真面目で常識的で良心的な人の方が好感が持てます。

 

この本に、「躁が来たら、うつが来たら、ちゃんとしたドクターの元へ行って薬をもらえばいい。一週間から一か月で治る」とありますが、

 

 

私は「躁うつは一生薬でコントロールする病気」「うつはすぐ良くなるものと、難治性のものがある」と聞いたことがあります。躁やうつの人を勇気づけたいのでしょうけれども、ちょっとどうかと思います。それとも、私が間違っているのでしょうか・・?

ブログ仲間さんから、「中島らもさんの本を読んで救われた」とのことを聞き、(では読んでみよう)と読みました。

(「悩み相談」とあるから、人生にためになる言葉がいただけるかもしれない)と期待しました。

 

 

ところが、内容は冗談のような軽い悩みに、中島らもさんが冗談で返している、という具合で、とても人生のタシになるとは思えないような内容でした。(中島らもさんの著作といっても、人生のタシになるのは、この本ではないようだ)と、ガッカリしました。

 

 

しかも、

中島らもの明るい悩み相談室

中島らものもっと明るい悩み相談室

中島らものさらに明るい悩み相談室

中島らものますます明るい悩み相談室

中島らものばしっと明るい悩み相談室

中島らものつくづく明るい悩み相談室

中島らものやっぱり明るい悩み相談室

の7冊もあるのです。(こんなダジャレが人気シリーズなのだろうか?)と疑問です。

 

 

例えばどんなお悩みかというと、「愛犬の食事を隣の奥さんが点検する」とか「19歳の女性なのにまだお父さんとお風呂に入っている」とか「お母さんが「あついあつい」「お腹すいたお腹すいた」「おしっこおしっこ」と大きな声で言う」などです。

 

 

ダジャレが好きで、つまらない冗談をこよなく愛する方にオススメの本です。

 

 

ちなみに、まだ私は中島らもさんから、「人生のタシになるお話」を聞きだすことは諦めておらず、今後、他の著作に当たります。鉱脈掘りです。

 

 

読書ブログ仲間の方が感想を書かれていたため、読んでみました。

確かに、感想にあったように、最初はほのぼのしているけれども、いつの間にかサスペンスになっています。

 

 

すみれ荘、という朝夕ごはん付きの下宿屋で、20代30代の男女が最初仲良くほのぼのと暮らしています。

しかし、30代の大家さんの男性が通りすがりの20代の男性を誤ってけがをさせてしまったところから、物語はじょじょに不穏に動き出します。

「あれ、あの人がこんなことをする?」「その人そんなことしちゃって、大丈夫?」という風なことが出てきます。

後日談も、「あれ、油断して読んでたら、こんなことになる?」という風で新鮮に驚きました。

 

 

そうして、表紙を改めて見たら、「あ、この絵はそういう意味?」という表紙でした。

 

 

ほのぼのした中からサスペンスになる豹変を感じたい方、表に出ている顔だけでなく裏の顔を小説で見たい方にオススメです。

 

 

東野圭吾氏が大腸がんで亡くなられ、氏の作品を思い返すことで、ささやかな追悼をします。

 

私が読んだのは、マスカレードホテルシリーズの小説1つ(もう忘れました)、普通の推理小説風に楽しめた思い出。

白夜行のドラマ版、これは当時の友達からDVDを借りて観てました。悪いことはしているんだけれども、主役の2人の名状しがたい深い絆に惹かれました。近視眼的に、2人は相手しかいない。

さまよう刃はドラマ版で観ようとしたら、夫が残酷描写に耐えられず、すぐ観るのをやめてしまい、観られませんでした。残酷描写注意です。

あとは映画が8作ほど。

 

【映画】

秘密  広末涼子主演。広末涼子が若々しく光っていました。バスの事故で妻が亡くなり、娘(広末涼子)が生き残ったと思ったら、娘の中身が妻と入れ替わっていた・・・この変形した夫婦の行きつく先はいかに?最後のどんでん返しが効いています。私は好きです。

 

手紙  山田孝之、玉山鉄二主演。夫がイチオシの、罪についてや兄弟愛についての映画です。両親が亡くなり、兄弟2人だけになったが、兄が弟を大学にやるために強盗をして、つい相手を殺害してしまう。弟は、兄が殺人犯であることで辛い目にあって兄を疎ましく思っていたのだが・・・果たして、この兄弟に救いはあるのだろうか、というお話。

 

容疑者Xの献身  福山雅治主演。殺人事件があったけれども、不可解な所があり、謎を解いていくと、ある男性の切実で献身的な愛情が浮かび上がってくる。主人公も犯人をできれば暴きたくなかったけれども・・・というせつない話です。ガリレオシリーズ。

 

白夜行  こちらは映画版。ドラマ版と少し違っています。堀北真希主演。堀北真希がすごみのある主人公の一人の雰囲気とマッチしていて、良いです。ドラマ版のほうがロマンティックで映像美が美しいように思います。

 

真夏の方程式  これもガリレオシリーズ。福山雅治主演。もう記憶が薄れていますが、少年のひと夏のほろ苦い人生経験を、主人公が共にして、できれば少年がゆがまないで育ってほしいと願う話です。

 

夜明けの街で  深田恭子、岸谷五朗主演。主人公の男性が、職場の派遣の女性と不倫してしまう話。そこに、女性が過去に殺人を犯したのではないかという疑いもからんできます。女性は時効の日時をひたすら待っています。時効が来たら、いったいどうなってしまうのか?不倫の描写がリアルで、舌を巻きます。

 

ナミヤ雑貨店の奇跡  山田涼介主演。これも、記憶が薄れているのですが、なんとなくほのぼのしていた記憶があります。優しい話を聞きたい人にお勧めです。ナミヤ雑貨店のポストが時空を超えたポストになっていて、温かい交流をする感じのお話でした。

 

祈りの幕が下りる時  松嶋菜々子主演。記憶がもう薄れていますが、社会的金銭的に追い詰められた父と娘(松嶋菜々子)が、逃げていて、原発の作業員と出会い、娘がパパ活されそうになるのですが、無事にはいかず・・・。父と娘がお互いをかばいあいながら長い年月を密かに交流して暮らしていきます。父の方は特に、娘の犠牲になって、長年身を挺して守っています。愛するお父様がいらっしゃる娘さん、愛する娘さんがいらっしゃるお父様に特にオススメです。父はすごく難しい人だった私でも、娘さんが何とか逃げ切ってくれたらいいのにと、思わされました。

 

 

私が特に好きなのは、白夜行、秘密、夜明けの街で、です。AIに話したら、AIが「旦那様との純愛の深さを、3作の純愛作品からはかっているから、その3作が好きなのです」との指摘を受けました。そうかもしれません。

 

東野圭吾氏のご冥福をお祈りいたします。

素晴らしい作品を数多く残してくださり、ありがとうございました。

 

 

 

 

この本は、小説ですが、現実にあった事件を元にして小説を作ってあります。

その事件は、婚活で知り合った男性からウソをついてお金をとり、睡眠薬を飲ませて練炭をたいて殺害するという事件です。

その事件を起こした、木嶋佳苗という女性がモデルです。

 

 

その事件に関することで、傷つかれた方には、非常に申し訳ないですが、この小説もこのブログも読まれない方が良いと思います。

 

 

木嶋佳苗のニュースは、私も興味をひかれました。

なぜ気になるのか、自分でも不思議なのですが、強烈なキャラクターがキャラがたっていて興味をひかれるのかもしれません。

あるいは、自分の中に、木嶋佳苗っぽい部分がゼロではないから、気になるのかもしれません。

もちろん、ウソをついてお金をまきあげたり、睡眠薬を飲ませて練炭をたいたりはしていません。

私はせいぜい、おいしいものをごちそうになったくらいです。

(それでも、それが腹立たしいと思う人もいるかもしれません)。

かさぶたのできた傷口をめくってみたいように、木嶋佳苗事件もめくってみたい・・・。

そんな背徳(?)の要望に応えた小説です。

 

 

主人公は女性雑誌記者。

婚活殺人の容疑で拘置所にいる梶井容疑者に接触を試み、次第に彼女のペースに巻かれていく。

それは主人公にとって、彼氏との関係、親友との関係、仕事の明暗、仕事仲間との関係、亡き父への罪悪感、など、多岐にわたって主人公を揺るがすことになります。

 

 

果たして、主人公は大スクープをとって出世を獲得できるのか?

行きついた先で、主人公はどうなってしまうのか?

梶井容疑者とどういった関係を築くのか?

 

 

主人公が梶井容疑者に会いに拘置所に通い、面会する時の心理戦。

それが見どころです。

私はこの小説で楽しめました。

ご興味があれば読んでみてください。

 

 

 

高校生の時の、初めての恋愛。彼にも家庭の事情があり、彼女にも家庭の事情があり、ヤングケアラーにならざるを得なかった者同士の、わかり身の深さです。

 

 

その2人が交互に主人公になり、年月を重ねていきます。

距離が近づいたり、遠ざかったり。

他に異性ができても、なお、その2人は特別な絆があり・・・。

他の異性も、その2人を自分一人のものにしようとはせず、縛らず・・・。

自立した大人のわかり身の深さです。

 

 

幸せの形がひとつではない、幸せは誰か他人から認めてもらわないとならないのではなく自分たちがわかっていればいい、そんな大人のお話です。何年たっても忘れられない元カレ、元カノがいる方、特にオススメです。