『正しい孤独マインド入門』コスメティック田中   (自己啓発) | 夜間飛行のオススメ読書

夜間飛行のオススメ読書

小説や体験記や自己啓発本や、大人も楽しめるマンガなどを読み、紹介しています。ネタバレなし!です。本を選ぶ時の参考になれば、と思っています。たまに映画も観ます。

勉強も運動もそれなりにできるが、いじられキャラで「いじめられながら友達」という学生時代の人間関係だったり、周囲を見下して孤独になったりした作者。大人になってからは、自分なりに生きやすい仕事(WEBなど)や生き方を見つけ出し、自らを「陰キャ」と称し、それをネタに仕事にしている様子。コンプレックスから、抜け出せて、何より。

 

学生時代に単位をとりやすい講義の情報や、就活の情報などの、友達がいなければ得られない情報を、ネットでどのように得られるか?、といったマニュアルを紹介してくれています。逆に、友達に頼らなくてひとりでがんばったことにより、能力が高まったのではないか?、といった、はげましなど。

 

私が良いと思った箇所は、「休みの日には何をしていますか?」という質問をされた時、現実に何もしていなくてゴロゴロしていても、「会話をすることが、会話の目的だ」と看破して、「スキーが好きです」とか「よく旅行に行きます」などの会話につなげやすい回答をする、という箇所。たしかに、そうだな、と思えました。

 

一般的に、就職などでも陽キャが好まれて、陰キャが敬遠されやすいようですが、私は「必ずしも、陽キャが性格が良くて、陰キャが性格が悪いのではない」と思います。ある程度人生経験を積まれた方なら、そう思うのでは?

陽キャ、かつ性格が良い

陽キャ、かつ性格が悪い

陰キャ、かつ性格が良い

陰キャ、かつ性格が悪い

の大きく4つに分けられると経験から感じています。

「陽キャ、かつ性格が良い」と「陰キャ、かつ性格が良い」の方とお近づきになりたいものです。

 

性格が悪い、だけは、どうしたって、ダメですね。

その人に好かれてもダメ、

その人に嫌われてもダメ、

どうしてもダメですね。

生きづらそうで、気の毒にも思えます。

その人のためにも、周りの人のためにも、こじらせないようにしてほしいものです。

 

この本の作者は、あんまり性格は付き合いやすそうではないです。

でも、うまく「そういう自分」でも生きていけるような人だと思います。

そういう知力、かわし方、分析力、生きる力などが備わっていて、陰キャの中でもわりと幸運なのではないでしょうか。

そんな作者が比較的若い方におくる、「孤独な陰キャのマニュアル本」です。

ご興味があれば、読んでみてください。