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CANON PIXUS MP270 を買いました

 今日、うちのプリンタ複合機CANON MP700が動かなくなってしまいました。うまく2つ書類が印刷でき、3つ目の印刷ボタンを押したら、ヘッドクリーニングをしているような音が連続して止まらなくなり、液晶に「シバラクオマチクダサイ」の文字が出て、電源のオン・オフ府もできなくなってしまいました。

 サポートに電話してあれこれ試したら「それは本体の故障です。もう修理はできません」だって。「保証」じゃなくて2003年発売だから、すでに部品も何も無く、修理そのものができないそうです・・・ショック。

 私はもうプリンタ無しでもどうとでもなるのですが、妻は仕事でコピー機が必要だと言いいます。

 価格コムでまず値段を調べました。今の売れ筋は2万3千円くらい。型落ちで1万3千円くらい。

 で、量販店に見に行きました。

 一軒で型落ち品が13800円で売ってましたので、購入しようかと思ったら、土日で全部売れてしまい、取り寄せだとか。じゃあ何なら価格コムで買っても同じだ、と思い取りあえずはやめ。

 2軒目でと展示品処分でCANON PIXAS MP270 が5980円でありました。もうカタログにも載っていない型落ち品ですが前のよりは性能はいいのは確実。これでいいや、と購入しました。

 今調べたら、価格コムの最安値が8873円。何か「勝った」ようで嬉しいです。

 印刷してみたら、前のよりきれいな仕上がりでした。

奈良市役所の自殺騒ぎ事件について

奈良市役所屋上で母子が自殺騒ぎ 長男への体罰主張し「死をもって抗議」

msn産経ニュース 2011.1.21 23:28

以下転載

「 21日午後2時15分ごろ、奈良市二条大路南の同市役所から「屋上で自殺しようとしている人がいる」と110番があった。急行した奈良署員が、屋上の縁に腰掛けた同市内の母親(40)と長男(11)を発見。署員らが約1時間説得し長男を保護した。同署は母親が屋上の防護柵を乗り越え、立ち入り禁止場所に侵入したとして建造物侵入容疑で現行犯逮捕した。

 母親は長男の教育方針をめぐって同市教委に対し、「死をもって抗議する」などと自身のブログに書いていたため、市教委が同日夕に会見。市教委によると、母親は特別支援学級に通う長男が教師から体罰を受けたと主張していたという。

 同市学校教育部の森井弘部長は「指導に不適切な部分があったかもしれないが体罰ではない。丁寧な指導、対応をしてきたつもりだが残念だ。今後もできる限りのフォローをしていきたい」と話した。」

 まずこの記事の

「同市学校教育部の森井弘部長は『指導に不適切な部分があったかもしれないが体罰ではない。』」

の部分でこの部長さんの言い方の時点で

「強引に腕を引っ張る」「強引に押す」「叩く」などのいずれかの行為があったのではないかと想像されてしまいます。そしてそれはあったのじゃないかな。この「不適切な部分があったかもしれないが」というのはそういう時に使われる常套句ですから。

 つまり教師・学校・市教委は「適切な方法」がどのようなものであったかはわかってないのではないか、ということが推測されてしまいます。そしてそれは教師・学校・市教委側としてすごく恥ずかしいことではないか、と思います。プロなんだから。

 で2chを見ていたらこの母親が書いたとおぼしきブログの魚拓とやらが見つかりました。

奈良市立佐保川小学校体罰事件

 ここでお子さんの診断名(?)を高機能自閉症と書かれています。

 話はこじれているようです。

 また、「学校側がわかっていない」ことは「保護者側がわかっている」ということにはなりません。この保護者側もやはり「わかっていない」可能性は高いと思われます。ここに至るまでに学校側に「具体的にどうすればいいか、どう考えればいいか」を伝えることはできなかったわけですから。

 しかし、そのことで保護者を責めるわけにはいかないでしょう。

 これまで学校側の方が保護者に何をどう伝えられていたか。また今まで出会った「専門家」が保護者に何をどう伝えていたのか。

 高機能自閉症とのことですから、周囲も音声言語のやりとりで「わかる。できる」と思ってしまっていたのじゃないかな。また教師は「音声言語」以外は「引っ張る」「押す」「叩く」などでやりとりできる、と思ってしまっていた、と。

 私だったら「丁寧な時間割(普通にあるものではなく、時刻や内容もわかるもの)」や生活環境の中に「見てわかる」ものを多く用意し、また「わかってできる教材」を多く用意し、3時間目が始まってからボールプールに入らなくていいような環境をまず整えたいと思います。また「高機能自閉症」のお子さんが、3時間目のチャイムとほぼ同時にボールプールに入りに行く、というのもちょっと?かな。それまでに何か活動をやっていてカームダウンとして使いたかったんだろうか?まあ行きたい時はどうしても行きたくなるお子さんもいるから、その時はその時でスケジュールの調整をしただろうな。

 いつも書いてる「わかる環境」「表現する手段」そして場合によっては「カームダウン」などを自分で選べること、などいくつものことを学校側・保護者側が知ってはったのだろうか?

 何かなあ、と思います。

元気がでる介護術 三好春樹著 これって結局「積極的あきらめ」の話やな

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。

元気がでる介護術 (岩波アクティブ新書)/三好 春樹

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 kingstoneです。

「元気がでる介護術」三好春樹著
岩波アクティブ新書 700円

を読みました。老人介護について書かれています。しかしこれもルネス花北の宮田広善さんの「子育てを支える療育」と同じで「医療モデル」から「生活モデル」へ、ということを言ってはります。

各章の最後にまとめの言葉があるのでいくつか拾ってみると

1・自然と老いには逆らうな
2・老人の生活習慣を変えるな
3・老人の性格を変えようなんて思ってはいけない
4・介護はあきらめから始まる
5・訓練意欲を生活意欲へ転換しよう。身体も身体機能も変えられなくても、生活はいくらでも変えられるのだから
6・訓練が問題を先送りする言い訳になっていることもある
7・良い介護は自分の頭で考えろ。良い施設も自分の目と身体で見つけよう

 4の「介護はあきらめから始まる」という「あきらめ」は1~3の「あるがまま」を認めるというか、例えば脳血管障害によるマヒを訓練で治ってから生活に戻っていく、とかいうのではなく、ある程度のところまでリハビリしたら後はそれ以上治ってからとかいうのじゃなく、そのままで楽しめるようにしていく、みたいなところかな。いわば「障害(この場合だと「老い」の)受容」ということにつながって来ると思いますね。

 で、あきらめというのは決して後ろ向きなイメージではないのですね。

「積極的あきらめ」について(自閉症・アスペルガー症候群の人を中心に)

「積極的あきらめ」について(自閉症・アスペルガー症候群の人を中心に)